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【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ参

1 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/02/19(Mon) 10:26
今なお寒さ厳しい冬でございますが、陽脚は日々伸びて、日なかに於きましては温かな陽気もまた空より降りて、陽光を身に浴びる楽しみを時に感じる季節でございますね
春は未だ来ずと言えども、家族や友と過ごす日々に心安らぐこと多い日々を過ごさせていただいております

わたくし、イタリアより参りました吸血鬼のアーチェロ・カルミーニオと申します
お蔭をもちましてこの度、ここに新館ノ参を立てさせていただきました
何卒よろしくお願いいたします

(過去スレ)
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ壱
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=461367355&ls=50
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ弐
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=478946904&ls=50

以下、お願い申し上げます

壱.sage進行でお願いいたします。
50以下に下がりましたら、適宜ageさせていただきます。

弐.わたくしとわたくしの家族、ご近所、友人の方々がお話をするスレッドでございます。
世間話などしにお出でいただけたら嬉しゅうございます 。

参.キャラハン(吸血鬼関連もしくは場に合わせたオリジナルキャラクター)もご参加いただいてけっこうでございます。
SF系の方はご遠慮願います。
 キャラハンを続けてくださる方は、初お目見えの際に、大まかでけっこうですので自己紹介くださいませ。
名前「     」
性別「     」
容姿・服装など「     」
備考「     」
また、トリップをお付けくださいますようお願いいたします。

なお、わたくしのプロフィールにつきましては、『新館ノ弐』の途中で少し付け加えましたので、それに依り以下の通り自己紹介させていただきます

名前 「正式名称は『アーチェロ・ディ・カルミーニオ=ミズリーナ』でございます。
わたくしの生まれ育った領地は中部イタリアにございますが、北部イタリアにも領地をたまわっておりました。
その地にございます『ミズリーナ湖』が大変美しいと先祖がたいそう気に入って、そのまま名前に付けました。」
性別「女性でございます。」
容姿「身長168cm。体重0〜53kg(『実在のレベル』を変えることで体重も増減するのです)。B85.W55.H82。
髪型はストレートロングの銀髪でございます。
総じて、日本で『外人』とよく言われますところの西洋白人の容貌でございます。
吸血鬼らしい身体的特徴としては、口内の鋭利な牙と必要に応じて背中より出しますコウモリ型の翼がございます。」
年齢「外見の年の頃は17歳、人間で申せばそれくらいの外見でございましょう。
本当の年齢は…、500歳代後半でございます。」
服装「和装が好きで、学校へ参るとき以外はいつもほぼ着ております。
季節に合わせた色柄を着ますよう心掛けています。
籍を置く学校の制服は、ワインカラーを基調としたブレザーです。」
備考「故郷の城館では貴族の娘として暮らしてまいりました。
長らく日本に恋焦がれ、父の反対を押し切って出奔してまいりました放蕩娘でございます。
日本の皆様に初めてご挨拶したのは、平成26年(西暦2014年)師走の初旬でございました。
以後、転居をしつつも皆様方に良くしていただき、今日に至っております。
同居している家族は、メイドとしていらしてくださいました羽藤柚葉さん、故郷より後を追って来てくださったメイドのレイナさん、それから見習いメイドのコウモリ三姉妹がおります。
日々、近隣の男女共学校に通っております。」

四.基本『日常系』とさせていただきます。
 バトルは、もしございましても日常の中の点描の範囲内にとどめ、引っ張ることの無きようお願いいたします。

五.誹謗中傷、過度に攻撃的なご発言、セクハラ等はご遠慮ください。

六.荒らしと思われる発言は無視なさってください。

七.同じ質問や話題の繰り返し、単なる個人的な事情の呟き、意味不明の発言等はお控え下さい。

八.キャラハンであるか否かを問わず、ゲストの方同士の過度な交流(クロストーク)はお控えください。

九.他の方の話題や質問に乗るのもお控え下さい。

十.10ちゃっとの規約を破る行為は厳にお慎み下さい。

十一. お約束事は、必要に応じて随時追加させていただきます。

ご質問に答えにくい場合や記憶違いもあるかもしれませんが、それにつきましてはご容赦ください。

いろいろとお願い申し上げましたが、基本的にこれまでと同じくのんびりと参れましたら幸いに存じます
何卒よろしくお願い申し上げます。

330 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/09/09(Sun) 18:03
お嬢さん方に似合う「真紅のドレス」がこちらにございます

価格は、今なら無料!

331 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/09(Sun) 20:52
>>330

あらあらあら、まあまあまあ…
なんてわたくしの心をくすぐるドレスでございましょう
この仕立ての見事さなこと、縫い込まれた刺繍の精妙で可憐なこと
そして染め上げられた真紅の色合いの絶妙なこと
故郷の城館で着てまいりましたドレスに勝るとも劣りませんわ
普段和装しか召さないわたくしでも、これは袖を通してみたくなる逸品でございます
ですが、お値段はさぞお高いのでしょう?
…はい?無料と仰いましたか?

いえいえいえ、これほどの品を左様に放出されるのは如何なものでしょう…
故郷におきましても、わたくしが召しますドレスを工房の職人がどれほど精魂込めて、その血の滲むような長い修業の後に得られた技術の粋を以て仕立ててくれたことか聞かされてまいりました
そしてそれゆえにわたくしたちもそれに見合う、と職人が提示した金額を言い値でお支払いしたのです

ですのに、このような見事なドレスを無償でいただくなんて、そんな申し訳ないことは出来ませんわ
もしかしたら、新装開店のキャンペーンのおつもりかも知れませんが、それでも、でございますよ
どうか、職人の誇りをご尊重なさって、その素晴らしさに見合うお値段をつけてあげてくださいませ…
その上で、我が家で手の届く金額でしたら買わせていただきましょう


332 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/09/12(Wed) 00:16
>>329
>『野衾(のぶすま)』様と仰いますのね
>この日本で、コウモリの妖怪にお会いするのは初めてでございます

まあ…これは立派な反物を…。
誠に有難うございます。
ふふっ…従妹の桂奈ちゃんが見たら、創作意欲を刺激されることでしょうね。

そうですか、貴女は佐渡の出身なのですね。
佐渡の衾は最も強く、その反物は名刀正宗でも斬ることは出来ないとお聞きしたことがあります。

ここだけのお話なのですがお嬢様、私、幼いころに水木先生の『妖怪百物語』を読んで
それなりに「ふすま」さんには詳しいつもりなのですよ。
…ええ、そのページにおける「ふすま」の紹介の絵が本当に怖かったので…。(小声)
失礼ですみません。(汗)

衾さんは、伝承によっては鬼太郎さんのファミリーの「一反もめん」さんと混同されることが多かったそうですね。
風と共に滑空し、ふとした拍子に人の顔に張り付いて息が出来なくなってしまうのを
まるで顔を丈夫な布で覆われてしまったかのように錯覚した事が、元来蝙蝠である衾さんを
「一反もめん」さんのような布の妖怪として捉えたことで
反物と衾さんが結びついて伝わっているそうですね。

お嬢様もこういった伝承を理解しておられるのがお話の中から垣間見えて、
その造詣の深さと御理解には誠に頭が下がります…。

確か衾さんは、お歯黒を苦手としておられるとか…。
佐渡の方は昔は男性でも、衾さんと鉢合わせぬようお歯黒を付ける習慣があったそうですね。

森に住まう皆様、お心遣い、誠に感謝いたします。
それでは来年のこの時に、またお会いしましょう。
その際には、是非ともこの度のお礼をさせて頂きたく存じます…。

(海水浴から2日後)

お嬢様…本日の課題は無事終了されたのですね。
では一度筆を置き、お茶をお召し上がり下さいませ。

早速ですがお嬢様、先程、母からメールが届きました。
あと30分程で、駅に到着するそうです。
これから私、お迎えに行って参ります。

え?お嬢様も…ですか?
お気持ちは有難いのですが、本日は少しばかり日差しが強うございます。
お嬢様には日中は無理をせず、万全の状態で母を迎えて下さいませ。
このお屋敷の主として…。

それでは、行って参ります。

(30分後、柚葉と母である羽藤柚明が到着)

(柚明)

御免下さいませ…。

アーチェロさん、お久しぶりです。
昨年は経見塚までお越し頂き、誠に有難うございました。
その節は大したお構いも出来ませんでしたが、宜しければまた足をお運び頂ければ幸いです。

いつも、柚葉がお世話になっております。

アーチェロさんもお忙しい中御迷惑をお掛け致しますが、何卒宜しくお願いします。
こちら、つまらないものですがどうぞお受け取り下さい。
(お土産として経見塚の温泉饅頭を持参致しました)

>>330

いえいえ…流石に無料で頂くわけには…。(汗)
お嬢様もおっしゃる通り、そちらの見事な真紅のドレスには工房の職人さんのどれ程の精魂が込められている事か…。
そのドレスの見事な真紅は、職人さんの血が通っていると申しましても過言ではありません。

それに対価を支払わず受け取る事はあまりに失礼であり、客として出来る事ではありませんから。

では早速、お嬢様が試着を…。
和服を着なれたお嬢様が、故郷ではお召しになっていたであろうドレス姿にそう多くは
私もお目に掛ったことが無いので、是非とも一度試着をお願い致します。

ふふっ…。生粋の令嬢であるお嬢様が完璧に着こなしたドレス姿…。
もし社交部の皆様の前で御披露なされば、どのような反応をなさるか楽しみです。

333 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/09/15(Sat) 06:20
犬と猫ならどっち好き?

334 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/15(Sat) 08:31
>>332(柚葉さん)

>ふふっ…従妹の桂奈ちゃんが見たら、創作意欲を刺激されることでしょうね。

懐かしいですね、桂奈様の明るい笑顔
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=478946904&st=452&to=452&nofirst=true
あの時いただいた浴衣は袖を通すととても涼しく心地良くて、今夏もとても重宝させていただきました
またお会いしたくなってまいりましたわ

>…ええ、そのページにおける「ふすま」の紹介の絵が本当に怖かったので…。(小声)

柚葉さんは、水木先生の作品に惹かれていらっしゃるのですね
わたくしはそのご本を読んだことはないのですが、(汗)をかいていらっしゃるところを見ますと、ご本人とはずい分イメージが違ったのかしら?
妖怪漫画の大家が描かれたお姿ですから、さぞ怖かったのでしょうね…

>お嬢様もこういった伝承を理解しておられるのがお話の中から垣間見えて、
>その造詣の深さと御理解には誠に頭が下がります…。

いえいえ、仰っていただけるような造詣はさしてございませんが、人間と違って恐怖より親しみを覚えることが多いですから、そういった方々の智識も自然と覚えてまいったのですわ

衾様はお歯黒が苦手なのですか?
それでは、『お歯黒べったり』様とは相性が良くなさそうですね
もしや、お二方の間に過去に何かあって、それで苦手になられたということはないのでしょうか…?
喧嘩なさっているのでしたら、仲直りしていただきたいですね

わたくしも、日本の多くの妖怪の方々ともっと友誼を結びたいものでございます
各都道府県代表の『日本妖怪四十七士』の方々とすら、まだ岡山県代表のすねこすり様としかお会いできていませんけれど

335 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/15(Sat) 08:33
>>332(柚葉さん) (申し訳ございません、つづきます)

(2日後でございます)

>早速ですがお嬢様、先程、母からメールが届きました。
>あと30分程で、駅に到着するそうです。

まあ、もう間もなくではございませんか
いけませんわ、急ぎ駅へ出向いてお出迎えしなければ
身だしなみはしっかり整えたつもりですが、ご母堂様に恥ずかしくない形(なり)になっていますでしょうか?
…え?わたくしは待機せよ、と?

……
ああ、やはり一緒に参るべきだったでしょうか?
『この屋敷の主として』と仰られても、とても端然としてお迎えする心構えができません、ダメですね、わたくし…
ご母堂様がいらっしゃった途端、彼の方こそこの家の主と思えて、ただただ平伏してしまいそうです

「何をソワソワして泡を食っていらっしゃるのかしら?落ち着きのないこと。
この家の主は、客人のお迎えも満足に出来ないのですか?
 このような情けない主に、わたくしの娘を預けておくのは考えものね。」

…は?え、ええ?ご、ご母堂様!?、
いつの間にいらして、だってまだ玄関が開いていな…
あの、も、申し訳ございません、みっともない姿をお見せして
ですが、確かにわたくし柚葉さんはわたくしには勿体なさ過ぎる方ですが、でも、どうか我が許より引き離すのは、どうかそれだけは…

…?
…よく見れば『気』がまるで違います
…誰ですか?ご母堂様に変化(へんげ)するとは無礼にも程があります
疾く答えねば、相応の報いを下さねばなりませんよ

「あらぁ、誰何しなければ、そんなことも分からないのぉ?
 安穏に暮らして、勘が鈍ったんじゃないぃ?
 日本にはこういう時の決め台詞があるそうねぇ。
 『余の顔を見忘れたか』ってねぇ。」

>(柚明)様
>御免下さいませ…。

…とりあえず、奥の間に引っ込んでいていただけますか?
今わたくしが最も礼を尽くして迎えるべき方がお着きになりましたので
貴女様とは後で、できればずううっと後で、ゆっくり話をさせていただきますから

「はいはい、おかまいなくぅ。
 別に目的があって来たわけじゃないからぁ、適当にブラブラしてるわよぉ。じゃあね〜。」

…ご母堂様や柚葉さん、『あの人』に気付いたりなさらないでしょうね…

(本物のご母堂様のお姿を見た途端、先ほどの来訪者への気懸りなど雲散霧消しました。)

>アーチェロさん、お久しぶりです。

(玄関にて、わたくしは即座に三つ指をついて平伏いたします。)

お久しゅうございます、ご母堂様!
遠きところ、わざわざお越しいただき恐悦至極でございます…
どうか我が家と思召してごゆるりとお寛ぎくださいませ

>昨年は経見塚までお越し頂き、誠に有難うございました。
>その節は大したお構いも出来ませんでしたが、宜しければまた足をお運び頂ければ幸いです。

そんな、勿体ないお言葉でございます…
わたくし如き者を温かくお迎えくださったご温情、そしてまたお訪ねすることをお許しくださるご厚情、感激するばかりでございます
ありがとうございます、本当に…ありがとうございます

>いつも、柚葉がお世話になっております。

それは、こちらこそ、としか申し上げられません
日々、柚葉さんのお蔭をもちまして日々心楽しく充実した毎日を送らせていただいておりますわ

まあ…、わざわざお気遣いいただいてお土産を…
この温泉饅頭、昨年いただいてすっかり虜になっておりますの
またいただけるなんて、嬉しゅうございます

ささ、どうぞこちらへお出で下さいませ
まずは客間にてお寛ぎになってください…
お荷物はわたくしがお運びさせていただきます

336 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/09/15(Sat) 09:35
ヒロインの綺麗なママが登場しての騒動はお約束。

337 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/15(Sat) 10:05
>>333

…もう、またそんな答えに困る問いかけをされますのね
犬さんも猫さんも大好きなのですよ
ただ、『好き』の意味合いが違いますわね
犬さんは、お友達としての『好き』
一度心が通じ合えばいつも親しくそばにいてくれて、自ら尻尾をパタパタさせて『遊んで、遊んで』とせがんでくる、そして危急の時には背中を預けられる戦友ともなる
そんな感じでしょうか?

一方の猫さんは、自分そのものであるかのような共感の『好き』
自由奔放で好奇心旺盛、気まぐれでマイペース
『自分もそうだよね、そうありたいよね。』
と思わされ、自分自身が肯定されているような嬉しさ
そんな気持ちになれる『好き』なのですよ

実は以前、猫さんに化けていたら犬さんに懐かれて、それをまた大きな犬さんに温かく見守られたりして…とても心地良い時間を過ごしたことがあるのですよ
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=478946904&st=702&to=702&nofirst=true

違った『好き』ですから、どちらか一つを選べない…、う〜ん、難しいですね
でも、自分自身ととても近くて、それでなおかつ好き、ということになるので、敢えてどちらかというと猫の方が好き…ということになるのかしら?
ああ〜、やっぱり悩みます、結論を出してしまうとつまらなくなりそう
やっぱり分かりません、ごめんなさい!


>>336

あらあら、早くも気付かれてしまったようですわね
『あの人』が来てしまったことに

ふふふ、確かに漫画やアニメにはそういった展開がありますよね
出ていらっしゃるお母様は、とてもお綺麗だったり可愛かったり!
ヒロインはみんな突然の『母、来襲』に翻弄されて、その様子がとても微笑ましかったりいたしますね

わたくしが真っ先に思い出しますのは、「ひなこノート」という作品の第10話ですわね
お母様は本当に台風一過と言う感じで、娘さんも後でかなり疲れていらっしゃいました

…わたくしも、柚葉さんのご母堂様だけでしたら心から嬉しくて楽しい時を過ごせるところですが
…まさか、あの人まで来てしまうとは
これから何がどうなりますやら、頭を抱えたくなってまいりましたわ


338 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/09/15(Sat) 20:04
パタパタ

妖怪・土蜘蛛「私も老いを知らぬ身体になりたいのだわさ!」

339 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/15(Sat) 21:56
>>338

妖怪・魔族は世の理(ことわり)から何らかの形で解放されているもの
貴方様は不老長寿の宿命を免れていらっしゃるようですが、他に何らかのお力を受けていらっしゃるのではありませんか?
老いゆくご自分をお嘆きになるのではなく、その他の力を以てより良き時間を過ごされることも可能なのではないでしょうか?

貴方様は、聞くところによればかの有名な幽霊族の少年とも渡り合ったそうではございませんか
それほどのお力、有効活用しなければ勿体ないのではありませんか?

なお、念のため申しておきますが、わたくしも不老というわけではございません
わたくしとて赤ちゃんの頃も、やんちゃな幼女の頃もあったのですよ
わたくしは良き日々を送り、遠き時間の彼方でお婆ちゃんになったとき振り返って、良き来し方であったことを実感したいと思いますわ

(それと、お出で下さるのはまことに有難いのですが、お名乗りされるときは名前欄にて御名を表明なされますことを推奨させていただきます)


340 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/09/16(Sun) 22:16
>>333

困りましたね〜。
私は元々、愛玩動物や小動物には目が無いのですよ。
残念ながら、犬さんや猫さんを飼った事は無いのですけど…。

ただ、どちらかと言えば犬さんと仲良くなる機会が多かったですね。
特に、故郷では大らかな大型犬を飼っている方が多くてよく一緒に遊ばせてもらいました。

勿論、猫さんも大好きですよ。
お友達のお家で、炬燵の中で一緒にぬくぬくしたりして…。
そして、子猫さんを抱っこさせてもらった時の感激や嬉しさはよく覚えています。

結論としてはどちらも好きなので…。
どちらかに限定する事は難しいのですよ。

>>334-335(アーチェロお嬢様)

>お歯黒べったりさん

はい、お歯黒をなさった妖怪さんと言えばそちらの方ですね。
私も同じことを考えて調べてみた事はありますが…。
残念ながら関連した伝承や記述は見つからなかったですね。

お歯黒べったりさんは、のっぺらぼうさんと同じく
あくまでビックリさせる方でありそれ以上の事はなさらないそうですね。

>ささ、どうぞこちらへお出で下さいませ
>まずは客間にてお寛ぎになってください…
>お荷物はわたくしがお運びさせていただきます

いえいえお嬢様、それはメイドである私のお仕事です。
母からも、きちんとお世話になっているお嬢様の為に
お仕事を頑張るように言われておりますので…。

(柚明)

では柚葉、お願いね。
それじゃ、きちんとお掃除が行き届いているかも見せてもらおうかしら。
うちの娘が、イタリアのお嬢様の為に相応しいお仕事が出来ているか、チェックさせてもらうわね。

(柚葉)

もう〜!お母さんったら〜!
それじゃ緊張しちゃって、落ち着いてお仕事が出来ないってば〜!

(柚明)
うふふ、冗談よ♪
あくまで評価するのは主であるお嬢様ですものね。
でもアーチェロさん、至らない点があれば遠慮なく御指摘なさって下さいね。

(柚葉)

そ、それじゃお嬢様、すぐに昼餉の支度に取り掛かります。
今日は、お素麺に致しますね。

さてと、細切りにした胡瓜、錦糸卵、ハム、刻みオクラ、大葉、葱…。
飽きずにお召し上がり頂ける具を用意しなくては…。

(昼食の準備をしながら)
…そういえば、玄関に見るからに高級そうなお靴が置いてありましたね。
あれは赤いシャネル…。お嬢様が新たに購入されたのでしょうか?
お靴の方もきちんとお手入れはしておりますが、あれはまだ見た事が無いですね…。

そういえばお屋敷に戻る途中、とても綺麗な貴婦人をお見かけしたのですよね。
日傘と帽子で、お顔を詳しく拝見する事は叶わなかったのですが…。
あの銀髪は、お嬢様を彷彿させるものがありましたね。

確かあちらの貴婦人も、赤い靴を召していたような…。

(柚明)

今時の私達日本人が忘れかけている奥ゆかしさ、落着きと気品のある和の心を湛えた立ち居振る舞い…。
御丁寧なお出迎え、誠に恐れ入ります。

そしてこの純和風のお屋敷とお着物の見事な着こなし…。
この町の皆様から「伊太利亜から来た大和撫子」と御呼ばれになっている訳ですね。(微笑)

(ここで、柚葉が運んできたお茶を頂きました。)

ふう…。本人の前では言えませんけど、お仕事、頑張っているのね。
お嬢様やお屋敷の皆様を大切に想っている事がこのお茶から伝わって参ります。(微笑)

そういえばアーチェロさん、こちらにお邪魔する前にそれはそれは綺麗な貴婦人とすれ違ったのですよ。
日傘と帽子でお顔は拝見出来なかったのですけれど、明らかに外国の方でしたね。

とても綺麗な銀髪の方で、すれ違う際に慣れた雰囲気で会釈されていかれたのですよ。
柚葉も、その方の気品溢れる雰囲気に少々驚いていたみたいですね。

(柚葉)

あら…?素麺の具が少し減っているような…。
私の準備した量が少なかったかしら…?


341 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/09/16(Sun) 23:36
>>336
>>337(アーチェロお嬢様)

ええ、ヒロインや主人公のお母さん、またはお姉さんが登場する回というのは
ファンの方も楽しみにしているお約束の展開ですね。

そして、ヒロインの「お母さん」は若々しくてお綺麗なのも定番ですね。

ひなこさんのお母さんの出てくる展開は、私もよく覚えていますよ。
ひなこさんの成長を無事見届けて、そして東京見物(あの短時間で…)も出来て
満足してお帰りになれたみたいですね。
…それにしても、ひなこさんのお母さんの乗っている乗り物(?)って何かしら…?

でも、ひなこさんのように主人公が女の子ならいいのですけど、
モンスター娘さん達のラミアさんのお母さんの場合は、ホストファミリーの男性の方が本当に大変な事に…。(汗)

>>338

それは、お嬢様の種族の方々に対する羨望ですか?
でも、お嬢様も仰られているようにどのような種族でも時間は有限です。
時の移ろいを嘆くより、限られた時間でどう輝くか、どれだけ生きている意味を見出せるか、
その方が大事だと思いますよ。

それと、心の中で羨むのは自由ですが、御自身の為に他を犠牲にしようという考えだけは
くれぐれも起こさぬようお願い致します。

人に仇なす人ならざる存在を討つ事を生業としている方々を、私も少なからず存じておりますので。

342 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/17(Mon) 18:35
>>340(柚葉さん)

>お歯黒べったりさんは、のっぺらぼうさんと同じく
>あくまでビックリさせる方でありそれ以上の事はなさらないそうですね。

わたくしのように、うっかりすると素で他人様を怖がらせる魔の気を出してしまう者には、わざわざ進んで怖がられようとなさるのはもったいないと思ってしまいます
彼の方たちは狐狸の変化とも言われているようですから、彼らを狩る人族から我が身を守るための所業とも考えられます
人族と妖怪の距離が遠ざかるエピソードは聞いていて寂しいですわね

>いえいえお嬢様、それはメイドである私のお仕事です。
メイドと仰ってもお迎えするのは柚葉さんのご母堂でいらっしゃるのです
せっかくの機会、ゆっくりお話になっては…

>うふふ、冗談よ♪
>あくまで評価するのは主であるお嬢様ですものね。

まあ…、ご母堂様のコロコロと鈴の音を鳴らすように、さも愉快そうな笑い方
そして、困らせられているようで嬉し気な、少し甘えたような柚葉さんの照れ方
傍で拝していて、こちらまで楽しくなってまいります

>でもアーチェロさん、至らない点があれば遠慮なく御指摘なさって下さいね。

至らないなどと、とんでもございません
こちらにいらしていただいてから、柚葉さんに不満を覚えたことなど金輪際ございませんわ
…わたくしのような未熟な異種族に対し、あまりにも良く尽くしてくださって、それを苦労とも思われていない
そんなあの方に、わたくしがどれだけのものをお返し出来るのだろう、と思うばかりです

>そ、それじゃお嬢様、すぐに昼餉の支度に取り掛かります。
>今日は、お素麺に致しますね。

ありがとうございます、やはり昼日中はまだ暑いこの季節、とても嬉しい涼味でございます
喉越し心地良い麺、旨味豊かな、おだしの効いた汁、数々の具の味わいと体にしみこむ滋養…
風鈴の音とともに、なお夏の名残りを楽しめるひと時でございます

>…そういえば、玄関に見るからに高級そうなお靴が置いてありましたね。
>そういえばお屋敷に戻る途中、とても綺麗な貴婦人をお見かけしたのですよね。

…ええっと、それにつきましては、後ほどゆっくりご説明いたします

>今時の私達日本人が忘れかけている奥ゆかしさ、落着きと気品のある和の心を湛えた立ち居振る舞い…。
>御丁寧なお出迎え、誠に恐れ入ります。

(もう、わたくしとしては、ただ平伏するしかございません)
滅相もございません!
ご母堂様や柚葉さんが、この日ノ本の伝統を大切にされ培われたお振る舞いからすれば、まだまだでございます
ですが、そのお心に添えますようこれからも、この国の心を学んでまいりとうございます

>そういえばアーチェロさん、こちらにお邪魔する前にそれはそれは綺麗な貴婦人とすれ違ったのですよ。

…お二方、もしかして我が家の『先客』にお気付きでさりげなく「早く紹介なさい」とプレッシャーをかけておられませんか?

>あら…?素麺の具が少し減っているような…。
>私の準備した量が少なかったかしら…?

!!!
あああ〜、もう、せっかくご母堂様からこの身の立ち居振る舞いにお褒めの言葉をいただいたばかりですのに、今や激昂の情、抑えがたいです
もはや、お二人をたばかることなどわたくしの気持ちが許しません
お母様、出てきていただけますか!?

「…なんなのよぉ、『引っ込んでろ』と言ったり『出てこい』と言ったり。
 朝令暮改は信用を無くす元よぉ?」

…玄関にわざわざ靴を置かずとも、勝手に入って来られますよね?
わざと存在をお二人に印象付けようと画策しましたよね?

「お姑には気を使って、実の母親には冷たいわね〜。」

誰がお姑ですか、早くお出で下さいませ!
…って、いきなりの正装!?

(一族秘伝の儀式の時に着用する漆黒の中に真紅の刺しゅうを施した、吸血鬼族の高位貴族のドレスで母が現れました)

「お初にお目にかかります。
 羽藤柚明様、羽藤柚葉様。
 オルキデア・ディ・カルミーニオ=ミズリーナと申します。
 我が娘のためのご厚情に深謝申すべく参上いたしました。」

…嫋やかな中に威厳を湛えた完璧なカーテシー(女性のご挨拶)
普段適当な態度ばかりなのに、こういう時のお母様の態度は伝統貴族の奥方そのもの…
この方には、わたくし本当にいつもいつも踊らされてばかりだわ…

(ご母堂様と柚葉さんのご挨拶もいただき、ようやく普通の会話が始まりました)


343 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/17(Mon) 20:12
>>341(柚葉さん)

>そして、ヒロインの「お母さん」は若々しくてお綺麗なのも定番ですね。
失礼ながら、今のご母堂様もまさにそうでございますけれど
内面の端然としたお心持ちと深いご人徳も合わさってお姿に現れ、本当にお美しいですね
ご母堂様をモデルにしたゲームをプレイした方が今のご母堂様をご覧になったならば、続編の制作を渇望されること必定でございましょう

わたくしの母も、人間の社交会でよく「お若いですね」と世辞を言われていましたが、実は楊貴妃より年が…

「女性同士でも、みだりに年の話をするのはどうかと思うわよぉ?」

こうして、満面の笑みで人を脅すのも、アニメのキャラのようですわね…

>…それにしても、ひなこさんのお母さんの乗っている乗り物(?)って何かしら…?

「ナインボット・ワン」とか「一輪セグウェイ」と申すらしいですね
わたくしも乗ってみたいと思わないでもありませんが和装ではさすがに難しそうですわ
でも、公道を走るのは道路交通法違反の疑いあり、だそうです
ひなこさんのお母様、逮捕されなかったかしら…
三女ちゃん、検索ありがとうね

>でも、ひなこさんのように主人公が女の子ならいいのですけど、
>モンスター娘さん達のラミアさんのお母さんの場合は、ホストファミリーの男性の方が本当に大変な事に…。(汗)

コミックスの7巻でしたわね
モンスター娘様方のお母様が次々とお出でになって、大変な騒ぎでした
ですが、主人公はいずれの苦難も乗り越えてますます娘様方との愛情を深められました
毎度のことながら久留主公人と言う方の頑張りは、わたくしも大いに見習いたいと存じますわ


344 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/09/20(Thu) 08:12
>>342(アーチェロお嬢様)

>…お二方、もしかして我が家の『先客』にお気付きでさりげなく「早く紹介なさい」とプレッシャーをかけておられませんか?
>もはや、お二人をたばかることなどわたくしの気持ちが許しません
>お母様、出てきていただけますか!?


すみませんお嬢様…。
実は私の場合、母と一緒に貴婦人とすれ違った際に私の『朱珠』が温もりを帯びたのですよ。
それは、お嬢様の時と同じもの…。
お嬢様と同じ『真祖の血』を宿す方に他なりませんから。

…母は、御自身の勘で気付いてらしたようですが。

そしてあの美しい銀髪と会釈をされた際の微笑み、只人ならぬ雰囲気…。
お嬢様の御身内の方に間違いないと感じました。

それに、お嬢様から母上様、奥方様の御話しをお聞きしながら
一族の頂点に立ち、それを統べる御力をお持ちでありながら何処か茶目っ気があり
悪戯好きな微笑ましい方であると感じておりましたので…。

近い将来、もし祖国からお嬢様にお会いになるために日本を訪れるとすれば、
前もって来日をお知らせするよりもお嬢様を驚かせるような形で御屋敷に御見えになるのではないかと
私自身予想していたのですよ。
ふふっ…お聞きしていた通り、茶目っ気のある方なのですね。(微笑)

こちらのちょっと減ってしまった素麺の具材…。
「それだけじゃちょっと足りないわよぉ?」という奥方様からの
さり気ないメッセージかしら。(汗)
ならば、もう少し具材も素麺も量を増やさねばなりませんね。

…お嬢様、お母さん、そして遠路遥々お越し頂き、誠に有難うございます、奥方様…。
昼餉の御支度が整いました。
でもその前に…きちんと御挨拶せねばなりませんね。

>「お初にお目にかかります。
>羽藤柚明様、羽藤柚葉様。
>オルキデア・ディ・カルミーニオ=ミズリーナと申します。
>我が娘のためのご厚情に深謝申すべく参上いたしました。」

お初にお目に掛かります。奥方様…。
旦那様のご厚意により、このお屋敷でお嬢様にお仕えする立場を頂きました、羽藤柚葉と申します。

浅学非才のまだまだ未熟な身ではありますが、お嬢様にお仕えするに相応しい者として認めて頂けるよう
今後とも誠心誠意努力して参ります。
何卒、宜しくお願い致します。

(柚明)

お初にお目に掛かります。経観塚から参りました、羽藤柚明と申します。
娘がお嬢様にお世話になっております。
今日より数日、お嬢様と御屋敷の皆様に御世話になります。

多大なご迷惑をお掛けする事になるかと思いますが、娘共々宜しくお願い致します。」


(柚葉)

(…先程までの会話の中の茶目っ気溢れる雰囲気とは打って変わってこの立ち居振る舞い、
そしてお召しになっておられるドレスと同じく身に纏っておられる優雅さと威厳、そして風格…。
市井の私などでは一度もお目に掛かった事の無い方ではありますが、これが本当の「貴族」と呼ばれる方なのですね…。

お嬢様にお仕えする立場の者として、身の引き締まる思いが致します。)


345 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/09/20(Thu) 22:24
>>342(すみません、続きです)

三姉妹さんも、二階の御部屋から降り手を洗って参りましたね。
そしてレイナさんも…。
皆お揃いになりました所で、昼餉に致しましょう。

…あら?三姉妹さん、目が点に…。

ああ、私の母が来る事は事前にお知らせしていたのですけど、奥方様が来られる事は
存じておりませんでしたものね。無理もありませんか…。

レイナさんは…いつも通り冷静ですね。
(恐らくは毎日の御仕事の事後報告の際のやり取りで奥方様の来訪を存じていましても、
決して口外せぬよう厳命を受けていたのかも知れませんね。)

あらあら…気を取り直したと思いきや、三姉妹さん達、あんなに嬉しそうに…。
奥方様にも、私の母にもあのように綻んだ笑顔を見せてくれて此方までも嬉しくなって参ります。(微笑)

さあ、改めまして本日の昼餉はお素麺になります。
もし麺や具が足りなくなりましたら、遠慮なくお申し付け下さいませ。

さてと…御食事が終わりましたら一度お風呂の準備をしなくては。
この暑い中遠路はるばる参られた奥方様と母に、旅の汗を流してゆっくりして頂きましょう。

その後のご予定に関しましては…一度お嬢様と相談致しましょうか。

346 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/22(Sat) 13:38
>>344(柚葉さん)

なるほど、朱珠のことがありましたね
でも、たとえ朱珠がありましょうとも、互いの心に通じるものなくば、あの珠は光らないはず
柚葉さんには以前から母に対して過分な誉め言葉をいただいていましたが

「ちょっとぉ、過分って何よぉ」

柚葉さんとお母様も、気持ちが通じ合っていると申しているのです
それはとても良いことだと喜んでおりますわ
ですが、お母様が柚葉さんを高く買っておいでなのは…以前から柚葉さんのひととなりを観察していらっしゃった、そういうことですか?

「そりゃあもう見ていたわよぉ、娘のお嫁さんだもの、親として気になるじゃないぃ。
 わたくしだけじゃない、去年、この娘さんの実家にご挨拶に行った時も、城内から使い魔を派遣して守備を観察しようとする侍女たちがいたから、ちょっと叱っておいたげたわよぉ。」

少し間違った認識が混じっているようですが、聞かなかったことにいたします
で、ご自分はしっかり遠方から観察なさっていたのですよね?

「地元のガードが意外と固くって、あんまり楽しめ…観察できなかったけどねぇ。」

…この次に経観塚へまいりましたら、ノゾミ様に盛大に苦情を言われる気がいたします

>それに、お嬢様から母上様、奥方様の御話しをお聞きしながら
一族の頂点に立ち、それを統べる御力をお持ちでありながら何処か茶目っ気があり
>悪戯好きな微笑ましい方であると感じておりましたので…。

「あらぁ、わたくしのことよく分かってくれているみたいねぇ。
 それに、初対面の人間なのに少しもわたくしに物怖じしないなんて、気に入ったわぁ。
 どう?このまま、わたくしにお持ち帰りされてみないぃ?」

…柚葉さんとの距離を詰めて、彼女の頬を撫でさするのはお止めいただけませんか?
ご母堂様の前で恥ずかしい真似をされると、わたくし本気で怒りますよ?

>お初にお目に掛かります。奥方様…。
>旦那様のご厚意により、このお屋敷でお嬢様にお仕えする立場を頂きました、羽藤柚葉と申します。

「うちの旦那のせいで苦労かけるわね。
でも、ここは良い空気に満ちている。
温室育ちのうちの娘がこんなに此処に馴染めているのは、きっとあなたのお蔭ね。
無理にとは言わないけれど、この娘に仕え甲斐があると思ううちは、支えてやってちょうだいな。
その任は自分には『役不足』 −誤用が多い言葉らしいから気を付けてね― だと思う時が来たら、その時は朱色の珠が教えてくれるでしょう。

柚明様も…、今しばらく娘さんを借りることを許してくださいな
どうか…。」

お母様…

「もちろん、その気があるならさっき言った通りわたくしがお持ち帰りしてあげても良くってよぉ?
 お二人とも、ね。」

やはり、帰ってくださいませんか?
それと、柚葉さんに仰らなければならないことが他にもございませんか?

>こちらのちょっと減ってしまった素麺の具材…。
>「それだけじゃちょっと足りないわよぉ?」という奥方様からの
さり気ないメッセージかしら。(汗)

このことでございます、お母様
いくらなんでも、お行儀が悪いですよ
柚葉さんにお謝り下さいな

「はあぁ?なんでわたくしが?
 わたくし、つまみ食いなんかしていないわよぉ?
 多分、あの子たちじゃないかしらぁ、ここに来るまでに知り合った妖怪の子たち。
あんたのこと聞いているうちにここまで一緒に来ちゃってさぁ。」

それをお家に上げられたのですか!?
そのまま放っておいて、ここでくつろいでいないでください!

「あんたが『来い』って言ってわたくしを呼んだんじゃないのぉ。記憶力衰えたの?」

……

「心配しなくても、もうすぐ野菜とか新しい食材が届くと思うわよぉ?」

え、それってどういう…?

「ここの来る途中、商店街で威勢のいい青果店のお嬢ちゃんに声かけられてさぁ。
 あんたの親だって言ったら、
『お近づきの印に新鮮な野菜届けますんで!』
って言って、それから肉屋さんとか魚屋さんとかも…。」

(それからしばらく、玄関に来る商店街の方々と応対したり、奥座敷の妖怪のところへ話をしに行ったり。
 その後ようやくあらためて柚葉さんの昼餉をいただくことになりました。)


347 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/22(Sat) 22:30
>>345(柚葉さん)

>…あら?三姉妹さん、目が点に…。

おもむろにわたくしの傍に寄ってきましたが、随分心配そうな顔ね
ご安心なさい、別に貴女たちを呼び戻しにいらしたとか、そういうのじゃないから
日本でどんな風に過ごしているかお母様にお話して、イタリアの仲間たちへのお土産話にしてもらいなさいな
わたくしについてきてくれたために、随分と長いことお話で来ていないのだから

>レイナさんは…いつも通り冷静ですね。

(ひそひそ)
…柚葉さん、柚葉さん
レイナさんのお名前、お母様の前で明言なさるのはちょっと待ってくださいませね
そのことで、以前レイナさんから釘を刺されていますから
「私が本名を明かしました件、奥方様やメイド長にはご内聞に願います。
まさか処分はされますまいが、叱責(伝統の公開お尻百叩きの刑)は必定かと思いますので……。」

http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=461367355&st=68&to=68&nofirst=true

さすがに、この刑が執行されるのはあまりにも忍びないですから…

「ちょっとアーチェロ、ヒソヒソ話ならもう少し声を落としなさいよぉ。
 貴女、人間界に慣れ過ぎて、自分たちの聴覚の鋭敏さを忘れているんじゃなくてぇ?
 あー、今はちょ〜っと、聞こえなかったけどねぇ。本当よぉ?」

…ちょっと、お二方のおもてなしについてのお話でございます
こちらの相談事ですので、お気になさらず

「ところで、『レイナ』。お勤めのご褒美に新しい剣を持ってきたから、お使いなさいねぇ。」

…もしかして、聞こえてました?

「あ〜、うっかり言っちゃったわぁ。
 メイド長に叱られるから、内緒にしてねぇ。」

庇ってくださっているんだか、脅していらっしゃるんだか…

>あらあら…気を取り直したと思いきや、三姉妹さん達、あんなに嬉しそうに…。
>奥方様にも、私の母にもあのように綻んだ笑顔を見せてくれて此方までも嬉しくなって参ります。(微笑)

「どうやら柚明様に懐いていらっしゃるようようねぇ。
 うちの者たちがすっかりお世話になったお礼がしたいですわね。
 そうそう、『邪神』なる者はもうすっかり塵芥に返されたのかしら?
 まだ懲りずに出てくるようなら、わたくしが譲り受けて、おもちゃ…じゃなくて、お仕置きさせていただきますから遠慮なく仰って下さいませね。」

…はい、仮に万一そんなことがございましたら、もちろん誰よりも先にわたくしがご母堂様や柚葉さんの楯になりましょう

>さあ、改めまして本日の昼餉はお素麺になります。

「日本の冷製パスタねぇ?
本当に、純白で涼しげだこと
この色合いはわたくしイタリアのパスタより好みかもしれないわぁ
ふふっ、白の中に一、二本色のついたパスタが混じっているのが奥ゆかしくて良いわねぇ
あら、長女ったら、フォークは要らないわよぉ
 これでも日本には出島から上洛・出府したのだって一度や二度じゃないんだから、懐石料理だって経験済みよぉ。」

>さてと…御食事が終わりましたら一度お風呂の準備をしなくては。
>この暑い中遠路はるばる参られた奥方様と母に、旅の汗を流してゆっくりして頂きましょう。

わたくし、ご母堂様のお背中を流させていただくのをずっと楽しみにしていましたわ
あの経観塚の温泉の楽しいひと時がまた我が家で過ごせるなんて、こんな嬉しいことはございません

>その後のご予定に関しましては…一度お嬢様と相談致しましょうか。

はい、ご母堂様に快適に、そして楽しくお過ごしいただくために…
柚葉さんは、わたくしの母のことも気を遣ってくださっているのでしょうけれど、なにしろ気まぐれでマイペースな人ですから
いきなり突拍子もないことを言い出したり、フラッといなくなったりしても、あまり気にせず流してくださって大丈夫ですからね?


348 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/09/25(Tue) 09:40
>>346(アーチェロお嬢様)

>「あらぁ、わたくしのことよく分かってくれているみたいねぇ。
>それに、初対面の人間なのに少しもわたくしに物怖じしないなんて、気に入ったわぁ。
>どう?このまま、わたくしにお持ち帰りされてみないぃ?」

あ、あの…奥方様…。
お嬢様も皆様も見ておりますし…。
しょ、将来的にお嬢様が故国にお帰りになられる際には私も御同行を許して頂けるのでしたら幸いですが…。
今はお嬢様も、日本の学校に通っておられますし…。

(な、何と言いますか、漫画等でしか見た事の無い光景が実現していますね…。
でも奥方様の美貌、惹きこまれてしまうかのような妖艶さ…。
悪戯っぽさも仮初のようで、この方には逆らえないという重厚さを醸し出している…。
それでも決して、威圧するようなものは微塵も感じられない…。
既にそういった部分を超越しておられるかのように…。
むしろ、此方から惹かれてしまうかのよう…。

それでいて全てにおいて“余裕”でおられるかのような立ち居振る舞い…。
果てしなき時を生きて、イタリアの御一族を纏め上げてきた器をお持ちである事を実感いたします。
…でも、今の私はお嬢様にお仕えする身。それだけは姿勢を正さねばなりませんね。)

私如き若輩者に御目をかけて頂き、光栄の至りですが…。
お嬢様が高校に通われている間は、この国でお仕えする事をお許し下さいませ。

>柚明様も…、今しばらく娘さんを借りることを許してくださいな
>どうか…。

(柚明)

はい、喜んで…。はるばるイタリアからおいで頂いたオルキデア様からアーチェロさんと娘がこの国で共に在る事を
認めて頂けるのですね…。
アーチェロさんと娘の絆は、故郷の経観塚で感じさせて頂きました。

かねてよりオルキデア様は、アーチェロさんと娘の絆を見守って下さっていたのですね。
同じく娘を持つ母として、本当に嬉しく思います。

柚葉…。オルキデア様は貴女の事を想ってくれているわ。
時々困った事をする事があっても、それは貴女が可愛くて仕方が無いから。
…ただ、申し訳ありませんが私もこの国に家族がいる身ですから、
オルキデア様に“お持ち帰り”されてしまうのは少し困ってしまいますけどね。(微笑)

(少し悪戯好きな所が、サクヤさんに似ていらっしゃるかも知れませんね。)

お母さん…。

>はあぁ?なんでわたくしが?
>わたくし、つまみ食いなんかしていないわよぉ?

ですよね…。奥方様は奥に控えておられたわけですから。
これ程の方がお近づきになれば、私のような者でも気付かないわけがありませんもの。
でも既に、この国の妖怪さん達を手懐けられてしまうとは…。

>「心配しなくても、もうすぐ野菜とか新しい食材が届くと思うわよぉ?」

…って、お颯さん達と商店街の皆様が!?
後でもう一度、レイナさんと御相談してお買い物に行くつもりだったのですけど…。
流石奥方様…。全てにおいてなさる事のスケールが違います…。

お嬢様が困った顔をされながらも、圧倒されてしまうのも分かりますね…。



349 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/09/25(Tue) 23:02
>>347

>…柚葉さん、柚葉さん
>レイナさんのお名前、お母様の前で明言なさるのはちょっと待ってくださいませね

…すっかり失念しておりました。誠に申し訳ありません…。
先輩(レイナさんの仮の呼び方)、そしてお嬢様…。

もしお嬢様の故国に参りました場合、迂闊だったではすみませんね…。
まだまだ私も、注意が足りませんでした…。

>そうそう、『邪神』なる者はもうすっかり塵芥に返されたのかしら?
>まだ懲りずに出てくるようなら、わたくしが譲り受けて、おもちゃ…じゃなくて、お仕置きさせていただきますから遠慮なく仰って下さいませね。」

(ここからは想像です)

奥方様:日ノ本の神話の八つ頭の蛇神の系譜に連なる者とはいえ、島国の田舎の御山の大将の分際で
この私に盾突こうなんて1000年早いわよぉ?
あんたとこの国の神々との間に何があったまでは知らないけど、そんな事私には関係無いしどうでもいい事なのよねぇ。
問題は、何処ぞの馬の骨とも知れぬ輩が私の娘と義理の娘を毒牙に掛けようとした事なのよぉ?
ま、せいぜい“井の中の蛙大海を知らず”っていうこの国の諺の意味を知るのねぇ?
蛇であるあんたに言うのも皮肉な話だけど、今更謝っても遅いからねぇ?

…奥方様の前には“主(ぬし)”と雖もこうなってしまいそうな…。(汗)

>本当に、純白で涼しげだこと
>この色合いはわたくしイタリアのパスタより好みかもしれないわぁ

…お誉めに預かり、光栄の至りです、奥方様…。
少し、薬味や具材が減って参りましたね。直ぐに、お持ち致します…。

>これでも日本には出島から上洛・出府したのだって一度や二度じゃないんだから、懐石料理だって経験済みよぉ。

何と言いますか、歴史好きには本能を刺激されてしまう御言葉ですね。
だって、教科書や書籍でしか記されていない当時の生き証人とも言える方が此処に居られるのですから。
一度質問やお話をお聞かせして頂けたとしたら、1日では済まないかも…。

あらいけません。私はメイドであり、おもてなしするのが御役目なのですから
それを忘れてはなりませんね。今日は、母も来ておられるのですから。

>わたくし、ご母堂様のお背中を流させていただくのをずっと楽しみにしていましたわ
>あの経観塚の温泉の楽しいひと時がまた我が家で過ごせるなんて、こんな嬉しいことはございません

でしたらその…。
私も奥方様さえ宜しければ、お背中を流させて頂ければと…。
はるばるお嬢様の故国、イタリアからお越し下さったのですから。

それと奥方様と商店街の皆様のお心遣いには、誠に感謝致します。
今宵は、先輩とともに存分に腕を振るわせて頂きます。
折角のお心遣いを無駄にせぬよう、今宵は魚中心のメニューにさせて頂きます。

もし奥方様の御好みなどでお嬢様が存じておられる事がありましたら、
遠慮なくお申し付け下さいませ。

350 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/09/28(Fri) 06:14
台風が来るんだって

351 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/28(Fri) 22:51
>>348(柚葉さん)

>あ、あの…奥方様…。
>お嬢様も皆様も見ておりますし…。
>しょ、将来的にお嬢様が故国にお帰りになられる際には私も御同行を許して頂けるのでしたら幸いですが…。
>今はお嬢様も、日本の学校に通っておられますし…。

「あらぁ、そんなに引かれたら傷つくわよぉ?
別に取って食べやしないから安心なさい
でも、そうなんだぁ
娘が城に変えるなら貴女もついて来てくれるのねぇ?
…貴女はいい加減なことを言ってお茶を濁す子じゃないもの。」

お母様、言質を取るかのような仰り様はお止めくださいね
柚葉さんご自身は真っ先にわたくしの学校のことを挙げてくださいました
ですが、柚葉さんのお立場も考えてくださいませ
いったい、故郷の城館の皆に柚葉さんを受け容れてくれる心構えでまとまれる、とお考えですか?
わたくしが柚葉さんに対する想いが、誰にも決して譲れないものであるけれど、あの娘たちの人間に対する気持ちもわたくしが侵すことも出来ません
それでは結局、双方の板挟みでいちばん苦しむのは柚葉さんになってしまいます
なら、わたくしはこの日ノ本で柚葉さんと共に生きてまいりたいと存じます…

「ふーん…?
 それでも良いけどね。貴女自身が板挟みにならない、どっちつかずにならないくらい、腹を括っているなら別にいいのよぉ?
 覚悟が足りなかったら、こーんな出来た娘さんをあんた自身が苦しめることになるしぃ。
 ま、気長に考えることねぇ。
 でも、残念だわぁ。出来たらこのまま城にお連れして
 『あなた、娘がお嫁さんを連れてきましたよ。』
 って、旦那の度肝を抜いてやりたかったんだけどぉ。」

…本音はそんなところですよね、分かっていましたとも

>はい、喜んで…。はるばるイタリアからおいで頂いたオルキデア様からアーチェロさんと娘がこの国で共に在る事を
>認めて頂けるのですね…。
>アーチェロさんと娘の絆は、故郷の経観塚で感じさせて頂きました。

あああ…、ご母堂様がお母様にこんなに丁寧に接してくださると、なんだか申し訳なくて身の置き所がありません…
『認めて頂ける』だなんて、こちらの方が柚葉さんにお仕えしていただけて、どれだけ嬉しくて有難いか

「柚明様、そこに独りで見悶えているヘンな物体がいますけれど、気になさらないでくださいねぇ?
 わたくしも知らぬふりしていますから。」

>…ただ、申し訳ありませんが私もこの国に家族がいる身ですから、
>オルキデア様に“お持ち帰り”されてしまうのは少し困ってしまいますけどね。>(微笑)

「あら、それは残念でございますわ。
 お気が向かれたら、いつでも仰って下さいね?ふふふ…。」

………

「…アーチェロ、お二人とも一緒にお城で住めたらステキ、とか一瞬でも思わなかったぁ?ねえ、思わなかったぁ?」

…お母様、それよりそろそろ妖怪様たちの声が騒々しくなってきましたのですけど?
残念ですが、場合が場合だけにお帰り願っては如何でしょうか?

>これ程の方がお近づきになれば、私のような者でも気付かないわけがありませんもの。
>でも既に、この国の妖怪さん達を手懐けられてしまうとは…。

わたくしでさえ、まだこの地域でこれほどの数の妖怪様とお近づきになれていないのに
母の社交スキルは本当に謎の領域でございます
…いつの間にかお母様に寄り添っているその小さな女の子は、もしかしてマーメイド様でしょうか?

「この娘は『アマビエだそうよぉ。
 元はこの地の入り江にいたんだけど、干拓のせいで海から隔てられた沼になってしまったので、そこで細々と生きてきたそうよぉ。
 あんたも、里帰りしないでこの土地に留まるなら、この娘のことも気にかけてあげてくれるぅ?
 あんただけじゃ心もとないから、柚葉さんもお願いされてくれると嬉しいわぁ。」

はい、わたくしも気を付けてまいります
気の付かないところで人との関りも持てず慎ましく暮らしている小さき者がいること、心いたしますわ

>…って、お颯さん達と商店街の皆様が!?
>後でもう一度、レイナさんと御相談してお買い物に行くつもりだったのですけど…。

「なんだよ、二人とも水くせえなぁ。
 おふくろさんたちが来てるんなら、知らせておいてくれよ。
 今日のところは、こんなもんだけどさ、また良いのが入ったら持ってくるから、柚葉ちゃんの腕前で美味しい料理、ふるまってあげてくれよ!」

はあ…、結局柚葉さんの苦労が増えてしまうんですよね…


352 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/29(Sat) 15:40
>>349(柚葉さん)

>…すっかり失念しておりました。誠に申し訳ありません…。
>先輩(レイナさんの仮の呼び方)、そしてお嬢様…。

いえいえ、わたくしもふと心に引っかかるものを感じて、
『何か忘れているような気が……』
と思った次第で、うっかりしておりましたわ
ごめんなさい

>もしお嬢様の故国に参りました場合、迂闊だったではすみませんね…。
>まだまだ私も、注意が足りませんでした…。

わたくしと柚葉さんも揃って、公開お尻百叩き…
さすがにそれは恥ずかしゅうございます
たしか、同族である白神葉子様のご友人の藍澤渚様も地球人に正体がバレると同じような刑を受けることになるとか
全力で、主人公の記憶を消そうとした彼女の気持ちはよく分かりますわ

>(ここからは想像です)

「…アーチェロ、何やってんのよぉ?
機械仕掛けの人形みたいにわたくしと柚葉ちゃんを交互に指さしてぇ。」

…気のせいでしょうか、何だかお母様が二人いらっしゃるような錯覚を覚えましたわ
そうです、そうですわ
お母様と来たら、相手が竜族であろうが鬼族であろうが、嬉々として剣を奮い、牙を煌かせ、全てを無力化し跪かせる、と
『どんな修羅の戦場でも、最後に笑みを浮かべて立つのは大奥様』
古参のメイドさんが言っていましたから、柚葉さんのご想像もまたむべなるかな…

「あらぁ、貴女の目から見てもそうなのかしらぁ?
 ふふふっ、柚葉ちゃん、真似られているわたくし自身が感心するなんて、本当にお見事だわぁ。誇っても良くってよぉ。
 それじゃあ、お二人と一緒に経観塚へ行こうかしらぁ?
 なかなか面白そうなお遊びが出来そうじゃないぃ?」

…お母様、経観塚でご母堂様をはじめとする皆様が彼の邪神様を封印なさったその尊いお心を蔑ろにするような真似は、わたくしが許しませんよ?
経観塚は清らかなご母堂様の御心に護られた清浄の地
わたくしたち、部外の魔族は一時の旅人として招いていただくのはともかく、昏き企みを以て遊戯の場として良い場所ではございません
それに、邪神と言えどもこの日ノ本に根差した神様でございます
遊びで?神を為すのは心得違いと考えますわ

「は〜、ホントにあんたは堅物だわねぇ。
 分かってるわよぉ。
柚明さんがこうして遊びにいらしてるってことは、邪神は調伏されたんでしょうに、今さらわたくしが行ったところで楽しめないことくらい。」

…ですが、『私の娘と義理の娘』って…、想像とは申せ柚葉さんのお口からそのような言葉を聞かされますと、なんだか…頬が火照って…、ああ…

「ちょっと、メイド長女ぉ、娘が畳の上でゴロゴロ転がり出さないように、支えてあげててねぇ?」

>一度質問やお話をお聞かせして頂けたとしたら、1日では済まないかも…。

「ええ、なんでも聞いてちょうだいな
わたくしがこれまでに見聞きしたことなら、なんでも話してあげるわよぉ。
ただねぇ、聞かれればいろいろ答えてあげられるけど、中には貴女たち人族にとって辛い話もあるかも知れないわ
 種族としての吸血鬼は、過去たいていは敵対、ないしは距離を置いていたことが多かったから、人の悲劇にも手を差し伸べられなかったことも多いからね
 『その場にいたなら、どうして手を差し伸べてあげなかったのですか!?』
なんて食ってかかる人間が過去にもいたからねぇ。
 フォン・シーボルトや弟子たちが処罰された時も…って、わたくしが口にしてどうする…
 わたくしもできるなら、楽しそうな話に留めてあげたいから、そこは気を付けてくれるとありがたいかな?」

わたくしも、大戦後期のイタリアの宰相閣下の憔悴ぶりを見ていることしか出来ませんでしたから、何となくわかりますわ…

>でしたらその…。
>私も奥方様さえ宜しければ、お背中を流させて頂ければと…。
>はるばるお嬢様の故国、イタリアからお越し下さったのですから。

「あらぁ、なぁんて気の利く娘なのかしら、感心よぉ
せっかくだから、念入りにお願いねぇ
そうだわ、翼も広げるから綺麗にしてねぇ。」

わ、わたくしだって!
勿体なくもご母堂様のお背中を流させていただけるのです
ご母堂様、隅々まで念入りに清めさせていただきますわ…

353 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/29(Sat) 15:53
>>349(柚葉さん)
(すみません、つづきでございます)

>もし奥方様の御好みなどでお嬢様が存じておられる事がありましたら、
>遠慮なくお申し付け下さいませ。

「それは嬉しいけれど、柚明様もいらっしゃるのだから、せっかくの親孝行の機会を奪っては申し訳ないわねぇ。
 柚明様のご希望も聴いてメニューを考えていただけるかしらぁ?
 わたくしはせっかくの日本だから、和食全般大歓迎よぉ?
 この時期なら、土佐山内家でいただいた戻り鰹なんか良いわねぇ。」

そうですね、お母様は土産話でも土佐の鰹とか長崎の卓袱料理とか江戸前のお寿司とか、いろいろ話してくださいましたものね
たしか、魚屋様が良い鰹を届けてくださいましたから、ちょうど宜しいのではないかしら?


>>350

はい、毎年のこととは申せ緊張いたしますわね
今年も幾つめの上陸でございましょう
我が家でもこれに備えることを何度もしてまいりましたから、準備も整えております
家の補修もそのたびに行っておりますが油断は禁物でございます
屋根の修理や瓦の点検も、翼のある利点を生かして念入りに見ておりますわ
家の中のことにつきましても非常食・懐中電灯・ラジオ、ラジオの電池も新しいものの準備は必須でございましょう
もし停電になりましたら、その時こそわが暗闇をものともせぬ視認能力を発揮して家族の目の役割を務めおおせてみせますしょう

あなた様のお家の準備はお炭になりましたか
台風が何度も来ると、慣れが起きてしまい思わぬ失敗をしてしまうこともございます
もう一度身の周りを見渡してごらんになっては如何でございましょう?


354 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/29(Sat) 17:25
訂正でございます

>遊びで?神を為すのは心得違いと考えますわ

?の部分は、さんずいへんに『賣』と書きますの
『神』と合わせて読み方は『とくしん』
意味は『神をけがすこと。神の神聖をきずつける行為。』でございます

355 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/09/29(Sat) 22:45
>>350

はい、6月の地震に始まり…。
日本列島には豪雨、台風、地震、更に台風と今年の夏にかけて
全ての月において災害がありました…。

その度に御屋敷でも、もしもの備えや修繕すべき個所のチェック等を
お嬢様や先輩のメイドさんと共にして参りました。

今回の台風の上陸も残念ながら避けられなくなくなってしまった事は、誠に残念です。
台風の上陸は、これで最後にして頂きたいですね。
それに何より、これまで被災された方々にこれ以上の被害がもたらされぬ事を心から願っております…。

幸い、私たちの町では雨は降っているもののまだ本格的な影響は出ておりません。
ですが、スマートフォンの緊急の災害の発令、テレビやラジオによる情報の確認は常に怠らぬようにしております。
そして、いざという時に逃げ出す際の防災用鞄も玄関に準備致しました。
必要な物の購入とチェックは、昼間に済ませております。

折角の日曜日に残念な思いをされている方も多いかと存じますが、
何より命と安全を最優先に行動しましょう。

>>351(アーチェロお嬢様)

>わたくしが柚葉さんに対する想いが、誰にも決して譲れないものであるけれど、あの娘たちの人間に対する気持ちもわたくしが侵すことも出来ません

…申し訳ありません、少々、迂闊な発言でしたでしょうか…。
私はお嬢様さえ望んで下さるなら、この国であろうともお嬢様の故国であろうとも共に在りたいと思っております。
無論、その為の努力は惜しみません。

ですが、お嬢様の母国の御城ではそれぞれの“派閥”の方々の立場や考え方にも
理解を示し、尊重せねばならぬ立場にあられるのでしたね。

ならば、仮の話だとしましても私個人が新たな対立の火種となりかねないような立場にならぬ為にも
お嬢様の故国の御城に私が足を運ぶのは早計ですね。

>なら、わたくしはこの日ノ本で柚葉さんと共に生きてまいりたいと存じます…

有難うございます、お嬢様…。
でも、奥方様がこうしていらして下さいましたように、場合によりましては
お嬢様も故国の土を踏む機会も宜しいかと存じます。
…出奔されてきたエピソードは周知の事です故、お心苦しい事もあるかとは思いますが…。

>…本音はそんなところですよね、分かっていましたとも

奥方様のお考えですと、やはり私の立場はそうなってしまうのですね…。(汗)
そう紹介して頂く事は決して嫌ではありませんが、私を家政婦として雇用して下さいました旦那様は
どのような反応をされるのかしら…。

(奥方様ったら、旦那様を困惑させたいのかしら…(苦笑))

>「この娘は『アマビエ』だそうよぉ。

まあ!人魚さん達とも連なる種族の?
かつては災厄を予言するだけでなく、疫病をも防いで海と共に生きる人々には
神として奉られていたとか…。

ですが、その頃の恩恵を忘れて住処を私達人間が奪うとは…。
謝って済まされるものではありません。
私に出来る事など殆どありませんが、せめてこのお屋敷に居られる間は
精一杯のおもてなしをさせて下さいませ。

>はあ…、結局柚葉さんの苦労が増えてしまうんですよね…

いえ、そのような事はありません!
確かに突然の商店街の皆様のお心遣いには驚きましたが…。
奥方様とお母さん、そして奥方様を慕って集われた皆様…。

私達の御仕事の、本領発揮です!
先輩も普段の冷静さを保ちつつ、奥方様の来訪を心底嬉しく思われておりますから。

それでは、食後の御茶とお菓子をお持ち致しました。
御代わり等ありましたら、遠慮なくお申し付け下さいませ。

356 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/09/29(Sat) 23:03
【スポーツの秋】【読書の秋】【芸術の秋】【食欲の秋】があるね。

357 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/30(Sun) 09:28
>>355(柚葉さん)

>…申し訳ありません、少々、迂闊な発言でしたでしょうか…。

ああ、違います、そんなことはございません
柚葉さんが、わたくしと共に在りたい、とそう言ってくださるのは、本当に本当に嬉しいのですよ
それだけは、わたくしの心の奥深くより湧き上がる正真正銘の本当の気持ち、それだけは、断言いたします

…この身がカルミーニオ家の当主の娘であり、お父様が後継者として指名している以上、実家との繋がりはどんなに拒もうともわたくしを捉えて離さないのかも知れません
ですが、柚葉さんが故国でもわたくしと在ることを望んでくださる限り、わたくしはその繋がりからただ逃げるようなことはいたしますまい

何時かともに笑顔を交わしながら、あの城門を通りましょう
決して柚葉さんのお顔を曇らせることなく、わたくしがあの門の内側へ貴女を誘いましょう
貴女がそれを望んでくださるのなら…

その時のために、今はこの地でのわたくしを確かなものにいたしとうございます
人族である貴女を拒もうとする者たちの前で、
たとえ彼ら彼女らもわたくしの愛しい者であろうとも、
決して一歩も引かず、わたくしの心を分かってもらえるまで戦う強さを手に入れられるように、
そんな自分をこの日ノ本で培ってまいることをお誓いいたします…

「は〜、あんたも言うようになったわねぇ。
 でも、この世界があんたと柚葉ちゃんにそれぞれ与えた時間の長さが全然違うってこと、忘れちゃだめよぉ?
 かっこつけても、あんた能天気の昼行燈なんだから…。
 もちろん、お婆ちゃんになった柚葉ちゃんも、わたくし大好きだけどねぇ。
 うふふふ…。」

だ、大好きって、それはわたくしの方が、ずーっとずーっと好きですわよ!
お婆ちゃんの柚葉さんも!

「食いつくとこ、そこなのぉ?
 それと、あんまり気張んない方がいいと思うわよぉ。
 闘志満々な顔してるより、ボケボケの緩い顔で帰った方が、あっちの気勢もそがれるんじゃなくってぇ?
 あんたの場合それがデフォルトなんだからぁ。」

…なんだか褒められている気がいたしませんね

>そう紹介して頂く事は決して嫌ではありませんが、私を家政婦として雇用して下さいました旦那様は
>どのような反応をされるのかしら…。

「そうねえ、貴女の前ではクールに振る舞うでしょうねえ。
『日本でと同様、良き働きを期待させてもらおう。』って。
で、自室に戻ってから泣くんじゃないかしらぁ?
「やらんぞ、うちの娘は嫁にやらんぞぉ!」
と滂沱の涙を流しながら喚き散らすんじゃないかしらぁ?
あー、なんか想像しただけで、すごく楽しいわぁ。」

>私に出来る事など殆どありませんが、せめてこのお屋敷に居られる間は
精一杯のおもてなしをさせて下さいませ。

よろしくお願いしますね
柚葉さんのお優しさで、きっとアマビエ様も癒されますことでしょう

ですが、お住いの沼のことは何とかしたいですね
そういえば、あの沼からはしばしば
『置いてけ〜、魚を置いてけ〜。』
という声が聞こえるため、『置いてけ沼』と呼ばれていると聞いておりますが
…もしかして、あれはアマビエ様がお魚さんたちを守るために…?
あら、アマビエ様がコクリと頷いていらっしゃいます、なるほど、そういうことなのですか

「姫様、あの沼は河川法上、市町村が管理する『普通河川』であったかと存じます。
 働きかけるなら、市の河川課でございましょう。」

そうなの?ありがとう、長女ちゃん
何が出来るか分かりませんが、とにかく考えてみましょうか

「固いお話してるわねぇ。
 そろそろお茶をいただけないかしらぁ?」

>それでは、食後の御茶とお菓子をお持ち致しました。
>御代わり等ありましたら、遠慮なくお申し付け下さいませ。

ほら、柚葉さんがちゃんとご用意してくれていますから、
催促なんてご無用ですよ、お母様


358 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/30(Sun) 10:19
>>356

はい、日差しが優しくなり気温が穏やかになりますと、気力が戻ってまいり、色々なことに手を染めてみたくなりますわね

いろいろ秋…
貴方様はどんな秋を楽しまれるのでしょうか?

わたくしの場合は、今真っ先に頭に浮かぶびましたのは恥ずかしながら【食欲の秋】でございます
ちょうど商店街からたくさんの食材が届いたところなのですよ
秋味なんて風流なお名前で呼ばれる鮭からして垂涎の的、戻り鰹や秋刀魚、松茸、柿や栗、それに今も変わらずご近所を周っておられる焼き芋屋さん…
どんな風にいただこうかあれこれ考えるだけで楽しいのですよ

【読書の秋】も宜しゅうございますね
縁側で麗らかな陽光を浴びながら本の世界に没入するのは楽しいもの
もっとも、わたくしの場合たいてい途中からコクリコクリとしてしまいますが
今手元にあります文庫は、『戦国小町苦労譚』と申します
いわゆるラノベと申すもので元は『なろう小説』と申すものだそうですが、過去に飛ばされた少女が歴史を変える、という物語でございます
長い歴史の中に苦渋の影を多く見てまいりました身としましては、それを覆そうと努めるプロットには惹かれるものがございますね

貴方様は挙げていらっしゃいませんが、わたくしにとりましては【旅行の秋】でもございますわ
この季節は何よりも紅葉を見逃せませんわ
まさに日本全国より取り見取り…、もちろん紅葉に映える各地の史跡名勝を見て歴史に思いを馳せるのも良きものでございましょう
それでしたら、野山の散策と言うことで【スポーツの秋】も楽しめて一石二鳥ですわ
なにせ、他人とは運動能力が隔絶しているため、学校の体育では何をやっても『出来て当然』ということになってしまううえ、チームプレーも出来ないのが寂しゅうございますわ

【芸術の秋】は…
近郊の美術館に行ってみるのも面白そうですね
わたくしがかつてお会いした画家、彫刻家たが造られた作品を見ていますと、元気だったころの懐かしいお姿が思い浮かべられて楽しいですわ
国立西洋美術館では、写真撮影が許可されたそうでございますね
カルロ・ドルチ様の『悲しみの聖母』も撮影させていただけるのかしら?
わたくしたちとは相容れ難い宗教の絵ですけれど、とても魅力的ですわ
母が珍しくわたくしを連れ出して、あの方のところへ出向いて描いていただいた肖像画は今も城館の回廊に飾られておりますの


359 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/09/30(Sun) 14:24
>>356
補足でございます
【読書の秋】にふさわしい、素晴らしいご本のことを申すのを忘れておりました

コミックス「となりの吸血鬼さん」の最新第5巻、そして「となりの吸血鬼さん 公式アンソロジー」の2冊を買ってまいりました
10月からいよいよアニメが始まるこの時に、まことに時宜を得たお買い物が出来て欣喜雀躍でございます

PVの第2弾もアップされ、気分が高揚して仕方がございません

貴方様に於かれましても、本屋さんで目にされましたら試しに手を取られる、あるいはネット上で試し読みなさることをお奨めさせていただきますわ!

360 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/09/30(Sun) 14:56
>>352-353(アーチェロお嬢様)

>「は〜、ホントにあんたは堅物だわねぇ。
>分かってるわよぉ。
>柚明さんがこうして遊びにいらしてるってことは、邪神は調伏されたんでしょうに、今さらわたくしが行ったところで楽しめないことくらい。」

(柚明)

うふふ…オルキデア様ったら、御冗談がお好きなのですから。
私の一族にとって旧知の方で、経観塚でアーチェロさんともお会いした
「浅間サクヤ」さんという方がおられるのですけど、
可愛がっている子を少し悪戯っぽい言動で困らせてしまう所が、少々似ておりますね。

(現在柚葉は、先輩のメイドさんと食材の整理中です。)

蛇神の件に関しましては、今は私の従弟の白花ちゃんがオハシラサマとして立派に御役目を果たしております。
調伏の件はさて置き、オルキデア様にも一度お運び頂ければ幸いです。

夏はやはり御一族の方々には御厳しいかと存じますが、「主」を封じた御神木の槐(えんじゅ)の木が
見事な花を咲かせるのは夏なのですよ。
昨年はわざわざアーチェロさんにお越し頂き、白花ちゃんへも御挨拶を頂きまして誠に感謝しております。

>わたくしがこれまでに見聞きしたことなら、なんでも話してあげるわよぉ。
>ただねぇ、聞かれればいろいろ答えてあげられるけど、中には貴女たち人族にとって辛い話もあるかも知れないわ

はっ!?思い起こせば私、大切な事、肝心な事を忘れていましたような…。
確かに「歴史の生き証人」である奥方様にお話を色々伺いたいという思いが湧きあがっていたのは事実ですが…。

「目に見えない」分野であるからこそ、多大な労力と費用を費やして過去の遺跡を調査し、
または限られていても膨大な文献を自ら調査し、または探し当て、
または過去の研究の積み重ねを時には検証し、時には論争となっても過去の真実の姿に辿り着こうとしている
多くの研究者の方が、または学生さん達がおられる事を失念しておりました…。

オルキデア様であれば、私達が知る事の無かった真実までも数多く見ておられて、それらの真相までも
存じておられるかと思います。
ですが、だからとて私のような者が興味本位で容易く触れようとは、今この時も血道を上げて
学問に取り組んでおられる多くの方々の苦労、業績を冒涜するようなものでした…。

自ら希望しておきながら、己の迂闊さが恥ずかしくなって参りました…。
誠に申し訳ありません…。
過去を探り当て、今に生かしていく道は自らの手で切り開くもの…。
それを忘れていた自分に、恥じ入るばかりです…。

>わたくしも、大戦後期のイタリアの宰相閣下の憔悴ぶりを見ていることしか出来ませんでしたから、何となくわかりますわ…

もし奥方様やお嬢様にお話を伺えるとすれば、それは真実を知るに相応しい立場になった時でなければいけませんね。
今の私では、その立場からは限りなく遠い…。
以後、このような迂闊な発言は慎んで参ります…。
…私も、本当にまだまだですね。

もうすぐ、お風呂の準備が出来ますので一度見て参ります。
その際にはお部屋までお呼びに参りますので、今暫くの間お待ち下さいませ。

361 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/09/30(Sun) 16:16
>>352(続きです)
>>357(アーチェロお嬢様)

>だ、大好きって、それはわたくしの方が、ずーっとずーっと好きですわよ!
>お婆ちゃんの柚葉さんも!

以前も申し上げましたけれど、もし年を経た時には私の愛読しているライトミステリのヒロインの
九条桜子さんにお仕えしている「ばあや」さんのようになりたいですね。(微笑)

桜子さんの相棒の男の子の御世話を甲斐甲斐しくして下さったり、美味しいお料理をお出ししてくれたり…。
そして時には桜子さん相手であっても言うべき事はきちんと言う…。
いずれ年を取るのであれば、ああいう方になりたいものですね。

その頃にもし私に娘、または孫娘がいてくれたら、今の私と同じようにメイド服を着て
お嬢様にお仕えしてくれていれば嬉しいですね。
例え与えられた時間が違うのであれば、新たな絆を紡ぎ、結んで共に歩んでいく…。
そのようにして大切な物を受け継いでいけたら…と思うのですよ。

>「あらぁ、なぁんて気の利く娘なのかしら、感心よぉ
>せっかくだから、念入りにお願いねぇ
>そうだわ、翼も広げるから綺麗にしてねぇ。」

(一応バスタオルで身体を覆いながら)

湯加減は如何ですか?奥方様…。
それでは不肖ながら、奥方様のお背中を流させて頂きます…。
力加減等ご希望がありましたら、遠慮なくお申し付け下さいませ。

チラッ…。
(お嬢様と母の様子を見ながら)

(母のお背中も本来は私が流すのが御役目なのですけど…。
あれだけ張り切っておられるお嬢様に逆に失礼というものですね。
私は初めてお会いできた奥方様と…。
そしてお嬢様は再会できたお母さんと、親睦を深めて頂きましょう。)

それでは、お次は翼の御手入れをさせて頂きます。
一旦離れますので、どうぞお広げ下さいませ。

(これが、奥方様の翼…。お嬢様の翼よりも大きいのですね。
それでいて尚、お嬢様の翼と同じように美しい…。
…看取れている場合ではありませんね。
きちんと、お勤めを果たさなければ)

(柚明)

本当に有難う、アーチェロさん…。
力加減といい丁寧さといい、旅の疲れも暑さも和らいで参ります。
ふふっ…。その様子ですと、娘とは仲良く背中を流し合う間柄なのですね。(微笑)

柚葉もお仕事柄、弁える時は弁えているのでしょうけれど、
こうしてお背中を流して下さるアーチェロさんの手の温もりには確かな“愛情”が感じられます。
きちんとお仕えする立場にもありながら、この温もりを互いに感じられる間柄でもある…。
母として、本当に嬉しく思いますよ。

あらあら…。オルキデア様も柚葉に背中を流して頂きながら本当に嬉しそう…。
でも、悪戯好きなオルキデア様の事ですから今度はご自身が柚葉の背中を流すと仰って
少々困った展開になってしまうのかしら。(苦笑)

ふう…有難うございました。お陰様で心も体もリフレッシュ致しました。
それでは、私が今度はアーチェロさんのお背中をお流ししますね。
いえいえ、遠慮する事はないのですよ。
私もアーチェロさんと再会できて、そして温かいおもてなしを頂けて本当に嬉しいのですから。
せめて、これ位はさせて下さいね。(微笑)



362 名前:356 投稿日:2018/09/30(Sun) 19:33
>>貴方様はどんな秋を楽しまれるのでしょうか?
【食欲の秋】です。

363 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/09/30(Sun) 21:54
松茸は高い。

364 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/10/02(Tue) 23:08
>>360(柚葉さん)

>「浅間サクヤ」さんという方がおられるのですけど、
>可愛がっている子を少し悪戯っぽい言動で困らせてしまう所が、少々似ておりますね。

「浅間サクヤ」…、面識はないけれど『観月の民』の末裔でいらっしゃったかしら?
かの一族のお話は過去この国を訪れた時に何度か耳にしましたが、生憎会う機会に恵まれませんでしたね
わたくしと似ていらっしゃる、それはそれは…ふふふ、ご一緒させていただいてうちの娘もさぞ楽しい思いをしたことでしょう
柚明様のご親族、知己の方、わたくしも興味が尽きませんわね
うちの旦那も娘の行く国のことゆえ気になって、諸々の『民』のことリサーチしていましたけれど、直接足を運んで当人らと言葉を交わすに如くは無しですわ
一度機会を作って、お話してみたいですわねぇ

>調伏の件はさて置き、オルキデア様にも一度お運び頂ければ幸いです。

「あら、嬉しいですわぁ
いずれ、お邪魔させていただきましょう
夏だからと言って心配は御無用ですわ
陽が照るのなら、わたくしが空を翳らせば良いだけですから、うふふふ…
柚明様も日傘をさされずとも、一体を涼しく快適にしてさしあげられますわ
『元素支配』はお手のものでしてよ
 と言っても、こんな話をするとぉ…」

お母様、そうやって天候までもわたくしたちの魔力で以て左右するのはどうかと思います
赴く土地の気候風土を尊重してこそ、そこに根差した暮らしに身を置く、そんな旅の醍醐味を味わうことが出来るのではないですか?

「ほらぁ、これですものぉ。
本当に固いんだから、この娘は。

 でもね、柚明様
こういう娘だから、白花さん?その方に会えたことは、娘の方が白花さんに感謝しているでしょうねぇ。
だって、そういう出会いの一つ一つが、あの娘にはこの日ノ本に根差して生きていく過程でしょうから。
だから、柚葉さんのパートナーであることを認めてくれた貴女への感謝は、もしかしたらあなたが想像もつかないほど、だと思いますよ。
まったくどちらを本当の母親だと思っているんだか、あの娘は。」

>オルキデア様であれば、私達が知る事の無かった真実までも数多く見ておられて、それらの真相までも
存じておられるかと思います。
>ですが、だからとて私のような者が興味本位で容易く触れようとは、今この時も血道を上げて
>学問に取り組んでおられる多くの方々の苦労、業績を冒涜するようなものでした…。

「あらぁ?それじゃ、わたくしのお話は聞くのはご遠慮、ということかしらぁ?
ん〜、そうねえ、学問を究めようというのに、わたくしの過去話をホイホイと聞いてしまうのは、歴史を学ぶ上で要らぬショートカット、そういうことかしらねぇ?
うん、そんな風に考えるのも間違いではない、と思うわよぉ?

ただねぇ、これはあくまでわたくしの考えなんだけどぉ
ちょっと、わたくしを歴史の証人として買いかぶりなさっているのではないかしらぁ?

わたくしの目は公平でもなければ無私でもない。
別に嘘偽りを話すつもりはないけれど、所詮はわたくしの見聞した、歴史の中の一欠片でしかないわ。
それはわたくしにとっての真実ではあっても、事実の表面をなぞった皮相のものかも知れない。
わたくしはあちらこちら興味本位で見て回ってるだけだしね。
そりゃもう、それを聴いて真実を知れた、なあんて思うことの方が危険ですらあるわ。

学んで究めるっていうんだったら、歴史の生き証人の言葉もあくまでピースの一つに形であることを弁えて、他の形の学び…書物を紐解いたりとか土を掘り起こしたり人のつくりし物をあれこれ考察したり…、
まあわたくしには面倒くさくて勘弁だけどねぇ。
そうしたことをぜぇんぶひっくるめて、自分の叡智で以て考え見極め、時に間違え…そうやって自分なりの真実に辿り着ければ良いんじゃないかなって。

ごめんなさい、ベラベラ話したけど、貴女の考えを否定する気なんて全然ないからねぇ。
まあそんなわけだから、わたくしの昔話も話のタネくらいの気持ちで気楽に聞いてくれていいわよ、って話。

さあ、それじゃいよいよお風呂ねぇ。
楽しみに待っているわぁ。」

365 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/10/04(Thu) 23:32
>>356
>>362

ええ…9月が終わり、10月になると本格的な秋の到来を実感しますね。
「食欲の秋」がやはり気になりますか?

お買い物をしていると、やはり気になりますね。
様々な秋の味覚を用いて、どのようなメニューをお出ししようかと…。
私個人は食べるよりも、食べて頂く方が好きなのですよ。
行きつけの青果店で、どのお野菜を買おうか色々と迷いそうです。

それもまた、楽しいのですけどね。

「スポーツの秋」に関しましては、お仕事柄あまり時間が無いので
競技的なものに取り組むのは少々無理ですね。(汗)
ですから季節に関係なく「筋トレ」「ストレッチ」を
日常に取り入れるようにしているのですよ。
…それと、先輩のメイドさんには時折護身術も…。

読書に関しましてはお料理の本、栄養学の本を読む事が最近は多いですね。
大学のお勉強もありますから。

さてと…そろそろ冷蔵庫の中身が減って参りましたので「食欲の秋」を
調達しにまいりましょう。

>>363

買おうかしら…。それとも次の機会にしようかしら。
早々贅沢も出来ませんものね。

とか何とか迷っている内に…。

青果店のお颯さん:何ウジウジ迷ってんだい!そうやってる内に一番美味しい時期を逃しちまうよ!!!

…という訳で買ってしまいました。
嫌味になってしまうようで、すみません。

…でも、社交部の文化祭の出し物のダンスパーティ会場の準備で、
お嬢様も部活の皆様もお屋敷で熱心に練習をなさっておられましたね。

いっぱい練習して、皆さんお腹が空いている事でしょうね。
では、労いの意味を込めて松茸御飯を始めとする松茸のメニューを作りましょう。
お魚は、秋刀魚を鮮魚店さんで買っていきましょうか。

(夕食の準備後)

はい、>>363さん、お裾分けの松茸御飯ですよ。(微笑)

366 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/10/06(Sat) 02:25
>>361(柚葉さん)

九条櫻子様のご活躍、三女ちゃんに誘われてみたアニメで拝見しました
櫻子様の下で働いていらっしゃるばあやの沢様も魅力的でございますね
クールで理知的でありながら時々子供っぽくて可愛らしい櫻子様を優しく見守っていらっしゃる様子、
櫻子様と正太郎様の間に立ってさりげなくフォローしてくださる気配りの巧みさ
智慧ある大人の女性らしい奥深いご人徳を感じさせる方でございますね

>その頃にもし私に娘、または孫娘がいてくれたら、今の私と同じようにメイド服を着て
>お嬢様にお仕えしてくれていれば嬉しいですね。

柚葉さんのお志が世代を超えて受け継がれ、わたくしに寄り添ってくれる…そういうことですか
柚葉さんがそう望んでくださるのはとても嬉しいことですが…
わたくしはまず、柚葉さんが傍にいてくださるこの今と未来こそがとても愛おしい時の連なりでございます
『その後』について思いを致すのは胸が締め付けられる思いでございます

ですが、柚葉さんがその遥かな季(とき)を思い浮かべて『嬉しい』と仰って下さるなら、わたくしもまた少し思いを致してみましょう
娘さんや孫娘さん、その方たちに
『この吸血姫(ひと)ならば、わたしたちのお母さん(orお祖母ちゃん)は仕えていてきっと悔いることはなかっただろう。』
『この吸血姫(ひと)ならば、わたしもまた時を共にしお世話を自分の務めとしても良いだろう。』
そう思っていただけるように、彼女らと在ることの歓びを胸に刻んで生きてまいりたいと思いますわ

>湯加減は如何ですか?奥方様…。
>それでは不肖ながら、奥方様のお背中を流させて頂きます…。

「ん〜、とても良い湯加減よぉ。
檜風呂から立ち昇るアルファピネン、トルネオールの香りがとっても心地良いわねぇ。

ローマ人たちは幾人もの奴隷を従えてテルマエ(公衆浴場)で贅沢な入浴を満喫していたけれど。
檜風呂にゆったりと浸かる快感に比べたら、『贅沢』の言葉の意味もまったく変わってくるんじゃないかってくらいよねぇ…。

あら…でも、貴女はバスタオルを巻いたままなのぉ?
いやだ、もったいないわよぉ、肌身にじかに檜の香気の溶け込んだお湯の滑らかさを感じ取らないとねぇ。
さあ、そんなものは脱いでしまいなさいな。」

お母様は、単に柚葉さんのお体を見たいだけでしょう?
その期待に満ち満ちた目で人を矯めつ眇めつするのは失礼でございますよ?
柚葉さんは、エドガー・ドガの『浴槽の女』のでもなければドミニク・アングルの『欲女』でもありませんよ
勝手に鑑賞用にされるのはセクハラですから、ご自重ください

「はいはい、貴女も自分の時はイヤイヤながらけっこう脱いでくれたのに、柚葉ちゃんのことになると強気よねぇ。」

城館でわたくしが拒むと、お母様の毒牙がメイドさんたちに向きかねませんでしたから…

「『毒牙』とは失礼な。わたくし牙のお手入れは欠かさないわよぉ。
 それじゃ柚葉ちゃん、わたくしの翼をお願いねぇ。
 ん〜、ああ、翼の上を滑るタオルの感触がとおっても、心地良いわぁ。
 わたくしをこぉんなに気持ち良くさせて、何が狙いなのぉ?」

お母様、姿(しな)を作りながら上目遣いで柚葉さんをご覧になられませんように
お母様の方こそ、下心がありそうでこちらが不安になってきますわ

367 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/10/06(Sat) 02:27
>>361(柚葉さん) (申し訳ございません。つづきます。)

失礼いたしました、ご母堂様
それではお背中、流させていただきます
なんて…艶やかで滑らかなお肌でしょう

>ふふっ…。その様子ですと、娘とは仲良く背中を流し合う間柄なのですね。

は、はい、柚葉さんとはよく流しっこをしておりますわ
柚葉さんと一番お傍近くで触れ合える貴重なひと時でございます
一日の疲れを洗い落としていただけるよう、感謝を込めてわたくしなりに務めさせていただいていますわ
…もっとも、柚葉さんの背中流しの繊細にして滑らかな手の運び具合にはまだまだ敵いませんけれど

>でも、悪戯好きなオルキデア様の事ですから今度はご自身が柚葉の背中を流すと仰って
>少々困った展開になってしまうのかしら。(苦笑)

「あらぁ、柚明様ったらもしかして、わたくしの思惑を察知して牽制されていらっしゃるのかしらぁ。
 うふふふ、でも期待されているようでもありますし、そろそろ交代と参りましょうか。
 さあ、今度こそバスタオルを取ってちょうだいな。
 あらあらあら〜、きれいな肌、そしてその肌に包まれた体の羚羊のような無駄のない締まり方、本当に絵画にして残したい素晴らしい均整の取れたプロポーション…
 いいわねぇ、こうしてその肌の上で手を走らせるとこちらが快感でうっとりしてしまうわよぉ。」

ちょっと、お母様、近い、体が柚葉さんに近すぎますわ
そのすり寄るような態勢はちょっと…

>それでは、私が今度はアーチェロさんのお背中をお流ししますね。

え?えええ?
そ、そんなわたくし如きがご母堂様のお手を煩わせるだなんて、そんな畏れ多い…
ああ、ダメです、その微笑みで見つめられたら抵抗などまったく出来ません
では…、よ、よろしくお願いいたします…

し、心臓がバクバクしてまいりました
ご母堂様の手が、手が…わたくしの肌の上を滑っていく
わたくし…このまま平静を保って座っていられるのかしら…

…と思っておりましたが、ご母堂様のお手の感触を覚えるにつれて心がゆっくりでも確実に凪いでまいりました
ご母堂様のお優しい心を全身が感じ取り、心安らぎくつろいでいるかのような心地が広がってゆきます…
幼子と言われる年でなくなってもう数百年経つのに、こんな安らぎをいただけて、わたくしは幸せでございます…

368 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/10/06(Sat) 02:32
訂正でございます

>柚葉さんは、エドガー・ドガの『浴槽の女』のでもなければドミニク・アングルの『欲女』でもありませんよ
誤)『浴槽の女』のでもなければ
正)『浴槽の女』でもなければ

誤)『欲女』
正)『浴女』

失礼いたしました


369 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/10/06(Sat) 09:40
>>362

あら、それは嬉しゅうございます
わたくしも真っ先に【食欲の秋】が思い浮かぶ食いしん坊ですもの
もちろん、実り豊かな食材を店頭に並べてくださる方、美味しく料理してくれる方が居てこその素敵な秋
そしていろいろな食べ物を食べるのはもちろん、店頭を冷かしたり、お食事をいただきながらお友達とワイワイお喋りしたりといろいろな楽しみ方が出来るのも宜しいですわ
貴方様もきっとご自分の楽しみ方を堪能していらっしゃることでしょう

我が家の庭の柿の木も鮮やかな朱へと色づいて参りました
生食も干し柿も楽しむつもりでございますので、よろしければ一度お出で下さいましたら嬉しゅうございます
干し柿づくり…軒先に吊るした柿の実が風に揺れるのも秋の風物詩として楽しみなのでございます


>>363

はい…今年も松茸はたいそうお値段が高いですね
日本のマツタケはとても香りが豊か、ご飯やお吸い物に入れますと妙なる香気が立ち上り、深け行く秋を実感しつつお腹の虫も素敵な調べを奏でるのですけれど
日本の熱心な研究者の方々が長年人工栽培の方法を探し求めていらっしゃいますが道はなお遠いようでございます
まるで青い薔薇の如くに…
人間による栽培を拒絶し、あくまで特に好む自然環境に身を置くことを良しとする実に貴婦人の如き誇りの高さを感じさせますわ

もっとも、姿かたちやお味が似ているお仲間がいるのに、あまり注目が集まってはいない様子
知名度に依らず、自分の手で美味しいものを求める積極性もまた望まれるところかと存じますわ
お仲間の名前は、『マツタケモドキ』、『ニセマツタケ』、さらには『バカマツタケ』!
前二者はあの芳香はナイスですが、バカマツタケさんは本家マツタケさんより香りが豊かだそうでございます
なのに、先に名を知られたマツタケと比較され、斯様な失礼な命名をされたのは何ともお気の毒ではございませんか
わたくしたちのような人ならぬ種族を『亜人』と呼んで蔑む風潮を思い出して、落ち込んでしまいそうですわ

でも、実はマツタケの香りは人工的に合成できるものだそうですよ?
ですので、お吸い物やふりかけ、姿も味もよく似た蒲鉾もお店で見かけますでしょう?
マツタケの香りが恋しくていらっしゃるなら、こういった人の英知の作りしものも利用するのも宜しいでしょうね

もっとも、本物のマツタケを秋にいただく季節の醍醐味はやはり捨てがたいのですけれど


370 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/10/06(Sat) 11:00
>>365(柚葉さん)

>…でも、社交部の文化祭の出し物のダンスパーティ会場の準備で、
>お嬢様も部活の皆様もお屋敷で熱心に練習をなさっておられましたね。

(屋敷の社交部のお部屋でございます)

早いものですね
『社交部』設立のご提案をいただいてから間もなく一年なのですね
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=478946904&st=655&to=655&nofirst=true

さて…、皆さん、部活を立ち上げて間もなく一周年を迎えます
皆さまの熱心な御活動を以て、掲げられた目標も大いに日の目を見ております
『テーブルマナー、着付け技能、その他マナーに関する検定とか資格の取得』
そしてその一端にして、学校の皆がひと際興味を持っておられますダンスパーティーも準備が整ってまいりましたこと、ひとえに皆様の頑張りの賜物と感謝申し上げます

ダンスパーティーは社交界の雰囲気を部外の先生や生徒の皆様にも楽しんでいただくべく、皆からの各種提案も実現の運びとなりましたことを嬉しく思っております

わたくしたちのパフォーマンスとして社交ダンスをご披露するほか、学園内外の方で我こそはと思わん方にも大いに参加していただきますこと、その雰囲気を盛り上げるために着ていただける各種ドレスを用意できました
また、本物の社交パーティーの如き会場セッティングとしてお茶や軽食のご用意も着実に進んでおりますわね
こちらの御菓子製作や給仕に関しては、家庭科部のご協力を仰げて好かったですわ

ダンス音楽の選定もほぼ決定、そして今回は有難くも合唱部・管弦楽部もご参加いただき、ダンス時の生演奏と歌唱を入れていただけます
わたくしたちも合唱部の皆様と共に力を合わせて良きダンスを披露いたしましょう
本番を遺漏なく完璧ならしめようと各部が力を合わせてここまでやってこられましたことまことに嬉しゅうございますわ

本日は、我が部の講師を務めてくださっている我が家の柚葉さんが、皆さまへの労いとして秋の味覚の夕餉をご用意くださいます
どうか、今夕は存分にくつろいでいただいて英気を養っていただきたく存じます…

(夕餉でございます)

まあまあまあ…
つい先ほど高くて困る、と申していた松茸をこんなに早くいただけることになりましょうとは、感激でございます
あらあら、お颯様が奨めてくださったのですか
そうですね、ここ一番という時清水の舞台から翼を拡げて飛翔する、そんな思い切りの良さと開放感を感じたお買い物も宜しゅうございましょうね

ああ、やはりこの香りの香しきこと、この季節ならではの日本の情緒でございますわね
そして秋刀魚もまた脂がまだ熱を帯びて沸々とが滾る様が、食欲を大いに刺激してくれて
口に含んだ滋味の豊かさとほろ苦さ、大根おろしの引き立てるすっきりとした味わいが素晴らしゅうございます

来年の文化祭では日本情緒豊かな和食のテーブルマナーを学べる和風お食事処を設けようか、などと気の早いことを考えてしまいますわ


371 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/10/06(Sat) 11:27
昨晩はとてもエキサイティングでございました
ようやく待ちに待ったアニメ「となりの吸血鬼さん」を視聴できたのです
まさに原作のイメージを見事に映した映像に声優の皆様の熱演が加わり、眼前にあの楽しくも優しい世界への扉を開いてくださいました
早くも一つ屋根で繰り広げられるソフィー様と灯様のほのぼの不思議空間
見ていてこちらの顔がほころんでしまって仕方がございません
次回ではひなた様もきっとソフィー様と相見えることでございましょう
吸血鬼と人との縁が深まっていく様を思うとワクワクいたします
ゆっくり楽しませていただくことといたしましょう

372 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/10/06(Sat) 12:43
駄天使の次は吸血鬼。(笑)
でもヴィーネとは良い友達になれそう。

373 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/10/06(Sat) 14:37
>>372

家に引きこもってネット三昧なところは似ていらっしゃいますね…
文明の利器の恩恵にあずかって、身の回りを身綺麗にしていらっしゃいますけれど
学校をわずか3日でリタイアしてしまわれたあたり、ガブリール様よりも引きこもりレベルが高いでしょうか
そういうところ、ヴィーネ様がお知りになったら心配して通いのメイドさんよろしく甲斐甲斐しく世話をお焼きになりそうですわね
お隣の森様、灯様、そしてヴィーネ様
世話好きの方が増えていって、ソフィー様の周りはますます賑やかになっていく様子が容易に目に浮かびますわ


374 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/10/06(Sat) 18:26
茸狩りは危険だ!!
専門家でさえ毒茸とそうでない茸の判別は困難なんだから。

375 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/10/06(Sat) 19:07
>>374

ええ、本当にそうですわね
茸狩りは秋の行楽として大勢の人が参加されるようですが、あいまいな知識で毒茸を食するようなことがあってはなりますまい
ツキヨタケなどという実に風流な名前を称していながら猛毒を持ち、しかも食用のヒラタケによく似ているという甘い罠を張った茸もあるほどですから
やはり野に置け、野生の茸と申し上げたいですわ
山野を散策するとき木陰に映える茸を鑑賞するだけなら、愛らしいものが多いのですから

貴方様のように、声を大にして警告してくださる方がいらっしゃると、あたら落とさずともよい命を落としてしまう方が減ることでしょう
とても良いことだと思いますわ
これからもどうか、危ないと思ったら注意を呼び掛けてあげてくださいませ

そうそう、わたくしたち吸血鬼の苦手なお野菜の一つに『ギョウジャニンニク』がございます
味はニンニクによく似て餃子の食材にもされるそうでございますが、これとよく似た『イヌサフラン』なる植物も猛毒を出すそうでございます
わたくしたちの種族は普通どちらも食しませんが、人間の方が間違って食べないように、わたくしからも警告させていただきますわ

もっとも、わたくし最近はだいぶニンニクに慣れて、ペペロンチーノもいただけるようになったのですよ


376 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2018/10/06(Sat) 19:20
>>369

>前二者はあの芳香はナイスですが、バカマツタケさんは本家マツタケさんより香りが豊かだそうでございます
誤)あの芳香はナイスですが、
正)あの芳香は無いそうですが、

失礼いたしました

それから、
>知名度に依らず、自分の手で美味しいものを求める積極性もまた望まれるところかと存じますわ
と申しましたが、それはあくまでキノコについての十二分なる知識を持たれた上で求めるべきことは当然でございます

『マツタケによく似た毒キノコは無い』とは言われていますが、マツタケと申しましても図鑑に載っているような典型的な姿ばかりとは限りますまい
自然に生えている状態では、他の茸と紛らわしいこともあるかも知れませんから、本当によくよくご注意くださいますようお願いしたいですわ


377 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/10/08(Mon) 18:34
>>366-367(アーチェロお嬢様)

>わたくしはまず、柚葉さんが傍にいてくださるこの今と未来こそがとても愛おしい時の連なりでございます
>『その後』について思いを致すのは胸が締め付けられる思いでございます

申し訳ありません。…少々、気が早いお話でしたね。(苦笑)
まずは何よりも、この今とお嬢様と共に歩む未来を大事にせねば…ですね。

>それじゃ柚葉ちゃん、わたくしの翼をお願いねぇ。
> ん〜、ああ、翼の上を滑るタオルの感触がとおっても、心地良いわぁ。

お加減は如何ですか?良かった…。
ご満足頂けて、メイドとしては冥利に尽きます。
でも、お嬢様から羽はとても敏感であるとお聞きしております。
力加減等に関しましては、遠慮なくお申し付け下さいませ。

>お母様は、単に柚葉さんのお体を見たいだけでしょう?
>その期待に満ち満ちた目で人を矯めつ眇めつするのは失礼でございますよ?

お気遣い有難うございます、お嬢様…。
でも、奥方様もこうして大切なお肌に、そして翼に私が触れる事をお許し頂いているというのに、
これ以上縮こまった態度では十分に御奉仕に集中出来ませんね。

>うふふふ、でも期待されているようでもありますし、そろそろ交代と参りましょうか。
>さあ、今度こそバスタオルを取ってちょうだいな。

では…不肖ながら…。
私でよろしいのでしたら、一糸纏わぬ姿になるのをお許し頂ければと思います。(微笑)
(この後、そっとバスタオルを脱ぎ捨てました)

はしたないかも知れませんが、奥方様にもお誉め頂けると一人の女として自信がついて参ります。
…多少の恥じらいはありますが、私でよろしければ御覧になって下さいませ。
何時までもアーチェロお嬢様に御奉仕するために壮健でいられるよう、努めて参ります…。

この際、奥方様のお気遣いに対して遠慮するのはそれこそメイドとして御無礼になってしまいますね。
それでは、よろしくお願いします…。

>…と思っておりましたが、ご母堂様のお手の感触を覚えるにつれて心がゆっくりでも確実に凪いでまいりました
>ご母堂様のお優しい心を全身が感じ取り、心安らぎくつろいでいるかのような心地が広がってゆきます…

ふふっ…。お嬢様、お母さんに背中を流してもらえて本当に嬉しそう…。
それは私も…なのですけどね。
普段の悪戯っぽい雰囲気とは別に、母の優しさとそれに包まれる幸福感はお母さんのそれと同じ…。
やはり今のお嬢様があられるのも、この奥方様がおられるからこそ、なのですね。

(この後、温かく幸福な一時を過ごした後母と奥方様にはお布団を敷いて寛いで頂きました。)

お嬢様…。奥方様にも母にも、やはり長旅と暑さの事がありますから
一度お休み頂く事に致しましょう。

私は一旦お仕事に戻らせて頂きますが…。
この後、夕方にお時間が取れましたら商店街の御散歩に参りませんか?
明日の七夕祭りに向けて、賑わっている事でしょうから。

…多分その頃には、奥方様も起きて来られる筈ですから。
好奇心旺盛な奥方様が「ちょっとお散歩に行ってくるわぁ」と遠出してしまうよりも、
御一緒に行動した方が無難かも知れませんね。(苦笑)

好奇心旺盛な奥方様を惹き付けておくためにも、夕涼みを兼ねたお散歩の為に
浴衣を用意しておきました。
これなら、きっと奥方様にも目の保養を兼ねてお喜び頂ける筈です。(微笑)



378 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2018/10/08(Mon) 18:47
>>371(アーチェロお嬢様)

はい、私もずっとオンエアを楽しみにして、公式HPをチェックして参りました。
…私としましては、14日からの公式の配信サービスを楽しみにしております。(涙)

え?どうみても嬉し涙には見えない?はい、その真逆です。
ずっと楽しみにしていたのに、私の部屋では映らないのですよ。

公式の配信サービスで見れるだけで視聴という意味では十分なのですけれど、
やはり、きちんとテレビ放送で見たかったです…。
うう…大抵の作品でしたら映るのに…。
ただ、月日を置いて放送されるパターンもありますのでそちらにも期待しております。

>>372

ええ…富田美憂さんの代表的なキャラクターですからね。ガヴリールさんは。
ガヴリールさんの声で、あのソフィーちゃんが喋っている…。
とても不思議な気持ちになりますが、やはり似合っていますね。
公式PVでそれを見た時は、やはり感激しました。

そういえばヴィーネさんは、ちょっと怖がりさんでしたね。
もし夜中にソフィーちゃんと出くわしたら、

「わわわ、私なんか美味しくないですよっ!」

と大慌てになるのに対し、

「…いや、私とあなたはむしろ同族だろう。大体、血液なら通販で買ってるからあなたの血を吸おうとは思わないが。」

とツッコミを入れられそうですね。

私としては、ヴィーネさんは灯さんと仲良くなれそうな気がしますね。
お二人とも家庭的でお料理やお菓子作りも上手ですし、
ハロウィンパーティで衣装を手作りで作ってしまう所も共通していますね。

所謂「中の人繋がり」というものになりますが、
ソフィーちゃん達とガヴリールさん達が出会ったら更に楽しそうな日常風景が浮かんできて、
幸せな気持ちになっちゃいますね。(微笑)

379 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/10/09(Tue) 05:12
【食欲の秋】とは言うけど食べ過ぎに注意。

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