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【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ五

1 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/01/04(Tue) 07:59
皆々様、新年おめでとうございます。
厳寒の候、どうぞお体ご自愛下さいませ。

わたくし、イタリアより参りました吸血鬼のアーチェロ・カルミーニオと申します。
お蔭をもちましてこの度、ここに新館ノ五を立てさせていただきました。
何卒よろしくお願いいたします。

(過去スレ)
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ壱
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=461367355
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ弐
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=478946904
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ参
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=519003578
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ四
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=593906122

まずは、自己紹介させていただきます。

名前:アーチェロ・ディ・カルミーニオ=ミズリーナ
   普段はアーチェロ(名前)・カルミーニオ(姓)と名乗っています。
性別:女性
年齢:565歳
   なお、ここでは年を経ても年齢は固定されています。
   長期連載されている日常系の作品と同じように考えて頂ければ幸いです。
容姿:身長168cm。体重0〜53kg(『実在のレベル』を変えることで体重も増減するのです)。
   B85. W55. H82。
   髪型はストレートロングの銀髪です。
   日本で『外人』とよく言われますところの西洋白人の容貌です。
   口内に鋭利な牙があり、必要に応じて背中よりコウモリ型の翼を出すことがございます。
好きなもの:家族・友人 お昼寝 甘酒
嫌いなもの:家族・友人に仇なす者 流血沙汰
その他自己紹介:
   中部イタリアに領地をたまわる侯爵家にて生まれ育った吸血鬼の小娘でございます。
   もともと領地の人間に興味を持ち、恐れられるのも省みず仲良くなりたい想いで過ごした数百年を
   経て、伝え聞く日本国、人と神々と妖(あやかし)が共に在るこの国への憧れを募らせて、一族
   郎党の制止を振り切ってこの地へ参りました。
   今はこの緑豊かな地方にて古き屋敷に家族とともに住み、ご近所の方々とおつき合いさせて
   いただいています。

以下、お願い申し上げます。

・ご近所同士、マナーをお守りください。
・セクハラや猥談、誹謗中傷はお控えください。
・名無しさん同士で過度に話し込むのもお控えください。
・その他、荒らしや迷惑行為に該当するような言動はお慎みください。
・初めていらっしゃるキャラハンの方は以下の各項目をご記入ください。
名前:
性別:
年齢:
容姿:
好きなもの:
嫌いなもの:
その他自己紹介:(何かあれば)


51 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/02/05(Sat) 15:16
>>46(グリッタちゃん)

>以前一緒だった千夜さんは、私たちの種族にケンカを売られたりして
>あまり仲は良くなかったそうなんですけど…。

そう言えば、千夜先輩がそうおっしゃっていたと伺いましたわ。
二年前のGMWの後のことだそうですけれど。

『オスの人狼か。確かにヤツらはめんどくせェ。
 夜道で会う度にキャンキャン吠えやがってよォ、顔を合わせればケンカしてたっけ。
 でも、話してみると案外悪いヤツらでもなかったりするんだよなァ。憎めない種族だよ、まったく。』

きっと人狼の方々も異種族の千夜先輩とどう接していいのか戸惑ってしまわれたのでしょう。
まして千夜先輩は強い力をお持ちでしたから。
それでも『憎めない種族』とおっしゃる千夜先輩は種族の壁で立ち止まらないご器量をお持ちだった
からこそ、ああも力強くしなやかに振る舞うことができたのでしょう。
それはグリッタちゃんも同じことだと思いますけれど。
でこうしてお二人にとって新顔だったわたくしを温かく後輩として、友として迎えていただけたの
ですからね。

>吸血鬼さんと仲良しの人間の娘がいてくれたらきっと間を取り持ってくれますよね。
>あの子たちとも、お友達になりたいなあ。

わたくし、柚葉さん、そしてグリッタちゃん。
みんな灯様たちとお友だちになりたいもの、と意見が一致したようで嬉しいですわ。
どちらにお住まいか分かるならば、ぜひわたくしからお手紙を書いてあちらをお訪ねする約束を取り
付けたいものでございます。

>はい!じゃあお互いにどんなスイーツやお料理を作ったかお手紙でやりとりしたいですね!

あら、それはまこと楽しみですわ。
グリッタちゃんがどんなレシピを教えていただけるか…、帰りの新幹線はその創造の海にたゆたって
しまいそうですわ…。

(わたくし、『蘇』のことを思って独り言ちてしまいます。)
『蘇』は発酵させないフレッシュチーズの一種と言えると思いますが、このタイプでわたくしのお気に
入りはイタリア・ロンバルディア地方の『マスカルポーネ』。
そして『マスカルポーネ』といえば、ティラミスやフロマージュケーキがとても美味しいですわ。
帰りましたら『蘇』を使ってこれらを作って試食してみることといたしましょう。
上々の首尾でしたら、グリッタちゃんにもご紹介させていただきますね。

>種族によっては
>「人間が我々の身体の構造や弱点を知って、我々の種族を駆逐するのに利用しないという
>保証がどこにあるのか。」
>と、知識の共有や提供を拒むことも珍しくなかったそうですよ。

まあ、それでは『本部』というところはメンバーに人間も含まれているのですか?
確かに千夜先輩への「種族別補償」が人血なのですから、人間にも志を同じくする仲間がいなければ
成り立ちがたいでしょうし得心が行きますわ。
そうして、多くの疑心暗鬼を乗り越えて他種族が所属する組織になったのはメンバーの方々の信頼
醸成のためのたゆまぬ努力があったからこそなのでしょう。
わたくし多年にわたり他人様から敵視されて、時に心が折れそうになったこともありますけれど、
そのような方々がいたことを思えば、まだまだ自分など至らない、と思わされますわね。
グリッタちゃんのお母様が遺されたお言葉といい、わたくし多くの方から励ましをいただけましたわ…。

わたくしの実家も製薬や医療に関して事業を起こして長年経ちますゆえ、もしかするとどこかで『本部』と
繋がっているのかも知れません。
いちどぜひ『本部』の方とお話しがしてみたいですわ。
部外者のわたくしがそう易々とお会いできるとは思えませんけれど、いつかきっと…。

52 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/02/05(Sat) 18:01
(すみません、お返事の順番を少し変えさせていただきます。)

>>47(グリッタちゃん)
>>50(柚葉さん)

>わあ、アーチェロさんありがとうございます!
>観光客の皆さんの安全のために、鹿さんの角を切る「鹿の角切り」の行事があるのは知ってますけど
>こういう形できちんと生かされているんですね。

グリッタちゃんとおそろいが嬉しいので、おそろいができるのはむしろわたくしのとってご褒美なのですよ。
そして鹿さんたちは想い出の数々にまた一つこうした素敵な1ページを下さってお礼を申したいですわ。
鹿さんたちにとっては角切りは大変ですよね…。

牡鹿さんの雄々しき姿、愛する牝鹿さんや子鹿さんを守る力の源泉を切られるのですから。
いかに佐保姫様や白鹿さんから説明されても、切られることは中々抵抗感が大きいのでしょう。

>だからこそ、鹿せんべいをあげる事は鹿さん達と共存し感謝の気持ちを捧げる上でも
必要な事なのでしょう。

はい、まことそのとおりでございますわ。
鹿さんに近づき愛でさせていただく我々の方こそ、共存のために文字通り身を切る想いをされている
鹿さんたちへの感謝を忘れてはならないことと存じます。
その意味で、お煎餅を喜んで食べてくださった鹿さんのそのお心をこそわたくしも心に留めたいですわ。

そして人々と鹿さんの間に立ってくださる白鹿さんにもあらためてお礼申し上げますわ。
わたくしに何か白鹿さんのお役に立てることがありましたら、遠慮なくおっしゃっていただきたいです。

>白鹿さん、流石は佐保姫様に仕える「神使」でいらっしゃいます。
>あの愛らしい方が、陰ながら鹿さんと市民や観光客の皆様の共存を守ってきたのですね。

最初はわたくしが甲斐千鶴さまの絵の中にその姿を認め、土地神様のお社で柚葉さんと共にお会いした
白鹿さんですが、今ではグリッタちゃんと手と手を取る見目麗しく心優しき恋人としてその存在感は
とても煌いて見えます。
思い出多き白鹿さんにはこれからもお元気でグリッタちゃんと寄り添い合っていていただきたいですわ…。

>もし次にアーチェロさんのお屋敷を訪れた時は、あの時の着物と一緒に付けさせて下さい。

はい、ぜひに!
そのときを楽しみにしておりますわ。
グリッタちゃんの黄金の髪の中で光を反射し合ってキラキラ光る簪はきっと美しい光の協奏曲を奏でて
くれることでしょう…。

>ええ、またお屋敷をグリッタちゃんが訪れた際にはあの思い出の着物と是非…。
>勿論私も、その際には着物でご一緒させて頂きます。

ああ…、またこうして三人で着物を着ることができる素晴らしい日が訪れるのですね。
それも今度はそれぞれに似合った簪もつけて。
またグリッタちゃんがいらっしゃれる日、いつどの日になることでしょう。

グリッタちゃんお忙しい身、これからはご異動のこともありますから、重々日にちに注意して良き日を
選ばねばなりません。
場合によってはグリッタちゃんのご出立を祝う歓送の宴になるかも知れませんわ。

(すみません、続きます。)

53 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/02/05(Sat) 18:06
(続きでございます。)

>>47(グリッタちゃん)
>>50(柚葉さん)

>…直接的な関わりのある白夜様はまだしも、朱乃さんも…。
>風蘭寺に居られる方に、何か同じ境遇を感じていらっしゃるのでしょうか…?

朱瑠さんも、
「なんとなーく想像はできるんですけどー、このまま何事もないといいなー、って思ってるところなん
 ですよー。」
とちょっと困り顔でおっしゃっていました。
最後の目的地…風蘭寺で、何か思うことがあればお聞きしたいですわ。

>でも、無理やりそれを解こうとして千切ってはいけない。
>丁寧に紐解き、改めて絆として結び直す…。
>それが私達の為すべき事となりそうです。

さようですわね。
わたくしはどうも気が急いてしまっているようです。
柚葉さんにそう言われますと、また絆が結ばれる大切な機会なのでしょう。
心して落ち着いてまいりますわ。

(風蘭寺の前でございます。)

>…え、折角アーチェロさんの言うように趣のあるお寺だなあって思ってたし、
>白夜さんの言っていたキツネさんたちの気配が感じられてちょっとわくわくしてたんですけど…。
>何だか物騒な予感…。

まあまあ、せっかくグリッタちゃんが楽しみにしていただいていたのに。
佐保姫様の御冗談とは申せ、藤子不二雄A先生の代表作に出てくる三人組と同じ種族のそろい踏み、
もっと穏やかなものであってほしかったです…。
でも、きっとここが白夜様にとっての正念場。
そしてわたくしたちに新たな絆が生まれるこの旅の最後の大切な場所になるのでしょうか…。

白夜様の方を掴んだ男性、落ち着いてよく見れば、傷跡深いあのお顔はやはりかの有名な方でいらっしゃる
のでしょう。
そして深い悲しみの影に曇った瞳…そこからどんな思いが去来しているのでしょう?

(さらに続きます。)

54 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/02/05(Sat) 18:08
(続きでございます。)

>>47(グリッタちゃん)
>>50(柚葉さん)

>あわわわわ…。
>あれから白夜さんにお話を聞いたんですけど、大変なことになっちゃった…。
>で、でも見てるだけなんて出来ないよ…。

まあ、グリッタちゃんが自ら一歩前に!?
憂いを帯びていながら、毅然とした真剣なまなざし…。
どうなさるおつもりかしら?
身を震わせていらっしゃる、けれど後には引かれないご様子。
ならば、わたくしはいざというときいつでも飛び出せる気構えでただ見守ることしかできませんわ。

>事情は色々あると思いますけど、乱暴はよくないですよ…?
>これ食べて、落ち着いてからお話しませんか…?

「んん?
 何だ、君は?
 わたしは今この九尾の狐と話をつけたいのだ。
 割って入らないでもらおうか?」

>きゅ〜んきゅ〜ん…。

「むうっ、だから邪魔はしないでくれと…。」

>(怖がっているので声が震えてます…。)

「く、くうう…。
 なんという伏兵を連れてきたのだ、貴女は。
 このようないたいけな…いや、そんなことは今はどうでも。
 ああっ、見るな、わたしにそんな目で訴えかけてくるなあ!」

…あ、あら?
フランケン…、いえ風蘭様、怒気が弱まってすごく困っていらっしゃる様子ですが、これは一体?

「あの〜…。」
「ちょっとよろしいですか〜。」

あら、ホッキョクギツネの尼僧のお二方、震えながらこちらに声をかけてこられましたね。
ええと、わたくしで良ければお伺いしますわ。

「風蘭様はそういう方なのですよ〜。」
「小柄でいとけない方には弱いのです〜。」

そうなのですか、よかった。
グリッタちゃん流石でいらっしゃいますわ。
これで少しは場の空気が緩むと良いのだけれど。

「ここは人目につきますから〜。」
「よろしければ、中に入ってお話ししたいのですが〜。」
「そちらの方は…狼さんでいらっしゃるのですか〜?」
「わたくしたちを食べないでくださいますか〜?」
「北極で追い回された二の舞はもうイヤですよ〜。」
「狐のわたくしたちは狼さんにはかなわないのですよ〜。」

それでしたら大丈夫でございます。
この方はお優しく、かつ神使の白鹿さんと縁を結ばれたほどの方なのですよ。

「本当ですか〜?」
「それなら、風蘭様〜、この場は収めてください〜。」
「言いたいことは奥の寺務所で〜。」
「そうそう、寺務所で〜。」

「その寺務所が嫌なのだ!わたしは!」

「ひいいっ!」
「こわい、こわい〜、
 …ってあれれ?」

「うおっ!?
 なんだ?髪が絡まってきた?」

「このままじゃ、話が進まないだろう?
 さっさと入ってくれんかな?
 こちらも予定があるんでね。」

…ずっと黙っていらっしゃった朱乃様が髪を伸ばして風蘭様の腕に絡ませて、白夜様から引き離して
しまわれた…。
これでようやく中へ招いていただけそうですわね。

(すみません、いったん切らせていただきます。)

55 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2022/02/05(Sat) 19:02
>>47(グリッタちゃん)
>>51(アーチェロお嬢様)

>でも互いに生きる場所を守るために、命を救い、守るために少しずつ歩み寄って
>色々な制度や医療体制が作られていったそうです。

そうでしたか…。
お嬢様の経緯然り、今までお聞きした異種族の方々のお話然り…。
「歩み寄る」というのは決して簡単ではないのですね。

でもその中で「種族に関係なく、命を護りたい」という志をお持ちの医師の皆様の熱意が光明となり
様々な制度を作り上げてきたのでしょう。
こういったお話は、お嬢様にとっても光明となって下さいます。
「本部」の方々には、本当に感謝ですね。

>でこうしてお二人にとって新顔だったわたくしを温かく後輩として、友として迎えていただけたの
>ですからね。

…千夜さん、仰っていましたね。
「歌」に、種族は関係ないと…。
ある方は「医療」をもって…。
ある方は「歌」をもって…。
隔てられている壁を乗り越えていかれるのですね。

心が赴く事があれば、是非もう一度…。
千夜さんにもお会いしたいものですね。

>はい!じゃあお互いにどんなスイーツやお料理を作ったかお手紙でやりとりしたいですね!
>グリッタちゃんがどんなレシピを教えていただけるか…、帰りの新幹線はその創造の海にたゆたって
しまいそうですわ…。

はい、「蘇」は私も初めて味わい、そして初めて使う食材です。
従来のチーズとの違いも含め、色々と調べる余地がありそうですね。
だからこそ、どんなスイーツやお料理が出来るかも楽しみです。
お互いに、頑張りましょうね。

>わたくしの実家も製薬や医療に関して事業を起こして長年経ちますゆえ、もしかするとどこかで『本部』と
>繋がっているのかも知れません。

ええ、焦らずともいずれお嬢様にもそういった機会が訪れると思います。
細い糸も辿っていけば、いずれは…。
先端は細くとも、それは確かに繋がっている筈です。

56 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/02/05(Sat) 22:07
>>48
>>49(柚葉さん)

2月はわたくしたちにとって胸高鳴る二つの行事がございますこと、既に柚葉さんからお聞きになら
れたようですわね。

故郷のお城で日本の絵本を読んでこの日を知ったときは『鬼を祓う日』と聞きましたので、とても悲しい
想いをいたしましたがさにあらず。
節分は魔を祓いわたくしたちの町の息災を願う日と知りましたので、わたくしも土地神様の氏子として
しっかり務めさせていただく所存ですわ。
幸い土地神様の加護はたいへんあらたかゆえ、皆々様日々是平穏と安堵しておりますが。
いざとなればこの身を賭して、街の皆様の盾となる所存でございます。

幸い、柚葉さんが申されるように東北の鬼の皆様が、彼の地の密かなる神魔国に君臨される『瀬織津姫』様
より遣わされているのですよ。
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=593906122&st=153&to=153&nofirst=true
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=593906122&st=156&to=171&nofirst=true

>男女共に3人ずついらして下さったのですが、皆精悍で凛々しく
>礼儀正しい方々でいらっしゃいますわ。
>…美男美女揃いとあって、商店街の皆様も色めきだっております。

はい、商店街でも会長以下皆様大歓迎され、特設ステージの準備も順調ですわね。
そしてこういう賑やかな祭典をプロデュースしてくださる方がお二人。
青果店のお颯様が発案し、演劇部の高橋部長様が脚本と演出をなされる刺激が上演されるというのが
今のもちきりの話題ですわね。
かつての坂上田村麻呂様と阿弖流為公との戦い、そして阿弖流為公と瀬織津姫様との逢瀬を描いた史劇が
上演されることとは、お客
様も既にご存知かもしれませんね。
既に良い場所を確保しようとステージ前に陣取っている方も大勢いらっしゃるとか。

ですがわたくしたちはまず鬼の皆様が快適に過ごしていただけるよう我が家を調えるのが肝要。
料理はもちろん柚葉さんを中心にメイドの皆が頑張ってくれたお陰で、お戻りになった鬼族の皆様が
身も心も癒していただけることでしょう。

バレンタインデーもまた恒例の楽しみですが、まだどんなチョコを創ろうかと思案している最中で
ございます。
我が家の皆、お友だち、そして瀬織津姫様と鬼の皆様方にもお贈りするつもりでおりますわ。

2月は他に国の祝日として、紀元節と天長節という日ノ本の悠久の歴史を感じさせる日もございますが、
こちらはそれら歴史に思いを馳せながら静かに過ごせれば、と思っております。
え、長女ちゃん、両方の日とも戦後名前が変わったのですか?
困りましたわね、一度覚えてしまうと中々情報の上書きができないのですよ。

さて、柚葉さんは忙しいゆえこの場を離れられましたが、もう少しわたくしにおつき合いいただけますか?
節分に合う歌は無いかと探してみましたら、とても心弾む可愛い歌を見つけましたの。
吉澤嘉代子様の歌で、その名も「鬼」。
曲調も歌詞も、そしてyoutubeにアップされた映像もとても可愛くて気に入りましたの。
ハンディカラオケがありますので、よろしければデュエットにおつき合いくださいませ。


57 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/02/06(Sun) 07:39
>>55(柚葉さん)

>でもその中で「種族に関係なく、命を護りたい」という志をお持ちの医師の皆様の熱意が光明となり
>様々な制度を作り上げてきたのでしょう。
>こういったお話は、お嬢様にとっても光明となって下さいます。

グリッタちゃんや千夜先輩の伝えてくださる言葉は本当にわたくしにとっての道を照らす光明でござい
ます。
柚葉さんの存在がそうであるように…。

「本部」の方々が組織を立ち上げ維持していくことの労苦がいかばかりであったかを思うと、同じく命の
護りに携わったわたくしの実家の事業のことも改めて見つめ直したい、と思えましたわ。
そうした事業があるにもかかわらず、日本に出奔した自分にを思うにつけ胸に少しの痛みを覚えるのは
事実ですが。
でも、日本に来て多くの方々と知り合わなければ、わたくしは多くのことに気づかないままだったで
しょう。
だから後悔はございませんが、いつかは「本部」の方に教えを乞いたい、と切に思いますわ。

>…千夜さん、仰っていましたね。
>「歌」に、種族は関係ないと…。
>ある方は「医療」をもって…。
>ある方は「歌」をもって…。
>隔てられている壁を乗り越えていかれるのですね。

はい、千夜先輩はこうおしゃっていたそうですね。

>アタシだけが楽しい世界も悪くはなかった! ――でも、そんなのはもう遠い昔の話さ。
>今は、人間には人間のままでいて欲しいと思う。アタシは人間の生み出す音楽が好きだから。
>ライブっていう、アンタらと心を通わす手段を知ってからは、人を襲うことも自然と減った気がするよ。

種族を越えて繋がることの大切さ、それを現実のものとする「歌」の力。
異種族を忌み排斥する力が働く一方で、様々な形で心の壁を超えて手を取り合おうとする人々の努力も
また途切れることなく続いていることを教えていただきました。

あらためて会いたいと切に思います。
千夜先輩…。

>はい、「蘇」は私も初めて味わい、そして初めて使う食材です。
>従来のチーズとの違いも含め、色々と調べる余地がありそうですね。

奈良で現代に甦った「蘇」ではありますが、古代の製法や使い方はまだすべて明らかにされたわけでは
ないようですね。
なればこそ、柚葉さんのお手をもってすれば全く新しい使い方も拓けるのではないでしょうか?
わたくしもチーズを多用するイタリアの生まれですから、いろいろなお料理に挑戦してみようと存じ
ます。

>ええ、焦らずともいずれお嬢様にもそういった機会が訪れると思います。
>細い糸も辿っていけば、いずれは…。
>先端は細くとも、それは確かに繋がっている筈です。

聞くところによりますと、チーズは中国医学において様々な薬膳としての効能を認められているそうですね。
「肺を補う」「腸を潤す」「陰液(人体を構成する液体成分)を養う」「のどの渇きを止める」と、その
効能は多岐にわたるそうでございます。
特に血を含む陰液を養う、というのが素晴らしいですわね…。
「本部」の方とお会いするときは、ぜひ「蘇」を使った美味しいお料理やスイーツをお土産といたしとう
ございます…。


58 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/02/06(Sun) 14:49
>>54の続きです。)

(風蘭寺の門から歩きがてら自己紹介しつつ、寺務所に案内していただきました。)

あ、これ奈良のお土産のお菓子の『ならんでならんでしかまろくん!』です。
よろしければどうぞ。

「わざわざ、ありがとうございます〜。」
「それではお茶を淹れますのでお待ちください〜。」

(寺務所に入ってみんな卓を囲んだのですが…。)

「風蘭様、お客様の前ですよ〜。」
「隅っこで壁に向かって無言は無いですよ〜。」

困りましたね…、この重い空気どうしたらよいでしょう。

「それでー、さっきのパトカーは何だったんですか―?
 どうしておまわりさんに護送されてたんですかー??」

朱瑠さん、直球で斬り込んでいかれますね…。
でも、物怖じせず口火を切ってくださったので、どうやら狐のお二人も頷き合っておられます。
しばらく静聴いたしましょう…。

「とりあえず、この部屋の上の方を見ていただけますか〜?」
「ますか〜?」

上の方…?
あら、お部屋の長押(なげし)の上、ぐるりと部屋を囲むように額がかかっていますが…。
まあ、これら全部、感謝状ですの?
そして、お名前は全部『風蘭殿』になっておりますわね。
『誘拐事件の捜査に協力』、『強盗の現行犯逮捕に協力』、『入水した女性の人命救助』、『火災現場から
子どもを救出』、『国際テロリスト拘束』…?
警察や消防署、駐日大使館からのものがこんなに…。
これはまた壮観、というかなんというお手柄と申しますか…。

「今日も、また手抜き工事でビルが崩落した現場から母娘を救助したっていうので〜。」
「感謝状をまた授与されたのですよ〜。」
「それで大手柄を聞きつけて近隣の人たちが警察署に押しかけたので〜。」
「このままじゃ帰って来られないからって、パトカーで送ってもらったのですよ〜。」

まあまあ…、長きにわたり多くの方のために頑張っていらしたのですね。
本当に素晴らしいですわ。

「…感謝状など、一枚あれば十分だったのだ。」

あ、あら、風蘭様?
壁の方を向いたまま、ものすごく不本意そうな口調でいらっしゃいますね?

「どの事件も、これで他人は助かっても自分はそこで果てておかしくない事件ばかりだったんだ。
 強盗に銃で撃たれる、急流に流される、猛火に包まれる…、これでもう終わりにできる、と思って安堵
していたのに。
 なぜか、いつも生き永らえてしまう、そんなつもりはなかったのに、何度捨て身の諦念に身を委ね
 ても、必ず魂魄は執念深く、この醜い肉体から離れようとしない!

 そして思い当たった。
 これが、九尾の狐、貴女の仕業だとな。」

「…え〜、わたし、なにかしたっけ〜?」

「とぼけるな!これだ!」

まあ、急にシャツを脱ぎ捨てられてどうなさったのかしら?
…と、あら、風蘭様のお背中に何か付いているようですが。
それは護符?

「…そう、それも神力のろくに籠っていない気休めの類いではない。
 わたしが自ら飛び込んだ危難から有無を言わさず引きずり出す、強力な力を籠めた護符だ。
 おかげで私は今も過去の罪を贖うための自裁もできないでいる!
 貴女がこの寺を出ていく前にこっそり貼り付けたのだろうが、わたしにはいくら剥がそうとしても
いかんともし難かった。
 今日こそ、この護符を剥がしてもらうぞ…。」

なるほど、白夜様と再会した途端に食ってかかって来られたのはこのことだったのですか…。
白夜様、黙って聞いておいでですが、どうなさるおつもりなのかしら…。

(すみません、ここでいったん切らせていただきます。)


59 名前:人狼メイドグリッタ ◆1hgZO.RI 投稿日:2022/02/06(Sun) 23:07
>>50(柚葉さん)
>>53-54(アーチェロさん)

>…あ、あら?
>フランケン…、いえ風蘭様、怒気が弱まってすごく困っていらっしゃる様子ですが、これは一体?

と、取り敢えず落ち着いてくれたみたい、良かったあ…。
え、え〜と、風蘭さんでよろしいですか?
は、初めましてっ!私、人狼族のグリッタですっ!
白夜さんとは奈良へご一緒させて頂きました。

突然押しかけちゃって、申し訳ありませんっ!
とりあえず、白夜さんから手を放してあげてもらえますか?

>グリッタちゃん!?
>…やはり、白夜様が心配なのね。
>まあ、グリッタちゃんが自ら一歩前に!?

…すみません、白夜さんが心配で…。
でも、風蘭さんが落ち着いてくれたみたいで良かったです…。

>あら、ホッキョクギツネの尼僧のお二方、震えながらこちらに声をかけてこられましたね。
>ええと、わたくしで良ければお伺いしますわ。

キツネさんの気配がしてましたけど、この寺院の関係者の方だったんですね。
改めて初めまして。人狼族のグリッタといいます。
わあ、改めて見ると可愛い〜♪お友達になりたいなあ。

>「そちらの方は…狼さんでいらっしゃるのですか〜?」
>「わたくしたちを食べないでくださいますか〜?」

…そんなこと、しませんってば。(汗)
逆に私の方が懲らしめられちゃいそうですね。
それより、白夜さんと風蘭さんが落ち着いてお話が出来ればいいんですけど…。

>…ずっと黙っていらっしゃった朱乃様が髪を伸ばして風蘭様の腕に絡ませて、白夜様から引き離して
>しまわれた…。
>これでようやく中へ招いていただけそうですわね。

朱乃さん、ありがとうございました…。
これで何とか、落ち着いてお話が出来そうです。

…朱乃さん、ちょっと怒ってますね。
静かだけど、それでも雰囲気が伝わってきます…。
流石は街道の親分さんたちに認められてただけありますね…。

すみません、ホッキョクギツネさん、お邪魔してしまったお詫びに
何か出来ることがありましたらお手伝いさせて下さい。
それとこちらのお弁当とお茶、よろしかったら風蘭さんに…。

(すみません、一旦切りますね。)

60 名前:人狼メイドグリッタ ◆1hgZO.RI 投稿日:2022/02/09(Wed) 20:44
>>54 >>59(アーチェロさん)

>困りましたね…、この重い空気どうしたらよいでしょう。

うう〜。やっぱり色々と事情があるみたい…。
でも、問題を起こしちゃったのならパトカーのお巡りさんが送り届けてくれるかな…?
それなら身内の方や近しい方が迎えに行くはずですよね…?


>あら、お部屋の長押(なげし)の上、ぐるりと部屋を囲むように額がかかっていますが…。
>まあ、これら全部、感謝状ですの?

えええ〜!?
問題を起こすどころか、良いことしてるんじゃないですか!
だったらどうして、こんなに重い空気になっちゃうんですか?
ここは、皆さんが褒めて下さって明るい雰囲気になっててもおかしくないのに、どうして…。

>あ、あら、風蘭様?
>壁の方を向いたまま、ものすごく不本意そうな口調でいらっしゃいますね?

(風蘭さんから事情を聴いて)

…そうだったんですか。
白夜さんの護符によって、危難からいつも助かってしまう…。
自分は助かる気が無いのに…。

すみません、風蘭さんの分のお茶、ここに置きますよ。

>今日こそ、この護符を剥がしてもらうぞ…。

風蘭さん、失礼を承知で言わせて下さい。
どんなに頼んでも、今のあなたから白夜さんは護符を剥がしてくれません。
何故なら、テストに例えるなら今の風蘭さんは50点です。
100点満点にならないと、きっと無理です。

…一応、白夜さんからお話は聞きました。
ご自身のかつて犯した罪に、向き合ってきたんですよね?
だから、それを償いたいと思う気持ちは分かります。
でも、そのやり方じゃいつまで経っても白夜さんは100点満点をくれません。

ご自身の命が自分の自由にならないというのは辛いですよね。
今を一生懸命生きてる人から自由を奪い、束縛するのは間違いだと思いますけど…。
でも風蘭さん、あなたは一度は自分で自分の命を捨てちゃったんです。
ですからその命は、今は風蘭さんが預かってるんです。
捨てちゃった以上、それをどうするかの権利は白夜さんにあります。
…残念ですけど、文句は言えないんじゃないかな。

ご自身の命を返してほしいのなら、100点満点を貰えるようになって下さい。
そのための答えは、自分で見つけるしかないんです。
もしかしたら、答えは分かっているのかも知れませんけど…。
ご自身の過去に対する辛さから、その答えに向き合うのをためらっているんじゃないですか?

ごめんなさい、言葉が過ぎました…。
差し出がましいのは分かってます。
こんなことを言えば、あなたを傷つけちゃうことも…。

でも、自分の思うことをを隠したままにしておいたらあなたとは向き合えません。
ですから、嘘偽りない私の感じたことを言わせて頂きました。

61 名前:人狼メイドグリッタ ◆1hgZO.RI 投稿日:2022/02/09(Wed) 22:08
>>48

節分でしたら、ちなんだメニューをお店で出しますよ。
黒豆パンと、鬼さんの形をしたマフィンとかですね。

あと鰯も節分の食べ物ですね。
それで鰯とカボチャのパイも作りますけど、あれ人によって好き嫌いが分かれるんですよね…。
私は好きだけど…。

それとバレンタインと言えばやっぱりチョコレートですね。
白鹿さんに、何贈ろうかな〜♪
チョコレートだとちょっと届けるのに向かないから、
チョコクッキーを作って送ろうかな。

>>49(柚葉さん)
>>56(アーチェロさん)

こんにちは〜♪節分のお裾分け持ってきました〜♪

(この後メイド服着てお手伝いです)

あわわ、柚葉さんたち大忙しですね。
お客さんが6人も来てたなんて…。
でも、カッコいいお兄さんとお姉さんたちだなあ…。
これじゃこぞって、「鬼は外」どころか「家に来て」の声が掛かっちゃいますね。

って、見惚れてる場合じゃないよ〜!
グリッタ、頑張りま〜す!

へ〜。東北の地域から来て下さったんですね。
それでこの街の神社で奉納の舞と、商店街のイベントに参加して下さるんですね。
歴史に詳しいアーチェロさんや柚葉さんにとって、色々と興味深いお話を聞かせてくれるのかなぁ。

あ、これお土産の黒豆パン、鬼さんマフィン、カボチャと鰯のパイです。
良かったら、召し上がって下さいね。
私、お茶の準備を手伝ってきます。(パタパタ)

62 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/02/11(Fri) 13:44
>>59(グリッタちゃん)

>は、初めましてっ!私、人狼族のグリッタですっ!
>白夜さんとは奈良へご一緒させて頂きました。

「白夜さんとはどなたでしょうか〜?」
「でしょうか〜?」

「ああ、それはわたしのことだよ〜。
 この旅の間私たちを案内してくれたこちらの羽藤柚葉さんが、旅の間の名前として付けてくれた名前なの〜。
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=593906122&st=809&to=809&nofirst=true
わたしも気に入っているよ〜。」

「なるほど、そうなのです〜。」
「とてもお似合いだと思うのですよ〜。」

「『白夜』…?
 それはわたしを揶揄っているのか?
 九尾との出会いの場を皮肉って?」

そのようなわけがございませんでしょう!?
ちゃんと名前の由来を聞いておられましたか?
柚葉さんの命名を悪意で以て受け止めるのはおやめいただけませんか?

「はいはい、我が娘、分かったからぁ。
 グリッタちゃんがこの場を収めようとしてくれているのに、口挟まないのぉ。」

…失礼しました。
ですが、柚葉さんのお心を歪めて解釈されるのだけは我慢なりません…。

>…そんなこと、しませんってば。(汗)
>逆に私の方が懲らしめられちゃいそうですね。

「そうなのですか、良かったです〜。」
「まさかあの『食べないでください』『食べないよ〜』からのご挨拶を自分たちですることになろう
とは〜。」

ホッとした途端、あちらのお二人もお耳をピンと立てて尻尾をパタパタされて可愛らしいですわ。
そしてどうやらここにも、深夜アニメがお好きな方がいらっしゃるようですね。
三女ちゃん、その手の話をしたそうですが、それはまた後にしましょうね。

>朱乃さん、ありがとうございました…。
>これで何とか、落ち着いてお話が出来そうです。

「ああ、いや、あのままじゃ埒があかなかったからねえ。
 でもグリッタちゃんが真っ先に前に出てくれて話が進んで良かったよ。
 ありがとうね。」

>すみません、ホッキョクギツネさん、お邪魔してしまったお詫びに
>何か出来ることがありましたらお手伝いさせて下さい。

「いえいえ、そんな〜、風蘭様を止めて下さってありがとうございます〜。」
「事務所にご案内しますのでどうぞお休みになってください〜。」

>それとこちらのお弁当とお茶、よろしかったら風蘭さんに…。

「わあ、ありがとうございます〜。」
「わあい、柿の葉寿司〜。」
「風蘭様、ちゃんとお礼を言ってください〜。」
「もう、すっかり拗ねちゃって。仕方がないんですから〜。」


63 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/02/11(Fri) 14:01
>>60(グリッタちゃん)

>えええ〜!?
>問題を起こすどころか、良いことしてるんじゃないですか!
>だったらどうして、こんなに重い空気になっちゃうんですか?

自分の善行への賞賛を素直に受け止められないのが、今の風蘭様の心の閉ざされ方を物語っているの
でしょうけれど。
やはりこうしてグリッタちゃんのようにおかしいと思ったことをズバッと言っていただけると、ようやく
皆様の表情も少し明るくなりましたわ。

>すみません、風蘭さんの分のお茶、ここに置きますよ。

「グリッタさん、ありがとうございます〜。」
「そんなにドドーンと暗く肩を落としている風蘭様に初対面で近づけるなんてすごいです〜。」

>ご自身の命が自分の自由にならないというのは辛いですよね。
>今を一生懸命生きてる人から自由を奪い、束縛するのは間違いだと思いますけど…。
>でも風蘭さん、あなたは一度は自分で自分の命を捨てちゃったんです。
>ですからその命は、今は風蘭さんが預かってるんです。

「ありがとうグリッタちゃん〜。
 でも、きっとわたしも風蘭君から見たら間違いだらけなんだろうね〜。
 うん、ひどい女だったかも〜。
 勝手に命を作って放り出した博士がひどいなら、北極で果てたがっていた彼を無理矢理この世に縛って
 いるわたしもひどいかもだよ〜。

 だけど〜、わたしは風蘭くんの命を『預かっている』、そう言ってくれると、とっても救われるよ〜。
 そして『預かっている』命は返さないといけないけれど〜。
 返したら今度こそ風蘭くん、自分を殺しちゃいそうだから〜。
 我儘でもわたしは返したくないよ〜。」

>もしかしたら、答えは分かっているのかも知れませんけど…。
>ご自身の過去に対する辛さから、その答えに向き合うのをためらっているんじゃないですか?

「わたしの答えなど…、あの北極でのあの時の私の姿が…答え、で…。」

(風蘭様なんだか歯切れが悪いですわね…。)

「じゃあ、なんであの白夜の中で私を呼んだの〜?」

「何を?わたしは呼んでなど − 」

「呼んでなどいない、ってそう言う〜?
 嘘だよ〜。
 広い広い白一色の氷の大地の中でどうしてわたしはあなたと出会えたの〜?

 聞こえたんだよ〜。
 あなたの心の中の『死にたい』という大きな大きな声のうねりの中でたった一点だけ『生きたい』って
 小さな声が、わたしに届いたからだよ〜。

 なぜあなたは身を挺して人を救い続けたの〜?
 『生きたい』って思う気持ちに蓋をしたけど、その気持ちは消えなかったから〜。
 どんなに消そうとしてもその声だけは消えてくれなかったから〜。
 だから代償に人を生かして終わりたかったんだよ〜。」

「知った風なことを……。」

「わたしに「生かされる」のが嫌なら、もう自分の気持ちに蓋をしないでよ〜。
 あなたの背負っているものを私に預けてごらんよ〜。

「だから、それが嫌なのだ。
 貴女を労苦に巻き込むのが嫌なんだ!
 これほどの強力な護符、いくら貴女大妖怪でもまったく代価無しとはいくまい。
 長い間わたしを守るためにどれほどの力を費消せねばならなかった?
 なぜ、元々行きずりの間柄にしか過ぎなかったわたしにここまで…。」

(ああ、それが本音ですか…。)

「だって〜、ただの行きずりじゃなかったんだもの〜。
 あなたの『生きたい』っていう気持ちにわたしの気持ちも響いたから〜。
 そのとき分かったんだよ〜。
 『ああ、この人の心がわたしに響くってことは、実はわたしもまだこの世にいたいんだ〜』
 って〜。
 もう何もかもいいや、いらないや、と思って北極まで来たはずなのに、そのときになってやっと気づけたんだよ〜。
 あなたが気がつかせてくれなかったら、わたしは北極の氷の中で殺生石になっていたかもしれないよ〜。

 だからわたしはあなたと一緒が良いんだよ〜。
 大丈夫だよ〜。
 あなたにもわたしの苦労を背負ってくれる覚悟があるなら〜。」

「おっとお、ようやくわたしの出番かな〜?」

あ、あら、ここで飛縁魔様のご登場ですか?

(すみません、いったん切ります。)


64 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/02/12(Sat) 20:14
(続きです。)

「は〜、白夜の中から様子は見させてもらったけれど、ようやく本命の風蘭殿とご対面ね。」

飛縁魔様、大きく伸びをされて表情も気力充実という感じでいらっしゃいます。
風蘭様を前にどのようなことをなさるおつもりなのでしょう…?

「…さて、風蘭殿、お久しゅう。
 今しがた白夜が言っていたねえ。
 『あなたにもわたしの苦労を背負ってくれる覚悟があるなら〜。』
 ってさあ。
 あなたは彼女を自分の労苦に巻き込むのが嫌なんだろうけど。
 彼女は何と言っても東亜の歴史に名を刻む大妖怪で、あちらこちらの敵手に苛まれてきたのは先刻
 ご承知のことと思う。
 何しろ彼女に惑った連中が贅沢三昧を差し出したおかげで、民を苦しめたその責を一身に背負わされ
 てきたからね。
 で、だ。
 彼女としちゃあ、護符を剥がす代わりにそんな自分とこれからも寄り添ってくれる覚悟を問うている
 わけさ。
 彼女の労苦をこそ背負ってずっと寄り添い続ける…、その方があなたにとって自罰の道として生
 き続ける選択をしてくれるんじゃないか、と。
 でもあなたは人間だから。
 人造人間だから多少は頑丈で長生きかも知れないけれど、九尾の狐から見れば比べ物にならない。
 そこではばかりながら、この吸血鬼の飛縁魔があなたの首を一噛みすればめでたく不老長寿の命を
 手にできるというわけよ。
 どうするね?彼女の重荷を一緒に背負えば、あなたが求めてやまない自裁を生きながらに実現できるんじゃないかね?
 ねえ、そちらの吸血姫殿と侍女殿なら分かるよね?
 奈良のホテルで侍女殿が奥方の心を読み解いたじゃないか。

 『この国の神々や妖(あやかし)と絆と深め、共に歩みたいといってもそれは簡単な事ではないのよ。
  私達吸血鬼の一族が、争いを望まぬ者でさえも時にはいわれなき迫害を受けてきたように、
  この国に住まう妖(あやかし)達も私達と同じように時として理不尽な仕打ちを受けながら
  己の業や人の業を背負って歩んできたの。』
 『これからもこの国で生き続ける中で、貴女は妖(あやかし)と人の業の重さを知ることになるわ。』

 とね。
 風蘭殿も私の眷族になって長生きすれば、同じ経験をするでしょうね。」

わたしは…柚葉さんがいて下されば、業を知ることの重さから決して逃げたりはいたしませんわ。
ですが風蘭様はどうお考えなのかしら?
わたくしにとっても他人事とは思えません…。
…風蘭様、飛縁魔様のお話し中ずっと沈思黙考していらっしゃいますが、ようやくしっかと目を前に
向けられましたが、どうなさるのでしょう?

「九尾の狐、いや今は白夜か。
 いかに彼女が『一緒が良い』と言ってくれても、わたしのような…業の深い者、それもこんな醜い
 男が本当に傍にいるなど…。」

まだ決心がつかないご様子、なんだか焦れてまいります…。

「ああ、もうっ、グチグチと煮え切らない男だねえ!!」

「ぐわあっ!!」

わわっ、朱乃様!?
また一気に髪を伸ばされて風蘭様を…。

「うわ〜、オルキデア様の従者などしていると、珍しいものが見られるもんだ。
 フランケンシュタインの人造人間が二口女の髪でギリギリと締め上げられて、天井近くまで持ち上げ
 られちまったよ。」

サライ様、そんな感心している場合では。
朱乃様、ちょっと落ち着いてくださいまし。

「ほっといておくれでないかね、姫様!
 この男の優柔不断には我慢ならないんだよ!
 吸血鬼になるならないはともかく、白夜様から、女の方から、こんなに求められているのにいつまでも
 煮え切らないのに腹が立つよ。
 いいかい?世の中、添い遂げようったって添い遂げられない夫婦(めおと)だっているんだよ!
 少しは添い遂げられる有難みってものを感じたらどうなんだいっ!?
 くっ、わたしなんか旦那と、旦那と…。」

「あーあ、お母さん、完全に個人的感情で爆発しちゃったよー。」

(すみません、今宵はここまでとさせていただきます。)


65 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2022/02/13(Sun) 10:45
>>53-54(アーチェロお嬢様)

>…あ、あら?
>フランケン…、いえ風蘭様、怒気が弱まってすごく困っていらっしゃる様子ですが、これは一体?

…いつだって、道を切り拓くのはほんの少しの勇気とはよく言ったものです。
初対面であのような様子では、怯えても無理もありません。
それでもああして少しでも場を収めようと、前に進み出てくれたグリッタちゃん…。
本当に健気でいらっしゃいますね。

>あら、ホッキョクギツネの尼僧のお二方、震えながらこちらに声をかけてこられましたね。
>ええと、わたくしで良ければお伺いしますわ。

初めまして。羽藤柚葉と申します。
こちらのアーチェロお嬢様のお屋敷でお世話になっております。
此度は突然押しかけて、お騒がせして申し訳ありませんでした。(ぺこり)

>それでしたら大丈夫でございます。
>この方はお優しく、かつ神使の白鹿さんと縁を結ばれたほどの方なのですよ。

ええ、こちらのグリッタちゃんは種族、神族を問わず様々な方々と良き御縁を結ばれております。
加えてこの愛くるしい出立と内から滲み出る陽だまりの如き温かさ…。
他者を害することなど、決してあり得ません。

ほら…ふふっ、今も愛くるしく尻尾がパタパタと…。
お友達になりたくて仕方ないといった雰囲気でいらっしゃいますね。(微笑)

>「その寺務所が嫌なのだ!わたしは!」
>…ずっと黙っていらっしゃった朱乃様が髪を伸ばして風蘭様の腕に絡ませて、白夜様から引き離して
しまわれた…。

…ああっ、折角穏やかになりかけた雰囲気が…。
あら?朱乃さんから少々怒りのオーラが…。

…ええ、人数も多い事ですし、このままでは何も始まらないでしょう。
毅然とした態度で状況を打開して下さり、有難うございます。

…それにしても、凄い気迫ですね。
伊達に数百年、人の世を渡り歩いてきたわけではないのですね。
普段が穏やかさと愛嬌を兼ね備えた方だけに、そのギャップが凄いです。

寺務所を嫌がる理由は分かりかねますが、ここは我慢して頂くしかないでしょう。
それでは、お邪魔させて頂きます。

66 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2022/02/13(Sun) 18:45
>>58(アーチェロお嬢様)
>>59-60(グリッタちゃん)

>「わざわざ、ありがとうございます〜。」
>「それではお茶を淹れますのでお待ちください〜。」

>すみません、ホッキョクギツネさん、お邪魔してしまったお詫びに
>何か出来ることがありましたらお手伝いさせて下さい。

はい、この大人数で突然お邪魔してしまったものですから。
お茶を淹れるにしても大変お手を煩わせる事に…。
よろしければ、私にもお手伝いをさせて下さいませ。
いえ、お屋敷ではこれが私の役割ですので。

それに、これもまた親睦を深める良き機会です。
そちらのグリッタちゃんとは何度も一緒にお茶の準備をしておりますので。

>あら、お部屋の長押(なげし)の上、ぐるりと部屋を囲むように額がかかっていますが…。
>まあ、これら全部、感謝状ですの?

はい、私も驚きです。
それに先程パトカーでお巡りさんが来ておられたようですが、
何気に親し気な雰囲気で何か問題が起きていたようには見受けられませんでした。

>なるほど、白夜様と再会した途端に食ってかかって来られたのはこのことだったのですか…。
>白夜様、黙って聞いておいでですが、どうなさるおつもりなのかしら…。

…護符と一連の事情をお聞きして、白夜様との関係と風蘭さんの抱えている悩みは分かりました。
過去が小説の通りだとしたら、既に人間を恨む気持ちは薄れているのですね。

しかし、決して望んであのような所業に至ったわけではないとしても
それらをご自身の罪として受け止めて生き続けるのはあまりに重く、苦しすぎる…。

ならば、せめてもの償いにご自身の命をもって誰かを救い、果てようと…。
ですが、人を助ける事はさておきその結果としてご自身が果てる事は白夜様が許さなかった…。
それが、あの護符なのですね。

>でも、自分の思うことをを隠したままにしておいたらあなたとは向き合えません。
>ですから、嘘偽りない私の感じたことを言わせて頂きました。

…流石ですね。グリッタちゃん。
普段の天真爛漫な振る舞いと素敵な笑顔が多くの方の心を癒していても、
その笑顔はご自身の力で他種族にとっては決して楽ではない人の世を生き抜いてきた
強さに裏付けされたもの…。

それに、ご自身が風蘭さんに何が正しい、何が間違いかと断定したり
「答え」に対して自分の考えを敢えて言わないのも彼女の心遣いなのでしょう。
白夜様に命を返してもらえる100点満点の答えは、自分で見つけるしかない…。
厳しくも、優しい言葉ですね。

それでも、互いの生き方や過去から譲れぬものがあるのは無理からぬ事です。
今はもう少し、私は様子を見守る事に致しましょう。
ホッキョクギツネさん、お茶が少なくなって参りました。
新しくお淹れしたいので、案内をお願いできますか?

67 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2022/02/13(Sun) 19:49
>>62-63(アーチェロお嬢様)

>ちゃんと名前の由来を聞いておられましたか?
>柚葉さんの命名を悪意で以て受け止めるのはおやめいただけませんか?

お、お嬢様、落ち着いて下さいませ…。
お茶のお代わりをお持ち致しましたので、どうか…。

こちらの方を旅の間だけ、「白夜」様とお呼びするのを提案したのは他ならぬ私です。
ですが、それは初対面での印象と旅の間適切な意思疎通の為です。
貴方様との経緯につきましては、全く存じませんでした。

こちらの意図せぬところとはいえ、お気に障ったのでしたらこの場を借りてお詫び致します。

>あなたの心の中の『死にたい』という大きな大きな声のうねりの中でたった一点だけ『生きたい』って
>小さな声が、わたしに届いたからだよ〜。

孤独と罪の意識に塗り潰されて、99%生きる意志を失っていたとしても
1%でも生きたいという意志が残っていた…。
それこそが、それまで全く縁が無く共に互いの与り知らぬ所で孤独の中果てようとしていた
お二人にとって、極寒の地における灯火となったのですね。

これが「縁」と言わずして、何と言えましょう。
そして「生きたい」という意志が、他者を生かす事に繋がった…。

己の命でもって己以外の者を救う、尊い話は私も知っています。
しかし救われた者、遺された者には消える事の無い悲しみが残るのも厳然たる事実です。
…それは、母と私の血族の由来からよく存じております。

風蘭さん、私からも言わせて下さいませ。
本当の幸せは、互いに「生きる」事無しにはあり得ないのです。
…年端のいかぬ小娘の戯言として、聞き流して下さっても構いません。

>もう何もかもいいや、いらないや、と思って北極まで来たはずなのに、そのときになってやっと気づけたんだよ〜。
>あなたが気がつかせてくれなかったら、わたしは北極の氷の中で殺生石になっていたかもしれないよ〜。

私の言葉は兎も角として、絶望と孤独の果てであろうとも貴方がいた事で救われた方がいるのです。
そしてさらに救われた方々がこのように証として存在する…。
どうか、その事を受け止めてあげて下さいませんか?

68 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2022/02/17(Thu) 17:28
>>64

>「は〜、白夜の中から様子は見させてもらったけれど、ようやく本命の風蘭殿とご対面ね。」

飛縁魔様、ご機嫌麗しく…。
そのご様子では、常に白夜様と周囲の方々を見守っておられたのですね。
第三者的な目で、しかもご自身の事としても事態を受け止めておられたのは心強いです。

>彼女の労苦をこそ背負ってずっと寄り添い続ける…、その方があなたにとって自罰の道として生
>き続ける選択をしてくれるんじゃないか、と。

風蘭さん、私程度では白夜様や貴方の過去を推し量る事も理解する事も出来ません。
ですが、過去の貴方と違い今の貴方は決して孤独ではないのです。
貴方を必要としてくれる方が、こうして目の前にいるのです。
後は、貴方の心次第ですよ?

>サライ様、そんな感心している場合では。
>朱乃様、ちょっと落ち着いてくださいまし。

>「あーあ、お母さん、完全に個人的感情で爆発しちゃったよー。」

どうなさるかは、貴方様次第です。貴方の心次第です。
…しかし、白夜様の事を考えているかのようで結局は後ろ向きな事ばかり
口にしておられるかのようですが。
先程から、貴方様自身の望みがどうなのかお聞きしておりません。

…借り物の台詞ですけど、言わせて頂きましょう。
(ずずず…とお茶を飲みながら、溜息をつく)

…そうやって迷っていなさい。
そして失い続けるのです。貴重なチャンスを…。

貴方が朱瑠さんに締め上げられている状況、今の貴方自身と何の変わりもないのですよ。
自分で自分自身を縛って、自分で苦しい状況に追い込んでいるのです。
どうしても縛られている状況をお望みなのでしたら、もう何も言いませんが。

自分自身を解き放って、新たに縁として結び直す機会が訪れているというのに…。
雁字搦めの状況が長いほど、解き放つのは難しくなります。
結び直すための先端が、千切れてしまっていてはどうにもなりません。

少なくとも、この程度で命に関わる事はありますまい。
よろしければ、朱瑠さんのお話にも耳を傾けてあげて下さいますか?

…取り敢えず、お茶のお代わりをご用意して参ります。

69 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2022/02/17(Thu) 19:34
(すみません、補足です。)

>いいかい?世の中、添い遂げようったって添い遂げられない夫婦(めおと)だっているんだよ!

添い遂げたくても、添い遂げられない…。
…私にとっても、決して他人事ではなくなりましたね。

でも、その方が誇りと信念をもって己の生き方を貫いていかれるのですから
私は笑顔でそれを見送る事も出来たのですが。
今の風蘭さんからは、まだそうしたものが感じられません。
いつまでも後ろ向きでいては、「誇り」も「信念」もありません。

私情とは申しましても、言わずにはいられない朱瑠さんのお気持ち、よく分かります。
様々な種族の生き方や在り方がぶつかる形で、一種の修羅場とも言えましょうが
これもまたお嬢様と歩んでいく上で、避けられない事なのでしょう。

今はああして、本音でぶつかるのが一番ですね。

70 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/02/18(Fri) 21:47
>>61(グリッタちゃん)

>こんにちは〜♪節分のお裾分け持ってきました〜♪

いらっしゃいませ、グリッタちゃん。
ちょっとバタバタしていて申し訳ございません。
東北からのお客様、瀬織津姫様の御使いの鬼族の方々がいらしているのですよ。
今、奥座敷にいらっしゃいますわ。
よろしければご案内いたしますわ。

…まあ、さっそくメイド服にお着替えになったのですね。
キラリと輝く黄金の髪が、お仕事モードのグリッタちゃんのお心の照り映えを表しているかのよう…。

お裾分けをこんなにいただけるなんて、そして、いずれも初めていただく品々でワクワクいたしますわ。
黒豆は日本でおせち料理として初めて食するようになりましたが、黒豆とパンの相性は抜群とかねがね
伺っておりました。
ふわふわモチモチ感あふれるパンから覗く黒豆は見るからに食欲を誘いますね。

ですが鬼さんの形のマフィンは可愛すぎて…。
丸いお顔の鬼さんたち、チョコで描かれた目鼻や口の愛らしい表情を見ていると、美味しく頬張るのも
ちょっと辛くなりそうです。
それでも「早く食べてよー」と言っているようなにこやかな笑顔に結局負けてしまうでしょうけれど。

そして鰯とカボチャのパイは全く未知の味がわたくしたちを待っているのでしょう…。
鰯とカボチャとが、こんなにも渾然一体となった相性の良い香りを立てるなんて、想ってもいませんで
した。

あら?奥の方からトテトテと小さな足音が聞こえてまいりますわね。

「姫、姫様、我等は客人。
 勝手に出ていらしては吸血姫殿にご迷惑ですよ。」

「まあ、そう申すな。
 我に間違いなくば、吸血姫殿の親しき友人と見える。
 それもこの日ノ本の人の世に稀なる大神の眷族と察せられれば、我もまた早く誼を通じたいと申す
 もの。」

やはり足音の主は瀬織津姫様でいらっしゃいました…。
グリッタちゃん、実を申しますと今年は東北の神鬼の隠れし王国より主たる瀬織津姫様が直々にお出で
下さったのです。
あくまでお忍びですけれど。
長く優美な二本の角、深い濃紺に染め上げた振袖を華麗に着こなすお姿は威厳に満ち満ちていらっしゃい
ますが、グリッタちゃんのお裾分けに数々にいつになく気もそぞろでいらっしゃるご様子…。

「大神殿よりの進物といただけるとは、まさに僥倖。
 有難くいただいて、然る後に家臣らと共に商店街でひと舞いして来ようと存ずる。
 ああ、楽しみじゃ…。」

>私、お茶の準備を手伝ってきます。(パタパタ)

グリッタちゃん、お客様でいらっしゃるのにいつも恐縮でございます。
わたくしは瀬織津姫様のためにお清めの湯を用意しておきますね。
舞いの前には身も心も清めるのが瀬織津姫様のご流儀ですから。
グリッタちゃんも一息つかれたら、どうかゆるりとお湯に浸かられてはいかがですか?

71 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/02/19(Sat) 15:23
>>65(柚葉さん)

(寺務所に入る前でございます)

>…いつだって、道を切り拓くのはほんの少しの勇気とはよく言ったものです。
>初対面であのような様子では、怯えても無理もありません。
>それでもああして少しでも場を収めようと、前に進み出てくれたグリッタちゃん…。
>本当に健気でいらっしゃいますね。

恐れが無いはずはないというのに、己が心の想いを迷わず相手の胸に届けようとされる。
「森の賢者」 ― ええ、彼女のお母上はそう呼ばれていたと伺っていますわ ― の娘御とは、斯くも
強く澄んだ心をお持ちなのですね。
優しくて、それでいて射貫くかのようなあの眼差しに風蘭様のお心の氷壁に穴が穿たれた、そんな気が
いたしますわ。
これを良き幸先として、ここからのお話しが穏便に進むことを願いたいですわ。

>初めまして。羽藤柚葉と申します。
>こちらのアーチェロお嬢様のお屋敷でお世話になっております。
>此度は突然押しかけて、お騒がせして申し訳ありませんでした。(ぺこり)

「まあ〜、これはご丁寧にどうも〜。」
「ずい分と嫋やかで気品のある侍女様ですね〜。」
「貴女様が仕えているなら、そちらのお嬢様も〜。」
「そうそう、貴女様がお仕えしているならきっと〜。」
「なんだか剣呑な感じですけど〜。」
「わりといけてる方なんでしょうね〜。」

「ちょっと我が娘ぇ、せっかく柚ちゃんのお陰で安心されたのに落ち込んでちゃダメでしょぉ?」

…すみません、お母様。
なんだかちょっと微妙な評価をいただいたので少し落ち込みましたが、それどころではございませんね。

尼僧のお二方、初めてお目にかかります。
わたくしイタリアより参りました吸血鬼・アーチェロ・ディ・カルミーニオ=ミズリーナでございます。

「ほえええ〜、人狼さんの次は吸血鬼さんですか〜。」
「うちにはフランケンシュタインの人造人間がいるのに〜、貴女様はもしかして〜。」
「もしかして〜。」
「藤子不二雄A先生の回し者ですか〜。」

…もう、その話題はいいですから。
どうやら緊張も解けてまいったようで、たいがい話しやすくなって良かったですわ…ですよね?

>ええ、こちらのグリッタちゃんは種族、神族を問わず様々な方々と良き御縁を結ばれております。
>加えてこの愛くるしい出立と内から滲み出る陽だまりの如き温かさ…。
>他者を害することなど、決してあり得ません。

「はい、風蘭様に語りかけるお姿ですごくよく分かりました〜。」
「ちょっと怖がっていらっしゃったけれどとても芯の通ったお話し方で〜。」
「初めて会った時の九尾様を思い出しますよ〜。」
「そうそう、お腹が空いて寄り添って震えていた私たちのことを気遣ってくださって〜。」

あらあら、狐のお二方のグリッタちゃんを見る目が早くも慕わしく温かくなっております。
さすがグリッタちゃん、表情と声音ですぐにその真心が伝わるのですね…。

>あら?朱乃さんから少々怒りのオーラが…。
>…ええ、人数も多い事ですし、このままでは何も始まらないでしょう。
>毅然とした態度で状況を打開して下さり、有難うございます。

「あ〜、感情的になって悪かったけどね。
 あの風蘭って男の目がね、気に食わないのよねぇ。
 ここに来るまでの話で、あの男が白夜様に心を許してるって睨んでるんだけどさあ。
 だって、この寺に籠って逃げ出さなかったんだろう?
 それは完全に彼女との縁が切れちゃうのを躊躇っていたのだと思うんだけど。
 だとしたら、今さっきの態度はいただけないじゃないの?
 そこへいくと、うちの旦那なんてさあ…。」

「お母さん、その話になると長くなるから、朱瑠としてはそろそろ先に進んだ方がいいと思うの?」

「そうだねえ、柚葉さんもお狐様たちに挨拶して中へ入っていくし、とりあえずついていこうかしら
 ね…。」

72 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/02/19(Sat) 21:56
>>66(柚葉さん)

>はい、この大人数で突然お邪魔してしまったものですから。
>お茶を淹れるにしても大変お手を煩わせる事に…。
>よろしければ、私にもお手伝いをさせて下さいませ。

「ね〜、妹、この柚葉さんって今日初めて此処に来たんだよね〜。」
「そうだね〜、お姉ちゃん、だけどわたし不思議なんだけど〜。」
「奇遇だね〜、わたしも不思議なんだけど〜、お茶の用意を始めた途端、ものすご〜くこの場の景色に
 ハマってるんだよね〜、柚葉さん。」
「わたしもそう思ったよ〜、まるでずうっと昔からこのお寺でフツーに働いていたみたいに〜。」
「そして、お茶の香りがすごく薫ってきて感動なんだけど〜。」
「いつもの茶葉なのに、全然すごくて感動するよね〜。」

…尼僧様たちが大きなしっぱを二人してパタパタ…。
分かりますわ、お茶を淹れるその姿一つで柚葉さんの只者でなさは、分かる方には分かるのですよね。

お二人がほわ〜っと、夢見心地の愛らしい表情をしていてくださって、わたくしも助かります。
こうして皆が卓を囲んでお茶をいただく中、柚葉さんの言葉が真剣な眼差しと共にゆっくりと紡がれて
ゆきます。
わたくしもお茶を美味しくいただきつつ、少し緊張しつつ拝聴させていただきましょう。

>…護符と一連の事情をお聞きして、白夜様との関係と風蘭さんの抱えている悩みは分かりました。
>過去が小説の通りだとしたら、既に人間を恨む気持ちは薄れているのですね。

はい、柚葉さんのおっしゃるとおりですわ。
メアリ―・シェリー女史の克明なルポルタージュに刻まれた風蘭様の半生はあまりにも惨く、読む者
すべての胸を締め付けずにはおきますまい。
人間に対する絶望と憎悪はあまりにも深く、この方のお心を永久の奈落へと突き落とすほどに辛いもの
であったでしょうに…。
この地に留まられてからの風蘭様の為されたことは確かに人へ向ける心に優しさを感じずにはおれません。

>…流石ですね。グリッタちゃん。
>普段の天真爛漫な振る舞いと素敵な笑顔が多くの方の心を癒していても、
>その笑顔はご自身の力で他種族にとっては決して楽ではない人の世を生き抜いてきた
>強さに裏付けされたもの…。

今回の旅路で最も強く印象付けられたことの一つは、まさにそれ、グリッタちゃんの長きにわたる遍歴で
培われた尊くも強い、この世界を根本のところで信じる心でございましたわ。
生きとし生ける者たちの心は一筋縄ではいかない、時にはその心の歪み、曇りが鋭利な刃となって襲い
来ることもある。
それを知った上でなおかつお母上の残された言葉を胸に、向かい合い心を交わすことから逃げない、その
折れない心。
そのお心が白鹿さんとの絆を確かなものにし、またその愛の確かさが白夜様の心にこの地へ参る後押しを
してくれたのだと、わたくし信じて疑いません。

>それに、ご自身が風蘭さんに何が正しい、何が間違いかと断定したり
>「答え」に対して自分の考えを敢えて言わないのも彼女の心遣いなのでしょう。
>白夜様に命を返してもらえる100点満点の答えは、自分で見つけるしかない…。
>厳しくも、優しい言葉ですね。

誠に僭越ながら、想像してしまいます。
グリッタちゃんほど永の遍歴を体験した方でも、いえ、体験してきたからこそ、多くの困難に立ち向かい
いつも悩み考え、そして導き出した自分の選択が必ずしも100点満点ではなかったと悩まれた日もあった
のではないかと。
それは生きている者すべてが抱える苦しみでありましょうけれど、誰もがその悩み苦しみに何時も真摯に
立ち向かえるものではございませんでしょう。
でもグリッタちゃんはそれができた方だった、そうであるからこそ、風蘭様に対しても厳しくもなお
お優しい言葉で答えを見つける途を忘れぬよう諭しておられるのではないでしょうか…。
いえ、わたくし如き箱入りであった娘にあれこれ想像でものを申すのは、本当に僭越なのですけれど。

風蘭様がどんな言葉を継いでいかれるのか、わたくしも今しばらく拝見させていただきとうございます。
ああ…、柚葉さんが淹れてくださるお茶の温かさが、不安に揺らぐこの胸にとてもありがたいですわ…。


73 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/02/20(Sun) 12:05
>>67(柚葉さん)

>お、お嬢様、落ち着いて下さいませ…。
>お茶のお代わりをお持ち致しましたので、どうか…。

申し訳ございません…、ですが柚葉さんが誤解されることは断じて容認できないのですよ。
…なんですか、三女ちゃん、わたくしをジッと見て。

「アニメだと大切な人に何かあったら彼女が闇化して暴れて周囲に迷惑をかけるのが定番…。
 お姉様を本当に護りたいなら、姫様はもっと沈着でいてほしい…。」

うっ、返す言葉もありませんわ。
落ち着きましょう、わたくし、深呼吸、深呼吸…。

>こちらの方を旅の間だけ、「白夜」様とお呼びするのを提案したのは他ならぬ私です。
>こちらの意図せぬところとはいえ、お気に障ったのでしたらこの場を借りてお詫び致します。

毅然として反論される柚葉さんは本当に頼もしいです。
大切に想う人のことを信じて待つ、今のわたくしに必要なのはその心がけですね…。

「風蘭くん、わたしもね、柚葉さんが『白夜』と呼んでくれたときはドキリとしたんだよ〜。
 本当にわたしたちの過去を知っているのかな、ってね〜。
 そうじゃなかったんだけど、わたしは自分から喜んでこの名前をもらったよ〜。
 だって、風蘭くんとの出会いのまさにそのときの光景だったんだもの〜。
 …風蘭くんは、嬉しくないのかな〜?」

あらあら、白夜様、ちょっとしょんぼりしていらっしゃいます。

「そ、それは…。」

…言葉の力、というものが時に人に強く訴えかけるものなのですね。
柚葉さんがつけられたお名前が、北極の氷雪にうずもれてより後敢えて省みるのを避けていた気持ちに
ほの暗い空からの淡い陽の光のように照らし出している…。
風蘭様の得も言われぬ表情からそんな風に思えてしまいます。
『白夜』、この短い言葉に既に柚葉さんとこの方たちとの縁が結ばれていたのでしょうね。

>これが「縁」と言わずして、何と言えましょう。
>そして「生きたい」という意志が、他者を生かす事に繋がった…。

やはりお二人には魂と魂が呼び合い求め合うご縁があったのだと、柚葉さんの言葉から実感いたします。
わたくしは第三者に過ぎませんが、このご縁をどうか大切にしていただきたい、とわたくしの来し方から
そうこいねがってしまいます。

>己の命でもって己以外の者を救う、尊い話は私も知っています。
>しかし救われた者、遺された者には消える事の無い悲しみが残るのも厳然たる事実です。

確かに…この世の数多ある物語はそんな悲しみが溢れておりますけれど、そうならずに済むものなら
ぜひともその選択をしてもらいたいです。
柚葉さんのご一族の過去もまた、選択によっては取り返しようのない悲劇が起こることもあった、と
伺っております。
『一片の残花』。
そう称されるその結末のご母堂様はあまりにも悲しくて…、そうならずにわたくしと縁を
結んでくださっ
たことに心から感謝しております。

柚葉さんにとってご母堂様の今があることの喜びはわたくしなどが思い及ばぬほどの深いものでござい
ましょう。

>私の言葉は兎も角として、絶望と孤独の果てであろうとも貴方がいた事で救われた方がいるのです。
>そしてさらに救われた方々がこのように証として存在する…。
>どうか、その事を受け止めてあげて下さいませんか?

どうかどうか、柚葉さんの想いが風蘭様に届きますように…。


74 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/02/20(Sun) 13:54
>>68-69(柚葉さん)

>飛縁魔様、ご機嫌麗しく…。
>そのご様子では、常に白夜様と周囲の方々を見守っておられたのですね。

「ああ、この間はどうもご馳走様ね。
 旅の間もいろいろ面白いものを見せてもらったけれど、英気を養ったところでようやくお役に立てる
 かな?
 風蘭殿もいろいろ経緯があって、これはどうも難物みたいだけれどね。」

>風蘭さん、私程度では白夜様や貴方の過去を推し量る事も理解する事も出来ません。
>ですが、過去の貴方と違い今の貴方は決して孤独ではないのです。
>貴方を必要としてくれる方が、こうして目の前にいるのです。
>後は、貴方の心次第ですよ?

「それは、わたしにもちょっと耳が痛いかなあ。
 白夜の中に取り込まれた当初は、何もわたしなんかを引っ張り込んで余計な面倒ごとを引き受ける
 こともないだろうに、ちょっと余計なお世話はおよし、と思わぬものでもなかったからね。
 でもやっぱりこの世にあれば花も実もまたあることも、今となっては得心するさ。
 なもんだから、お節介かご迷惑かは知らないが、白夜の頼みでこっちの世界に引き込んでやろうという
 気になってなってしまったのよ。
 さあて、風蘭殿の選択や如何に?」

>どうなさるかは、貴方様次第です。貴方の心次第です。
>…しかし、白夜様の事を考えているかのようで結局は後ろ向きな事ばかり
>口にしておられるかのようですが。
>先程から、貴方様自身の望みがどうなのかお聞きしておりません。

「おおお…、これはまた二口女殿も恐い、恐い。
 飛縁魔としては口を出さない方が良さそうだけど…、どうしたものか。」

>…そうやって迷っていなさい。
>そして失い続けるのです。貴重なチャンスを…。

有名な漫画の有名なセリフですわね。
諺の『チャンスの神様は前髪しかない』と同じ教えと申せましょう。
そしてわたくしからも申し上げたいですわ。昔の名優でいらっしゃったメアリ―・ピックフォード様の
言葉、
「失敗とは転ぶことではなく、転んだまま起き上がらないことです」
を申し上げたくなります。

>自分自身を解き放って、新たに縁として結び直す機会が訪れているというのに…。
>雁字搦めの状況が長いほど、解き放つのは難しくなります。

朱乃様が力を調整していらっしゃるご様子で、何としても風蘭様のお口から正直な気持ちを吐露させたい
のでしょうけれど…。

>でも、その方が誇りと信念をもって己の生き方を貫いていかれるのですから
>私は笑顔でそれを見送る事も出来たのですが。
>今の風蘭さんからは、まだそうしたものが感じられません。
>いつまでも後ろ向きでいては、「誇り」も「信念」もありません。

これだけ柚葉さんが厳しく直言されるのも久しぶりに思えます…。
それだけ風蘭様のことを憂いているのでしょうけれど、風蘭様のお言葉ぜひ聞かせていただきとう
ございます。

(続きます。)

75 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/02/20(Sun) 13:55
>>68-69(柚葉さん)(続きです。)

「男の人って意地になると面倒ですよねー。
 昔お母さんと賭場で勝負して、負け続けているのに勝負を捨てなかった人見ててそう思いましたよー。」

…朱瑠さんは冷静でいらっしゃいますね。

「そりゃあ、お母さんが恋愛に熱血ですけどー。
 わたしはどちらかというと見ていて楽しんじゃうタイプなんですー。
 あ、この京都名物の『ひよこほうずい』美味しー。
 でもー。」

でも?

「白夜様はどうお考えなんでしょうねー。
 彼氏さんが、こうやってキリキリ締め上げられちゃってるのってー。」

「…ふむ、ねえ白夜、二口女のお嬢さんがこう言っているけれど?
 ん?ええ?『また交代しろ』って?
 はー、せっかく出てこれたのに…、わーかったわよ。」

白夜様ご再臨されましたが…どうなさるのでしょう。

「朱乃さん、彼のこと放してあげてくれるかな〜?」

「はあ、なんで?
 こんな捻くれた男は少し痛い目を見た方が…。」

「放してあげてくれるかな〜?」

「…分かったわよ。」

いま一瞬、白夜様のオーラがとてつもなく膨れ上がったような…。
朱乃様でさえ圧倒されていらっしゃいましたね。

「風蘭くん、わたしはあなたに一緒にいたいと思っている、それは変わらないよ〜。
 だから、飛縁魔ちゃんにお願いして君の生きる時間を常しえのものにしたかったよ〜。

 でもね〜。
 グリッタちゃんがさっき言ってくれたよね〜。
 『その命は、今は風蘭さんが預かってるんです。』
 って。
 『それをどうするかの権利は白夜さんにあります。』
 とも言ってくれたけど、預かっているものなら形を変えずにあなたに返すべきだ、って思ったんだよ〜。

 だから返す前にもう一度だけ聞かせてください。
 あなたはわたしの手を取ってくれますか?」

「………それがわたしの唯一最大の望みだ。
 今それをなしたい、遅すぎたと攻められても仕方がないが。
 …良いか?」

「…本当に遅かったけれど、遅すぎはしません。
 だってわたしにとっての最大の望みなのだから。

 でもやっぱり、遅すぎだよ〜、もう。
 だから遅すぎた罰に〜、ひとつおねだりしても良いかな〜?」

「聞かせてくれ、わたしにできる限りのことで以てその望みを叶えるよう努める。」

「わたしがこれからずっと『白夜』と名乗るのを認めること〜。
 これがわたしの一番好きな想い出をのこもった名前だから〜。」

「…それはわたしにも願っても無いことだ。」

風蘭様の胸の顔をうずめる白夜様…。
どうやらこれにて終幕のようでございます…。


76 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/02/20(Sun) 18:11
(すみません、補足でございます。)

「白夜殿、わたしからもお願いがあるのだが。」

「白夜、でいいよ〜、むしろそっちが希望だよ〜。
 で、何かな〜?」

「先ほど言ったことを叶えてほしい。
 わたしの背中の護符を取り去ってくれないか?
 もう、捨身を以て良しとするようなことは決してしない。
 あなたと共に在る、と誓う。
 だからと言って、あなたの力を費消し続けるのは違うと思うのだ。
 どうか、わたしを信じてくれるなら…。」

「…うん、分かったよ〜。
 じゃあ、背中見せてもらうね〜。

 …あれ〜?
 護符がもうボロボロになっている〜。
 これもう、妖力を使い果たしているよ〜。」

え?では、本日建物の崩落現場で人命救助をしたので費消し尽くしたのですね?
なんとまあ、ギリギリのタイミングでしたこと…。

「ううん、そうじゃないの〜。
 もう、少なくともここ1年前くらいには妖力を使い尽くしていたみたいだよ〜。
 背中に貼り付いているのはもうとっくに残骸だね〜。」

…え、ということはつまり?

「風蘭くんの人助けは、もうずっと自分で窮地を脱していたんだね〜。
 風蘭くん…!」

「わわっ、何を!?
 人目の在るところでそんなにしっかと抱きつかれては…。」

「風蘭くん〜。
 もう、あなたはきっともう自分から生きようとしてくれていたんだよ〜。
 ううっ、今になってわたしを泣かせないでよ〜。」

朱瑠さんの言うとおりですね。
男の人って意地が優って自分の気持ちに蓋をして、それで女の子を泣かせるとかたいがいですわ…。
あらら、また朱乃様から怒りのオーラが…。

「やっぱりもう少しこの髪の毛で締め上げておくべきだったかしら…。
 まあ、死にたがりはやめた、っていうことで許してあげるわ。」

(外から響くチャイムの音)

「あら緊急防災無線のお知らせのようですね〜。」
「いったい何でしょうね〜。」

『緊急放送です。○○地区でクマの出没しているという通報がありました。
 近隣の住民の皆様は不朽の外出はできるだけお控えください…。』

「!!ちょっと出かけてくる。」

あらあら、風蘭様、迷わず起ち上がられました。

「近隣の皆の身が気がかりだ。
 わたしの手でクマを捕獲したい。」

「ですから、護符はもう無効なんですよ〜。」
「いくらあなたでも危険ですよ〜。」

「他の住民の危難に見てみぬふりは、わたしにはできない。
 不帰の者になるつもりはない、わたしとてこれから多くの人と縁を結びたいのだからな!」

「あ〜、行っちゃった〜。
 なら、わたしも放ってはおけないよ〜。」

あらあらあら…、これも夫唱婦随と言ってよいのでしょうか?
お二人して迷わず行ってしまわれました…。
ですが、こういうときこそわたくしの膂力と翼と牙が他人様のお役に立つときでございます。
少し席を外しますね。
皆様、どうかしばらくこの場にてお待ちくださいませ…。

(その後、わたくしが手を出すまでも無く事は解決し、風蘭様と白夜様のお二人に感謝状が授与された
 のでした…。)


77 名前:人狼メイドグリッタ ◆1hgZO.RI 投稿日:2022/02/21(Mon) 20:22
>>62-64(アーチェロさん)
>>65-69(柚葉さん)

>サライ様、そんな感心している場合では。
>朱乃様、ちょっと落ち着いてくださいまし。

>…借り物の台詞ですけど、言わせて頂きましょう。
>(ずずず…とお茶を飲みながら、溜息をつく)

はわわ、ちょっとちょっと、朱乃さん、乱暴はいけないよ!
去年のGMWの、公民館での本の読み聞かせで教えてくれたあの時のことだよね…。
気持ちは分かるけど…。

ええと、柚葉さん、私たちも朱乃さんを止めに入った方が…。
…って、何気にお茶飲みながら厳しい顔してるっ!?
あと、普段とは打って変わってシビアな台詞サラリといっちゃってるっ!!!

…でも、十分柚葉さんも優しい言葉はかけてたよね。
時には突き放す厳しさもあって当然だと思います。

白夜様も、白夜様の中の飛縁魔さんも真剣にあなたのことを思ってくれてる。
それにこのお寺では、ホッキョクギツネさんたちが身の回りのお世話だってしてくれてたみたいだね。

あなたが生まれて北極に行き着くまで、
この世界やあなたを作った人まで全てに拒絶されてた辛さは決して消えないと思うけど…。

でも今は違うでしょ?
あなたにこうして手を差し伸べてくれたり声を掛けたりしてくれてる人たちがいる。
差し伸べられた手を振り払っちゃうのはどうかなって思うんだ。

私は孤独が一番嫌だから、自分で自分を一人にしちゃうようなことだけは絶対にしたくない。
それに差し伸べられた手を取るのをいつまでも躊躇ってたら、朱乃さんみたいに
「この意気地なし!」って怒られるだろうし、
柚葉さんの言う通り貴重なチャンスを失くしちゃう。

意図してそうなったわけじゃないとしても、あなたがいたから白夜様も救われたんだよ。
あなたの存在は、絶対に不必要なんかじゃなかったっていう立派な証明だよ。

後は、風蘭さんの決断次第ですね。

78 名前:人狼メイドグリッタ ◆1hgZO.RI 投稿日:2022/02/21(Mon) 20:57
>>70(アーチェロさん)

(こっちだと節分の行事でお邪魔してます)

>…まあ、さっそくメイド服にお着替えになったのですね。
>キラリと輝く黄金の髪が、お仕事モードのグリッタちゃんのお心の照り映えを表しているかのよう…。

はいっ!アーチェロさんたちのお屋敷でメイドさんのお仕事するの、大好きですから。
それに、私がやりたくてやっているのでお気になさらないで下さいね。
こうしてすんなり受け入れて下さるのが、本当にありがたいです。

>あら?奥の方からトテトテと小さな足音が聞こえてまいりますわね。

あれぇ?あなた、さっきはいなかったよね?
わあ、可愛い!(むぎゅううう)
ねぇねぇ、良かったらマフィン食べる?

>グリッタちゃん、実を申しますと今年は東北の神鬼の隠れし王国より主たる瀬織津姫様が直々にお出で
>下さったのです。

…え、もしかしてこちらの鬼のお兄さんお姉さんたちの一番偉い方だったんですか?
あわわわ、ごめんなさいごめんなさい!
あんまり可愛い方だったのでつい…。

うう〜…。アーチェロさんのお屋敷でお手伝いするのとっても楽しいから、
フレンドリーになり過ぎてメイドとしての本分を最近忘れてるような…。

(この後、瀬織津姫様に慰めてもらいました)

>「大神殿よりの進物といただけるとは、まさに僥倖。
 有難くいただいて、然る後に家臣らと共に商店街でひと舞いして来ようと存ずる。
 ああ、楽しみじゃ…。」

喜んで頂けて、ありがとうございます!(にぱ♪)
本当にこの国には、色々な神様がいるんですね。
私の恋人さんの主で、春の女神様の佐保姫様という方が奈良にいらっしゃるんですが、
きっとお知り合いなのかなあ。

>グリッタちゃんも一息つかれたら、どうかゆるりとお湯に浸かられてはいかがですか?

はいっ!じゃあ、この方のお背中を流すのを私に任せて頂けますか?
(その際、瀬織津姫様にお耳や尻尾をもふもふされちゃいましたけど、とっても気持ちよくて楽しかったです♪)

79 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/02/23(Wed) 13:12
>>77(グリッタちゃん)

>はわわ、ちょっとちょっと、朱乃さん、乱暴はいけないよ!
>去年のGMWの、公民館での本の読み聞かせで教えてくれたあの時のことだよね…。
>気持ちは分かるけど…。

「分かってくれるなら、もうしばらくこのままでいさせてくれる?
 ここまで道中を一緒にしてきた女(ひと)とその連れ添いなんだ。
 私と旦那の二の舞を見るのはもう嫌なんだよ。」

>ええと、柚葉さん、私たちも朱乃さんを止めに入った方が…。
>…って、何気にお茶飲みながら厳しい顔してるっ!?
>あと、普段とは打って変わってシビアな台詞サラリといっちゃってるっ!!!

…柚葉さんは、厳しい時にはとても厳しいですよ。
それも、他者が最も良き道を自ら選ぶ「覚悟」を持ってほしいという願いに裏打ちされての厳しさだと
思っておりますけれど。
そして、柚葉さんは信じていらっしゃるのではないかしら?
白夜様が帰ってきて再会した今こそ、風蘭様が本当に「覚悟」を持たれることを。
いえ、わたくしがそう想像しているだけですけれど。
ただ、わたくしのような世間知らずの小娘が日本に来てからずっと今までわたくしを支えてくださった
のは、少なくともわたくしの異国の、それも人の世界に生きる「覚悟」を認めてくださっている、と
そう思っているものですから。

>あなたが生まれて北極に行き着くまで、
>この世界やあなたを作った人まで全てに拒絶されてた辛さは決して消えないと思うけど…。
>でも今は違うでしょ?
あなたにこうして手を差し伸べてくれたり声を掛けたりしてくれてる人たちがいる。
差し伸べられた手を振り払っちゃうのはどうかなって思うんだ。

…風蘭様、頑なに口を閉ざしていらっしゃいますけれど、柚葉さんやグリッタちゃんの言葉が紡がれる
たびに、瞳の中の悲しみの色が濃くなっていく気がします。
きっとお二人の言葉の一つ一つが胸に刺さるほどに正鵠を突いているから…。
差し出された手を取りたい、と本当はそう思っていらっしゃるのではないかしら?
いかに朱乃様の髪が妖力を帯びて強力に縛めているとはいえ、先ほどからほとんど抵抗もされていま
せんもの。

>意図してそうなったわけじゃないとしても、あなたがいたから白夜様も救われたんだよ。
>あなたの存在は、絶対に不必要なんかじゃなかったっていう立派な証明だよ。

そうですとも。
白夜様が今こうしてここにいらしていることが何よりの証し。
それなのにどうして、自ら手を伸ばしてこられないのか…。

(わたしが救われた〜?
 そうだよ、それだよ〜。)

あ、あら、この声は白夜様。
直接わたくしたちの心に語りかけていらっしゃる?

「アニメの『異世界食堂』のクロみたい…。」
三女ちゃん、そのたとえは分かりづらい方が多いと思いますよ?

(わたしが救われた、と風蘭くんに分かってもらいたいなら、わたしの過去を知ってもらえたら良い
 んじゃないかな〜。
 今までずっと見せてこなかったけど…恥ずかしいから〜。
 でもこの際だから思い切っちゃうよ〜。
 ただね〜、風蘭くんだけにピンポイントで見せられないかも〜。
 ちょっと物騒な思い出もあるから、見たくない人は今のうちにこの部屋から出て離れていてね〜。

 それじゃあ、いくよ〜。)

…!!
(それは奈良ロイヤルホテルの浴場で聞いた白夜様の受難の数々のフラッシュバックでした。
 彼女に入れ込んだ権力者による酒池肉林から、民衆の怨嗟、手のひらを返した権力者が差し向けた
 退魔の力の保有者による攻撃、燃える紅蓮の炎に照らされる大地に流れる赤い血、一転して白一色の
 大地が広がる白夜の風景、その中でうずもれていた傷だらけの巨漢を抱き上げて…。
 映画の予告編さながらの数分ながらの強烈な光景。
 あらかじめ三姉妹ちゃんたちを遠ざけておいて良かったです…。)

(どうかな、風蘭くん〜。
 あなたは自分のしてきたことの罪に苛まれているけれど〜、わたしだって決してきれいな過去じゃ
 ないの〜。
 そしてあなたと出会えて救われたのは、グリッタちゃんの言うとおりなんだよ〜。)

(風蘭様の目じりが光っていたのをわたくしは見逃しませんでした。)

(そして話は>>75に続いたのでした。)


80 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/02/23(Wed) 14:39
>>78(グリッタちゃん)

>はいっ!アーチェロさんたちのお屋敷でメイドさんのお仕事するの、大好きですから。
>それに、私がやりたくてやっているのでお気になさらないで下さいね。

そう言っていただけるとわたくしもありがたいです…。
我が家がグリッタちゃんがメイドの本領を発揮されるのに相応しい場所と認定していただいたという
ことですもの。
以前いらっしゃったご主人様の館でこちらに合流することがご主人様から提案されたときは、グリッタ
ちゃん、少し遠慮なさっている風でしたので、こちらで楽しくメイドをなされているのは嬉しゅう
ございますわ。

>あれぇ?あなた、さっきはいなかったよね?
>わあ、可愛い!(むぎゅううう)
>ねぇねぇ、良かったらマフィン食べる?

「おお、ふわふわの金髪に埋もれられて心地良いぞ。
 ほお、マフィンか、いただこうではないか。
 (もぐもぐ)おおおっ、これは美味、美味。
 それでは貴殿が吸血姫殿の友人で大神族のグリッタであられたか。
 噂にたがわぬ名菓匠ぶり、お見事であった。」

>…え、もしかしてこちらの鬼のお兄さんお姉さんたちの一番偉い方だったんですか?
>あわわわ、ごめんなさいごめんなさい!
>あんまり可愛い方だったのでつい…。

「なんの、郷里では下にも置かぬ扱いで肩が凝るでなあ。
 せっかくの遠出なのじゃから、気安うつき合ってもらえるとありがたい。」

>喜んで頂けて、ありがとうございます!(にぱ♪)
>本当にこの国には、色々な神様がいるんですね。

「八百万柱の神がいる国ゆえわたしのような小娘もおるさ。
 そして人々の信仰の対象となれば新たに神となる者もいる。
 グリッタ殿は異国の出身と聞くが、日本にたいそう馴染んでいるであるな。
 この国には狼を祭神とする神社もある。
 グリッタ殿もいつか神の一人に数えられる日が来るかもしれん。」

>私の恋人さんの主で、春の女神様の佐保姫様という方が奈良にいらっしゃるんですが、
>きっとお知り合いなのかなあ。

「うむ、今は奥州にこの身を置くが、我は宇治の橋姫神社にも祀られておるからな。
 あちらに滞在するときは足を延ばしてほど近い奈良の佐保姫のところにも行ったことがあるな。
 そういえばアーチェロ殿に聞いたが、佐保姫の従者が貴殿の背の君となったと聞く。
 まことに慶賀の至りよな、結婚式にはぜひ呼んでたもれ。」

>はいっ!じゃあ、この方のお背中を流すのを私に任せて頂けますか?

「一緒に湯に入るとは望むところ。
 裸の付き合いをする機会など中々ないからのう。
 ひと風呂入ったら、共に商店街に繰り出そうではないか。」

(風呂から上がられた勢織津姫様はたいそう満足そうにニコニコしておられ、グリッタちゃんの手を
握ってなかなか放そうとなさいませんでした。)

81 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/02/24(Thu) 07:47
吸血する相手ってやっぱ好みを優先するの?

82 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2022/02/25(Fri) 14:56
>>61 >>78(グリッタちゃん)
>>70 >>80(アーチェロお嬢様)

>こんにちは〜♪節分のお裾分け持ってきました〜♪

グリッタちゃん、ようこそお越し下さいました。
何処からか香ばしくて良い匂いが漂ってきましたので、もしやとは思いましたが。

黒豆パン、可愛らしい鬼さんのマフィン、そして鰯とカボチャのパイ…。
そしてそれらを運んできて下さったグリッタちゃんは、
麦穂を優しく揺らす温かな金色の風ですね。(微笑)

>…まあ、さっそくメイド服にお着替えになったのですね。
>キラリと輝く黄金の髪が、お仕事モードのグリッタちゃんのお心の照り映えを表しているかのよう…。

このお屋敷のメイドとしては如何なものかとは思いますが、グリッタちゃんのお心遣いは
喜んで頂戴致します。
うふふ、三姉妹さんも頼もしい助っ人の参戦にテンションが高まっていますね。
そして本日のお客様とも、良き交流を…。

>やはり足音の主は瀬織津姫様でいらっしゃいました…。

瀬織津姫様、はるばる遠方の地までご足労頂き、恐縮です。
昨年に続き、こうして私達の街の皆様とも良き交流の機会が持てる事を
心から嬉しく思います。

そろそろ、屋敷神様もお出でになりますわ。
お茶を淹れますので、グリッタちゃん持参のお土産と共に召し上がって下さいませ。

>我が家がグリッタちゃんがメイドの本領を発揮されるのに相応しい場所と認定していただいたという
>ことですもの。

ええ、同じメイドとしてこうしてまた一緒にお仕事が出来る事を大変嬉しく思います。
ですが、やはりきちんとお礼はせねばなりませんね。
お土産に、我が家で作った節分豆のチーズ煎餅、節分豆のクッキーを包んでおきましょう。

…ちなみに節分豆のチーズ煎餅は、土地神様へのお土産でもあるんです。
きっとお酒に合うと思いましたので。

>あれぇ?あなた、さっきはいなかったよね?
>わあ、可愛い!(むぎゅううう)
>ねぇねぇ、良かったらマフィン食べる?

(一連のやり取りを見守りながら)

グリッタちゃんの明るさとあの笑顔…。
瀬織津姫様も大層お気に召したようですね。
良いものを見せて頂きました。(微笑)

ずっと見ていたい気分ですけれど、そろそろ出発せねばなりませんね。
瀬織津姫様とグリッタちゃんの湯浴みが終わり次第、お嬢様も…。

(そして神社、商店街において一連の行事は大盛況となりました。)

83 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2022/02/25(Fri) 15:39
>>71-74(アーチェロお嬢様)

>…尼僧様たちが大きなしっぱを二人してパタパタ…。
>分かりますわ、お茶を淹れるその姿一つで柚葉さんの只者でなさは、分かる方には分かるのですよね。

まあ、有難うございます。(微笑)
このような由緒ある寺院での作法となりますと未だ心得が無いのですが…。
お住いの方々にそう言って頂けると、自信に繋がります。

>…すみません、お母様。
>なんだかちょっと微妙な評価をいただいたので少し落ち込みましたが、それどころではございませんね。
>…もう、その話題はいいですから。

この尼僧のお二方、思っていたよりも緩い方々でいらっしゃいますね。(汗)
お嬢様に対する評価は若干納得しかねる部分もございますが。(溜息)
とはいえ、このお二方のきつく締め過ぎず必要以上に口出しもなさらない雰囲気が
頑なではあっても風蘭さんの居場所を作っていた事、納得出来ました。

>うっ、返す言葉もありませんわ。
>落ち着きましょう、わたくし、深呼吸、深呼吸…。

お嬢様の「闇堕ち」…。
きっと凛々しくていらっしゃいますが、やはりそれはお互いに辛いものになってしまいますから
実際にそうならない事を願いますね。

(ボソッ…)画家のお嬢様の、同人誌等におけるあくまでも創作の中でしたら
見てみたいですけれど。きゃっ♪
(怖くとも凛々しいお姿を想像してます)

>『一片の残花』。
>そう称されるその結末のご母堂様はあまりにも悲しくて…

ええ…。全てを賭けて愛する者を護ろうとした母の姿を美しいとは思いつつも、
やはりその果てに流される『涙』は『血』が流れるよりも痛く、辛いものですから…。
決して間違いだとは思わずとも、私は共に在る道を選びたいです…。

>諺の『チャンスの神様は前髪しかない』と同じ教えと申せましょう。
>「失敗とは転ぶことではなく、転んだまま起き上がらないことです」

ええ、例え間違いを犯したとしても、途轍もない後悔に苛まれたとしても…。
誰も風蘭さんが終わってしまう事を望んでなどいない、やり直してはいけないとは一言も言っておりません。
今この時が、最大のチャンスなのです。
勇気をもって、踏み出して…。
己自身を縛っていたものを解き放ち、新たに結ぶための…。


84 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2022/02/25(Fri) 23:36
>>75-76(アーチェロお嬢様)

(もう捨て身を良しとしない事を誓った風蘭さんと、
既にボロボロになっていた護符を見て)

…そうだったのですか。
白夜様の貼られた護符は、既に役割を終えられていたのですね。
それではつまり、白夜様が預かっていた御命は既にご本人の許に還っていたのですね。

答えとは、そして幸せとは、案外近くにあるものなのだなと思います。
問題は、それにいつ気が付くかという事なのですね。
風蘭さんに貼られた護符が、既に役目を終えている事に気付いておられなかったように…。

重い過去と、そこから来る悔恨と自責の念から逃れたい一心で走り続けていた故に見えていなかったものが
白夜様の声に耳を傾け、手を取る事で初めて見えたのですね。

>男の人って意地が優って自分の気持ちに蓋をして、それで女の子を泣かせるとかたいがいですわ…。
>あらら、また朱乃様から怒りのオーラが…。

男心も、女心も、いえ、心そのものはなかなか理解し難いものですね。
時としてそれは、本人でさえ分からぬものですから。
そして心がある以上、感情も確かに存在する。
理屈ではわかっていても、感情によって容易に心は振り回されてしまう…。

だからこそ、「縁」によって結ばれた者の声に耳を傾けて心を落ち着かせるのが大切ですね。
(ずずず…再びお茶を飲んでいます。)

>ですが、こういうときこそわたくしの膂力と翼と牙が他人様のお役に立つときでございます。
>少し席を外しますね。

(そっとお嬢様のお手に自らの手を添えながら)

お気持ちは分かりますが、お嬢様、ここはお二人を信じて待ちましょう。
お二人が共に歩む事を決め、そして今後を占うための運命が与えた最初の切っ掛けかも知れません。

勿論お嬢様の事は信頼しておりますが、これ以上はお二人が歩んでいく上で
私達が干渉すべきではないかと…。
あの方の目にやっと光が灯った以上、心配はありません。
事を終えた後、気持ちよくお二人が戻られるよう尼僧さん達と支度をしておきましょう。

(この後、夕餉の支度を手伝わせて頂く事になりましたが一つ大事なことに気付きました。)

あ、すっかり忘れてました。
レンタカーの期限、本日の日付が変わるまででした。
とはいうものの、多分京都の営業所に返却する時間には新幹線に間に合いませんね…。

(レンタカー会社に連絡)

念のため、延長の許可と手続きは済ませましたが如何致しましょう?

85 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/02/26(Sat) 00:10
>>81

お客様、もしかしてわたくしが夜な夜な暗がりを徘徊して、見目麗しい方、あるいは美味な血を蓄えて
いらっしゃる方に忍び寄ってうなじに牙を突き立てたりしている、とそうお思いなのでしょうか?
今のわたくしは、人の世に住まわせていただき親交を求める身でありますゆえ、長らく「禁血」をいた
しております。

わたくしが人間から吸血させていただいていたのは、故郷イタリアの我が侯爵家の城にいたころのこと
ですわ。
ただし侯爵令嬢として何不自由なく暮らしていた当時も、選り好みして吸血することは許されません
でした。
お食事はメイドさんたちが調えてくれますが、人血につきましては献血係を募集してわたくしの前に
連れて来てくれましたけれど。
どのような味の血の持ち主であろうと、チェンジなど許してもらえなかったのですよ。
好みの味でないからとだだをこねようものなら、メイド長に雷を落とされましたわ。
もちろんその日の吸血は抜きとされ、とても切ない思いをすることもしばしばでした。
そして血をいただくときには献血係への感謝を忘れないように、とも言われていましたわね。
人の世に流布するような妖しく艶めかしい吸血鬼のイメージを期待されていたのなら、ガッカリさせて
しまったかも知れませんね。
どうかお許しくださいませ。

86 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/02/26(Sat) 00:11
>>82(柚葉さん)

>そしてそれらを運んできて下さったグリッタちゃんは、
>麦穂を優しく揺らす温かな金色の風ですね。(微笑)

なんと美しい形容でしょう。
豊穣と美味を乗せて舞い来たる心地良い風…、まさにグリッタちゃんのイメージでございます。
かの偉大なる歌姫・中島みゆき嬢が歌われる「麦の唄」の如く、馥郁とした命の香りをこの場に漲らせて
くださるようですわ。

三姉妹ちゃんたちにとって憧れ仰ぎ見るお姉様は柚葉さんですが、グリッタちゃんことも大好きな先輩と
して大いに心酔している様子が窺えますわ。

>瀬織津姫様、はるばる遠方の地までご足労頂き、恐縮です。
>昨年に続き、こうして私達の街の皆様とも良き交流の機会が持てる事を
>心から嬉しく思います。

「いや、こちらこそ先年は臣下の者たちが侍女殿に大変世話になった。
 『贄の血』の血族の麗しの侍女殿より受けた歓待、月下の仮装の夜行では、人間の子ども衆にも懐か
れて、大変楽しかったと聞かされた…。
そんな話を聞かされて神魔の国の奥座敷で大人しくしておれるものでもない。
お礼かたがた、こうしてあいさつに出向いて実に正解であったのう。
今はまだ宵の口、これから貴殿と大いに親交を深めたいものじゃ。
あ、忘れぬうち連絡先を交換してもらえぬかの?」

そういえば、瀬織津姫様がスマホをお持ちでいらっしゃいましたね。

>そろそろ、屋敷神様もお出でになりますわ。

「うむ、我等鬼族を快く受け入れてもらえたことは、この屋敷の敷地に入ってすぐ分かった。
 この軽やかな空気の流れがそれを雄弁に物語っている。
 というか、『はやくはやく』とお声が聞こえる。
おそらくグリッタ殿のお土産を首を長くしてお待ちであろう。」

>…ちなみに節分豆のチーズ煎餅は、土地神様へのお土産でもあるんです。
>きっとお酒に合うと思いましたので。

それはまことによろしゅうございますわ。
土地神様は本日の節分自ら可憐な巫女装束に身を包んで顕現され、本殿より豆を撒いてくださいます。
そしてこの町は、鬼の方々との親睦も深まりましたゆえ、土地神様の掛け声も
「福は内、鬼も内」
と申すのでしたね。
これは栃木県鬼怒川温泉や群馬県藤岡市とも共通するそうでございますが、この町のように実際に鬼族と
親交があってそうなっている、というのが嬉しいところですわね。
土地神様の涼やかな音声での「福は内、鬼も内」に応えるのに、節分豆のチーズ煎餅はとても良いもの
ですわ。

>グリッタちゃんの明るさとあの笑顔…。
>瀬織津姫様も大層お気に召したようですね。
>良いものを見せて頂きました。(微笑)

はい、まことに「尊い」とはこういうシーンを申すのでございましょう。
そしていつの間にかいらしていた画家のお嬢様、熱心にスケッチされているのは同人誌の題材とされる
おつもりではないかしら?
あの奈良旅行で柚葉さんのリクエスト(>>83)があって以来、ご自身も乗っていらっしゃるようで、
最近はそちらの方面でもご活躍とのこと。
宵闇の中、賑やかな街の灯の中を連れ立って歩かれるグリッタちゃんと勢織津姫様のお姿はきっと素晴ら
しい絵姿として留められることでしょう。


87 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/02/26(Sat) 13:39
>>83(柚葉さん)

>まあ、有難うございます。(微笑)
>このような由緒ある寺院での作法となりますと未だ心得が無いのですが…。
>お住いの方々にそう言って頂けると、自信に繋がります。

「いえいえ、そんな〜。あなたのような素敵な方と〜。」
「ご縁ができたら嬉しいですわ〜。」
「因縁和合と申します〜。因という名の種をまき〜。」
「縁という名の環境が新たな花を芽吹かせます〜。」
「袖触れ合うも他生の縁〜。」
「きっと新たな花が咲く〜。」

…柚葉さんのことを歓迎してくださっているのなら、わたくしも嬉しいですわ。
わたくしもご一緒させていただければ、良きご縁がいただけそうです。

>この尼僧のお二方、思っていたよりも緩い方々でいらっしゃいますね。(汗)
>お嬢様に対する評価は若干納得しかねる部分もございますが。(溜息)

柚葉さん…、柚葉さんにそう言っていただけると救われますわ。
ただ、ちょっと危険な薫りを感じられたならわたくしも反省すべきですわね。
お二人が見守っている風蘭様の仇(あだ)になりはしないか、と警戒されたのかしら?
わたくしもちょっと気を張っていましたので、普段とは違うオーラが出ていたのかも知れませんわ。

>お嬢様の「闇堕ち」…。
>きっと凛々しくていらっしゃいますが、やはりそれはお互いに辛いものになってしまいますから
>実際にそうならない事を願いますね。

も、もう、柚葉さんったら!
吸血鬼の魔の気を本当に出したわたくしなど、恥ずかしくてお見せできませんわ…。
そこに立ち現れるのは、自分には全然その気が無くても妙な艶美を漂わせ、幻夢の中に微笑む妖しくも
凄愴なる紅き氷のような女…、
であると、メイドさんからも言われておりまして。

>(ボソッ…)画家のお嬢様の、同人誌等におけるあくまでも創作の中でしたら
>見てみたいですけれど。きゃっ♪
>(怖くとも凛々しいお姿を想像してます)

いえいえいえいえ!
想像とか!想像とかもどうかおやめくださいませ!
って、画家のお嬢様、スケッチブックを取り出して、期待に満ちた眼差しでご覧にならないでください
まし!

>ええ…。全てを賭けて愛する者を護ろうとした母の姿を美しいとは思いつつも、
>やはりその果てに流される『涙』は『血』が流れるよりも痛く、辛いものですから…。

ご母堂様の為されようが如何に気高かろうとも、ご本人が消滅してしまう結末などと考えたくもござい
ません。
そしてその結末を迎えてしまえば、わたくしも柚葉さんと出会うことができなかった…。
様々な因と縁が絡まり合って、今のわたくしたちの世界があることがどれだけ嬉しいことか。

ご母堂様や叔母上様の歩まれる様々な結末には哀しい結末が本当に多くて、聞くたびに胸が苦しくなり
ます。
皆様が数々の悲劇的結末に行きつくことなく幸福を − 「白花の咲く頃に」が今の現実でしょう −
手にされたことに、皆様の形作られた絆の強さを感じずにはいられません。

>今この時が、最大のチャンスなのです。
>勇気をもって、踏み出して…。
>己自身を縛っていたものを解き放ち、新たに結ぶための…。

はい、この寺院におきましても、きっと白夜様や風蘭様、そして尼僧のお二方の縁が良き結果をもたら
されることを願いたいです…。


88 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/02/26(Sat) 20:51
>>84(柚葉さん)

>それではつまり、白夜様が預かっていた御命は既にご本人の許に還っていたのですね。

「うん、それが分かったことが何より嬉しかったよ〜。
 わたしが風蘭くんを守っていたつもりだったけれど、もう彼は自分で生きていく心が甦っていたん
 だね〜。
 ね〜、風蘭くん。」

「…だが、今自分の胸に聞いてみて納得できるのは君が戻ってきてくれて、今傍にいてくれるからだ。」

>答えとは、そして幸せとは、案外近くにあるものなのだなと思います。
>問題は、それにいつ気が付くかという事なのですね。

「本当に今しがたようやく気付けた。
 白夜がいてくれて、そしてまた、あなた達白夜の友人たちがわたしを叱ってくれたから。
 恥ずかしい話だが、今はじめてわたしは自分の気持ちと向き合うことができている。
 あなたたちに感謝せねばならない…。」

>重い過去と、そこから来る悔恨と自責の念から逃れたい一心で走り続けていた故に見えていなかったものが
>白夜様の声に耳を傾け、手を取る事で初めて見えたのですね。

「もう、風蘭くんったら〜。
 それなら、今こうして手を取ったその意味、分かってくれるよね?
 もう目をそらさずに言ってくれるかな?」

>男心も、女心も、いえ、心そのものはなかなか理解し難いものですね。
>時としてそれは、本人でさえ分からぬものですから。

「風蘭くんの『男心』を聞かせてほしいな〜?
 わたしも女だし〜、『女心』に響く言葉がほしいな〜?」

「……。」

あらあら、耳まで真っ赤になって絶句してしまわれました。
さすがにこの衆人環視の中では、キメの一言は出てきませんか。
ちょっと残念ですわ。

>だからこそ、「縁」によって結ばれた者の声に耳を傾けて心を落ち着かせるのが大切ですね。

「ぷく〜、言ってくれないかな〜?」

白夜様、もうはぐらかしはお許しにならないようですわね。
白夜様の拗ねたようなお声に耳を傾けて、ようやく彼女を見つめる瞳に力がこもったような?

「愛しい白夜よ。
 わたしと、…か、偕老同穴の契りを結んでほしい。」

「…うん。」

なんともはや、古典的・東洋的な言い回しをなされましたね。
そして白夜様もコクリと頷かれて…。
二人の繋がれた手と手はもう離されることは無いでしょう。

>お気持ちは分かりますが、お嬢様、ここはお二人を信じて待ちましょう。
>お二人が共に歩む事を決め、そして今後を占うための運命が与えた最初の切っ掛けかも知れません。

なるほど、これは手を取り合われたお二人の最初の共同作業ですわね。
わたくしが付いてまいるのは野暮というものでした。
お恥ずかしい…。
柚葉さん、気付かせてくださってありがとうございます。

>事を終えた後、気持ちよくお二人が戻られるよう尼僧さん達と支度をしておきましょう。

はい、お二人が一緒ならクマさんに後れを取ることなどございますまいが、土ぼこりになって帰って
来られるかも知れませんわ。
お体を清められるよう、そして疲れを癒せるよう、わたくしたちで準備いたしましょう。

>あ、すっかり忘れてました。
>レンタカーの期限、本日の日付が変わるまででした。
>念のため、延長の許可と手続きは済ませましたが如何致しましょう?

「それでしたら、よかったら泊っていってくださいませ〜。」
「お世話になった皆様に、ゆっくりおくつろぎいただきたいです〜。」
「白夜様の旅もここが終着点〜。」
「どうか旅の最後の夜をご一緒に〜。」

まあまあ、どうもお気遣いありがとうございます。
いかがでしょうか、柚葉さんも三日間の旅のご案内、お疲れでございましょう。
わたくしとしては、こちら様のご厚意に甘えたいのですけれど…。

89 名前:人狼メイドグリッタ ◆1hgZO.RI 投稿日:2022/03/01(Tue) 21:03
>>75 >>79(アーチェロさん)

>…柚葉さんは、厳しい時にはとても厳しいですよ。

うん…。そういうところ、やっぱり私の幼馴染の「お姉ちゃん」に似てるかな。
私もそれなりに体力や運動神経には自信があって、たまに無茶なことしちゃって…。
それで、優しくも厳しく諭されたりしました。

優しいからこそ、時には厳しくなれるんですよね。
アーチェロさんを支えてくれる、素敵なメイドさんです。

>それは奈良ロイヤルホテルの浴場で聞いた白夜様の受難の数々のフラッシュバックでした。

…異種族、それも力のある方でしたら長生きしてるだけじゃなくて
世の中の残酷で辛い現実をいっぱい知ってて重い過去を背負ってるんですよね。

私は力は全然ですけど、戦争の時代にはいっぱいそういうのを見てきましたよ。
権力とか、欲望とか、時には人間の皆さんには知られてない異種族と人間の対立とか
利害が絡んだ結託とか…。

私だって、どんなに助けたくても見捨てるしかないことだって何度もありましたし、
悪いとは分かっててもどうしても必要だったら盗んだり、
死んだ人のものを掠め取っていったりとか…。

言いたくない過去とかがあったり、罪を背負ったりしてても
生きられる限りは生きて自分や自分以外の人の幸せのために頑張らないと
自分が惨めなだけです。

白夜様が、過去の自分自身を曝け出してでもあなたと一緒にいたいって言ってくれてる。
決して中途半端な気持ちじゃないですよ。

>風蘭様の胸の顔をうずめる白夜様…。
>どうやらこれにて終幕のようでございます…。

良かった…。
これで、一件落着ですね。
繋いだ手、そう簡単に放しちゃダメですよ。
…でないと、また朱乃さんからお仕置きされちゃうかもです。

※アーチェロさんと柚葉さんが>>73で語ってる「一片の残花」について

柚葉さんのお母さん、綺麗な人ですね。
声とか髪型とか、有名なアニメの女の子が成長したら柚葉さんのお母さんみたいな
素敵な人になるんだろうなあ。

…でも、ああいう終わり方はいや〜!(涙)
桂ちゃん(だったかな?)、形見の蝶々の髪飾りを見る度にきっと泣いちゃう…。
私の幼馴染のお姉ちゃんが、ああいう結末になっちゃったら耐えられないよ…。(うるうる)
私の場合、桂ちゃんを慰めようとしても結局一緒に泣いちゃう…。

風蘭さん、白夜さん、お互いを大切に思うなら天寿を全うするまで
ちゃんと一緒にいてあげて下さいね。

90 名前:人狼メイドグリッタ ◆1hgZO.RI 投稿日:2022/03/01(Tue) 21:20
>>84(柚葉さん)
>>88(アーチェロさん)

>はい、お二人が一緒ならクマさんに後れを取ることなどございますまいが、土ぼこりになって帰って
>来られるかも知れませんわ。

…昔、人を襲ってしまった熊を狩ったことがあります。
人の血の味を知っちゃうともうどうにもなりませんから。
…それで、あんまり無茶しちゃダメってお姉ちゃんに怒られました…。(溜息)

風蘭さんなら、悲劇が起きる前に熊さんがその匂いを知って強さを悟って
当分は人里に出てこないと思いますね。

>あ、すっかり忘れてました。
>レンタカーの期限、本日の日付が変わるまででした。

私は大丈夫です。
有休貯まってて、そろそろ使っておいてって本部とかお世話になってるパン屋さんに
言われてましたから。
ですから、念のために6日間取っておきましたので予定が変わっても平気です。
備えあれば患いなし、ですね。

じゃあホッキョクギツネさん達と夕飯の支度してきまーす。
何だか楽しそうだし♪
…というわけで、今回はお寺に合わせて割烹着借りました。
ところでお寺独特の精進料理とかってあるんですか?
良かったら教えて下さい。(尻尾がパタパタ)

あ、それから個人的にお友達になってもらえます?
後でよろしければ連絡先とか教えて下さい。

91 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2022/03/04(Fri) 21:21
>>86(アーチェロお嬢様)

>そういえば、瀬織津姫様がスマホをお持ちでいらっしゃいましたね。

はい、喜んで連絡先の交換をさせて下さいませ。
前回、今回と瀬織津姫様と皆様とはこのお屋敷のお嬢様と私達、
そして街の方々とは行事を通じて良き交流の機会が得られました。

いずれまた、別の形でお越し頂く事になるやも知れません。
商店街にいらしていた、お嬢様の学校の「社交部」の皆様や
演劇部の皆様も興味津々でしたし、また新たな交流の幅が広がる事に期待しております。

季節ごとの行事、そして私的な事などでも気軽にご連絡を頂ければ幸いです。

>土地神様は本日の節分自ら可憐な巫女装束に身を包んで顕現され、本殿より豆を撒いてくださいます。
>そしてこの町は、鬼の方々との親睦も深まりましたゆえ、

ええ、元より街の皆様の信仰を集めておられる土地神様の顕現は勿論、
いらして下さった鬼の皆様に関する話題がポスターや口コミで広がり
遠くからも多くの方がいらして下さいました。

商店街も大いに賑わい、お颯さんも「「鬼は外」とは今後言えそうにないよ」と
苦笑しておられました。

(全ての行事を終えて、土地神様の労いの一時となりました)

土地神様、お疲れさまでした。
鬼の皆様の持参された東北の地酒と共に、こちらの節分豆の煎餅を…。

>>87‐88(アーチェロお嬢様)

>も、もう、柚葉さんったら!
>想像とか!想像とかもどうかおやめくださいませ!

お戯れが過ぎました♪(ペロッ)
では、そろそろこの話題はお開きに…。

(小声)画家のお嬢様、出版せずとも個人的にお描きになりましたら
一度送って下さいね。勿論、お礼は弾みますので。

(この後、お嬢様にジト目で睨まれてしまいました。(汗))

>いかがでしょうか、柚葉さんも三日間の旅のご案内、お疲れでございましょう。
>わたくしとしては、こちら様のご厚意に甘えたいのですけれど…。

はい、私も元々先輩と相談してこの後2日程のインターバルを頂いております。
予定外の際の対処はしておりますので、問題はありません。
それでは、ご厚意に甘えさせて頂きます。

92 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2022/03/04(Fri) 21:41
>>89-90(グリッタちゃん)

>うん…。そういうところ、やっぱり私の幼馴染の「お姉ちゃん」に似てるかな。

初めて会った時を、思い出しますね。
グリッタちゃんにとって大切な人と私を重ね合わせてもらえる事、本当に嬉しいです。

お嬢様にお仕えする者として、お嬢様の意志を尊重するのがメイドの役割ですから
差し出がましい事は申せませんが時には私の意志を伝えさせて頂くかと思います。

>※アーチェロさんと柚葉さんが>>73で語ってる「一片の残花」について

グリッタちゃんも、私の家族の過去の物語を見て下さったのですか?
…だとしたら、とても嬉しいです。
ですが、やはりあの結末は一番悲しいわね…。
時として、大切な人を守る為に身を挺する事はあるかも知れない。
でも、やはり逝ってしまう者、遺された者の悲しみは背負わせたくない…。

ですから、白夜様と風蘭さんが互いに最後の最期まで一緒にいてあげてほしいと思うのは
私も同じです…。

>私は大丈夫です。

ええ、唐突に予定が変わってしまってごめんなさいね。
でも、流石はグリッタちゃん、しっかりしておられますね。

グリッタちゃんもこちらで素敵なお友達が出来て、まだまだ一緒に居たりないといったところかしら。(微笑)

>じゃあホッキョクギツネさん達と夕飯の支度してきまーす。
>何だか楽しそうだし♪

私もお手伝いさせて頂きたかったのですが…。
ちょっとお台所が狭くなってしまうとの事で今回はご厚意に甘えさせて頂きます。

それはそれで、尻尾をパタパタさせながらお仕事をなさっている三人娘さんの姿を
見守る事が出来て好都合ですけどね。(微笑)

せめて、食器を運ぶくらいはさせて頂きたいですが。
それでは、お茶のお代わりが欲しい方はおられますか?

(その夜は、寺院という事もあり厳かながらもゆったりとした時間を過ごさせて頂きました。
そして翌日、朝餉の後お別れの時間を迎えました。)


93 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/03/05(Sat) 17:38
>>89(グリッタちゃん)

>うん…。そういうところ、やっぱり私の幼馴染の「お姉ちゃん」に似てるかな。
>私もそれなりに体力や運動神経には自信があって、たまに無茶なことしちゃって…。
>それで、優しくも厳しく諭されたりしました。

ふふふ…、明朗快活なグリッタちゃんの幼少期、お姉様をハラハラさせてしまうこともあったのでしょうか?
『優しく厳しく』ですか…。
お姉様にとってもグリッタちゃんと触れ合える大切な時間だったことでしょう。
血がつながらなくとも心が通じ合って家族になれる。
わたくしにも心温まるお諭しをいただいた心持ちですわ。

そうしてふれ合い心通わせたという大切な思い出が今わたくしの前にいらっしゃるグリッタちゃんの
笑顔につながっているのかと思うと、わたくしもお姉さまに感謝したくなります。

わたくしもきっと能天気であるゆえに柚葉さんに心配をかけてしまうことも多いと思うのですよ。
姉の心、妹知らず…。
この旅の間も、わたくしの軽挙を優しく止めて諭してくださることがございましたからね。
グリッタちゃんを見習って、この想いでも大切にしてまいりましょう。

>…異種族、それも力のある方でしたら長生きしてるだけじゃなくて
>世の中の残酷で辛い現実をいっぱい知ってて重い過去を背負ってるんですよね。
>私は力は全然ですけど、戦争の時代にはいっぱいそういうのを見てきましたよ。

お優しいグリッタちゃん、お姉様はじめ多くの方の愛を受けてこられたグリッタちゃん。
グリッタちゃんのことですから、お受けになった以上の優しさを他人に向けようと努められてきたの
ではないか、と僭越ながら想像します。
ですがこの世には個人の想いを蹂躙する醜いものがどれほど多いか…。
グリッタちゃんのお優しく曇りのないお心が、助け得なかったもののためにどれほど傷ついたか、想う
だけで胸が痛みます。
そして今笑顔を絶やされない、そしてなお人のために時に気遣い、憂い、怒ることのできる心を保って
来られたことが嬉しゅうございます。
そのお心を見ることができたことが、風蘭様との再会に恐れを抱いていた白夜様を励ましたのでしょう。
お姉様からグリッタちゃんへ、グリッタちゃんから白夜様へ、そして今また白夜様から風蘭様へと。
心はきっと確かにつながっていくのでしょうね…。

>良かった…。
>これで、一件落着ですね。
>繋いだ手、そう簡単に放しちゃダメですよ。
>…でないと、また朱乃さんからお仕置きされちゃうかもです。

「お母さーん、いつまでも髪をわちゃわちゃさせていないのー。
 せっかくの良いシーンなんだから、もっと笑って笑ってー。」

「ふ、ふん、こういう優柔不断男はまたつないだ手を放したりしないと良いけどね。
 わたしとしちゃあ、まだまだ喜べない気分だよ。」

「ふーん?
 でも、頭のお口の方はニコニコしてるっぽいけどー?」

「あ、朱瑠!
 よけいなこと言わないの!」

>柚葉さんのお母さん、綺麗な人ですね。

はい、とてもお美しくてお優しくて威厳があって…。
わたくしもあのような終わり方を間近に見たら、泣き崩れてしまったことでしょう。
心惹かれ合うその形はいろいろですが、決してその手が離れぬようにと願わずにはいられません。

>風蘭さん、白夜さん、お互いを大切に思うなら天寿を全うするまで
>ちゃんと一緒にいてあげて下さいね。

(その後、白夜様と会うたびに懐かしそうにおっしゃいました。
 『わたしたちにああ言ったグリッタちゃんを思い出すたびに、彼女がわたしたちの手と手を優しく
  取って、そっと重ね合わさせてくれてるような気がするよ〜。』
 と。)

94 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/03/05(Sat) 21:22
>>90(グリッタちゃん)

>…昔、人を襲ってしまった熊を狩ったことがあります。
>人の血の味を知っちゃうともうどうにもなりませんから。
>…それで、あんまり無茶しちゃダメってお姉ちゃんに怒られました…。

それはわたくしがお姉様の立場でも、本当に心配いたしますわ。
想像すると、胸の鼓動が高くなっていけません。
止むを得ぬこととはいえクマさんを狩らねばならなかったグリッタちゃん、本当にお疲れ様でござい
ました…。
わたくしがお傍に居ましたら、きっとグリッタちゃんとご一緒させていただいたところですわ。

人の血を知ってしまったなんて、それは熊さんにとっても不幸な出来事でしたね。
美味いと思ってしまったが最後、彼らはそれを拒絶する術など無いのですから。
わたくしも他人様から血を奪ってきた者として、他人事とは思えません。
その熊さんの安息を心から願います…。

>風蘭さんなら、悲劇が起きる前に熊さんがその匂いを知って強さを悟って
>当分は人里に出てこないと思いますね。

はい、あの方からにじみ出る気迫は野生の勘を喚起して戦慄せしめるのに十分でしょうから、きっと
平和裏に山に帰らしてくださるでしょうね。

>私は大丈夫です。
>有休貯まってて、そろそろ使っておいてって本部とかお世話になってるパン屋さんに
>言われてましたから。

まあ、それは良かったですわ。
グリッタちゃんのご都合に反してこの地に留まるわけにはまいりません。
本部の方も雇用主の方も、グリッタちゃんのお働きぶりを認めていらっしゃるのですね。
まだ日にちに余裕がございますから、グリッタちゃんさえよろしければ、この地への逗留を延ばしたり、
あるいは帰宅後もご一緒させていただいたりすることもできますわね♪

>じゃあホッキョクギツネさん達と夕飯の支度してきまーす。
>何だか楽しそうだし♪

「え〜、よろしいのですか〜?
「人狼の方と仲良くお料理なんて夢みたい〜♪」
「精進料理、ぜひご一緒に作りましょう〜。」
「熊を相手にしてこられたお二人のために〜。」
「スタミナの付くお料理を〜。」
「大和芋入りお蕎麦とか〜、お豆腐の蒲焼き風だとか〜。」

お三人、同時にしっぽをパタパタさせて、可愛いモフモフの三姉妹のよう。
もう、ため息が出るほどお可愛いですわ…。

>あ、それから個人的にお友達になってもらえます?
>後でよろしければ連絡先とか教えて下さい。

「えええ〜!?わたしたちとお友達に〜?」
「狼のお姉さんとお友達だなんて、気分がすごくあがります〜。」
「ずっと狼さんが恐かったわたしたち〜。」
「目の前がぱあっと開けた想いです〜。」
「ぜひぜひお願いいたします〜♪」
「連絡先交換、大歓迎〜♪」

あらあら、踊るような足取りで厨房へ向かわれました。
ここでもまた新たな縁ができたのですね。
このお寺もまた素敵な出会いの場として、素晴らしい思い出となりました…。


95 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/03/06(Sun) 13:44
>>91(柚葉さん)

>はい、喜んで連絡先の交換をさせて下さいませ。

「そうかそうか、ありがたいぞ。
 文明の利器はやはり良きものじゃ。
 神鬼の王国は隠れし国ゆえ全面的にWi-Fiを繋ぐのは時期尚早と考えるが、国民(くにたみ)の意向も
 踏まえつつ、より開かれていくのも一案。
 柚葉殿との情報交換も検討の一助となろう。」

>商店街にいらしていた、お嬢様の学校の「社交部」の皆様や
>演劇部の皆様も興味津々でしたし、また新たな交流の幅が広がる事に期待しております。

はい、社交部の部員からも瀬織津姫様のことは色々聞かれていましたから、交流は大いに進めたく思って
おりましたが。
演劇部の部長様の積極性には少しばかりタジタジでしたわ…。
瀬織津姫様の物語を市の演劇コンクールで上演したいとは熱心に口説かれておりまして、姫様にご相談
いたしたいと思っておりました。

「ふむ、それは興味深いな。
 聞くところによると、阿弖流為殿の物語も歌舞伎になり一流の役者が演じたそうな。
 わたしの物語など観客の興味を引くかは知らぬが、その部長殿と面談して如何な構想を持っているか
 聞いてみたいものよ。」

>ええ、元より街の皆様の信仰を集めておられる土地神様の顕現は勿論、
>いらして下さった鬼の皆様に関する話題がポスターや口コミで広がり
>遠くからも多くの方がいらして下さいました。

「うむ、土地神殿が率先して鬼を受け容れる範を示してくれるのは本当にありがたい。
 そして、民がそれに進んで賛同している…。
 鬼と人との関係が、この地より少しずつ変わっていくのだとしたら嬉しき限りじゃ。
 そのお颯なる女人のことは良き食材を届けてくれたことも家臣から聞いておる。
 この機会に礼を申しておこうか。」

>土地神様、お疲れさまでした。
>鬼の皆様の持参された東北の地酒と共に、こちらの節分豆の煎餅を…。

「おおおっ、よくぞまいった、いとも優れたる愛しの侍女よ。
 待ちかねたではないか!
 ほほお…、これはまた賑やかな顔ぶれ。
 東北より参られし鬼姫殿、今宵は祭りを賑わわせてくれて、本当に感謝する。」

「こちらこそ土地神殿の心遣いの数々痛み入る。
 ほんに良い時間を我等に与えてくれたこと感謝に堪えぬ。」

「まあ、堅苦しい話は良い。
 この節分豆の煎餅は人狼の美姫の手製とな?善哉、善哉。
 今宵は皆々ご苦労であった、ここは大いに無礼講を楽しもうではないか。」

(そうしてその日の祭りの最後に賑わいが始まりました。)


>(小声)画家のお嬢様、出版せずとも個人的にお描きになりましたら
>一度送って下さいね。勿論、お礼は弾みますので。

…柚葉さん、画家のお嬢様は嘘を吐けない方だと思いますの?
何やらお話になっているようですが、眼に熱意の灯がともっている様子から何をお考えか考えるまでも
ございませんでしょう?
…もう。
細かいことはもう言いませんが、あまり大ごとにはなさらないでくださいね?
「コミックとらのあな」とかに本が並んだりしたら、わたくし泣きますわよ?

>はい、私も元々先輩と相談してこの後2日程のインターバルを頂いております。
>予定外の際の対処はしておりますので、問題はありません。

良かったですわ。
柚葉さんもグリッタちゃんも問題ないということなのですね。
では、一日予定を延長してまた楽しい夜を過ごせそうです。
お狐のお二方、どうかよろしくお願いいたします。

(お二方も快く歓待してくださり、旅行の最後の賑やかな夜を迎えることとなりました。)


96 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/03/06(Sun) 14:07
えーと、訂正…でございます。

>>95

土地神様
>「この節分豆の煎餅は人狼の美姫の手製とな?善哉、善哉。」

グリッタちゃんがお持ちくださったのは、
>あ、これお土産の黒豆パン、鬼さんマフィン、カボチャと鰯のパイです。
でした。

「節分豆の煎餅」は、柚葉さんからでしたね。
本当に申し訳ございません。(平伏)

もちろん、どちらも土地神様に美味しくいただいて頂きました。

97 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/03/06(Sun) 19:06
>>92(柚葉さん)

(横から少し失礼いたします。)

>時として、大切な人を守る為に身を挺する事はあるかも知れない。
>でも、やはり逝ってしまう者、遺された者の悲しみは背負わせたくない…。
>ですから、白夜様と風蘭さんが互いに最後の最期まで一緒にいてあげてほしいと思うのは

「柚葉さんの言葉がすごく響いたのは、そのお母様への強い強い気持ちがあったからなんだね〜、きっと。
 ね、そう思わないかな〜、緊縛されながら聞いていた風蘭くん〜?」

「柚葉殿の厳しい言葉、しかと今も胸に残っている。
 わたしのために厳しく諭してくれたこと、忘れはしない。
 最後の最期まで我が罪の贖いと白夜への誠実を貫く支えとしていこう。」

>グリッタちゃんもこちらで素敵なお友達が出来て、まだまだ一緒に居たりないといったところかしら。(微笑)

「あの子たちの友達になってくれてありがとう〜。
 人狼族と仲良くなれるのって、あの子たちにはすごく嬉しいからね〜。
 北極に居た時は狼といろいろあったから〜。
 グリッタちゃんが笑ってくれて、あんなにしっぽをパタパタして、わたしもあの子たちに恩返しできた
 気分だよ〜。」

>私もお手伝いさせて頂きたかったのですが…。
>ちょっとお台所が狭くなってしまうとの事で今回はご厚意に甘えさせて頂きます。

「柚葉さん、この旅の計画のときからずっと頑張って来たんだよね〜?
今夜はゆっくり休んでいてよ〜。
もちろんグリッタちゃんにもいっぱい助けてもらったから、お食事の後は休んでほしいけど〜。
二人ともわたしのしっぽ、枕代わりにしてほしいな〜。」

>(その夜は、寺院という事もあり厳かながらもゆったりとした時間を過ごさせて頂きました。
>そして翌日、朝餉の後お別れの時間を迎えました。)

柚葉さんもグリッタちゃんも、昨晩はゆっくりお休みになれたでしょうか?
荷物の確認も済みましたし、いよいよ出立の時間が迫ってまいりました。
誠に名残り惜しゅうございますが、わたくしたちが無事に帰宅するまで柚葉さんも気を抜くことができ
ますまい。
しっかり我が身を省みて柚葉さんに心配をかけないように心がけましょう。

そして…、今は飛縁魔様が表に出ておいでですが、何か特段の御用かしら?

「あ〜、結局風蘭殿が天寿を全うする誓いを立てたんで、眷族にするはずだったわたしの出番が無く
 なっちゃったのよね〜。
 でもずうっと奥に引っ込んでいるのもいい加減退屈だから、白夜と相談してね。
 すこし『お仕事』をさせてもらうことになったの。」

『お仕事』ですか?

「うん、それで相談なんだけれど。
 伊太利亜の姫は、佐保姫から求められてるんでしょ?
 彼女が神在月に出雲に行っている間の留守居役を知ろ、って。」

はい、わたくしには土地神様からも代理をするよう言われているので悩んでいるところです。

「だからさあ、佐保姫のところのお役目、わたしが代わりにやろうかな、と。」

まあ…?
そうしていただけると、わたくしも大変助かりますけれど、でも…。

「そう、貴女なら分かるよね?
 外に出て働くなら精力は必要。
 かと言って今は勝手に人の血は吸えない。
 だから、わたしも『本部』ってところに登録して『種族別補償』をもらえないかなあ、って…。」

(というわけで、この話はグリッタちゃんにも相談させていただき、土地神様にもご報告することと
 いたしました。)


98 名前:人狼メイドグリッタ ◆1hgZO.RI 投稿日:2022/03/06(Sun) 22:28
>>97(アーチェロさん)

>(というわけで、この話はグリッタちゃんにも相談させていただき、土地神様にもご報告することと
>いたしました。)

お仕事の斡旋ですか?
それじゃ、『本部』の方に連絡して、紹介させて頂きますね。
まずは面接、登録をして、そこから適性診断や研修を経てからになりますけど…。

あ、それからちょっと注意しておかなきゃいけないことがあるんです。
基本的に、お仕事の際に妖術とか魔力とかを使うのは禁止なんですよ。
私が普段やっているようなメイドさんとか、お菓子作りとかですね。
頑張ってる人間の皆さんの、お仕事を奪っちゃうことになりますから。

アーチェロさんが仰ってる、「神社の留守居役」とか、
他にも神社の巫女さんがやるような「神降ろし」や「神託」、
または風水師さんのような、どうしても「霊力」「妖力」「魔力」を
必要とするようなお仕事であれば別ですけど…。

「飛縁魔」さんのようなハイスペックな方だと引く手数多かも知れませんけど、
半面色々と制限が掛かっちゃうかも知れません。

ですが、本部の方々でしたらきちんと相談に乗ってくれると思います。
何かありましたら、私にも気軽に相談して下さい。
私に出来ることでしたら、力になりたいです。

99 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2022/03/09(Wed) 14:21
>>98(グリッタちゃん)

>お仕事の斡旋ですか?
>それじゃ、『本部』の方に連絡して、紹介させて頂きますね。
>まずは面接、登録をして、そこから適性診断や研修を経てからになりますけど…。

「おお、ありがとう、さっそく応じてもらえて有難いよ。
 グリッタ…先輩と呼ぶのはまだ気が早いかな?
 先ずは面接かぁ、どんな面接官にどんなことを聞かれるのかな?
 履歴書も必要かな?数百年分書くのって大変そうだけど。
 それに吸血鬼だから、素行が悪くないかどうかもいろいろ聞かれそうだな。
 『夜なゝゝ出て男の精血を吸 つゐにはとり殺す』なんて書いてた江戸時代の姿絵もあるせいで、
 サキュバスと誤解されることもあるし。
 けっこう根掘り葉掘り聞かれそうだよねぇ…。」

わたくしも同族として『本部』というところが吸血鬼をどう見ているか気になりますけれど。
グリッタちゃんの同僚であられた千夜先輩のように、すっかり人間社会に溶け込んで『本部』に認め
られた方もいらっしゃいます。
きっと大丈夫ですわ。

>あ、それからちょっと注意しておかなきゃいけないことがあるんです。
>基本的に、お仕事の際に妖術とか魔力とかを使うのは禁止なんですよ。

「え、そうなの?
 わたしは主に佐保姫様の代理役だから、基本的に神社の神座に収まっていればいいんだけど。
 ただ、空が曇っているときは去年の七夕にアーチェロ殿がやったように魔力で晴天にしてほしい、って
 言われているんだけれど。」
 http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=593906122&st=669&to=669&nofirst=true

>アーチェロさんが仰ってる、「神社の留守居役」とか、
>他にも神社の巫女さんがやるような「神降ろし」や「神託」、
>または風水師さんのような、どうしても「霊力」「妖力」「魔力」を
>必要とするようなお仕事であれば別ですけど…。

「ああ、そうなんだ?良かった。
 それなら佐保姫様にも喜んでもらえるよ。」

>「飛縁魔」さんのようなハイスペックな方だと引く手数多かも知れませんけど、
>半面色々と制限が掛かっちゃうかも知れません。

「わたしとしちゃあ、佐保姫様のリクエストに応えられたら、あとはそんなにしゃにむに働かなくても
 いいかなあ…。
 でも、本部』から仕事のオファーがあれば、頑張るべきなんだろうね。
 どんな仕事が来るかちょっと楽しみだ。
 それに…仕事でしとかないと夜ちゃんと眠れないかもだし。
 体は白夜と共有だから、夜は…、彼女と風蘭殿の閨での睦言の間は、眠っておかないと…ね?」

そ、それはたしかに…。
(頬が火照るのを自覚してしまいます。)

 これからいろいろ分からないことがあると思うから、相談させてもらえると心強いよ。
 どうぞ、よろしくね。
 グリッタ先輩。」


100 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2022/03/10(Thu) 22:31
>>95
>>97(アーチェロお嬢様)

(翌朝)
風蘭寺の皆様、昨日は本当にありがとうございました。
何の連絡もなく訪れた私達を歓迎して頂いたのみならず、一宿一飯のお世話まで…。
いずれまた、お嬢様と共にお礼に参ります。
その際は、何卒よろしくお願い申し上げます。

>柚葉殿の厳しい言葉、しかと今も胸に残っている。
>わたしのために厳しく諭してくれたこと、忘れはしない。

いえ、本来は私などが口にするのも烏滸がましい台詞でしたが…。
そのように受け止めて頂けたのであれば、誠に幸いです。
どうか、白夜様と末永くお幸せに…。

>二人ともわたしのしっぽ、枕代わりにしてほしいな〜。

ふふっ…。今回の旅行の最後の夜、白夜様の尻尾枕に抱かれて
素敵な夢の時間を有難うございました。
思わず、寝坊してしまいそうになるのを堪えるのが大変でした。(微笑)

ところで白夜様は、やはり風蘭寺に残られるのでしょうか?
だとしたら、こちらでお別れになりますね。
此度は素敵な思い出と旅を、有難うございました。
お屋敷に戻りましたら、また素敵な思い出のアルバムが増える事でしょう。
お写真が出来ましたら、お送りしますね。

>>98(グリッタちゃん)
>>99(アーチェロお嬢様)

>お仕事の斡旋ですか?
>それじゃ、『本部』の方に連絡して、紹介させて頂きますね。

まあ、それは有難いお話です。
白夜様に宿る「飛縁魔」様も、やはり「糧」を得られぬままでは大変でしょう。
サライさんの事といい、グリッタちゃんの存在は本当に頼りになりますね。

>基本的に、お仕事の際に妖術とか魔力とかを使うのは禁止なんですよ。
>どうしても「霊力」「妖力」「魔力」を
>必要とするようなお仕事であれば別ですけど…。

成程…。
人と「妖」の間を取り持つというのも大変なのですね。
様々な制約を設けながらも共存を図る、「本部」の方々の苦労が偲ばれます。
「飛縁魔」様が、良きお仕事の機会を得られる事を心から願っております。
もし何かありましたら、私達にもご連絡下さいませ…。

それではお嬢様、お車を回しますね。
京都市内でレンタカーを返却し、そして新幹線でお屋敷まで…。
最後まで、気を付けて参りましょう。

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