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【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ参

1 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/02/19(Mon) 10:26
今なお寒さ厳しい冬でございますが、陽脚は日々伸びて、日なかに於きましては温かな陽気もまた空より降りて、陽光を身に浴びる楽しみを時に感じる季節でございますね
春は未だ来ずと言えども、家族や友と過ごす日々に心安らぐこと多い日々を過ごさせていただいております

わたくし、イタリアより参りました吸血鬼のアーチェロ・カルミーニオと申します
お蔭をもちましてこの度、ここに新館ノ参を立てさせていただきました
何卒よろしくお願いいたします

(過去スレ)
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ壱
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=461367355&ls=50
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ弐
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=478946904&ls=50

以下、お願い申し上げます

壱.sage進行でお願いいたします。
50以下に下がりましたら、適宜ageさせていただきます。

弐.わたくしとわたくしの家族、ご近所、友人の方々がお話をするスレッドでございます。
世間話などしにお出でいただけたら嬉しゅうございます 。

参.キャラハン(吸血鬼関連もしくは場に合わせたオリジナルキャラクター)もご参加いただいてけっこうでございます。
SF系の方はご遠慮願います。
 キャラハンを続けてくださる方は、初お目見えの際に、大まかでけっこうですので自己紹介くださいませ。
名前「     」
性別「     」
容姿・服装など「     」
備考「     」
また、トリップをお付けくださいますようお願いいたします。

なお、わたくしのプロフィールにつきましては、『新館ノ弐』の途中で少し付け加えましたので、それに依り以下の通り自己紹介させていただきます

名前 「正式名称は『アーチェロ・ディ・カルミーニオ=ミズリーナ』でございます。
わたくしの生まれ育った領地は中部イタリアにございますが、北部イタリアにも領地をたまわっておりました。
その地にございます『ミズリーナ湖』が大変美しいと先祖がたいそう気に入って、そのまま名前に付けました。」
性別「女性でございます。」
容姿「身長168cm。体重0〜53kg(『実在のレベル』を変えることで体重も増減するのです)。B85.W55.H82。
髪型はストレートロングの銀髪でございます。
総じて、日本で『外人』とよく言われますところの西洋白人の容貌でございます。
吸血鬼らしい身体的特徴としては、口内の鋭利な牙と必要に応じて背中より出しますコウモリ型の翼がございます。」
年齢「外見の年の頃は17歳、人間で申せばそれくらいの外見でございましょう。
本当の年齢は…、500歳代後半でございます。」
服装「和装が好きで、学校へ参るとき以外はいつもほぼ着ております。
季節に合わせた色柄を着ますよう心掛けています。
籍を置く学校の制服は、ワインカラーを基調としたブレザーです。」
備考「故郷の城館では貴族の娘として暮らしてまいりました。
長らく日本に恋焦がれ、父の反対を押し切って出奔してまいりました放蕩娘でございます。
日本の皆様に初めてご挨拶したのは、平成26年(西暦2014年)師走の初旬でございました。
以後、転居をしつつも皆様方に良くしていただき、今日に至っております。
同居している家族は、メイドとしていらしてくださいました羽藤柚葉さん、故郷より後を追って来てくださったメイドのレイナさん、それから見習いメイドのコウモリ三姉妹がおります。
日々、近隣の男女共学校に通っております。」

四.基本『日常系』とさせていただきます。
 バトルは、もしございましても日常の中の点描の範囲内にとどめ、引っ張ることの無きようお願いいたします。

五.誹謗中傷、過度に攻撃的なご発言、セクハラ等はご遠慮ください。

六.荒らしと思われる発言は無視なさってください。

七.同じ質問や話題の繰り返し、単なる個人的な事情の呟き、意味不明の発言等はお控え下さい。

八.キャラハンであるか否かを問わず、ゲストの方同士の過度な交流(クロストーク)はお控えください。

九.他の方の話題や質問に乗るのもお控え下さい。

十.10ちゃっとの規約を破る行為は厳にお慎み下さい。

十一. お約束事は、必要に応じて随時追加させていただきます。

ご質問に答えにくい場合や記憶違いもあるかもしれませんが、それにつきましてはご容赦ください。

いろいろとお願い申し上げましたが、基本的にこれまでと同じくのんびりと参れましたら幸いに存じます
何卒よろしくお願い申し上げます。

298 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/08/09(Thu) 19:12
>>294

はい、今年長年連れ添った奥様の朝丘雪路さんを亡くされてから、
御自身も旅立たれてしまいましたね。
数え切れない程の作品に出演し、主役から悪役まであらゆる役柄を演じる事の出来る
名優でした。謹んで、御冥福をお祈り申し曲げます。

はい、実写ドラマで闇の帝王「鷲巣巌」を演じていた事は私も存じています。
原作の方は眼鏡をかけていらっしゃいませんので多少イメージは異なるのではとも思いましたが、
津川氏の演技力をもってすれば問題は無かったでしょうね。

生憎、今視聴できる環境がありませんので残念ながら「アカギ」の実写ドラマは未視聴なのですが
機会があれば必ず見たいと思っています。
近年はあの原作者の方のドラマ、映画がいずれもヒットしておりそれも津川氏をはじめとする
名優の皆様の御力の賜物ですね。

私が津川氏の作品で印象に残っているのは、お嬢様のご紹介なさっている作品と同じく
戦後を舞台にし、極東軍事裁判をテーマにした「プライド 運命の瞬間」でした。
津川氏の演じる東条英機元首相、そしてもう一人の主人公である只一人極東軍事裁判の判事の中で無罪を主張した
パール判事のそれぞれの戦いを描いた姿とドラマには奥深さを感じました。

「一方的な見方と考え方だけでは真実に辿り着けない」

そのようなメッセージを私の心に残してくれた作品だと感じています。

>>295-296(アーチェロお嬢様)

>その答えこそ、柚葉さんと同じわたくしがここに持ちましてございます、もう一つの『朱珠』にございます
>温かく光るこの珠を以てわたくしの魂は分かちがたく柚葉さんと結ばれ、この身には柚葉さんの楯となる以外の選択肢などございませんわ

はい、「一度その珠を、手に取らせてもらえぬか?」と?
分かりました。それでは御手に取りお確かめ下さいませ。

(この後、お嬢様と私のそれぞれの『朱珠』を御二人に手に取って頂きました。

「ふむ…。互いを想い合う心は春の陽気の如く温かく、そして吸血姫殿の娘御を護ろうとする想いと
娘御の吸血姫殿と共に在ろうとする心は炎(ほむら)の如く熱い…。
邪な心を起こして娘御を毒牙にかけようとする輩があれば、
瞬く間に焼き尽くされ灰塵となり果てようぞ。」

…言葉だけでなく、確たる証を私達の絆の証として御認め頂けたのですね。
この地でも、私達の絆を御認め頂けたのであれば光栄の至りです。

(この後旅館に戻って、水着を選びました。)

>わたくしも柚葉さんの水着姿に目が釘付けなのですけれど
>ほんとう、とても華やいでこれこそ咲き誇る大輪の花ですわね…

あっ…。そ、その、やっぱり恥ずかしいです…。
(レイナさんと色違いでお揃いの、白いホルターネックのフリル付きビキニを着用しました)

お嬢様こそ、正に「姫」という言葉がピッタリの優雅な雰囲気で、とても御似合いですよ。
と、取り敢えずこれらが現代の潮浴み…。海水浴における装束となります…。

お嬢様が持参した物の中から、御好きな物をお選びくださいませ。
それと、日射しから御肌を守る為に上着(パーカー)を羽織って参りましょう。
勿論、日焼け止めも忘れずに…。

(この後、私達お嬢様一行と邇保都比売神(にほつひめのかみ)様、弟橘媛(おとたちばなひめ)様は
共に海水浴に参りました。)

あらあら…。三姉妹さん達、あんなにはしゃいで…。(微笑)
本当にこの日を楽しみにしていましたものね。

あら?次女さんの周りに男の子達が…。
これが所謂ナンパ…というわけではなさそうですね。
だって、中には女の子もいるようですから。

成程、部活のバレー部の子達で遊びに来ているのですか。
それで、元気そうな次女さんに一緒に遊ばないかと声をかけられたのですね。
ふふっ…。それでは遠慮なく楽しんでらっしゃいな。

あらあら…ビーチバレーで早速その運動神経を大いに発揮しておりますね。

長女さんと三女さんは砂のお城作り…。
ふふっ…。お互いに細かい所にまで拘りがあるのですね。
完成が待ち遠しいです。

さてと…。日射しもピークを過ぎたようです。
お嬢様も、邇保都比売神(にほつひめのかみ)様も弟橘媛(おとたちばなひめ)様も
共に海に入りましょうか。
今は私も童心に帰って、思い切り楽しみますよ。



299 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/08/10(Fri) 06:17
かき氷には何味のシロップをかける?
僕はメロンだけど君達は?

300 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/08/11(Sat) 17:48
この世界にはヴァンパイアキラーという不思議な武器があるらしい。

301 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/08/12(Sun) 11:04
>>298(柚葉さん)

>「ふむ…。互いを想い合う心は春の陽気の如く温かく、そして吸血姫殿の娘御を護ろうとする想いと
>娘御の吸血姫殿と共に在ろうとする心は炎(ほむら)の如く熱い…。
尊き御方から、わたくしたちの絆を斯くまで仰っていただけで感激でございます
ですが、本当は柚葉さんこそがわたくしを護ってくださっていると申すべきかもしれません
『共に在ろう』となさることで、我が身と魂がこの世界にいても良いのだ、と心から思わせていただいているのですから

>邪な心を起こして娘御を毒牙にかけようとする輩があれば、
>瞬く間に焼き尽くされ灰塵となり果てようぞ。
「良かったですね。
 吸血姫殿が全ての力を開放して後戻りできぬ道に踏み出さずとも、二人が信じ合い慕い合うかぎり、その『朱珠』が邪まなる者どもから二人を護ってくれるでしょう。」
ええ…、保都比売神(にほつひめのかみ)様は耳聡くもわたくしたちの会話をお聞きになって、わたくしを気遣ってくださったのでございましょう
本当に有り難いことでございます…

(旅館のお部屋は麗しいお姿の乱舞でうっとりでございます)

柚葉さん、レイナさん…、清楚でありながら華やいで同性の目からもセクシーなお姿…
三姉妹たちもその目映さに見惚れるばかりのようですね
その三姉妹(ハイネックビキニの長女、セパレートのスポーツ水着の次女、ワンピースでフリルスカートの三女)もそれぞれに愛らしいこと

ささ、姫神様お二人もお好みのタイプを選んでくださいませ
(結果、保都比売神(にほつひめのかみ)様は柚葉さんと同じタイプの色違い、弟橘媛(おとたちばなひめ)様はスカートタイプのワンピース)をお召しになりました。)

(海水浴場でございます)

「ほお…、これが今の潮浴みか。
 吸血姫よ、今さらではあるが、なぜあの者たちはここに大勢集っているのだ?」
それは、みんな行楽のためですわ
泳いだり、浜辺でいろいろな遊びに興じたり、海の家でお食事をしたり

「…であるか。このようにたくさんの民が行楽に興じられるということは、今のこの国は生活にゆとりがあるのだな。」
はい、仁徳天皇の故事になぞらえれば、多くの民のかまどからは煙が立ち上っている、とは申せるかと存じます

「…それは嬉しいの。
 さて、せっかく水着に着替えたのじゃ。
 わらわも存分に楽しもうぞ。
 …しかし、先ほどより周囲の目がこちらに向いているようじゃが、何ゆえであろうか?」
きっと、皆さんも尊き方の聖なる気を感じ取っているのでしょう
それこそ、伊勢神宮においてと西行法師が詠まれた
『何事の おはしますかは しらねども かたじけなさに なみだこぼるる』
という思いなのでございましょう

>成程、部活のバレー部の子達で遊びに来ているのですか。
>それで、元気そうな次女さんに一緒に遊ばないかと声をかけられたのですね。
>ふふっ…。それでは遠慮なく楽しんでらっしゃいな。
流石は次女ちゃんでございます
その雰囲気から、あの男の子たちも『こいつ、出来る!』と感じたのでしょう
あらあらあら、早くもアタッカーとしてみんなの度肝を抜いているようですね

>長女さんと三女さんは砂のお城作り…。
あらあら、あの城は故郷の城館ではございませんか。懐かしいこと…
あら、砂人形まで作るのですか?
…もお、あれって門扉の前でこっそり戻ってきたわたくしをメイド長が叱っているところではないですか

>さてと…。日射しもピークを過ぎたようです。
では、姫神様方、ご一緒に海へ参りましょう
…そういえば、お二方は泳がれた経験は…・?

「なんじゃ、知らぬのか?わらわは水分神(みくまりのかみ)。水の分配を司る神であるぞ。
 泳ぐことなど造作もない…って、ぶわっ!
な、波がわらわに歯向かいよる!」
…よろしければ、わたくしにお掴まりくださいませ

(その後、保都比売神(にほつひめのかみ)様は、すぐに泳法を覚えられました。
なお、弟橘媛(おとたちばなひめ)様は見事な古式泳法を披露されました。)

案ずるより産むはやすし、わたくしも自然に海へ入ることが出来ました
これで柚葉さんとも心置きなく楽しむことが出来ます

えいっ、えいっ!
ああ、ずっとやりたいと思っていた、海でお水を掬ってかけてはしゃぐこと…
ようやく実現できましたわ

302 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/08/12(Sun) 17:56
>>299

う〜ん、左様でございますね
こうして海の家でメニューを見ていますと、どのシロップを選ぼうか、迷ってしまいますわね
メロン、練乳、ブルーハワイ、バナナ、ココナッツミルク…

見た目ですと、わたくしの場合真っ先にイチゴに目が行ってしまいます
あの真紅のシロップがかき氷の乱反射を受けて輝く様は実に絶景
まさに『氷結せる紅薔薇』と呼びたい美麗さではありませんか

ですが、今のわたくしの舌が求めるのは抹茶のシロップでございます
この落ち着いた和の落ち着きを醸す雅な色合い
口の中ではんなりと広がる甘味と苦味の絶妙な味わい…

…ただ、こちらのメニューには無いですが、甘酒のかき氷が食べられるお店もあると伺っております
夏の季語にもなっている甘やかな涼味はわたくしの憧れるところゆえ、何れ機会がありましたら、そちらにも参って堪能したいと存じますわ


>>300

もしや、『悪魔城ドラキュラ』なるゲームシリーズを介して知られたベルモンド家、その血族に代々伝わるという強力な『妖鞭』のことでございましょうか?
わたくしは詳しいことは存じませんが、人間と吸血鬼の果てしない闇の闘争を描いた物語に於いて、主人公のメインウェポンであると聞いております

正直、そのゲームに描かれた闘争が現実を必ずしも反映していない、とかで我が城館のメイドさんの中にはお冠の者もおりましたわね…
彼女に聞いたところでは、ドラキュラ伯爵閣下の姪御のエリザベート・バートリー嬢が第一次大戦の勃発のために暗躍し、欧州中の人間の魂を以て伯爵閣下を復活させようとしたとか
それでは、我が種族が決して人間と相いれない邪悪な存在として公認されてしまいはせぬか、と心配したものでございます
そして同族の者たちが、その『妖鞭』で成敗される有様を見るなど、望むところではございません
ゆえに、わたくし自らプレイする気にはなりませんでしたわ

303 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/08/13(Mon) 15:59
アーチェロお嬢様のお屋敷に、遠い遠い北の国から妖精さんが遊びにやって参りました。

304 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/08/13(Mon) 20:42
>>303

あらあらあら…、北の国からの妖精のお客様と伺って、急ぎ戻ってまいりましたら
懐かしいお歴々でいらっしゃいます

でも、驚きましたわ…フェアリー族の次期ティターニア…女王様が行啓されるなんて

こちらは、妖精猫のケット・シー様、今日も大きなお耳が元気にぴんと立っていらっしゃいますこと

リャナンシー様、いつも変わらずお美しいですね
でも…、人間の殿方に詩と歌声の才能と引き換えに精気や血を持って行ってしまわれる貴女様が何ゆえ日本に?

…なるほど、お三人様はコミックマーケットにお出でになったのですね
『極東の島国における新たな伝説の最も豊饒な沃野』に興味を持たれて…
そして余りの炎天下に参ってしまい、どこか気心の知れた者の家で休んでいきたいということで、我が家にお出でになったのですか
それは、そんなにたくさんの紙袋を手に提げられてはさぞ大変でしたでしょう
ささ、どうぞお上がりになって寛いでくださいな
今麦茶をお持ちしますね

…リャナンシー様、あらかじめ申しておきますが、我が家には血のストックはございませんよ?
また、人間の殿方から血を摂取されるのはお控えいただきとう存じます

ケット・シー様、柱で爪を研がれては困ります
猫さん用の爪とぎを持ってまいりますから、少し我慢していてくださいね

フェアリー様、かなり暑さに参っておられますね
『元素支配』の魔術で、周囲に涼風を吹かせてさし上げましょう
次期女王ともあろう方は、もっとご健康に注意なさいませ…

305 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/08/16(Thu) 17:38
吸血鬼って目がキュピーンって真っ赤に光って、攻撃してくる人たちなんでしょ?

306 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/08/16(Thu) 22:00
>>305

「そうではない」と胸を張って申せないのが辛いです
確かに長年わたくしたちの種族は鮮血を奪わんがために、人族に対して危害を加えるものが多かったのは事実でございます
加えて、闇を最も心安き場として、他人の目に触れず自由自在に跳梁する在り方、さらには他人にはあり得ぬ魔力と膂力を持つとなれば、
怖れられぬ方が不思議であったでしょうね
人族と我らとの長年の争闘の歴史により、貴方様の仰るイメージが吸血鬼の最も在りうる姿として定着してしまったのは、我らに応分の
責任があるとは申せ哀しいことでございます

それでも、時代が下るにつれ人との共存を探る者が出てまいります
わたくしの一族が人間との戦いを経ながら徐々に人間界の貴族としての地歩を得ましたのもその成果…

今のわたくしは人の血を吸わぬ『禁血』が出来ております
そして、こうして人の世界に住まいを移し、貴方様からのご質問に答えられる
これも我が祖先、そして共に在ろうとしてくれた人間がいてくれたから…
それを思うと、今この時がなんと掛け替えの無い素晴らしいひと時か、と胸に染みる思いを抑えることが出来ませんわ

お陰様で、目を紅に染めて誰かを攻撃する、ということも絶えて久しくありませんね
だいぶ前に一度…、同族の者が人を襲って警察に追われて助けを求めてきた時、怒りの余り紅の瞳で睨みつけて頬を張った上で
警察に突き出して差し上げましたわね

307 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/08/17(Fri) 06:06
僕の好きな季節は夏です(暑いけど)。

308 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/08/17(Fri) 12:36
>>299
>>302(アーチェロお嬢様)

そうですねえ…。
私も喫茶店などで頼む時はメロンが多い気がします。
ですが、例えば御祭とか今日のように海水浴の時には
ブルーハワイやレモンのように、より爽やかなイメージのシロップを選ぶ方が多いのですよ。

それでは今日は、この青空を祝してブルーハワイをお選びしますね。

>…ただ、こちらのメニューには無いですが、甘酒のかき氷が食べられるお店もあると伺っております

はい、私も一度お嬢様と御一緒してみたいですね。
宜しければ、御屋敷でも挑戦してみようかと思います。

甘酒は現在では冬に身体を温めてくれるイメージがありますが、
江戸時代は夏の季語でもありましたね。

素麺や冷麦等のデザートとして、是非ともお出し出来るように頑張ります。

>>300

シモン・ベルモントさんの使う鞭を、「ヴァンパイア・キラー」と呼ぶのですか?
あの一族の方々に代々伝わる武器として鞭があるのは知っておりましたが、正式名称は存じませんでした。

…しかし、例え人に仇為す存在を討つ使命を帯びているとはいえ
同族の方が打ちすえられる光景を見たり思い浮かべたりするのはお嬢様には実に辛い事でしょう…。
お嬢様がお嫌いな「争い」に変わりは無いのですから…。

ですから、お嬢様がそのような武器の存在に脅えたり恐怖を抱いたりするのを期待して
それらの名前を口にされるのはくれぐれもお控え下さいませ。

…お嬢様が争いを嫌う方であられるのは、初めから分かっている筈なのですから。

>>303
>>304(アーチェロお嬢様)

まあ…北欧の地からはるばると?
この日本の猛暑の中、御足労いただき有難うございます。
では、お嬢様もお好きな冷やした甘酒をお召し上がり下さいませ。

それで、この日本にはどのような御用事でいらしたのですか?
まあ、日本のコミックマーケットに?
こちらのイベントの名声は世界に轟いている事は存じておりますが、
妖精界の方までも足をお運びになられるとは…。

御目当ての物は無事手に入れられたようですが、さぞやお疲れでしょう。
一度、御風呂の準備をして参りますね。

ふふっ…。お伽噺でしか御目にかかれなかった北欧で語られる美しくも可愛らしい方々にお会い出来るなんて…。
童心をくすぐられるようで、嬉しくなってしまいますね。

特にケット・シー様に関しましては思わず抱きしめてしまいたくなってしまう衝動に駆られましたが、
このお屋敷の家事を任されている一人として失礼があってはなりませんね。

欧州の妖精の方と言えば、一度シルキー様にお会いしたいのですが
あの方は御屋敷やお家に住み着いておられる方々なのでこの国に御足労頂く事は
流石に無理かも知れませんね。

>>305

お嬢様の種族の方々が、攻撃性を露にする時瞳を光らせるという事は
私も聞いた事があります。
必ずしも「紅」であるかどうかまでは存じませんが…。
若しくは何らかの御力を行使される時には、そのようになられるそうです。

…ですが、あなたの仰るように他人に危害を加える為に瞳を紅に染める、というのは
些か早計かと。

私も二度、お嬢様の瞳が紅に染まるのを目にしております。
ですが、その紅の光は決して他を焼き尽くさんとするかのような炎(ほむら)のそれではありませんでしたよ。
私達の歩むべき道筋をほのかに照らし、そして心の内から温めて下さるかのような
優しさを秘めた紅き光でした…。


309 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/08/17(Fri) 13:07
>>307

確かに、この暑さは厳しいでしょう。
体調管理など、様々な面で注意しなければならない事も多々あります。

ですが、この暑さだからこそ出来ない事も沢山あります。
そう、私達が楽しんでいる海水浴がその最たる例です。

そして素麺、かき氷、冷やし甘酒、西瓜…。
夏を彩る様々な素敵で涼しげな味の数々…。

終いには、夏祭りの賑やかさと夏の夜を彩る大輪の花火…。
どんなに暑くとも、夏を愛するあなたのお気持ちは私にも少なからず分かりますよ。

最近は少々暑さも和らいできましたね。
それでも、まだまだ暑さは続きます。
今年も悔いなき充実した夏をお過ごし下さいね。(微笑)

>>301(アーチェロお嬢様)

>えいっ、えいっ!
>ああ、ずっとやりたいと思っていた、海でお水を掬ってかけてはしゃぐこと…
>ようやく実現できましたわ

きゃっ♪冷たいっ♪
ふふっ…。このようにしてお嬢様とはしゃぐ瞬間…。
私も、海水浴の予定が決まった時からずっと心待ちにしておりましたよ。

そして今日は、二人の姫神様も加わって本当に賑やかになりました。
あら?長女さんも三女さんも加わって…。
お姉さんとしては、ますます負けていられませんね。それっ♪

ああ…本当に楽しいです。
日射しと舞い散る波飛沫…。
そしてお嬢様やレイナさん、三姉妹さん、お出で頂きました姫神様達のはしゃぐ声が
見事なハーモニーを奏でておりますね。
本当に、皆様でここに来る事が出来て良かったです…。

あら?次女さんがお友達になったバレー部の皆さんたちと共に呼んでおりますね。
一度、皆で参りましょうか。

…成程、西瓜割りですか。
これもまた、海の行楽の定番イベントの一つですね。

あらあら?ちょっと男の子達、頬を赤らめていらっしゃいますね。
ふふっ…。お嬢様やレイナさん、姫神様のように見目麗しい年上の女性が揃って
少しばかり大胆な水着に身を包んでいれば、無理は無いかもしれませんね。(微笑)

…「何鼻の下伸ばしてんのよっ!」と、足を踏まれた子もいらっしゃるようですね。(汗)
それでは頑張って、西瓜割りに挑戦致しましょう。

(小一時間後)

お疲れ様でした…。
流石は次女さん、ビーチバレーから西瓜割りまで身体を使った遊びであれば
御手のものですね。
こうして美味しく皆さんで西瓜を頂く事が出来て、また一つ素敵な思い出が出来ました。

(この後バレー部の皆さんとお別れして、日も傾いて参りました。)

それではお嬢様、一度御着替えしてからもう一度参りませんか?
そう、今のこのサンセットビーチに…。

長女さんと三女さんは、少し遊び疲れたようですね。
次女さんはまだまだといった雰囲気ですが。
はい…疲れた御二人はレイナさんがお連れになって下さるのですね。
そして姫神様も御一緒に…。
レイナさん、お気遣い有難うございます。

それではお嬢様、この赤々と海を照らす見事な黄昏時、共に御一緒しませんか?

310 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/08/18(Sat) 22:33
>>307

煌く陽光は、人の心も昂然と明るくさせ
長きにわたる休暇は、人の心を開け放たせ
数々の歳時と行楽の楽しみは、人の心を躍らせ
樹木繁り草萌ゆる自然の息遣いは、人の心を弾ませ
お盆と戦終焉の記憶は、人の心に命の尊さを省みらせる

夏は何を以て貴方様の心を牽きつけているのでしょう?
きっと今挙げましたどれもが、貴方様の心そのものであることでしょうね
暑さも少し和らいで参りますれば、また日々を楽しみ英気を養ってくださいませ

まことにこの国の夏に人々はどれだけ心沸き立つことか
実際に体験してみてわたくしも実感しております
我が家のメイドさんが申しました通り、海水浴、日々の涼味、夏祭りに打ち上げ花火…

わたくしは種族の性質ゆえに煌きと暑さには特に注意を要しますが、それでも随分と堪能させていただいております
殊にメイドの柚葉さんの心遣いにより、多くの方との出会いの歓びを得られたことに、いくら感謝してもし切れません

そういえば、昨日は旧暦の七夕祭りでしたわね
願いが通じましたか、空は晴れて満点のお星様
きっと牽牛様と織女様も逢瀬を楽しまれたことでしょう
わたくしたちも街に繰り出して商店街の見事な七夕飾りを見て回り、家に帰りましてからは星見台でお空を眺めておりました

貴方様もお祭りを楽しまれましたか?
ふふっ、もしかしてお空のお二人のように恋人さんと楽しいひと時を…、そんなこともあったかも知れませんわね


311 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/08/19(Sun) 18:30
>>308(柚葉さん)

>それでは今日は、この青空を祝してブルーハワイをお選びしますね。

きれい…、惹き込まれるような熱帯の海の蒼を思わせますね
落ち着いた色合いでありながら、見ていて心躍る思いです
今の自分にはまだ早いと知りながら、この色を湛えた海でスキューバダイビングにチャレンジしたくなりますわ
城館のパーティーで、おみ足を持った姿しか見たことの無いローレライ族の方とも、本来の姿での拝顔の栄に浴することが出来そうですわ
ブルーハワイ…、この美しい色を心に留めておきましょう

>はい、私も一度お嬢様と御一緒してみたいですね。
>宜しければ、御屋敷でも挑戦してみようかと思います。

まあ、それは楽しみでございますわ
そう、甘酒は夏の暑さに負けぬ滋養を与えてくれる伝統のお飲み物
その妙なる力はその中に在る麹の生命力が育んでくれるのです
柚葉さんが、
『美味しくな〜れ、美味しくな〜れ』
と囁いてくだされば、麹さんたちも
『所を得たり』
と大いに張り切って美味しい甘酒にしてくださいますでしょう
ぜひ、お願いいたしますね!

(柚葉さんに妖精のお客様方のご接待をしていただいています)

>では、お嬢様もお好きな冷やした甘酒をお召し上がり下さいませ。
ありがとうございます
やはり夏の精気の水面とはこれに限りますね

さあさあ、皆さま方もどうぞお召し上がりくださいませ
ふふっ、フェアリー様もケット・シー様も、一口で目を瞠っていらっしゃいますね
「ステキですの…、ヨーグルトのように滋味豊富でありながら、乳のようなくどさがありませんの。
 故郷に帰ってからも飲みたいですの。
 そちらのメイドさんに後でレシピを教えていただいたいですの。」
「ホント、美味しいね!思わず喉がゴロゴロなってしまうよ!」

ささ、リャナンシー様もどうぞ
これをお飲みになれば、人族の血のことも忘れられますよ、きっと
「ん…、美味でありまする。
これなら、日本にいる間は血の味を忘れても良うございまする。」

>こちらのイベントの名声は世界に轟いている事は存じておりますが、
>妖精界の方までも足をお運びになられるとは…。
「わたくしたちフェアリーのところにも人間界の情報は入ってまいりますの。
 夢中で会場を回ってしまって疲れましたが、戦利品をたくさん確保しましたの。
 とても『尊い』世界をこれから堪能いたしますの。」
「でも、いろんな種族が参加していて驚いたねー。
 メイドラゴンのお姉さんと鉢合わせして、ビビったよー。」

>御目当ての物は無事手に入れられたようですが、さぞやお疲れでしょう。
>一度、御風呂の準備をして参りますね。
「それはまことに有難くございまする。
 日本人は風呂に香り豊かな草や実を入れて浸かると聞いておりまする。
 ケルト世界にも海藻風呂がありまする。
 東西文化交流は素敵でございまする。」

(そうして、みんなでお風呂をゆっくり楽しんで、汗を流しました。)

>特にケット・シー様に関しましては思わず抱きしめてしまいたくなってしまう衝動に駆られましたが、
>このお屋敷の家事を任されている一人として失礼があってはなりませんね。
「メイドさん、美味しいご馳走と気持ちいいお風呂のお礼に抱きしめてくれていいよ!」

あらあら、ケット・シー様もすっかり柚葉さんに懐いていらっしゃるようですね
すねこすり様と言い、柚葉さんは猫さん系の異種族ととても相性が宜しいようですわね

>欧州の妖精の方と言えば、一度シルキー様にお会いしたいのですが
>あの方は御屋敷やお家に住み着いておられる方々なのでこの国に御足労頂く事は
>流石に無理かも知れませんね。
「それなら、きっと大丈夫ですの。
 さっきから、即売会やこのお屋敷やお風呂の様子を、スマホで画像送信していますの。
 先ほどシルキー様から『わたしも行けばよかった〜。』と返信がありましたの。
 だから、そのうち訪ねてくるようにお奨めしましたの。
 メイドさんさえ良かったら、こちらに来てもらいますの。」
あらあらあら…、そういうことでしたら柚葉さんのご意向にお任せするのが至当でございますわ


312 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/08/19(Sun) 18:43
ちなみに、シルキー様がお留守にしてもあちらのお家が安泰でありますように、我が家の家神様
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=478946904&st=876&to=876&nofirst=true
に護符をお作りいただいて、それを先方のお家に郵送させていただきました

これでシルキー様の旅の間、その家のご守護を代わりにしていただけるそうでございます
家を守護する者同士、互いに助け合う…、まことに良き東西の交流を見せていただきました


313 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/08/20(Mon) 08:06
>>309(柚葉さん)

>きゃっ♪冷たいっ♪
うっふふふ〜、はしゃいで身をよじりながら水飛沫をよけられる柚葉さん
とても愛らしゅうございます

>そして今日は、二人の姫神様も加わって本当に賑やかになりました。
>あら?長女さんも三女さんも加わって…。
ふふっ、二人とも駆け回って…柚葉さんにあんなに嬉しそうにお水をかけて…
『お姉様』と戯れるのが楽しくてしょうがないみたい
きゃっ、冷たい!?
フェイントでいきなりこちらにかけてくるなんて、長女ちゃんもやってくれますわね…
こちらも反撃です!えいっ!

>ああ…本当に楽しいです。
>日射しと舞い散る波飛沫…。
はあ…、楽しゅうございました
こんなにはしゃいだのは初めてですわ
吸血鬼のわたくしが、こうして夏を満喫できる日が来るなんて
何より皆あんなにキラキラと表情を輝かせて…

>そしてお嬢様やレイナさん、三姉妹さん、お出で頂きました姫神様達のはしゃぐ声が
>見事なハーモニーを奏でておりますね。
はい、この素晴らしい光景が、わたくしの家族、そして…新たな知己とのことだと思うと胸に切々とこみ上げてくるものがございます…

>あら?次女さんがお友達になったバレー部の皆さんたちと共に呼んでおりますね。
>一度、皆で参りましょうか。
さすが、次女ちゃんですわ
もう何の隔てもなく、みんなとはしゃいで笑顔が正にはじけるようで

皆さま方…、我が家の次女ちゃんと仲良くしてくださって有難うございます
わたくし、この子の保護者のアーチェロ・カルミーニオと申します
え…「ずい分若いお母さん」って、いえ、そうではありませんよ?

>あらあら?ちょっと男の子達、頬を赤らめていらっしゃいますね。
…ええっと、わたくし迂闊にも『魔気』を発散させたりしていませんよね?
人間を不当に誘引して吸血鬼の膝下に置こうとする、あの煩わしい『気』を
してみますと、やはり地元の御子たち、姫神様の神々しいお姿に圧倒されたのでしょうか?
え…わたくしの水着にも…、でございますか?
そ、それを申すのでしたら、柚葉さんのお姿こそ、この子たちにとっては感嘆措く能わざること、この上ないではありませんか…

>…「何鼻の下伸ばしてんのよっ!」と、足を踏まれた子もいらっしゃるようですね。(汗)
あらあらあら〜、なんて初々しくて甘酸っぱい光景でしょう
あの女の子の瞳の色…あの男の子に寄せる想いが溢れていて、見ているこちらが照れてしまいます
あの子たちは地元の学校の部活仲間なのですよね?
これからのあの女のこの想いの行方…、この場を限りに続きが見られないのが残念でございます

…さて、目隠しをしていてもあの熟れた果実の中の真紅に染まった果肉を感じてしまえる吸血鬼の感覚は、ちょっと困りものですね
レイナさんに少し多めにこの身を回してもらって、感覚を混乱させてもらいましょう
くるくるくる〜っと

…ふう、さすがに回され過ぎたでしょうか
西瓜に一撃を入れたのはやはり次女ちゃんでしたね
それにしても、浜辺でいただく西瓜の喉を潤すこと素晴らしゅうございます
こうして大勢で夏の浜辺で大勢の方と一緒にいただく時、この体全てが潤いで満たされていく思いでございます…

(お着替えの後、柚葉さんとサンセットビーチへ参りました)

あらためて、ご近所の>>242様のご発案に感謝申し上げたいです
陽の漸く傾いた穏やかな浜辺
白い帽子と白いワンピース、そして花のサンダルを手にして砂の感触を足裏に感じて、柚葉さんとご一緒にそぞろ歩き…
穏やかで、心から安らげる時間が、わたくしのものとなっている…

柚葉さん、本当に素晴らしい時間をありがとうございます
(わたくしは、柚葉さんに寄り添って彼女の手を握ります)

風が柚葉さんの髪をなびかせて、茜色の日の光がその姿を輝かす
わたくしのすぐ横に心から慕う方が確かにいて、その美しさを惜しげもなくわたくしに見せてくださる

自分の言葉の貧しさが恨めしゅうございます
ただただお慕いするこの気持ちを形にすることが出来ません
ですから、今はただ静かに身を寄り添わせて貴方様の優しいぬくもりを感じさせてくださいませ
夜の帳が下りるその時まで…

314 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/08/23(Thu) 11:55
>>311(アーチェロお嬢様)
>>312

>ぜひ、お願いいたしますね!

(妖精さん達へお出しする甘酒の準備をしています)

ふんふんふん♪
それでは、御贔屓の酒屋さんで購入した酒粕を…。
おいしくな〜れ♪おいしくな〜れ♪

…あら?次女さん?ランニングからお戻りになりましたか?
はい、随分ご機嫌そうだけど何があったのか、ですか?
ええ、丁度今、お嬢様のお客様がお見えになっているのですよ。

私も初めてお目に掛かる、それはそれは可愛らしくて綺麗な方ばかりでしたので、つい…。
今、冷やした甘酒を準備している所です。
宜しければ、次女さんもお客様とご一緒されては如何ですか?

>「でも、いろんな種族が参加していて驚いたねー。
>メイドラゴンのお姉さんと鉢合わせして、ビビったよー。」

あら、あの方もすっかり常連のようですね。
私も家事をご一緒したい方の一人です。
お仲間の方は、今回は作品をお客様に手に取って頂けたかしら?
最初から上手くいくとは限りませんし、創作とは思考錯誤の連続だと思いますが
挫けずに頑張って頂きたいですね。
…出来れば内容は、穏便なものでしたら良いのですが…。(汗)

ついでに、銀髪の吸血鬼さんと金髪のお洒落な吸血鬼さん、
人間のお友達のおかっぱ頭の子とショートヘアで元気な長身の子はいませんでしたか?

>「メイドさん、美味しいご馳走と気持ちいいお風呂のお礼に抱きしめてくれていいよ!」

まあ…本当に宜しいのですか?
お客様の手前、家事に携わる者として失礼があってはならないのですけど…。
でも、もう我慢できませんっ♪(むぎゅうううう)

>これでシルキー様の旅の間、その家のご守護を代わりにしていただけるそうでございます
>家を守護する者同士、互いに助け合う…、まことに良き東西の交流を見せていただきました

まあ…。わざわざ私の為に?
家神様、誠に有難うございます。
せめてものお礼として冷やし甘酒をお供えさせて頂きます。

後日、改めて感謝の意を捧げさせて頂ますので今暫くの間お待ち下さいませ。
(後日、お嬢様もご希望されていた甘酒のかき氷をお供えさせて頂きました。)

それぞれの領域を守護される方々が、一時的ではあっても安心して場を離れる事が出来る…。
このような方法があったのですね。
海を隔てていても、連絡手段が有るというのは誠に助かります。
シルキー様がお出でになる時は、及ばずながらも精一杯のおもてなしをさせて頂く所存です。

…そういえばシルキー様は、甘いものがお好きであるとお聞きした事が。
お嬢様とも御相談しながら、腕を振るって御満足頂ける甘味をお出しできるように頑張ります。

>>313(アーチェロお嬢様)

バレー部の皆様、本日は我が家の次女さんがお世話になり、誠に有難うございます。
申し遅れました、私、こちらのお嬢様のお屋敷で家政婦をさせて頂いている羽藤と申します。

え?「要するにメイドさん」ですか?はい、その通りですよ。(微笑)
えっ?今度は自分のお家に来てほしい、ですか?あはは…困りましたね…。(汗)

>え…「ずい分若いお母さん」って、いえ、そうではありませんよ?

うふふ…。あながち間違いではありませんね。
普段は主でありお姉さんであり、いざという時は家族を何があっても守ろうとする
素敵な「お母さん」なのですから。

>それにしても、浜辺でいただく西瓜の喉を潤すこと素晴らしゅうございます
>こうして大勢で夏の浜辺で大勢の方と一緒にいただく時、この体全てが潤いで満たされていく思いでございます…

はい、日本の夏には欠かせぬ風物詩ですものね。
お颯さんのお店で頂いた西瓜もお屋敷の午後のお時間を潤して下さいました。

そして西瓜割りは、ビーチだからこそ可能な海水浴の醍醐味ですから。
…お屋敷の御庭でも出来ない事は無さそうですけれど、
「そういうのは海や川のレジャーの時にやりな!粗末に扱うんじゃないよ!」と怒られそうですね。(汗)

バレー部の皆様、本日は有難うございました。
また来年お目に掛かる機会があれば、その時は宜しくお願いします…。

315 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/08/23(Thu) 12:46
>>313(アーチェロお嬢様)

(続きです)
>陽の漸く傾いた穏やかな浜辺
>白い帽子と白いワンピース、そして花のサンダルを手にして砂の感触を足裏に感じて、柚葉さんとご一緒にそぞろ歩き…
>穏やかで、心から安らげる時間が、わたくしのものとなっている…

はい…。昼間の皆様と大いに楽しんだ時とはうって変わって、押し寄せる波の音が
心地よく響く黄昏時…。
若干の寂しさも交えながらも、陽の沈みゆく時の茜色の空が安らぎを齎してくれます…。
あ…。茜色の空が、お嬢様の銀髪を照らして色鮮やかに…。
お嬢様のワンピースと銀髪の「白」と、「茜色」が見事に調和して本当にお綺麗ですよ。(微笑)

お嬢様にも、お分かりになりますか?
肌身離さず身に付けている『朱珠』が、僅かではありますがその温もりを増している事を…。
こうしてお嬢様と寄り添っている時の温もりを、共に分かち合っているかのように…。

今はもう、これ以上の言葉は必要ありませんね。
黄昏時の鮮やかな茜色の空…。波打ち際の涼やかな風…。
そして、大切な方と寄り添っている事を実感できる温もり…。

今暫くは時を忘れて、このまま共に在りたいです…。

(この後、日が沈む頃に旅館に戻りました)

レイナさん、三姉妹さん、只今戻りました…。
姫神様も御一緒なのですね。
その御様子ですと、温泉を存分に堪能されたようですね。

そうでしたか。姫神様達はこの旅館を守護する神様、そして今は御隠居なさっている大女将様とは
御懇意なのですね。私達と御一緒のお部屋であれば、存分に寛いで頂きたいとの事だそうです。

何でも、姫神様がこちらの旅館に御降臨される機会は年数回に限られているそうですが、
それは旅館の方々のお仕事振りを大いに評価した上での事であり、その後は大いに御利益と恩恵に預かれるのだとか。

レイナさんからお聞きしたのですが、女将様が

「あの姫神様を、御客様がお連れして下さるとは!」

と大いに喜んでおられて、より一層のおもてなしをせねばと張り切っておられたそうです。

それではお嬢様、私達もお食事の前に一度温泉に入らせて頂きましょう。
日焼け止め、パーカー、パラソル、日照時間等で注意を払わせて頂きましたが、
お身体は大丈夫ですか?

今日は、私がお背中をお流し致します。
そして共に湯に浸かって、心からの休息を…。

(お風呂から上がって、御食事の時間です)

まあ…。お聞きしていた献立よりも更に豪華な山海の幸の数々…。
女将様のお心遣い、誠に感謝致します…。

それでは姫神様との今日の邂逅と、素晴らしいおもてなしに感謝の意を捧げて…。

(この後、トランプ、花札等を楽しみ、床につく事に致しました。)

お嬢様…本当に今日は楽しかったです…。
姫神様との出会い、待望の海水浴、そして旅館の皆様の心からのおもてなし…。
満足感と同時に、少し疲れが出て参りましたね。

このままぐっすりと眠り、翌朝には皆で暁の海岸を散歩してみたいですね。
お土産を選んでチェックアウトを済ませたら、姫神様達を神社にお送りして…。
そして、家路につく流れとなるでしょう…。
あ、お土産選びの際には私達の町の土地神様とお屋敷の家神様への分も
忘れてはなりませんね。

私も多少疲れはしましたが、それ以上に満足感に浸っております。
早起きは得意ですから、お嬢様は安心してお休みになって下さいね。
それでは、お休みなさい…お嬢様…。




316 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/08/26(Sun) 10:47
>>314(柚葉さん)

>ふんふんふん♪
>それでは、御贔屓の酒屋さんで購入した酒粕を…。
>おいしくな〜れ♪おいしくな〜れ♪
うふふふ、柚葉さんがわたくしの気持ちを汲み取ってくださいました
それ、その「おいしくな〜れ♪おいしくな〜れ♪」が効きたかったのですよ
あらあら、お客さま方も集まっていらっしゃいましたわ

「素晴らしい呪文を聴きましたの。
 聖地アキハバラのメイド喫茶の同じ呪文より力がこもっていますの。」
「見える…、見えるよ。あの酒粕と麹が精気が籠められていく。
 人間の声にあんな素晴らしい力が在るなんて、すごく珍しいよ。」
「まるで、『あの人』の声のような力を感じまする。
わたくしの素晴らしき友にして献血の人であった吟遊詩人オシアン殿…。
あの人のものの如く、声が世界を光で満たしまする。」

皆さんも、良く分かっていらっしゃいますね
柚葉さんのお声に応えて、甘酒がどんどん美味しくなっていくのが

ん…、期待以上の美味しさでございます
ひんやりしていながら喉より落ちて体内に入れば心安らぐふくよかな甘味、全身がゆるりと落ち着き涼風が体を吹きすぎるかのような心地良さでございます
妖精の方々もご満悦の様子で良かったですわ

>あら、あの方もすっかり常連のようですね。
>私も家事をご一緒したい方の一人です。
ええ、最初のご参加の時は『もうこりごりですよー!!』と仰っていたそうですが
同居している人間の方にたいそう傾倒していらっしゃるそうですから、おつき合いでご参加なのでしょう
最強と言われる魔族と人間とが絆を結ばれたのはまことに悦ばしいこと、わたくしもぜひお会いしてみたいです

そうそう、あの方々を描いた公式アンソロジー本その他グッズが企業ブースで販売されていたそうですわ
三女ちゃんがお友達から見せてもらったとかで羨ましがっていました
サークル参加どころかご本人らが商品化されているだなんて、本当に人気者でいらっしゃいますね

>お仲間の方は、今回は作品をお客様に手に取って頂けたかしら?
あ〜、最初のサークル参加はまったく人が寄り付かなかったとか
内容が内容でしたから、売れなくて幸いだったかと…
三女ちゃんがカタログを確認したところ、今年もサークル参加していらして、ジャンルはゲームだったそうですから…、きっと戦果があったのではないでしょうか?

>ついでに、銀髪の吸血鬼さんと金髪のお洒落な吸血鬼さん、
>人間のお友達のおかっぱ頭の子とショートヘアで元気な長身の子はいませんでしたか?
「吸血鬼の方ならすぐにわかりましたの。
 おかっぱさんが銀髪さんと腕を組んで、とてもご機嫌でしたの。」
「金髪さんとショートヘアさんは、コスプレ広場にいたよ。
 二人とも魔法少女のコスプレしてた。
 金髪さんが『ミツキに強引に着せられたけど、結構楽しいわね。』って言ってたね。」
「たまたまだと思いまするが、はち切れそうな魔法少女コスプレのケツァルコアトルの女性が隣にいたので、意気投合して一緒に写真を撮られておりました。」

そうですか、あの方たちも楽しんでおられたのですね
何だか羨ましくなってまいりました
冬のコミケなら暑さや日差しも耐えられましょうから、わたくしもまいりたいですわ

>お客様の手前、家事に携わる者として失礼があってはならないのですけど…。
>でも、もう我慢できませんっ♪(むぎゅうううう)
あらあら…、抱きしめている柚葉さんもお幸せそうですが、ギュッとされているケット・シー様も目を細めて嬉しそう…

>家神様、誠に有難うございます。
>せめてものお礼として冷やし甘酒をお供えさせて頂きます。

(後日、神棚より家神様が降臨されました)
お久しゅうございます、いつも我らをお見守り下さりありがとうございます
(甘酒のかき氷を食されて…静かに瞑想に入られます)
御手をかざされて…、まあ、その御手が光り輝いて参りました
その輝ける御手でお筆を取りお札の面をさらさらと撫でられると…何やら判読できぬ文字が…
それが…護符なのでございますか?
まことにありがとうございます…、それでは厳重に封をして郵便局へお願いしてまいりますわ

317 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/08/26(Sun) 10:49
>>314(柚葉さん)(すみません、つづきでございます)

>…そういえばシルキー様は、甘いものがお好きであるとお聞きした事が。
>お嬢様とも御相談しながら、腕を振るって御満足頂ける甘味をお出しできるように頑張ります。
まあ、シルキー様は甘いものを?
柚葉さんはよくご存じなのですね
あちらの妖精や異種族にご興味がおありなのかしら?
これでまた、どんな甘味でシルキー様をおもてなしするか
楽しく頭を悩ませることが出来ますわね
せっかくですから、この日本ならではの味を堪能していただきたいですね

318 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/08/26(Sun) 10:50
>>314-315(柚葉さん)

>え?「要するにメイドさん」ですか?はい、その通りですよ。(微笑)
>えっ?今度は自分のお家に来てほしい、ですか?あはは…困りましたね…。(汗)
(わたくしは柚葉さんに身を寄せます。彼女の手を握るわたくしの手は、自分でも意外なほど力は入ってしまいます)
あらあら、バレー部の皆様、我が家のメイドさんをご所望とはお目が高いですね
ですが、メイドさんと申すものはそれぞれの家庭に専属するものなのですよ?
わたくしが如何にお粗末さんな主(あるじ)であろうとも、この人に掛け持ちをお求めになるのは勘弁してくださいませ

>普段は主でありお姉さんであり、いざという時は家族を何があっても守ろうとする
>素敵な「お母さん」なのですから。
…柚葉さんこそ、いつもわたくしや皆を優しく包み込んでくださるお姉さんでありお母さんだと思うのですが
…でも、そうですよね
わたくしが故郷の城館を出て少しなりとも外の世界に触れた時、何より思ったことは
「わたくしはどれほど、愛され大切にされ護られてきたのだろう」
ということ
出奔してまいったこのわたくしのところに柚葉さんが来てくださり、レイナさんや三姉妹が付いてきてくれたのは
自分から愛し大切にし護る、という歓びをいただける時が訪れた、ということ

柚葉さんから「お母さん」たることを認めていただけているなら
なおのこと、それに相応しいわたくしでありたいですわ

>…お屋敷の御庭でも出来ない事は無さそうですけれど、
>「そういうのは海や川のレジャーの時にやりな!粗末に扱うんじゃないよ!」と怒られそうですね。(汗)
ふふふ…、お颯様でしたら、きっとそう仰るでしょうね
命の糧を他人様に届けることの歓びに溢れた方ですから
その糧を粗末にするようなことは決してお許しにならないでしょう

故郷の城館で、まだ献血係の方から血をいただいていた頃、ちょっと味わいの苦い血の方がいたことがありまして、
「美味しくなーい、他の血が欲しいー。」
と申しましたら、メイド長が冷え冷えとした声で申しました
「…では、お食事はこれまでといたしましょう。
 次のお食事は無いと思召されませ。」
余りに怖い声にわたくしがオロオロしてしまいましたわ
本当にその日は食事をさせてもらえず、翌日頭を下げてようやく許してもらえました
「命の糧そのものの血をいただくことの意味をよくお考え下さい。」
という言葉が、今のお話で思い出されました…


319 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/08/26(Sun) 10:53
>>314-315(柚葉さん) (すみません、またつづきでございます)

…あらあら、うっかり昔話を始めてしまい、バレー部の皆さんが目を丸くしていらっしゃいます
「お姉さん、本当に吸血鬼だったんだー。」
「でも、今の話他人事だと思えないわねー。うちの母さんも料理に文句言うと、そんな感じでまいっちゃうよー。」
ふふっ、そうですか、いずこも同じですね…
では、この炸裂した西瓜も余すことなくいただきましょう…

>お嬢様にも、お分かりになりますか?
>肌身離さず身に付けている『朱珠』が、僅かではありますがその温もりを増している事を…。
はい、わたくしの『朱珠』もこの黄昏の太陽の如く温かな光を帯びております
なお暑さの残るこの空気の中、それとは別の温かさに包まれたこの身はどこまでも心地良うございます
わたくしと柚葉さんの心が睦み合うが故の温かさだと分かっているから…

悩ましいこともあるけれど優しさも絶えぬ世界にいるわたくしですが、今はただ柚葉さんと二人だけのこの時が何よりも愛おしいです
ただ寄り添い合い互いの温もりを感じている、何物にも代えがたい時間が…

(旅館に戻ってまいりました)

>そうでしたか。姫神様達はこの旅館を守護する神様、そして今は御隠居なさっている大女将様とは
>御懇意なのですね。私達と御一緒のお部屋であれば、存分に寛いで頂きたいとの事だそうです。
まあまあまあ…、この旅館と姫神様とのご縁はとても深いのですね
神様と人間とに斯くも親しい関係がありますこと、まさに日ノ本の美風を感じますわ
旅館は多くの人が憩いの場とするところ
ですが、それが為されるのは大女将様がおもてなしの心を大切にされて宿泊客を歓待したるがゆえ
そして斯くあれば人の歓喜満ち、良き気によって旅館が包まれましょう
さればこそ神様が愛する場所となるのも頷けると申すものでございます

テレビでも紹介された『此花亭』や『春の屋』といった旅館と同じ素晴らしい縁結びの場がここにはあるのですね…

>レイナさんからお聞きしたのですが、女将様が
>「あの姫神様を、御客様がお連れして下さるとは!」
>と大いに喜んでおられて、より一層のおもてなしをせねばと張り切っておられたそうです。
あらあらあら…、わたくしたちはごくごく平凡な宿泊客ですのに、姫神様の御威光で左様にご歓待いただくのは恐縮でございます…
せっかくのご降臨なのですから、大女将様も姫神様方と大いに旧交を温めていただきたいですね
(大女将様はわたくしの意を汲んでくださって、アルバムをお持ちになり姫神様の写ったセピア色の写真を見せながら昔話を語ってくださいました。)

>日焼け止め、パーカー、パラソル、日照時間等で注意を払わせて頂きましたが、
>お身体は大丈夫ですか?
はい、柚葉さんのご準備のお蔭で全身何の問題もございません
全身入念に塗っていただいたクリーム、くすぐったかったですが効果は覿面でございます

>今日は、私がお背中をお流し致します。
>そして共に湯に浸かって、心からの休息を…。
もう、柚葉さんたらここでもそのようにお手をかけてくださって…
あまりお気をお遣われないように…と申しておりましても…、ああ、気持ち良うございます
背なの肌身を優しく撫でていかれるその感触が…何とも知れず心地良い…

ささ、今度はわたくしが柚葉さんの背中をお流しする番でございますよ…
…本当にきめ細かい、『珠の肌』とはこのことでございましょうか
少しだけ…寄りかかって素の手でこうして撫でさせていただくと…、こちらの方が溜息が出るほど良い心地ですわ

(山海の幸を賜り、姫神様方を交えて遊興に耽り、心身ともに心地良さこの上ない就寝をいたしました)

>このままぐっすりと眠り、翌朝には皆で暁の海岸を散歩してみたいですね。
まあ、嬉しゅうございます
わたくしと同じことをお考えだったなんて…
ぜひそういたしたいですわ
でも…ふふっ、思い切り遊んで熟睡している皆さま方、ちゃんと起きられる頭…

>それでは、お休みなさい…お嬢様…。
お休みになったようですね…
有難うございました、柚葉さん
いくら早起きは得意とは仰っても、この旅行の采配を振るってくださってご自身は気付かれずともお疲れになったことと思います
我が一族伝統の薔薇のフローラルノート、安眠の効果の高い逸品でございます
瓶から手に垂らしてそれをわたくしの唇につけて
それを………
(わたくしは柚葉さんの額にそっと口づけます。)

おやすみなさい、柚葉さん
どうぞ、どうぞ良い夢を…

320 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/08/26(Sun) 11:01
訂正でございます

>でも…ふふっ、思い切り遊んで熟睡している皆さま方、ちゃんと起きられる頭…
誤)ちゃんと起きられる頭…
正)ちゃんと起きられるかしら…

失礼いたしました

321 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/08/27(Mon) 07:42
夏休みの宿題終わりましたか?
私はもう少し掛かりそうです

322 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/08/27(Mon) 22:08
>>321

夏休みも残すところ一週間を切ってしまいましたね
わたくしもまだ少し残っておりますので、今日明日と追い込みで頑張ってまいります
お互い、頑張ってまいりましょう!

終わりましたのは現国と古文の読書感想文、現代社会の『社会問題について自由に考察』、数学と英語のプリント、日本史と世界史はそれぞれ何か事件・事象を選んでレポート作成…

わたくしの所属する社交部の方々と勉強会をいたしましたら、けっこう進みましたわ
世界史のレポートは、「吸血鬼の見た歴史的事件」で行こう、わたくしの過去の体験談や目撃談を聞いてそれについて考察しよう、と仰る方がいて困ってしまいました
わたくしも、そうそう大事件の現場に遭遇したわけではありませんのに…
お兄様から伺った『カノッサの屈辱』の目撃談とかムッソリーニ首相との遮光での会話とか、そんな話をさせていただきましたが、お役に立ちましたかどうか

これから最後の宿題で、選択芸術の絵画にとりかかるところでございます
題材は月明かりの下のひまわりでございます
お月様とひまわり、ちょっとミスマッチなところが面白いかな、と思いましたもので


323 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/08/27(Mon) 22:10
訂正でございます

>ムッソリーニ首相との遮光での会話とか、
誤)遮光
正)社交

失礼いたしました


324 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/08/28(Tue) 01:29
>>318-319(アーチェロお嬢様)

>本当にその日は食事をさせてもらえず、翌日頭を下げてようやく許してもらえました

お食事の好き嫌いに関するエピソードですか。
やはりそれぞれのご家庭に、思い出深いものがありますね。
好き嫌いというと私もそれなりに、両親にはきちんと躾けられた気がします。

それから叔母に聞いたのですが、
「私のお母さんは、嫌いなものを残した場合翌日のおかずは無し、が取り決めだったんだよ。
で、その日に限って私の好きな物ばっかり作ってたんだ〜。」

と仰っていて、母が

「流石は真弓叔母さん(私の叔母の羽藤桂のお母様で、故人です)ね。
じゃあ真弓叔母さんの教育方針を、我が家でも実践してみようかしら。(微笑)」

と言いましたので、私もお嬢様と同じく背筋が凍りました…。(汗)
それから、多少苦手に思うものがあっても翌日おかず抜きにされては堪らないと
頑張りましたね。(汗)

でも流石はメイド長さん、私達より一歩深く踏み込んだご教育をされておられたのですね。

>ささ、今度はわたくしが柚葉さんの背中をお流しする番でございますよ…
>…本当にきめ細かい、『珠の肌』とはこのことでございましょうか

…まあ、お嬢様ったら、御上手なのですから…。
私を『玉の肌』と仰って下さるのなら、それこそお嬢様の御肌や御髪は『絹の肌』『絹の髪』ですね。

今、私達だけで貸し切りの如き状態となっているのは本当に幸運です。
互いを想い合う気持ちで御身体を綺麗にし、そして心身共に癒しを得られるのですから。

(この後、露店風呂へ)

ふう…。月明かりと満天の星空の下で湯に浸かる事が出来るというのは
最高の贅沢ですね。
時折吹く涼やかな風も、火照った身体に心地良さと安らぎを齎して下さいます。

…何時までもこうしていたい、というお気持ちは互いに同じ、ですね。
ですが、御食事の時間も近づいて参りしましたし、姫神様やレイナさん、三姉妹さんを
これ以上お待たせする訳にも参りませんね。
それでは一度、御部屋に戻りましょう…。

>(大女将様はわたくしの意を汲んでくださって、アルバムをお持ちになり姫神様の写ったセピア色の写真を見せながら昔話を語ってくださいました。)

運命の糸の長さに違いは有ろうとも、共に過ごした時の大切さは同じ…。
これらのセピア色に染まったお写真からは、それが伝わって参ります…。

「それは御主たちにとっても、同じ事であろう?
我等と大女将がこうして過去を偲ぶ事が出来るようになった道程を
今度は御主達が築いていくのじゃ。」

はい…。勿体なきお言葉、誠に恐れ入ります。
私達の住まうお屋敷でも、大女将様と同じくお嬢様とは思い出の数々を
こうしてアルバムに残すようにしております。

そして私達の思い出の数々もセピア色に染まり、それらを偲ぶ事が出来るようになるまで
私達は共に在り続けます…。


325 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/08/28(Tue) 01:31
>>318-319(アーチェロお嬢様)
(続きです)
>おやすみなさい、柚葉さん
>どうぞ、どうぞ良い夢を…

何でしょう…。このまどろみの中、我が身を包み込むような芳醇な薔薇の香り…。
でも、この香りと我が身を包み込む温かさ…。
私の心も身体も、より深き安らぎの海の中に沈んでいくかのよう…。
そして、その先で私を待っているのは…。

(この後、全ての意識から解き放たれるかのような深い眠りにつきました…。)

…お早うございます、お嬢様。
昨夜はお嬢様も、良くお眠りになられたようですね。

同じくして目を開けられて、お嬢様の快眠の妨げにならず幸いです。
え?私、随分と嬉しそうな顔をしておりますか?
うふふ…何故でしょう?

はい、それはもう、昨夜はそれはもう深き眠りと良き夢の中に居りましたから。
どのような夢…ですか?うふふ…秘密です。(微笑)
(口元に指を当てながら)

あらあら…早速次女さんが長女さんと三女さんを起こしておりますね。
「姫様達と、暁の海岸を見に行く約束でしょ?」と張り切っておられます。

そうこうしておられる内に、姫神様達も…。
では朝餉の時間までの暫しの間、共に参りましょう…。

暁の輝きに照らされる砂浜と、押し寄せる波音の心地良さ…。
未だこの場所は朝の涼しさの中に在るのですね。
日が昇れば流石に暑さを実感する事になると思いますが、
それまでの間のこの静けさと涼しさは、海と共に在るこの地ならではの朝の宝物です。

あら?散歩の方もちらほらと…。
うふふ…。三姉妹さん達、犬の散歩に来ておられる地元の方とご挨拶をされておりますね。
ワンちゃん達とあんなにはしゃいで…。うふふ、本当に楽しそう…。

今こうして朝を迎えておりますと、昨日は昼と夜の海を、そして今日は朝の海という具合に
3つの時全てを堪能できた事になりますね。
それも、この地を司る方々と共に…。

これからお別れの時を迎えるかと思うと名残惜しさは否めませぬが、
今は同じ時を共に分かち合えた事に、感謝致します…。


326 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/08/30(Thu) 22:09
>>324-325(柚葉さん)

>好き嫌いというと私もそれなりに、両親にはきちんと躾けられた気がします。
(中略)
>それから、多少苦手に思うものがあっても翌日おかず抜きにされては堪らないと
>頑張りましたね。(汗)

あらあらあら…、柚葉さんでも幼い頃は好き嫌いを申し立てられたのですか
メイド長に叱られたことが今さらながらに恥ずかしく思い出されますが、お話を伺っていると、なんだか元気づけられますね
こんなことで連帯感を持たれても、柚葉さんにはご迷惑でしょうけれど
それに、あのお優しいご母堂様が微笑みながら『おかず無し』宣告をなさる様を想像すると、わたくしも背筋に霊気が走るのを禁じ得ません

>でも流石はメイド長さん、私達より一歩深く踏み込んだご教育をされておられたのですね。

あああ…、やはり柚葉さんも彼女に感心なさってしまわれますか…?

もちろんわたくしが柚葉さんのお料理に不満を覚えることなどあるはずもございませんけれど
もしも、目の前に柚葉さんのご馳走を並べられながら『食べてはいけません』などと言われたら
想像するだけで、千尋の谷に突き落とされるような思いですわ

あの時一番心に残ったのは、頭を下げるわたくしにメイド長に
「わたくしではなく、献血係の人にお謝り願わしゅう存じます。」
と言われたことでしたね
「人間にとって牙を立てられ血を摂られるのは、本能的に恐ろしいことなのです。
 生活の糧のためとは申せ、わたくしたちに血を差し出してくれる、
その有り難さを忘れていただきたくないのでございます。」
そう彼女は申しておりました

省みて思えば、彼女たちからいただいた血のお蔭で、いまのわたくしは柚葉さんから『絹の肌』『絹の髪』と仰っていただけるこの姿を得ることが出来たのでした…
今、柚葉さんと互いの身を清め合うという至福の時を過ごせているのは、もちろん柚葉さんがいらっしゃる正にそのこと故でございます
ですが、こうしてこの時にたどり着くまでに多くの人間の血との所縁をしみじみと感じますわ

(露天風呂でございます)

照明は淡く、月影と星影に照らされて、湯の面が光る様がとても幻想的…
なんだか、過去の情景が浮かび上がるかのような思いがいたします
姫神様と大女将様も共にこの湯に浸り、長閑な時をお過ごしになっているそんな光景を…
わたくしよりもさらに長い時を永らえて出会った大女将様との交友は、姫神様にとってどれほど愛おしいものだったか、この身にも少しわかる気がいたします
柚葉さんとこうして二人でいられる幸せを噛みしめて居るこの身だからこそ

>運命の糸の長さに違いは有ろうとも、共に過ごした時の大切さは同じ…。
>これらのセピア色に染まったお写真からは、それが伝わって参ります…。

春の菜の花の中に遊び、夏の縁側での花火に興じ、秋の夕べに指先の蜻蛉を二人で見つめ、冬の雪中のかまくらでお餅をいただく…
セピア色でありながら、今しがたの生ける歓びが溢れる写真の数々…
二人の心の重なりと歓びが、わたくしの心にも響いて参ります

>「それは御主たちにとっても、同じ事であろう?
>我等と大女将がこうして過去を偲ぶ事が出来るようになった道程を
>今度は御主達が築いていくのじゃ。」

はい、そのお言葉をいただいて、あらためて柚葉さんとの時間への愛おしい想いが溢れて留まりません…
この旅の思い出を胸にして、想いも新たに明日からの二人の日々を紡いで参る所存でございます
わたくしたちのアルバムは、まだ始まったばかりであること、教えていただきお礼の言葉もございません…


327 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/08/30(Thu) 22:10
>>324-325(柚葉さん)(つづきでございます)

(一夜を過ごして)

ん…、間もなく夜明けですか…
「かわたれどき(彼は誰時)」と申すこの刻、人の姿が徐々に目に明らかになっていくことが言葉に現れておりますね
そして、開いた眼のすぐ先に柚葉さんのお顔が見られるなんて、お家では中々味わえない眼福でございます
おはようございます、柚葉さん…

>同じくして目を開けられて、お嬢様の快眠の妨げにならず幸いです。
>え?私、随分と嬉しそうな顔をしておりますか?
>うふふ…何故でしょう?

な、なぜそのような意味深な笑みでわたくしをごらんになるのですか?

(柚葉さんに聞こえぬようにそった呟きを漏らします)
まさか、昨夜額に口づけたのを気付いていらっしゃった?
あわわわ、もしそうならお顔から火が吹いてしまいそうです

>どのような夢…ですか?うふふ…秘密です。(微笑)
>(口元に指を当てながら)

夢…?そ、そうですか、夢ですか
そんな微笑んで仰ると気になるではありませんか
わたくしが夢魔族でしたら、我慢できずに柚葉さんの夢に入って、その世界を覗き見てしまったかも知れません

早く朝の涼しい浜辺を歩いて頭を冷やさなければ…

朝の風の吹き渡りは本当に心地良うございます
柚葉さん、レイナさん、三姉妹たち、姫神様方…
朝霧がようやく薄くなって、東の空の茜色が皆様のお顔を照らして本当に綺麗…

あら、散歩をされている地元の方々、こちらを…姫神様方にお辞儀をしていかれます
神様の自然の威と申すものは、知らず人の心に感じること深いのでしょう
そして、三姉妹ちゃんたちもすっかり親しく挨拶して…
昔からの顔なじみのようにこの地に溶け込んでいるのが、見ていて嬉しくなってまいります

そういえば、昨日のバレー部の皆さま方との交遊でも、わたくしが吸血鬼と知りながら
『姫神様たちとお友達になったなら、全然オッケーだよ。』
と仰って下さいましたね
どれだけ姫神様方が崇敬され信頼されているか、あの一事で分かりました
本当に有り難いことでございます…
ただ、例の「何鼻の下伸ばしてんのよっ!」のお嬢さんは、足を踏まれた男の子の腕をしっかり取って、こちらをジト目でご覧になられたので、思わず苦笑してしまいましたけれど

姫神様方、本当に良き日を共に過ごさせていただきありがとうございます
出立の時が間もなくまいりますが、この日の想い出は決してこの胸より去ることはございません
いつかまた訪ねてまいりました時は、どうかまたその笑みを拝しとうございます…


328 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/09/05(Wed) 07:35
>>326-327(アーチェロお嬢様)

(旅館に戻り、朝食を済ませた後姫神様達の鎮守の森の神社へと参りました)

>姫神様方、本当に良き日を共に過ごさせていただきありがとうございます
>出立の時が間もなくまいりますが、この日の想い出は決してこの胸より去ることはございません
>いつかまた訪ねてまいりました時は、どうかまたその笑みを拝しとうございます…

姫神様方、この度はお嬢様と共に良き日を過ごさせて頂き、誠に有難うございました。
…姫神様方に頂いたお言葉、確と胸に刻みお嬢様と歩んで参ります。
そしていつの日か、姫神様と大女将様のように、その思い出がセピア色に染まるまで…。

それでは三姉妹さんも、共に姫神様方にご挨拶を…。
あらあら…鎮守の森に住まう妖怪さん達にもお別れを告げるのに
大層忙しそうでいらっしゃいますね。

でもまずは、この森の主である姫神様方にご挨拶を申し上げねば。
それでは…来年もこの地でお嬢様と共に御尊顔を拝しとうございます。
誠にお世話になりました。それでは…失礼致します。

(この後、姫神様方は昨日のように光と共に社にお戻りになりました。)

それではお嬢様…旅館でチェックアウトを済ませる前に御土産物売り場で
お土産を選びましょう。
私達を姫神様と巡り合わせて下さいました土地神様に、喜んで頂けるものを
選ばねばなりませんね。

まずはこの地の名産のお酒…。
そして、お酒に合う肴となるものと、お菓子も…。
それと、共に学校の友人にお配りするお土産も選ばなければ。

(駅のホームへ)

素敵な夏の思い出を、有難うございました。
私達はこれにて、御屋敷のある街への家路につかせて頂きます。

ああ…良き思い出を作る事が出来た場所が遠ざかっていくのは何時も
名残惜しいものですね。
多少の切なさも交えながら、良き思い出は胸を温めて下さいます。

今日ばかりは、荷物を片付けたら共に行きつけの銭湯に参りましょう。
三姉妹さん達も多少旅疲れもございますでしょうし、少し早めに床につく事に致しましょうか。
ですが明日からは、また気持ちを切り替えて御勤めに励む所存です。

何しろ2日後には母が来るのですから、きちんとお嬢様の為にお勤めを果たせているかを
見て頂かねばなりませんので。

329 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/08(Sat) 10:11
>>328(柚葉さん)

>あらあら…鎮守の森に住まう妖怪さん達にもお別れを告げるのに
>大層忙しそうでいらっしゃいますね。
妖気は感じていましたが、こんなにたくさんの妖怪の方がわらわらと出ていらっしゃるなんて、壮観でございます
あら…、あちらの方はとりわけ強い妖気を纏っていらっしゃいますが、何よりあのコウモリのような翼…、まさか同族の方?
姫神様方に恭しく会釈なさって何か言葉を交わしていますけれど
…あら、こちらにいらっしゃいました

『野衾(のぶすま)』様と仰いますのね
この日本で、コウモリの妖怪にお会いするのは初めてでございます
…さようでございますか、昔は人の生き血を啜っていましたが、修験者に追われているところをこちらの姫神様に助けられた
そして、以後行いを改めてこの森でお二方にお仕えしている、と
それはなんだかとても親しみを感じさせられるエピソードでございますわ

それにしましても、妖怪の方々がこんなに大勢いらっしゃろうとは
前に参拝した時は、気配はあってもお見かけしませんでしたのに
「いろいろ過去のいきさつがある者たちが多いゆえ、余所者には用心する。
 だが、姫神様方が親しく接せられておるならば、人であれ西洋妖怪であれ、拒む理由はない。」
さようでございますか、やはりお二方がこの地に住まう皆様にどれだけ慕われているか、そのことが実感できて嬉しいですわ
このような気風が幾久しく続いていくことを切に祈っております

皆さま方とわたくしたちの思い出も、ずっと良きものとしてセピア色に染まっていきますように…
どこまでも、柚葉さんとの変わらぬ思い出の一部となりますように…

(そして、わたくしは姫神様が社殿の奥へと光と共に去り行かれるのをお見送りします)

>私達を姫神様と巡り合わせて下さいました土地神様に、喜んで頂けるものを
>選ばねばなりませんね。

…わたくしの両手は既に、妖怪の方々から渡されたお土産でいっぱいでございますけれど
自家製の濁酒や果実酒、お味噌、さらには『野衾(のぶすま)』様からいただいた立派な反物…
呉服屋様にお願いして、家族みなのお着物に仕立てていただきましょうか

>ああ…良き思い出を作る事が出来た場所が遠ざかっていくのは何時も
>名残惜しいものですね。
>多少の切なさも交えながら、良き思い出は胸を温めて下さいます。

家族との触れ合い、新たな出会いの絆、今までなし得なかった体験の感動…
何もかもが美しく、何もかもが愛おしい…
この思いと共に家路につける嬉しさと切なさにただ身を任せとう存じます…

…で、名残惜しゅうございますが、貴女様もそろそろお帰りにならねば、親御様が心配なさいますよ
野衾のお嬢様
ずっとわたくしの身の上を聞いておられましたわね
人間の街で住むことに興味津々のご様子で
わたくしの話が参考になれば宜しいですけれど
(頷いて飛び去って行かれる彼女に、いつかまた会いたいと心の中で願います)

>何しろ2日後には母が来るのですから、きちんとお嬢様の為にお勤めを果たせているかを
>見て頂かねばなりませんので。

先だってわたくしのところにもお手紙が送られてまいって、本当に斯くも胸が高鳴るものかと驚きました
『娘がいつもお世話になって…』などと書いておられて思わず「滅相もございません!」と口に出して申してたので、長女ちゃんから訝し気に見られてしまいました
「『娘に迷惑をかけていないでしょうね?』って言われても仕方がないけどなー。うちの姫様は。」
と次女ちゃんから笑われてしまいましたし

ご母堂様が…本当に我が家にお出で下さる
嬉しさと身の引き締まる思いと…、いかにおもてなしを為すべきかとその夜は寝付けませんでした
ああ、また胸がドキドキしてまいりましたわ…

330 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/09/09(Sun) 18:03
お嬢さん方に似合う「真紅のドレス」がこちらにございます

価格は、今なら無料!

331 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/09(Sun) 20:52
>>330

あらあらあら、まあまあまあ…
なんてわたくしの心をくすぐるドレスでございましょう
この仕立ての見事さなこと、縫い込まれた刺繍の精妙で可憐なこと
そして染め上げられた真紅の色合いの絶妙なこと
故郷の城館で着てまいりましたドレスに勝るとも劣りませんわ
普段和装しか召さないわたくしでも、これは袖を通してみたくなる逸品でございます
ですが、お値段はさぞお高いのでしょう?
…はい?無料と仰いましたか?

いえいえいえ、これほどの品を左様に放出されるのは如何なものでしょう…
故郷におきましても、わたくしが召しますドレスを工房の職人がどれほど精魂込めて、その血の滲むような長い修業の後に得られた技術の粋を以て仕立ててくれたことか聞かされてまいりました
そしてそれゆえにわたくしたちもそれに見合う、と職人が提示した金額を言い値でお支払いしたのです

ですのに、このような見事なドレスを無償でいただくなんて、そんな申し訳ないことは出来ませんわ
もしかしたら、新装開店のキャンペーンのおつもりかも知れませんが、それでも、でございますよ
どうか、職人の誇りをご尊重なさって、その素晴らしさに見合うお値段をつけてあげてくださいませ…
その上で、我が家で手の届く金額でしたら買わせていただきましょう


332 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/09/12(Wed) 00:16
>>329
>『野衾(のぶすま)』様と仰いますのね
>この日本で、コウモリの妖怪にお会いするのは初めてでございます

まあ…これは立派な反物を…。
誠に有難うございます。
ふふっ…従妹の桂奈ちゃんが見たら、創作意欲を刺激されることでしょうね。

そうですか、貴女は佐渡の出身なのですね。
佐渡の衾は最も強く、その反物は名刀正宗でも斬ることは出来ないとお聞きしたことがあります。

ここだけのお話なのですがお嬢様、私、幼いころに水木先生の『妖怪百物語』を読んで
それなりに「ふすま」さんには詳しいつもりなのですよ。
…ええ、そのページにおける「ふすま」の紹介の絵が本当に怖かったので…。(小声)
失礼ですみません。(汗)

衾さんは、伝承によっては鬼太郎さんのファミリーの「一反もめん」さんと混同されることが多かったそうですね。
風と共に滑空し、ふとした拍子に人の顔に張り付いて息が出来なくなってしまうのを
まるで顔を丈夫な布で覆われてしまったかのように錯覚した事が、元来蝙蝠である衾さんを
「一反もめん」さんのような布の妖怪として捉えたことで
反物と衾さんが結びついて伝わっているそうですね。

お嬢様もこういった伝承を理解しておられるのがお話の中から垣間見えて、
その造詣の深さと御理解には誠に頭が下がります…。

確か衾さんは、お歯黒を苦手としておられるとか…。
佐渡の方は昔は男性でも、衾さんと鉢合わせぬようお歯黒を付ける習慣があったそうですね。

森に住まう皆様、お心遣い、誠に感謝いたします。
それでは来年のこの時に、またお会いしましょう。
その際には、是非ともこの度のお礼をさせて頂きたく存じます…。

(海水浴から2日後)

お嬢様…本日の課題は無事終了されたのですね。
では一度筆を置き、お茶をお召し上がり下さいませ。

早速ですがお嬢様、先程、母からメールが届きました。
あと30分程で、駅に到着するそうです。
これから私、お迎えに行って参ります。

え?お嬢様も…ですか?
お気持ちは有難いのですが、本日は少しばかり日差しが強うございます。
お嬢様には日中は無理をせず、万全の状態で母を迎えて下さいませ。
このお屋敷の主として…。

それでは、行って参ります。

(30分後、柚葉と母である羽藤柚明が到着)

(柚明)

御免下さいませ…。

アーチェロさん、お久しぶりです。
昨年は経見塚までお越し頂き、誠に有難うございました。
その節は大したお構いも出来ませんでしたが、宜しければまた足をお運び頂ければ幸いです。

いつも、柚葉がお世話になっております。

アーチェロさんもお忙しい中御迷惑をお掛け致しますが、何卒宜しくお願いします。
こちら、つまらないものですがどうぞお受け取り下さい。
(お土産として経見塚の温泉饅頭を持参致しました)

>>330

いえいえ…流石に無料で頂くわけには…。(汗)
お嬢様もおっしゃる通り、そちらの見事な真紅のドレスには工房の職人さんのどれ程の精魂が込められている事か…。
そのドレスの見事な真紅は、職人さんの血が通っていると申しましても過言ではありません。

それに対価を支払わず受け取る事はあまりに失礼であり、客として出来る事ではありませんから。

では早速、お嬢様が試着を…。
和服を着なれたお嬢様が、故郷ではお召しになっていたであろうドレス姿にそう多くは
私もお目に掛ったことが無いので、是非とも一度試着をお願い致します。

ふふっ…。生粋の令嬢であるお嬢様が完璧に着こなしたドレス姿…。
もし社交部の皆様の前で御披露なされば、どのような反応をなさるか楽しみです。

333 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/09/15(Sat) 06:20
犬と猫ならどっち好き?

334 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/15(Sat) 08:31
>>332(柚葉さん)

>ふふっ…従妹の桂奈ちゃんが見たら、創作意欲を刺激されることでしょうね。

懐かしいですね、桂奈様の明るい笑顔
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=478946904&st=452&to=452&nofirst=true
あの時いただいた浴衣は袖を通すととても涼しく心地良くて、今夏もとても重宝させていただきました
またお会いしたくなってまいりましたわ

>…ええ、そのページにおける「ふすま」の紹介の絵が本当に怖かったので…。(小声)

柚葉さんは、水木先生の作品に惹かれていらっしゃるのですね
わたくしはそのご本を読んだことはないのですが、(汗)をかいていらっしゃるところを見ますと、ご本人とはずい分イメージが違ったのかしら?
妖怪漫画の大家が描かれたお姿ですから、さぞ怖かったのでしょうね…

>お嬢様もこういった伝承を理解しておられるのがお話の中から垣間見えて、
>その造詣の深さと御理解には誠に頭が下がります…。

いえいえ、仰っていただけるような造詣はさしてございませんが、人間と違って恐怖より親しみを覚えることが多いですから、そういった方々の智識も自然と覚えてまいったのですわ

衾様はお歯黒が苦手なのですか?
それでは、『お歯黒べったり』様とは相性が良くなさそうですね
もしや、お二方の間に過去に何かあって、それで苦手になられたということはないのでしょうか…?
喧嘩なさっているのでしたら、仲直りしていただきたいですね

わたくしも、日本の多くの妖怪の方々ともっと友誼を結びたいものでございます
各都道府県代表の『日本妖怪四十七士』の方々とすら、まだ岡山県代表のすねこすり様としかお会いできていませんけれど

335 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/15(Sat) 08:33
>>332(柚葉さん) (申し訳ございません、つづきます)

(2日後でございます)

>早速ですがお嬢様、先程、母からメールが届きました。
>あと30分程で、駅に到着するそうです。

まあ、もう間もなくではございませんか
いけませんわ、急ぎ駅へ出向いてお出迎えしなければ
身だしなみはしっかり整えたつもりですが、ご母堂様に恥ずかしくない形(なり)になっていますでしょうか?
…え?わたくしは待機せよ、と?

……
ああ、やはり一緒に参るべきだったでしょうか?
『この屋敷の主として』と仰られても、とても端然としてお迎えする心構えができません、ダメですね、わたくし…
ご母堂様がいらっしゃった途端、彼の方こそこの家の主と思えて、ただただ平伏してしまいそうです

「何をソワソワして泡を食っていらっしゃるのかしら?落ち着きのないこと。
この家の主は、客人のお迎えも満足に出来ないのですか?
 このような情けない主に、わたくしの娘を預けておくのは考えものね。」

…は?え、ええ?ご、ご母堂様!?、
いつの間にいらして、だってまだ玄関が開いていな…
あの、も、申し訳ございません、みっともない姿をお見せして
ですが、確かにわたくし柚葉さんはわたくしには勿体なさ過ぎる方ですが、でも、どうか我が許より引き離すのは、どうかそれだけは…

…?
…よく見れば『気』がまるで違います
…誰ですか?ご母堂様に変化(へんげ)するとは無礼にも程があります
疾く答えねば、相応の報いを下さねばなりませんよ

「あらぁ、誰何しなければ、そんなことも分からないのぉ?
 安穏に暮らして、勘が鈍ったんじゃないぃ?
 日本にはこういう時の決め台詞があるそうねぇ。
 『余の顔を見忘れたか』ってねぇ。」

>(柚明)様
>御免下さいませ…。

…とりあえず、奥の間に引っ込んでいていただけますか?
今わたくしが最も礼を尽くして迎えるべき方がお着きになりましたので
貴女様とは後で、できればずううっと後で、ゆっくり話をさせていただきますから

「はいはい、おかまいなくぅ。
 別に目的があって来たわけじゃないからぁ、適当にブラブラしてるわよぉ。じゃあね〜。」

…ご母堂様や柚葉さん、『あの人』に気付いたりなさらないでしょうね…

(本物のご母堂様のお姿を見た途端、先ほどの来訪者への気懸りなど雲散霧消しました。)

>アーチェロさん、お久しぶりです。

(玄関にて、わたくしは即座に三つ指をついて平伏いたします。)

お久しゅうございます、ご母堂様!
遠きところ、わざわざお越しいただき恐悦至極でございます…
どうか我が家と思召してごゆるりとお寛ぎくださいませ

>昨年は経見塚までお越し頂き、誠に有難うございました。
>その節は大したお構いも出来ませんでしたが、宜しければまた足をお運び頂ければ幸いです。

そんな、勿体ないお言葉でございます…
わたくし如き者を温かくお迎えくださったご温情、そしてまたお訪ねすることをお許しくださるご厚情、感激するばかりでございます
ありがとうございます、本当に…ありがとうございます

>いつも、柚葉がお世話になっております。

それは、こちらこそ、としか申し上げられません
日々、柚葉さんのお蔭をもちまして日々心楽しく充実した毎日を送らせていただいておりますわ

まあ…、わざわざお気遣いいただいてお土産を…
この温泉饅頭、昨年いただいてすっかり虜になっておりますの
またいただけるなんて、嬉しゅうございます

ささ、どうぞこちらへお出で下さいませ
まずは客間にてお寛ぎになってください…
お荷物はわたくしがお運びさせていただきます

336 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/09/15(Sat) 09:35
ヒロインの綺麗なママが登場しての騒動はお約束。

337 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/15(Sat) 10:05
>>333

…もう、またそんな答えに困る問いかけをされますのね
犬さんも猫さんも大好きなのですよ
ただ、『好き』の意味合いが違いますわね
犬さんは、お友達としての『好き』
一度心が通じ合えばいつも親しくそばにいてくれて、自ら尻尾をパタパタさせて『遊んで、遊んで』とせがんでくる、そして危急の時には背中を預けられる戦友ともなる
そんな感じでしょうか?

一方の猫さんは、自分そのものであるかのような共感の『好き』
自由奔放で好奇心旺盛、気まぐれでマイペース
『自分もそうだよね、そうありたいよね。』
と思わされ、自分自身が肯定されているような嬉しさ
そんな気持ちになれる『好き』なのですよ

実は以前、猫さんに化けていたら犬さんに懐かれて、それをまた大きな犬さんに温かく見守られたりして…とても心地良い時間を過ごしたことがあるのですよ
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=478946904&st=702&to=702&nofirst=true

違った『好き』ですから、どちらか一つを選べない…、う〜ん、難しいですね
でも、自分自身ととても近くて、それでなおかつ好き、ということになるので、敢えてどちらかというと猫の方が好き…ということになるのかしら?
ああ〜、やっぱり悩みます、結論を出してしまうとつまらなくなりそう
やっぱり分かりません、ごめんなさい!


>>336

あらあら、早くも気付かれてしまったようですわね
『あの人』が来てしまったことに

ふふふ、確かに漫画やアニメにはそういった展開がありますよね
出ていらっしゃるお母様は、とてもお綺麗だったり可愛かったり!
ヒロインはみんな突然の『母、来襲』に翻弄されて、その様子がとても微笑ましかったりいたしますね

わたくしが真っ先に思い出しますのは、「ひなこノート」という作品の第10話ですわね
お母様は本当に台風一過と言う感じで、娘さんも後でかなり疲れていらっしゃいました

…わたくしも、柚葉さんのご母堂様だけでしたら心から嬉しくて楽しい時を過ごせるところですが
…まさか、あの人まで来てしまうとは
これから何がどうなりますやら、頭を抱えたくなってまいりましたわ


338 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/09/15(Sat) 20:04
パタパタ

妖怪・土蜘蛛「私も老いを知らぬ身体になりたいのだわさ!」

339 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/15(Sat) 21:56
>>338

妖怪・魔族は世の理(ことわり)から何らかの形で解放されているもの
貴方様は不老長寿の宿命を免れていらっしゃるようですが、他に何らかのお力を受けていらっしゃるのではありませんか?
老いゆくご自分をお嘆きになるのではなく、その他の力を以てより良き時間を過ごされることも可能なのではないでしょうか?

貴方様は、聞くところによればかの有名な幽霊族の少年とも渡り合ったそうではございませんか
それほどのお力、有効活用しなければ勿体ないのではありませんか?

なお、念のため申しておきますが、わたくしも不老というわけではございません
わたくしとて赤ちゃんの頃も、やんちゃな幼女の頃もあったのですよ
わたくしは良き日々を送り、遠き時間の彼方でお婆ちゃんになったとき振り返って、良き来し方であったことを実感したいと思いますわ

(それと、お出で下さるのはまことに有難いのですが、お名乗りされるときは名前欄にて御名を表明なされますことを推奨させていただきます)


340 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/09/16(Sun) 22:16
>>333

困りましたね〜。
私は元々、愛玩動物や小動物には目が無いのですよ。
残念ながら、犬さんや猫さんを飼った事は無いのですけど…。

ただ、どちらかと言えば犬さんと仲良くなる機会が多かったですね。
特に、故郷では大らかな大型犬を飼っている方が多くてよく一緒に遊ばせてもらいました。

勿論、猫さんも大好きですよ。
お友達のお家で、炬燵の中で一緒にぬくぬくしたりして…。
そして、子猫さんを抱っこさせてもらった時の感激や嬉しさはよく覚えています。

結論としてはどちらも好きなので…。
どちらかに限定する事は難しいのですよ。

>>334-335(アーチェロお嬢様)

>お歯黒べったりさん

はい、お歯黒をなさった妖怪さんと言えばそちらの方ですね。
私も同じことを考えて調べてみた事はありますが…。
残念ながら関連した伝承や記述は見つからなかったですね。

お歯黒べったりさんは、のっぺらぼうさんと同じく
あくまでビックリさせる方でありそれ以上の事はなさらないそうですね。

>ささ、どうぞこちらへお出で下さいませ
>まずは客間にてお寛ぎになってください…
>お荷物はわたくしがお運びさせていただきます

いえいえお嬢様、それはメイドである私のお仕事です。
母からも、きちんとお世話になっているお嬢様の為に
お仕事を頑張るように言われておりますので…。

(柚明)

では柚葉、お願いね。
それじゃ、きちんとお掃除が行き届いているかも見せてもらおうかしら。
うちの娘が、イタリアのお嬢様の為に相応しいお仕事が出来ているか、チェックさせてもらうわね。

(柚葉)

もう〜!お母さんったら〜!
それじゃ緊張しちゃって、落ち着いてお仕事が出来ないってば〜!

(柚明)
うふふ、冗談よ♪
あくまで評価するのは主であるお嬢様ですものね。
でもアーチェロさん、至らない点があれば遠慮なく御指摘なさって下さいね。

(柚葉)

そ、それじゃお嬢様、すぐに昼餉の支度に取り掛かります。
今日は、お素麺に致しますね。

さてと、細切りにした胡瓜、錦糸卵、ハム、刻みオクラ、大葉、葱…。
飽きずにお召し上がり頂ける具を用意しなくては…。

(昼食の準備をしながら)
…そういえば、玄関に見るからに高級そうなお靴が置いてありましたね。
あれは赤いシャネル…。お嬢様が新たに購入されたのでしょうか?
お靴の方もきちんとお手入れはしておりますが、あれはまだ見た事が無いですね…。

そういえばお屋敷に戻る途中、とても綺麗な貴婦人をお見かけしたのですよね。
日傘と帽子で、お顔を詳しく拝見する事は叶わなかったのですが…。
あの銀髪は、お嬢様を彷彿させるものがありましたね。

確かあちらの貴婦人も、赤い靴を召していたような…。

(柚明)

今時の私達日本人が忘れかけている奥ゆかしさ、落着きと気品のある和の心を湛えた立ち居振る舞い…。
御丁寧なお出迎え、誠に恐れ入ります。

そしてこの純和風のお屋敷とお着物の見事な着こなし…。
この町の皆様から「伊太利亜から来た大和撫子」と御呼ばれになっている訳ですね。(微笑)

(ここで、柚葉が運んできたお茶を頂きました。)

ふう…。本人の前では言えませんけど、お仕事、頑張っているのね。
お嬢様やお屋敷の皆様を大切に想っている事がこのお茶から伝わって参ります。(微笑)

そういえばアーチェロさん、こちらにお邪魔する前にそれはそれは綺麗な貴婦人とすれ違ったのですよ。
日傘と帽子でお顔は拝見出来なかったのですけれど、明らかに外国の方でしたね。

とても綺麗な銀髪の方で、すれ違う際に慣れた雰囲気で会釈されていかれたのですよ。
柚葉も、その方の気品溢れる雰囲気に少々驚いていたみたいですね。

(柚葉)

あら…?素麺の具が少し減っているような…。
私の準備した量が少なかったかしら…?


341 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/09/16(Sun) 23:36
>>336
>>337(アーチェロお嬢様)

ええ、ヒロインや主人公のお母さん、またはお姉さんが登場する回というのは
ファンの方も楽しみにしているお約束の展開ですね。

そして、ヒロインの「お母さん」は若々しくてお綺麗なのも定番ですね。

ひなこさんのお母さんの出てくる展開は、私もよく覚えていますよ。
ひなこさんの成長を無事見届けて、そして東京見物(あの短時間で…)も出来て
満足してお帰りになれたみたいですね。
…それにしても、ひなこさんのお母さんの乗っている乗り物(?)って何かしら…?

でも、ひなこさんのように主人公が女の子ならいいのですけど、
モンスター娘さん達のラミアさんのお母さんの場合は、ホストファミリーの男性の方が本当に大変な事に…。(汗)

>>338

それは、お嬢様の種族の方々に対する羨望ですか?
でも、お嬢様も仰られているようにどのような種族でも時間は有限です。
時の移ろいを嘆くより、限られた時間でどう輝くか、どれだけ生きている意味を見出せるか、
その方が大事だと思いますよ。

それと、心の中で羨むのは自由ですが、御自身の為に他を犠牲にしようという考えだけは
くれぐれも起こさぬようお願い致します。

人に仇なす人ならざる存在を討つ事を生業としている方々を、私も少なからず存じておりますので。

342 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/17(Mon) 18:35
>>340(柚葉さん)

>お歯黒べったりさんは、のっぺらぼうさんと同じく
>あくまでビックリさせる方でありそれ以上の事はなさらないそうですね。

わたくしのように、うっかりすると素で他人様を怖がらせる魔の気を出してしまう者には、わざわざ進んで怖がられようとなさるのはもったいないと思ってしまいます
彼の方たちは狐狸の変化とも言われているようですから、彼らを狩る人族から我が身を守るための所業とも考えられます
人族と妖怪の距離が遠ざかるエピソードは聞いていて寂しいですわね

>いえいえお嬢様、それはメイドである私のお仕事です。
メイドと仰ってもお迎えするのは柚葉さんのご母堂でいらっしゃるのです
せっかくの機会、ゆっくりお話になっては…

>うふふ、冗談よ♪
>あくまで評価するのは主であるお嬢様ですものね。

まあ…、ご母堂様のコロコロと鈴の音を鳴らすように、さも愉快そうな笑い方
そして、困らせられているようで嬉し気な、少し甘えたような柚葉さんの照れ方
傍で拝していて、こちらまで楽しくなってまいります

>でもアーチェロさん、至らない点があれば遠慮なく御指摘なさって下さいね。

至らないなどと、とんでもございません
こちらにいらしていただいてから、柚葉さんに不満を覚えたことなど金輪際ございませんわ
…わたくしのような未熟な異種族に対し、あまりにも良く尽くしてくださって、それを苦労とも思われていない
そんなあの方に、わたくしがどれだけのものをお返し出来るのだろう、と思うばかりです

>そ、それじゃお嬢様、すぐに昼餉の支度に取り掛かります。
>今日は、お素麺に致しますね。

ありがとうございます、やはり昼日中はまだ暑いこの季節、とても嬉しい涼味でございます
喉越し心地良い麺、旨味豊かな、おだしの効いた汁、数々の具の味わいと体にしみこむ滋養…
風鈴の音とともに、なお夏の名残りを楽しめるひと時でございます

>…そういえば、玄関に見るからに高級そうなお靴が置いてありましたね。
>そういえばお屋敷に戻る途中、とても綺麗な貴婦人をお見かけしたのですよね。

…ええっと、それにつきましては、後ほどゆっくりご説明いたします

>今時の私達日本人が忘れかけている奥ゆかしさ、落着きと気品のある和の心を湛えた立ち居振る舞い…。
>御丁寧なお出迎え、誠に恐れ入ります。

(もう、わたくしとしては、ただ平伏するしかございません)
滅相もございません!
ご母堂様や柚葉さんが、この日ノ本の伝統を大切にされ培われたお振る舞いからすれば、まだまだでございます
ですが、そのお心に添えますようこれからも、この国の心を学んでまいりとうございます

>そういえばアーチェロさん、こちらにお邪魔する前にそれはそれは綺麗な貴婦人とすれ違ったのですよ。

…お二方、もしかして我が家の『先客』にお気付きでさりげなく「早く紹介なさい」とプレッシャーをかけておられませんか?

>あら…?素麺の具が少し減っているような…。
>私の準備した量が少なかったかしら…?

!!!
あああ〜、もう、せっかくご母堂様からこの身の立ち居振る舞いにお褒めの言葉をいただいたばかりですのに、今や激昂の情、抑えがたいです
もはや、お二人をたばかることなどわたくしの気持ちが許しません
お母様、出てきていただけますか!?

「…なんなのよぉ、『引っ込んでろ』と言ったり『出てこい』と言ったり。
 朝令暮改は信用を無くす元よぉ?」

…玄関にわざわざ靴を置かずとも、勝手に入って来られますよね?
わざと存在をお二人に印象付けようと画策しましたよね?

「お姑には気を使って、実の母親には冷たいわね〜。」

誰がお姑ですか、早くお出で下さいませ!
…って、いきなりの正装!?

(一族秘伝の儀式の時に着用する漆黒の中に真紅の刺しゅうを施した、吸血鬼族の高位貴族のドレスで母が現れました)

「お初にお目にかかります。
 羽藤柚明様、羽藤柚葉様。
 オルキデア・ディ・カルミーニオ=ミズリーナと申します。
 我が娘のためのご厚情に深謝申すべく参上いたしました。」

…嫋やかな中に威厳を湛えた完璧なカーテシー(女性のご挨拶)
普段適当な態度ばかりなのに、こういう時のお母様の態度は伝統貴族の奥方そのもの…
この方には、わたくし本当にいつもいつも踊らされてばかりだわ…

(ご母堂様と柚葉さんのご挨拶もいただき、ようやく普通の会話が始まりました)


343 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/17(Mon) 20:12
>>341(柚葉さん)

>そして、ヒロインの「お母さん」は若々しくてお綺麗なのも定番ですね。
失礼ながら、今のご母堂様もまさにそうでございますけれど
内面の端然としたお心持ちと深いご人徳も合わさってお姿に現れ、本当にお美しいですね
ご母堂様をモデルにしたゲームをプレイした方が今のご母堂様をご覧になったならば、続編の制作を渇望されること必定でございましょう

わたくしの母も、人間の社交会でよく「お若いですね」と世辞を言われていましたが、実は楊貴妃より年が…

「女性同士でも、みだりに年の話をするのはどうかと思うわよぉ?」

こうして、満面の笑みで人を脅すのも、アニメのキャラのようですわね…

>…それにしても、ひなこさんのお母さんの乗っている乗り物(?)って何かしら…?

「ナインボット・ワン」とか「一輪セグウェイ」と申すらしいですね
わたくしも乗ってみたいと思わないでもありませんが和装ではさすがに難しそうですわ
でも、公道を走るのは道路交通法違反の疑いあり、だそうです
ひなこさんのお母様、逮捕されなかったかしら…
三女ちゃん、検索ありがとうね

>でも、ひなこさんのように主人公が女の子ならいいのですけど、
>モンスター娘さん達のラミアさんのお母さんの場合は、ホストファミリーの男性の方が本当に大変な事に…。(汗)

コミックスの7巻でしたわね
モンスター娘様方のお母様が次々とお出でになって、大変な騒ぎでした
ですが、主人公はいずれの苦難も乗り越えてますます娘様方との愛情を深められました
毎度のことながら久留主公人と言う方の頑張りは、わたくしも大いに見習いたいと存じますわ


344 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/09/20(Thu) 08:12
>>342(アーチェロお嬢様)

>…お二方、もしかして我が家の『先客』にお気付きでさりげなく「早く紹介なさい」とプレッシャーをかけておられませんか?
>もはや、お二人をたばかることなどわたくしの気持ちが許しません
>お母様、出てきていただけますか!?


すみませんお嬢様…。
実は私の場合、母と一緒に貴婦人とすれ違った際に私の『朱珠』が温もりを帯びたのですよ。
それは、お嬢様の時と同じもの…。
お嬢様と同じ『真祖の血』を宿す方に他なりませんから。

…母は、御自身の勘で気付いてらしたようですが。

そしてあの美しい銀髪と会釈をされた際の微笑み、只人ならぬ雰囲気…。
お嬢様の御身内の方に間違いないと感じました。

それに、お嬢様から母上様、奥方様の御話しをお聞きしながら
一族の頂点に立ち、それを統べる御力をお持ちでありながら何処か茶目っ気があり
悪戯好きな微笑ましい方であると感じておりましたので…。

近い将来、もし祖国からお嬢様にお会いになるために日本を訪れるとすれば、
前もって来日をお知らせするよりもお嬢様を驚かせるような形で御屋敷に御見えになるのではないかと
私自身予想していたのですよ。
ふふっ…お聞きしていた通り、茶目っ気のある方なのですね。(微笑)

こちらのちょっと減ってしまった素麺の具材…。
「それだけじゃちょっと足りないわよぉ?」という奥方様からの
さり気ないメッセージかしら。(汗)
ならば、もう少し具材も素麺も量を増やさねばなりませんね。

…お嬢様、お母さん、そして遠路遥々お越し頂き、誠に有難うございます、奥方様…。
昼餉の御支度が整いました。
でもその前に…きちんと御挨拶せねばなりませんね。

>「お初にお目にかかります。
>羽藤柚明様、羽藤柚葉様。
>オルキデア・ディ・カルミーニオ=ミズリーナと申します。
>我が娘のためのご厚情に深謝申すべく参上いたしました。」

お初にお目に掛かります。奥方様…。
旦那様のご厚意により、このお屋敷でお嬢様にお仕えする立場を頂きました、羽藤柚葉と申します。

浅学非才のまだまだ未熟な身ではありますが、お嬢様にお仕えするに相応しい者として認めて頂けるよう
今後とも誠心誠意努力して参ります。
何卒、宜しくお願い致します。

(柚明)

お初にお目に掛かります。経観塚から参りました、羽藤柚明と申します。
娘がお嬢様にお世話になっております。
今日より数日、お嬢様と御屋敷の皆様に御世話になります。

多大なご迷惑をお掛けする事になるかと思いますが、娘共々宜しくお願い致します。」


(柚葉)

(…先程までの会話の中の茶目っ気溢れる雰囲気とは打って変わってこの立ち居振る舞い、
そしてお召しになっておられるドレスと同じく身に纏っておられる優雅さと威厳、そして風格…。
市井の私などでは一度もお目に掛かった事の無い方ではありますが、これが本当の「貴族」と呼ばれる方なのですね…。

お嬢様にお仕えする立場の者として、身の引き締まる思いが致します。)


345 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/09/20(Thu) 22:24
>>342(すみません、続きです)

三姉妹さんも、二階の御部屋から降り手を洗って参りましたね。
そしてレイナさんも…。
皆お揃いになりました所で、昼餉に致しましょう。

…あら?三姉妹さん、目が点に…。

ああ、私の母が来る事は事前にお知らせしていたのですけど、奥方様が来られる事は
存じておりませんでしたものね。無理もありませんか…。

レイナさんは…いつも通り冷静ですね。
(恐らくは毎日の御仕事の事後報告の際のやり取りで奥方様の来訪を存じていましても、
決して口外せぬよう厳命を受けていたのかも知れませんね。)

あらあら…気を取り直したと思いきや、三姉妹さん達、あんなに嬉しそうに…。
奥方様にも、私の母にもあのように綻んだ笑顔を見せてくれて此方までも嬉しくなって参ります。(微笑)

さあ、改めまして本日の昼餉はお素麺になります。
もし麺や具が足りなくなりましたら、遠慮なくお申し付け下さいませ。

さてと…御食事が終わりましたら一度お風呂の準備をしなくては。
この暑い中遠路はるばる参られた奥方様と母に、旅の汗を流してゆっくりして頂きましょう。

その後のご予定に関しましては…一度お嬢様と相談致しましょうか。

346 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/22(Sat) 13:38
>>344(柚葉さん)

なるほど、朱珠のことがありましたね
でも、たとえ朱珠がありましょうとも、互いの心に通じるものなくば、あの珠は光らないはず
柚葉さんには以前から母に対して過分な誉め言葉をいただいていましたが

「ちょっとぉ、過分って何よぉ」

柚葉さんとお母様も、気持ちが通じ合っていると申しているのです
それはとても良いことだと喜んでおりますわ
ですが、お母様が柚葉さんを高く買っておいでなのは…以前から柚葉さんのひととなりを観察していらっしゃった、そういうことですか?

「そりゃあもう見ていたわよぉ、娘のお嫁さんだもの、親として気になるじゃないぃ。
 わたくしだけじゃない、去年、この娘さんの実家にご挨拶に行った時も、城内から使い魔を派遣して守備を観察しようとする侍女たちがいたから、ちょっと叱っておいたげたわよぉ。」

少し間違った認識が混じっているようですが、聞かなかったことにいたします
で、ご自分はしっかり遠方から観察なさっていたのですよね?

「地元のガードが意外と固くって、あんまり楽しめ…観察できなかったけどねぇ。」

…この次に経観塚へまいりましたら、ノゾミ様に盛大に苦情を言われる気がいたします

>それに、お嬢様から母上様、奥方様の御話しをお聞きしながら
一族の頂点に立ち、それを統べる御力をお持ちでありながら何処か茶目っ気があり
>悪戯好きな微笑ましい方であると感じておりましたので…。

「あらぁ、わたくしのことよく分かってくれているみたいねぇ。
 それに、初対面の人間なのに少しもわたくしに物怖じしないなんて、気に入ったわぁ。
 どう?このまま、わたくしにお持ち帰りされてみないぃ?」

…柚葉さんとの距離を詰めて、彼女の頬を撫でさするのはお止めいただけませんか?
ご母堂様の前で恥ずかしい真似をされると、わたくし本気で怒りますよ?

>お初にお目に掛かります。奥方様…。
>旦那様のご厚意により、このお屋敷でお嬢様にお仕えする立場を頂きました、羽藤柚葉と申します。

「うちの旦那のせいで苦労かけるわね。
でも、ここは良い空気に満ちている。
温室育ちのうちの娘がこんなに此処に馴染めているのは、きっとあなたのお蔭ね。
無理にとは言わないけれど、この娘に仕え甲斐があると思ううちは、支えてやってちょうだいな。
その任は自分には『役不足』 −誤用が多い言葉らしいから気を付けてね― だと思う時が来たら、その時は朱色の珠が教えてくれるでしょう。

柚明様も…、今しばらく娘さんを借りることを許してくださいな
どうか…。」

お母様…

「もちろん、その気があるならさっき言った通りわたくしがお持ち帰りしてあげても良くってよぉ?
 お二人とも、ね。」

やはり、帰ってくださいませんか?
それと、柚葉さんに仰らなければならないことが他にもございませんか?

>こちらのちょっと減ってしまった素麺の具材…。
>「それだけじゃちょっと足りないわよぉ?」という奥方様からの
さり気ないメッセージかしら。(汗)

このことでございます、お母様
いくらなんでも、お行儀が悪いですよ
柚葉さんにお謝り下さいな

「はあぁ?なんでわたくしが?
 わたくし、つまみ食いなんかしていないわよぉ?
 多分、あの子たちじゃないかしらぁ、ここに来るまでに知り合った妖怪の子たち。
あんたのこと聞いているうちにここまで一緒に来ちゃってさぁ。」

それをお家に上げられたのですか!?
そのまま放っておいて、ここでくつろいでいないでください!

「あんたが『来い』って言ってわたくしを呼んだんじゃないのぉ。記憶力衰えたの?」

……

「心配しなくても、もうすぐ野菜とか新しい食材が届くと思うわよぉ?」

え、それってどういう…?

「ここの来る途中、商店街で威勢のいい青果店のお嬢ちゃんに声かけられてさぁ。
 あんたの親だって言ったら、
『お近づきの印に新鮮な野菜届けますんで!』
って言って、それから肉屋さんとか魚屋さんとかも…。」

(それからしばらく、玄関に来る商店街の方々と応対したり、奥座敷の妖怪のところへ話をしに行ったり。
 その後ようやくあらためて柚葉さんの昼餉をいただくことになりました。)


347 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/22(Sat) 22:30
>>345(柚葉さん)

>…あら?三姉妹さん、目が点に…。

おもむろにわたくしの傍に寄ってきましたが、随分心配そうな顔ね
ご安心なさい、別に貴女たちを呼び戻しにいらしたとか、そういうのじゃないから
日本でどんな風に過ごしているかお母様にお話して、イタリアの仲間たちへのお土産話にしてもらいなさいな
わたくしについてきてくれたために、随分と長いことお話で来ていないのだから

>レイナさんは…いつも通り冷静ですね。

(ひそひそ)
…柚葉さん、柚葉さん
レイナさんのお名前、お母様の前で明言なさるのはちょっと待ってくださいませね
そのことで、以前レイナさんから釘を刺されていますから
「私が本名を明かしました件、奥方様やメイド長にはご内聞に願います。
まさか処分はされますまいが、叱責(伝統の公開お尻百叩きの刑)は必定かと思いますので……。」

http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=461367355&st=68&to=68&nofirst=true

さすがに、この刑が執行されるのはあまりにも忍びないですから…

「ちょっとアーチェロ、ヒソヒソ話ならもう少し声を落としなさいよぉ。
 貴女、人間界に慣れ過ぎて、自分たちの聴覚の鋭敏さを忘れているんじゃなくてぇ?
 あー、今はちょ〜っと、聞こえなかったけどねぇ。本当よぉ?」

…ちょっと、お二方のおもてなしについてのお話でございます
こちらの相談事ですので、お気になさらず

「ところで、『レイナ』。お勤めのご褒美に新しい剣を持ってきたから、お使いなさいねぇ。」

…もしかして、聞こえてました?

「あ〜、うっかり言っちゃったわぁ。
 メイド長に叱られるから、内緒にしてねぇ。」

庇ってくださっているんだか、脅していらっしゃるんだか…

>あらあら…気を取り直したと思いきや、三姉妹さん達、あんなに嬉しそうに…。
>奥方様にも、私の母にもあのように綻んだ笑顔を見せてくれて此方までも嬉しくなって参ります。(微笑)

「どうやら柚明様に懐いていらっしゃるようようねぇ。
 うちの者たちがすっかりお世話になったお礼がしたいですわね。
 そうそう、『邪神』なる者はもうすっかり塵芥に返されたのかしら?
 まだ懲りずに出てくるようなら、わたくしが譲り受けて、おもちゃ…じゃなくて、お仕置きさせていただきますから遠慮なく仰って下さいませね。」

…はい、仮に万一そんなことがございましたら、もちろん誰よりも先にわたくしがご母堂様や柚葉さんの楯になりましょう

>さあ、改めまして本日の昼餉はお素麺になります。

「日本の冷製パスタねぇ?
本当に、純白で涼しげだこと
この色合いはわたくしイタリアのパスタより好みかもしれないわぁ
ふふっ、白の中に一、二本色のついたパスタが混じっているのが奥ゆかしくて良いわねぇ
あら、長女ったら、フォークは要らないわよぉ
 これでも日本には出島から上洛・出府したのだって一度や二度じゃないんだから、懐石料理だって経験済みよぉ。」

>さてと…御食事が終わりましたら一度お風呂の準備をしなくては。
>この暑い中遠路はるばる参られた奥方様と母に、旅の汗を流してゆっくりして頂きましょう。

わたくし、ご母堂様のお背中を流させていただくのをずっと楽しみにしていましたわ
あの経観塚の温泉の楽しいひと時がまた我が家で過ごせるなんて、こんな嬉しいことはございません

>その後のご予定に関しましては…一度お嬢様と相談致しましょうか。

はい、ご母堂様に快適に、そして楽しくお過ごしいただくために…
柚葉さんは、わたくしの母のことも気を遣ってくださっているのでしょうけれど、なにしろ気まぐれでマイペースな人ですから
いきなり突拍子もないことを言い出したり、フラッといなくなったりしても、あまり気にせず流してくださって大丈夫ですからね?


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