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【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ壱

1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/04/23(Sat) 08:22
桜の花綻び、早くも儚げに花の嵐舞う様は殊の外美しゅうございますね
日本の春、長閑にして麗らかなる陽の光がこの身を包むことの何と嬉しいことでございましょう
異国より参りまして明るい青空の下、小路を染める花びらを箒で掃うのも情緒を誘うものがございます

わたくし、イタリアより参りました吸血鬼のアーチェロ・カルミーニオと申します
何卒よろしくお願いいたします

689 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/07/30(Sat) 18:32
>>669(柚葉さん)
>はい、お嬢様のアイディア、大いに役立ちました。
>カードを立てると同時に、簡単な夏の暑さ対策になる飲み物、食べ物のレシピを作ってお颯さんにお裾分けしたのですよ。
>持ち帰り自由という事で、お客さんに役立ててもらえればと思いまして。
>普段頂いてばかりですから、私も少しはお役にたつ事をしなければ。

まあまあまあ、早速お颯様にお知らせくださったのですね
そして、評判になったとは嬉しい限りでございますわ
美味しい上に、暑い日に皆様のお体を護る大変素敵なレシピでございます
多くのお客様に喜んでいただけると宜しいですわね
そこからそれぞれのお家で心地よい笑みが広がっていくことでしょう…
ありがとうございます、柚葉さん

…ですが、申しにくいことではございますが
あれは、わたくしのオリジナルのアイディアと言うわけではないのですよ
以前、学校の図書館にありました軽めのビジネス書に書いてあったのですわ
それは、今は無くなってしまいました大手のスーパーマーケットの食品売り場で実際に行っていたそうなのです
取材に当たられたその本の著者は、スーパーのオーナーの方と売り場を回っていてこれをご覧になって、『中々のアイディアだな』と思われたのですが、オーナーの方は一喝されたそうです。
『このカード、裏が真っ白じゃないか!』
と…
お客様へのサービスの余地はまだまだあり、とスタッフに教えたのでしょうね

わたくしのように、実家でもこのお家でも細やかな心遣いのお世話を受けてばかりの昼行燈娘には思い至らぬことがあることをヒシヒシと感じまして、それでとても心に残っていたのですわ
こうして情報の断片を得ても、本当にお颯様に役立つレシピの情報としてお伝えできるのは柚葉さんでなければ出来ることではございません

本当にありがとうございます、柚葉さん…

◇◆◇◆◇◆◇◆

>お母様のお話や、「お嬢様」とメイドカフェで呼ばれた事に反応されている事から
>人間であった頃はきっと良家の御令嬢であったはずなのに、吸血鬼となった途端謂われなき迫害を受けた事もあるのでしょう。

「昔はバレると本当に大変だったな」
とソフィー様も仰っていますわね
どれほどの年月、理不尽な受難があったかと思いますと、わたくしまで知らず胸塞ぐ思いですわ

人間でいらっしゃった方が吸血鬼になる、それまでの人としての生から永遠に切り離されてしまう…
それだけでもお辛いことでしょうに、吸血鬼になった途端周囲の人間の態度が全く変わってしまうこと、それはどんなにか恐ろしい…、生まれながらの吸血鬼であるわたくしには己が身では体験できない辛いことでございましょうね

カルミーニオ家のメイドさんにはそのような過去を持った者もおりましたわ
メイド長より話に聞いただけでございますが

ですから、>>414で申しました通り人間の母子を眷属としてしまった身としましては、左様な悲劇は二度と起きてほしくございませんし、身近でそのようなことがありましたら、もちろん全力で止めてみせますわ

◇◆◇◆◇◆◇◆

>レイナさんにもお勧めしてみましたが、かなり気に入ってもらえたようでコスプレをする事も満更ではなさそうです。
>一度コスプレした姿を、お嬢様の友人にも見て頂きたいですね。
あらあらまあまあ、レイナさんがお気に入りでしたら、それに決められてよろしいのではないでしょうか
レイナさんでしたら、ステージの上で剣技を披露されてもひと際映えることでございましょう
二次創作をしているお友達にも自信を以てお勧めできますわ

690 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/07/30(Sat) 18:34
>>669(柚葉さん)(つづきでございます)

>竜族の方…ですか。
>河川や湖など、水が豊富な日本では、竜とは水を象徴し水を司る神の化身であるとか。
>紅蓮さんの高野山の開祖、弘法大師空海様は雨乞いのお祈りの際に湖から竜が天に昇り、雨を降らせ渇きに喘いでいたこの国を潤したとの伝説もありますね。
>お嬢様の知る一族の方も、やはり水と関係があるのでしょうか?

わたくしがお会いしたのは、南欧の伝承にもございます『クエレブレ』と称する竜族の方でしたわ
仰るとおり、水の豊かな森や洞窟、源泉を故郷とする方々ですわね
伝承では人と相争うことも少なからずあったとされていますが、わたくしがお会いしたのは温厚篤実な殿方でいらっしゃいました
正体を隠して人界に在り、代々水脈を護って地域の豊穣を支えてこられたそうです
とてもお美しい奥様がいらっしゃいますが、その方は竜族ではなく、水の妖精として知られたシャナ様でいらっしゃったのですよ

日本にも龍神として崇められる方がいらっしゃるそうですわね
とある神社ではご祭神の竜の方が自ら巫女の姿となって神社と村を護り、毎年の豊作を感謝する村の秋祭りの時はその準備のために御自ら当たられるとか
「村民の喜ぶ顔を見るのが何より嬉しい」
そう仰っている…と、そのようなお話をこの街の神社のご祭神様から伺ったのですよ

>そうですね…。好きな作品に関連したサークルの場所をある程度把握しておくことが重要だと思います。
>物見遊山で無計画に行ったとすれば、何処に何があるか、何が行われていて何処で販売されているかが分からずに
>人混みに揉まれて大変な事になりそうです…。
>だって来訪者が数十万人ですから。

今年の夏は既にいろいろ予定がございますから、即売会につきましては来年また考えることにいたしましょうか
いきなり参りましても、雰囲気に飲まれて身動きが取れなくなりそうですわ
ソフィー様のように秋葉原に行っていろいろ見て回れば、いろいろ情報も集められますし、雰囲気にも慣れることが出来ましょう

>余談ですけど、このような同人誌即売会は似たようなものが江戸時代から由来があるそうですよ。

まあまあ、それも興味深いお話ですわね
たいそう、出版文化が栄え、『黄表紙』という漫画的な本が評判だった、と文学史の授業で習いましたわ
なるほど、日本の文化はそうして脈々と受け継がれているのですわね
即売会は日本の伝統文化に触れること
でしたら、いずれは行かねばなりませんわね

691 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/07/31(Sun) 11:51
>>670(柚葉さん)
>…お嬢様の澄んだ御心は、きっとそのミズリーナ湖にも由来しているのでしょうね。
>お嬢様は誠に、その名に相応しい方であると思います。

もう、いけませんよ
昼行燈娘をそう持ち上げないでくださいませ

それを申すなら、柚葉さんこそその御心の気高さは、まだ見ぬ経観塚という地に於いて育まれたものと言うことになりましょう
それがどれほど清らなる土地であるか分かろうと言うものですわ
もちろん、柚葉さんが今こうして街の人々に慕われ、わたくしに勿体ないほどのお世話をしていただいているのは、柚葉さんご自身のお努めに依るものでございますが

>逆さアルプス…それは素敵な光景でしょう。
>まだ母国の逆さ富士を見た事が無い私ですが、一度見てみたいものですね。
>季節的には、どの時期が見頃なのかも気になります。

アルプスの高原の湖でございます
先ず一度訪れるとしましたら、夏が宜しいかと存じますわ
爽やかな涼風が吹き、陽光を浴びて湖も山も空も青く染め上げられてた様は、人間の方々にとっては、心洗われる景色かと存じますわ
湖畔には気管支喘息の子供のためのセンターもあるのですよ
この地が人々の心身を癒すに適しているのでございましょう

またこの湖、冬はスケートを愉しむことも出来ますわ
コルティナダンペッツォオリンピックでは、スピードスケートの会場となりましたくらいですもの

>例えば夏…。涼しげなワンピースと帽子を身に纏ったお嬢様が逆さアルプスを背にして、はにかんでおられる姿を想像すると…。
>同性である私も、思わずドキドキしてしまいますね。

ふっ、なつかしいですわね…
実際夏に参りました時はそうして湖の周囲の遊歩道を散策しましたわ
つば広の帽子をかぶり、パラソルを持って…
白い渚へと少し足を踏み入れて、ひんやりとした水が足を洗うのもくすぐったくて楽しゅうございました
けっこうはしゃいでしまいましたわね
まあ、それがドキドキしていただけるような姿であったかは自信がございませんが…

>>そう、故郷で人間の方たちがわたくしを見て青ざめて怯えたような、トラウマを刻んでしまう恐怖になってしまってはなりませんものね
>そのような事が…。
>お嬢様が、シチリア島などに余り出向く事が出来なかったと仰っていたのも解りますね。

何かの折にふと正体がばれてしまうことがありますので、わたくしにはもうありふれた経験なのですけどね…
わたくし自身、あまり能天気であまり正体を隠そうと気を付けておりませんし
ですが、怖がらせてしまいました相手の方には悪いことを致しましたわね…

でも、良い経験と申すと語弊がありますが、人間と言うもののまことに善き心を持った存在であることが実感できましたわ
我が子を、友を、恋人や連れ添いを、わたくしより懸命に守ろうとする、その心の在り様はとても美しいと思いました
「わたしはどうなってもかまいません。どうか、この子の命ばかりは!」
耳朶を打つその響きのなんと澄んで強いことでしょう
そういう時の人の瞳は、こんなにも強い力を放つものかと気圧されるほどでございましたわ

>でも、そうした見た目やイメージから生じる差別的なものにも負けずに自ら道を切り拓いてこられたのもお嬢様の強さ、気高さなのですね。

もちろん、怯えて忌まれるのは心楽しまぬ、哀しいことではございますが
あのような清い心持つ存在に対して心惹かれてしまい、なおのこと知りたい、近づきたい、そして叶うことならわたくしを分かってほしいと思ってしまうのですわ
何度も申したと思いますが、わたくし我儘でございますから
ええ、誇り高いと言っていただけて嬉しいことではございますが、我儘、それがわたくしの本性でございましてよ?

ですから、柚葉さんに対しましても
もう、子猫のようにゴロゴロとすり寄りたくなりますわね
うふふふ

692 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/07/31(Sun) 23:14
>>672(柚葉さん)
あらあらあら、まあまあまあ…
すごいですわ
もうこんなに綿密なプランを立てられたのですか?
素晴らしいですわね
わたくしも存じております、名所、旧跡、観光スポットが入っているのですわね
さすがですわ、柚葉さん

1日目の嵐山…
わたくしとしましては、渡月橋や竹林の小径(こみち)がまず思い浮かびますわ
そこから、野宮神社…、ここは縁結びの神様がおわしますとのこと
ぜひ、柚葉さんと神父様の良縁を願って…
あら、宗教が違うといけませんかしら?
祭神様にお逢いすることが出来ましたら、お伺いしてみたいですわ

時雨殿というとミュージアムも、できれば参りたいところです
100体もの歌仙人形が鎮座されている、百人一首の強豪として有名な『瑞沢高校かるた部』のグッズがある、そして平安装束着付け体験が出来る、といった素敵スポットだそうですわ

京福電鉄に乗れば、太秦映画村にも足を延ばせますかしら?
あそこは是非とも参りたいところでございます

2日目は祇園…ああ、祇園、何と華やいだ響きでございましょう
高台寺の百鬼夜行展…それは京都の魔族の皆様の集会を再現するイベントということでしょうか?
それは見てみたいですわ
日本に居ります以上、こちらの魔族の方々について知っておくことも大切でございましょう

それに祇園と申せば、舞妓さんの街でございますね
なんでも、『舞妓さん体験』が出来るお店がありますとか
舞妓さん…わたくしも、そして柚葉さんやレイナさんとご一緒に体験したいですわ!

そういえば、北欧はスウェーデンからいらっしゃったオーサと仰るマンガ家の方も舞妓さん体験をなさったと新聞に載っていましたわね…
あの方の体験マンガは可愛らしいので、なおのこと自分でやってみたくなりますね

水族館にショッピング…とてもいろいろな楽しみを堪能できるように心配りしていただいたのですね
本当に嬉しゅうございますわ

お二人のプランで基本的に大賛成でございます
その中でまだ詰められるところは詰められるとよろしいですわね
わたくしも今申しましたように、いろいろ見たいこと、したいことが思い浮かびますので

でも何よりも、お二人とご一緒であることがわたくしの喜びでございます
共に楽しい思い出を作ってまいりたい、心からそう願いますわ

693 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/01(Mon) 09:37
>>658 アーチェロお嬢様
(続きです)

>うふふふ、それはもう…
>いつも落ち着いて大人な柚葉さんが、神父様のことを語るとき、神父様の教会に参られるときの、浮き立つようなご様子を見ましたら、
いくら鈍いわたくしでも気が付きましてよ?

ああ…そういえば、私が教会に出向くのをお嬢様が笑顔で見送る際、お嬢様の髪の毛が一部アンテナの様に尖って、
何やら電波を受信していたような…。恋心電波を受信されていたのでしょうか…?

>よりにもよって雇い主が魔族なのです
>せっかくのご自身の想いを育まれるのを邪魔してしまったりはしなかったでしょうか…?

そ、そんな事はありません!
それにあの方は、人か魔族かという表面的な見方をするような方ではなく、
本質を見据える事の出来る慧眼をもった方ですから…。

>お二人のお気持ちが通じ合いますこと、きっとあの方が仕えていらっしゃる天にまします御方も祝福くださいましょう

>そしてその時には…、お二人のお気持ちの赴くところにその道を定められるのでございましょう
>お二人のその道に幸あれ、と僭越ながら祈らせていただきますわ

ありがとうございます…。
でも、どのような形になろうとも私はあの方の気持ちを尊重したいと思います。
そして想いが通じあえたのであれば、その時は…。

>>661

どれも、有名なシリーズですね。
私も、友人達と共にテレビや映画で見た事がありますよ。
今年、このシリーズの両者の映画の競演が実現しましたね。
以前、お嬢様の所に来られた悪魔の御方が、テーマ曲を歌っていたような…。

余談ですが、確かソフィーちゃん達も灯さん、ひなたさんと一緒にこのシリーズを見てましたね。
灯さんはおっとりしていてもあまり怖がっている様子ではないのに対し、
ソフィーちゃんとひなたさんは、かなり怖がってましたね。

あの時は一人だと怖いので、ソフィーちゃんは皆さんと一緒のお部屋で眠ったみたいですね。
灯さんやひなたさんがいてくれて、幸いしましたね。
あ、でも、灯さんと同居されていなければホラー映画を見る機会も無かったかも…。

…でも、私やお嬢様はともかく、あの子達と一緒の時には見られないですね。
お嬢様の仰る通り、刺激が強すぎますから…。

確かに怖いものは夏の風物詩ですけど、時を選ばせて頂きますね。
申し訳ありませんが、今回は御遠慮させて頂きます。

>>664

まあ、魔法の修行に英国へ…?
今でも、そのような方達の末裔がおられるのですね。
どのような志をおもちなのかは存じませんが、その成果が良き形で実を結ぶ事を願っております。

…でも、親御さんにはきちんと連絡をした方がよろしいですよ?
家出ともなれば、何かと気まずい事もあるでしょうが…。

親とは常に、子どもの幸せと息災を願っているものです。
「親の心子知らず」とも言いますが、御心配をお掛けしたことを気にしていらっしゃるのでしょう?
…だからこそ、その時は思い切って胸に飛び込んでいって下さいね。(微笑)




694 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/01(Mon) 09:45
>>665

少々ズレが生じてしまったようですが、ゾロ目獲得おめでとうございます。
でも、「666」ですか…。

フリューゲル神父様のような、キリスト教徒の立場の方には少々不吉な数字かも知れませんね…。
ごめんなさい、失礼しました。

「魔導書」…ですか?
私には生憎、それをお役にたてる事が出来ませんが…。
久我原さんでしたら有効に活用できるかもしれませんね。

解りました。後でお届け致しましょう。

>>666

どうでしょうね?
吸血鬼の方同士でお互いに血を吸うというのはあまり聞いた事がありませんので、何とも…。

あ…、そういえばソフィーちゃんは、エリーちゃんによく血を吸われていたような…。(汗)
でも、吸血鬼は生きている方の血から生命のエネルギーの様なものを得ているそうなので、
死者に該当するといわれる吸血鬼同士で血を吸っても意味が無いそうです。

…そうなりますと、やはりエリーちゃんの場合はソフィーちゃんに対する一種のスキンシップ、
愛情表現なのでしょうね。(苦笑)
ソフィーちゃんは、少々迷惑されているみたいですが。(汗)

695 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/08/01(Mon) 10:38
吸血鬼「さあさあいらっしゃい!かき氷がたったの110円だよ!」
吸血鬼2「いろんな味があるから見るだけ見てってね!」 

696 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/08/01(Mon) 12:08
>でも、吸血鬼は生きている方の血から生命のエネルギーの様なものを得ているそうなので、
>死者に該当するといわれる吸血鬼同士で血を吸っても意味が無いそうです。
案外そうでもない。同族の血を取り込むことでその力を自分のものにできる奴もいるらしいし



697 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/02(Tue) 23:27
>>673(柚葉さん)

>では、私がお嬢様の家政婦となった経緯について一度お話させて頂きますね。

…そうですわね、一度も伺ったことがありませんでしたわね

考えてみれば不思議でございます
>>57で初めてご挨拶させていただいたとき、お父様の思惑あっての人事と察して少しばかり緊張いたしました
>>64で献血役と承って、さらにお父様の魂胆を知ってすこしばかりさらに警戒心を募らせました
ただし、柚葉さんにというよりお父様に対してでしたわ

…柚葉さんは最初から、フワッとわたくしの心に、いとも軽やかに入ってこられて、それまでずっとそうであったかのように、わたくしの家族の様にお迎えいたしましたわ
この家にいらっしゃった来歴を敢えて知ろうとは思わなかったのです

>丁度その頃、お嬢様のカルミーニオ家の当主様、即ちお嬢様の御父上と
>私の叔母、母とは旧知の間柄である若杉グループの現総裁が仕事上の事でお会いになられていたとか。

まあまあ、あの日本を代表する企業グループの、でございますか!?
企業グループとしても長らく財界のトップにいらっしゃるだけでなく、たいそう古い御家柄と伺っておりますわ
たしか、総裁は…ずい分若くしてその地位に就かれたということ、実家にいたころから聞き及んでおります

>若杉グループの総裁は、国内有数の財閥であると同時にこの国の退魔集団「鬼斬部」を束ねる立場の「鬼斬り頭」でもあるんです。
>立場的にはある意味対立するものになるかも知れませんが、カルミーニオ家は由緒正しき貴族の家柄であり、
>社会的な立場を大いに認められた間柄でもありますから、表の仕事上、そして裏の退魔業の面で
>日本、ヨーロッパにおける様々な面で協力されているそうです。

>私が新たな仕事を探している事は本当に瑣末な事ですが、娘の身を案じる立場として
>家政婦の職を紹介し、それと同時にこの国で献血する立場となってほしいと言われました。

お父様がよりにもよってあの方に相談を持ち掛けられたとは…
それは…その方にずい分とご迷惑をかけてしまいましたが…
ですが、その方が羽藤家にご縁があったおかげで柚葉さんが我が家にお出で下さったのですわね

なんということでございましょう…
それはその方に感謝してもしきれませんわ
柚葉さんとお会いできたことは、わたくしが日本に参りましてよりの最高の宝と申してよいのですから

日本の退魔集団を束ねるお立場の方が、イタリアの有力魔族の長と、協力されているのですね
カルミーニオ家とイタリア政界の長きに渡る交渉につきましては、その一端を存じてはおりますが、日本で左様な人脈が在ろうとは存じませんでした
そして、対立するだけではなく、互いを知り手を携えることもできるということ、とても嬉しいことでございます

わたくしの身を案じてくれていますこと、そのことは父に感謝すべきとの思い…故郷を出奔してより今までになく、素直に感じることが出来ます
ですが…
柚葉さんの貴い血を提供する…献血する立場になってほしい、と頼むのは、やはり娘としていささか憤怒の情を覚えずにはいられないのですが
繰り返しになりますが、柚葉さんのご両親に対しても申し訳なくて…

698 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/02(Tue) 23:28
>>673(柚葉さん)(つづきでございます)

>吸血鬼でありながら、人間と共に生きたいが為に「禁血」を己に課している事…。
>昔から、例え迫害されるような立場になりながらも挫けずに人間と関わろうとする事、人間を知ろうとする事を続けてきた事…。
>そして、吸血鬼という立場を公言しながら学校に通われている事…。
>これだけの事をしているお嬢様を、親御さんとして心配せずにいるわけがありませんと言っていましたね。

…お父様に心配をかけていること、そのことの責はわたくしが負わねばなりないこと
ですのに、柚葉さんの親御様は、父の心配とわたくしの生きてきた在り方を知り、柚葉さんが来てくださることをお認め下さったのですね
その…その、有り難いお気持ち、わたくしはどのように応えたら良いものでしょうか…あまりに有り難くてならないのですわ

>私がこの仕事を受けるか受けないかはあくまでも私の判断であり、その際お嬢様が私の献血を召し上がるかどうかもそれはお嬢様次第という事で、
>話を聞き終えた結果、私はお嬢様の家政婦となる事を決めました。

柚葉さん…、わたくしの幼い頃よりの人と交わることを一心に思っての行動も、父に抗って出奔したことも、わたくしの我儘ですのに…
こんなわたくしをそんなにも認めてくださったこと…、ただこの身の打ち震える歓びと共にただ感謝するほかございません

いえ…、感謝だけではなく…、わたくしは、もうどうしようもなく、貴女のことが好きで…愛しくてならないのですわ
この気持ちも我儘ととっていただいてかまいません
これはただ、わたくしの偽らざる心
誰に認められなくても、まごうことのないわたくしの、わたくしだけの気持ちなのですから

貴女のお気持ちに対して今できますことは、ただ誠の心を以て、貴女の家族として、友として、相応しい自分であろうと努めることだけでございます

699 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/02(Tue) 23:29
>>673(柚葉さん)(さらにつづきでございます)

>その代わり、契約としてはお屋敷で共に生活する中で私の衣食住に関することは全てカルミーニオ家が負担し、
>お給料からそれらが差し引かれる事は一切無いという形になっているんです。

それは…別に特段のこととは申せないかと存じますわ
城館にいたメイドさんも皆そのような待遇は均しく受けていただいておりましたから

メイドさんは基本住み込みでしたから、城館内の個室、あるいは敷地内に戸建ての家で生活していましたわ

今は特にご要望がないとしましても、何か新たにご希望が出てきましたら、どうか仰って下さいましね?

>…余談ですけど、私の叔母には実は守護霊のような立場の可愛い女の子がお守りに宿りながら傍にいて、
>その子の力を維持するために御自身の贄の血を与えているんです。
>ですから、血を与えるという行為には私もあまり抵抗を感じた事は無かったのですよ。

まあ、そうなのですか?
叔母様にもそのような不思議な縁を結んだ方がいらっしゃるのですね
叔母様は…その方と一緒にいらして、そのことを良き絆とお認めになっていたと…?
それでしたら、わたくしにとりまして、とても喜ばしいことですわ

>…でも、不思議なものですね。
>出会い、縁というものは複雑な糸のように絡み合った奇妙なものであると聞いた事がありますけど、
>お嬢様が吸血鬼である事も、そして私の贄の血も、互いに遠い異国の地で育った者同士でありながら
>どこかで繋がっていたのですね。
>この街でお嬢様やレイナさん、そして様々な方々と出会えた事はある意味偶然でもあり、ある意味必然なのかも知れません。
>でも、その出会い全てに私は感謝せずにはいられませんね。


はい、本当に…
それぞれが、血族の長い歴史の中で積み重ねてきた時の流れの末に、このような縁を結べましたこと…少なくともわたくしには、いくら感謝しても足りない縁をいただきましたわ
わたくしが生きて参ったのも、この出会いのためであったかと、ふとそんな風にすら考えてしまいそうです…

人と深い縁を結ぶ…望んでも得られないかもしれない、そう思った長の月日を経て、このような出会いを得てしまったのですから

>伝わってきますね、お嬢様の温もり…。
>そして感じて頂けますか?私の中に流れる血の流れを…。
>目には見えなくても、互いを結ぶ私達の赤い糸…。
>願わくば、終の時まで結ばれている事を願うばかりです…。(微笑)

はい、伝わってまいりますとも
この血の中に普く在るどこまでも清らかで
柚葉さんと私を繋げてくれたな命の煌き…
どれほど、それがわたくしの心を悦びで満たすことでしょう
その一部がわたくしの中に流れ込んだ時より永久に、繋がりの分かち難さは疑うべくもなく
わたくしたちがずっとずっと一緒であることが、わたくしの望みでございますわ


700 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/02(Tue) 23:50
>>678 涼音さん

>解ってんだよ、そんな事は……だけど、先のことは誰にもわからねえ。
>実際、俺は“そういう奴”を何度も見てきた。知り合いにもいたしな……。

>そいつは、人間の世界に馴染んでた……そいつには、人間の友達も大勢いた。
>だがある日、そいつは悪に堕ち……多くの人間達を殺し、貪り喰らった。
>それで結局、俺がそいつを斬る事になってな……。そして、俺に斬られる前……そいつは酷く悲しそうな顔で「すまない」と言ったんだ……。
>元の心を取り戻したんだよ、死に際に……。それで、とてつもなくやるせない気持ちになってな……。

…退魔の役割を担う方の業の深さ、課せられた使命の重さを実感させられますね。
御役目において、私情を挟む事は許されない…。
例え、討伐の対象がどんなに親しき方であろうとも…。

私の知る「鬼斬」の役に就かれている方にも、そのような過去があるそうです。
「退魔」と聞くと悪を討つ正義の味方、と連想しがちですが、決してそのようなものではありませんからね。

全てにおいて、御役目が優先される。
一個人としての己も、私情も、育んだ絆でさえも犠牲にして、それを果たさねばならない…。

涼音さんも常に「己を斬る」覚悟でその御役目に当たっているものと思います。
私に出来ることなど何一つありませんが、せめてこの一時だけの安らぎを…。

(紅茶の一杯を差し出す)

701 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/02(Tue) 23:51
>>680 アーチェロお嬢様

>カルミーニオ家は、広域の吸血鬼を束ねるその立場のため、そして己が存続を確たるものにするため、常に時々の権力、有力な氏族との接触を図ってまいったそうでございます

>イタリアを統一したサヴォイア王家もそうですが、土地に根付いて勢力を得たマフィアともまた無縁ではなかったのですわ

そうですね…。広大な領地と一族を束ねていく事はどの国の方であろうと容易い事ではないと思います。
光の部分と闇の部分、どちらも無視してそれを纏めていく事などできはしない。

闇の勢力との関係とは、表沙汰にすることが憚れるのは仕方の無い事だとしてもそれもまた、「主君」の器なのでしょうね。

お嬢様と共に出向きたいと考えている京都も、今尚その闇は底知れぬものとして市民生活の中にさえ根付いているのだとか…。
(文庫「京都の闇社会」を読んでいます。)

>枯れ木も山の賑わい、わたくしの様な者でも女子がいるというのは、それなりに場を和ます役には立ったようでございます
>気が進まぬながら、パーティードレスを着て、夜会の場で会話を交わしたりしましたが…中々緊張するものでございました

お嬢様、そう謙遜されずとも…。(苦笑)
お嬢様が着飾って社交の場に出られたとなれば殿方の目を引き、さぞや華やいだ雰囲気となった事でしょうね。

…ただ、平穏を常に望むお嬢様の人柄故に、闇社会の方とのお付き合いを致し方の無い事と納得はしていながらも
心中穏やかではいられなかったのでしょうね。

…やはり、良家を背負う立場となる方の気苦労というものが偲ばれます…。

>長女ちゃんは柚葉さんのことが大好きなのです
>モニターとにらめっこしながらたいそうな蓄財をしてくれましたのも、柚葉さんが安心してお買い物が出来るように、と張り切ってのことでございますわ

>何時も優しく、お日様のように温かな微笑みで可愛がってくださるお姉さま
>柚葉さんを見つめる長女ちゃんの眼差しを見ていれば、そう考えているのが手に取るように分かりますわ

そんな…。(照)
そのように言われたら私、照れてしまいます…。(赤面)

でも、嬉しいです…。
立場は家政婦ですから、接する際には公私のけじめをつけて仕事に臨んでいるつもりではありますが、
長女さんにそのように思ってもらえていたという事は、親しみやすい存在として認識してもらえていたという事ですね?

あの子達の言葉、やはり家政婦冥利に尽きます…。

>柚葉さんが作るお料理を本当に美味しそうに食べるのも、その美味しさは勿論のことでございますが −
>「蓄えたお金が、大好きなお姉さまのお役に立っていると実感できるから、こんなに嬉しいことはありません。」
>そう言っておりましたわ

そのように思って頂ける事が、私にとっては一層の励みになります。
だからこそ、家政婦としても、家族としても頑張らなければという気持ちにさせてくれるんです。

>これからレイナさんとお買い物でございますか
>いってらっしゃいまし
>「お二人がお戻りになりましたら、わたしがお茶を淹れて差し上げます!」
>と長女ちゃんが張り切っておりますわ

はい、それでは行って参ります。
私もレイナさんも、長女さんが淹れて下さるお茶、楽しみにしておりますよ。
お土産も持って帰りますから、楽しみにしていて下さいね。


702 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/04(Thu) 00:18
>>689

>取材に当たられたその本の著者は、スーパーのオーナーの方と売り場を回っていてこれをご覧になって、『中々のアイディアだな』と思われたのですが、オーナーの方は一喝されたそうです。
>『このカード、裏が真っ白じゃないか!』
>と…
>お客様へのサービスの余地はまだまだあり、とスタッフに教えたのでしょうね

このオーナーさんの一言、決して他人事ではありませんね。
立場は違えども、私もサービスを、快適さを提供する立場ですから。

まだまだ自分に出来る事は無いか、足りないものは無いか、常に考えながら仕事に励まなくては。
現状に満足してしまえば、進歩は無くなってしまいます。
お嬢様の故郷のメイド長さんからすれば、恐らくはまだまだ私は御指導を頂いたり、足りない部分を指摘される事と思いますし、
だからこそお会いした時に恥ずかしくない立ち居振る舞いを身につけなくては。

>こうして情報の断片を得ても、本当にお颯様に役立つレシピの情報としてお伝えできるのは柚葉さんでなければ出来ることではございません

>本当にありがとうございます、柚葉さん…

こういった事を、私もお颯さんも楽しんでいますからね。
お客さんに喜んでもらえて、そしてお互いに喜びあえる。
そして、お嬢様にも喜んでもらえる…。

次の秋の季節にも、お互いに頑張りますね。

>人間でいらっしゃった方が吸血鬼になる、それまでの人としての生から永遠に切り離されてしまう…
>それだけでもお辛いことでしょうに、吸血鬼になった途端周囲の人間の態度が全く変わってしまうこと、それはどんなにか恐ろしい…、
生まれながらの吸血鬼であるわたくしには己が身では体験できない辛いことでございましょうね

時には襲われて吸血鬼となってしまった方もいれば、かつてのお嬢様の時のように止むにやまれぬ事情をおもちの方もおられるでしょう。
私には、一括りにしてそれらに対する結論を出す事は出来ません…。

>カルミーニオ家のメイドさんにはそのような過去を持った者もおりましたわ
>メイド長より話に聞いただけでございますが

でも、どのような形にせよ人外の存在となる事は、嘗ての自分を失うという事…。
その現実を受け入れ、新たな自分を見つけ出す事が並大抵の事ではないのでしょうね…。

今尚、その現実を受け入れ難く苦しんでおられる方もいるのでしょう。
だからこそ、そのような方達のためにお嬢様の進もうとしている道が新たな道筋をなる事を、私は信じています…。

>レイナさんでしたら、ステージの上で剣技を披露されてもひと際映えることでございましょう
>二次創作をしているお友達にも自信を以てお勧めできますわ

京都旅行と並んで、町内のお祭りでも皆で仮装を楽しめそうで、何よりですね。
男女、年齢を問わず人気のある作品ですから、レイナさんがステージに立った時の反応が楽しみです♪
ちょっと、知り合いの剣道部の人にも声をかけて見たくなりましたね。

迫力のある殺陣が、披露出来そうです。

もしあの恰好でレイナさんが京都を歩いていたら、さながら幕末の志士ですね。


703 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/04(Thu) 23:06
>>674(雪姫様)

>おっはよー…。もうすぐ7月も終わりだねー。

はい、おはよう様でございます
盛夏の候でございます
日本の夏は如何でございましょうか?
イングランドに比べてずい分と暑気も激しいことと存じます
どうか、お体をご自愛になってお過ごしくださいませ

>8月かぁ・・。(遠い目)太平洋戦争の終結には裏で久我原家が関わっているし・・。
>あたしもいろいろ根回ししたよ・・。
>はぁ・・。あれは遠い思い出だよー。

まあ、そうでしたの?
では、当時は日本にいらっしゃったのですか
日本にとってはまことに辛く苦しい夏であったことでしょう
貴女様のご一族が秘密裏に平和のために努力なさっていたとは存じませんでした

砲声や爆音が已み、人々が新たな道を歩みだされたことをさぞや深い感慨を以てご覧になっていたのでしょうね

わたくしの生国もまた同じく専科に見舞われました
まことに哀しい時代でございましたわね
わたくしの為し得たことなど、貴女様に比べれば些少でございましたが、平和により人々が新たな希望を見出した日を思い出しますと、まことに嬉しさがこみ上げてまいりますわ


>>682
わたくしの知己を自称なさりながら一向に名乗りを上げられない方に関わるつもりはございません


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

では、久しぶりにこちらの街でお守りいただきたい三箇条を掲げさせていただきます

・誹謗中傷、セクハラ、名無しさん同士の会話等は禁止します。
 荒らしと思われる発言は無視して下さい。

・同じ質問や話題の繰り返し、意味不明の発言等も極力控えて下さい。

・他の方の話題や質問に乗るのも控えて下さい。


皆さま、何とぞよろしくお願いいたします…

704 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/04(Thu) 23:07
>>684(柚葉さん)

>くすくす…知っています。あのシリーズ、私も小さい頃読みましたよ。
>あの「ナンセンス」さを売りにした「王さま」シリーズですよね。

あらあらまあまあ、柚葉さんもあの童話をご存知でしたのですね?
それは嬉しゅうございますわね
と申しますか、わたくしよりお詳しいのですわね

わたくしは『ぞうのたまごのたまごやき』のみを故郷の城館で、日本語のお勉強もかねて読んだだけなのですよ
左様でございますか、教科書にも掲載されているなんて、とても親しまれているのですね
あの、ナンセンスでしかも大らかな、読んでいてふんわりとした心地になれる物語、きっと多くの方の心を和ませてくれているのでしょうね

>お嬢様に触発されて、この作品を私も読み始めたのですよ。
>それまでは、タイトルを聞いた事があるだけで内容は知らなかったのですが…。
>吸血鬼の方がヒロインだと知って、驚きましたね。
>今後の展開を、私もじっくり楽しませて頂きます。

まあ、あの作品を読み始められたのですか…
それもまた嬉しいことでございます
なんと申しましても、吸血鬼でありながら、あのように人の中に溶け込んで暮らしている方のこと、わたくしとしましては共感するところが少なくないのですよ

作品の受け取り方は人によりまして千差万別のことでございますが、柚葉さんを楽しませてくれる作品でしたら、わたくしにもなお一層素敵な作品となりますわ

>ふう…………。(溜息)
>演劇は私も好きで、小中高を通して学校で見たり、地域の文化施設などで見た思い出が多くあります。
>演劇に懸ける役者さん達の情熱は少なからず感じ取っていて、お嬢様の学校の演劇部の部長さんも
>きっと将来的な目標を抱きながら、青春をかけて情熱を注いでいたのでしょうけれど…。
>お嬢様を慕う者の一人として眉をひそめてしまうと同時に、そのような言動は自分で自分の品格、品性を貶めてしまいます。
>部長さん自身のためにも、するべきではありませんでしたね。

…申し訳ございません
このようなお話、柚葉さんをご不快にさせてしまいましたわね
わたくしったら、簡単に予想がつくことですのに、斯様にペラペラと…

>…本当のプライドというものは、御自身の胸の内に秘めておくものだと思います。
本当に柚葉さんの仰るとおりですわね
部長様のお言葉からは演技するご自分、部員皆で舞台を作ることへの強い意気込みと誇りが感じられましたが、同時に些か上滑りの勇み足、要らぬ昂ぶりが、その気高さを損なって残念の体でございましたわ

いけませんわね、わたくし、その場ではボーっとしてしまいましたわ
何しろ、ハンターでも退魔師でもない一般の人間の方が、あのようにわたくしに食ってかかられることに驚いてしまって…、そして少しばかり感心してしまったのでしたわ

あの後、軽部様からも言われてしまいましたわ

「カルミーニオさんが、あんなこと言われて…いいはずがないの
 もっと…、怒っていいことなの
 わたしも…怒るけど
 カルミーニオさんも…遠慮…すること…ない…」
…と、お友達の陰から、ちょっと悔し気に

軽部様にも要らぬ負担を掛けてしまいましたこと、本当に申し訳なかったですわ
これからは、言うべきことは言うように努めますわ

もっとも、部長様も悪い方ではないのですよ
後から追っかけてこられた副部長様にきつく叱られて、ぎごちないながら謝ってらっしゃいましたから

柚葉さんは、いつも毅然として仰ることは筋を通されていて、いつもすごいな、と思っておりますわ
やはりお姉さまと申しますか、そんな強さも素敵でございます…
>>334でシスター様に断固として、その思うところを力強く言葉にされたあの時のこと…思い出すたびに憧憬の溜息が漏れてしまいますわ…

>メイド長さん…。手厳しい方であるのと同時にお嬢様が立派な当主になられる事を望んでおられるのでしょうね。
>厳しさは、そのための愛情の裏返し…。
>ならば、私もお嬢様の傍にいるのに相応しい者として認めて頂けるように頑張ります。

わ、わたくしにはもう、相応しいと申すより、もったいないほどの方なのですけれど
柚葉さんは…
今日の演劇部長様の一件といい、わたくしこそメイド長から
「柚葉さんに相応しい雇い主になれるよう、もっと頑張りなさいませ!」
と叱咤されてしまいそうですわ…


705 名前:久我原雪姫 ◆H7AOSnow 投稿日:2016/08/05(Fri) 17:46
うん。トリップこれであってるかなー・・。
専ブラ変えたからトリップ移行するの忘れてたよー・・。
>703 アーチェロさん
1945年のあの夏に比べるとまだましー・・。
あの時は日本を終戦に導こうと裏で必死に駆けずり回ってたからねー・・。
あの当時はほんとにあつーい夏だったよー。


706 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/07(Sun) 00:09
>>690-691 アーチェロお嬢様

>わたくしがお会いしたのは、南欧の伝承にもございます『クエレブレ』と称する竜族の方でしたわ
>仰るとおり、水の豊かな森や洞窟、源泉を故郷とする方々ですわね

やはりそうでしたか。
竜族というのは、東洋、西洋を問わずやはり水に纏わる種族なのですね。
シャナさんについても初めてお聞きした方だったのですが、強引な求婚者から逃げてきた時にクエレブレの方と出会ったのがきっかけであるとか。

「貴女さえいてくれれば、他に何も望まない」ですか…。
ふふっ、女性にとっては、最高の一言なのかも知れませんね。
御二人が今尚仲睦まじくいらっしゃるのであれば、本当に嬉しい事です。

>村民の喜ぶ顔を見るのが何より嬉しい」
>そう仰っている…と、そのようなお話をこの街の神社のご祭神様から伺ったのですよ

何時までも、そのように私達人間と共にあろうと思って下さるように私達は感謝と畏敬の気持ちを忘れてはなりませんね。
どんなに文明とその利器が発達しようと、自然の恩恵なしには決して私達は生きてはいけない。
八百万の神々と共に歩み続けるこの国の在り方に理解を示して下さり、本当にありがとうございます。

>今年の夏は既にいろいろ予定がございますから、即売会につきましては来年また考えることにいたしましょうか
>いきなり参りましても、雰囲気に飲まれて身動きが取れなくなりそうですわ

そうですね…。日本を代表するサブカルチャーの一大イベントではありますが、来場者の数と熱気、加えてこの猛暑となれば
やはりお嬢様のお身体が心配です。
…あの子達も、それ程の数の人混みに揉まれては楽しむものも楽しめないでしょうから…。

もし次の機会があれば、その時は綿密な計画を立てることに致しましょう。

>爽やかな涼風が吹き、陽光を浴びて湖も山も空も青く染め上げられてた様は、人間の方々にとっては、心洗われる景色かと存じますわ
>湖畔には気管支喘息の子供のためのセンターもあるのですよ
>この地が人々の心身を癒すに適しているのでございましょう

>またこの湖、冬はスケートを愉しむことも出来ますわ
>コルティナダンペッツォオリンピックでは、スピードスケートの会場となりましたくらいですもの

まあ、オリンピックの会場にもなった事があるのですか?
それと、子ども達のの保養のための施設もあると…。
正に、「静」と「動」の側面をもった場所なのですね。

スケートは私は未体験なので…。
よろしければ、お嬢様やレイナさんに教わりたいものですね。

>実際夏に参りました時はそうして湖の周囲の遊歩道を散策しましたわ
>つば広の帽子をかぶり、パラソルを持って…
>白い渚へと少し足を踏み入れて、ひんやりとした水が足を洗うのもくすぐったくて楽しゅうございました
>けっこうはしゃいでしまいましたわね

お嬢様のお話を聞く限り、過ごすのは夏の方が良いかも知れませんね。
…特別苦手という訳ではありませんが、やはり、寒いのは若干苦手なので…。(汗)
でも、私もお嬢様と一緒にはしゃいでみたいです。
…あの子達もいっしょであれば、本当に心弾む一時になりそうですね。



707 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/07(Sun) 00:39
(続きです)
>>691-692 アーチェロお嬢様

>でも、良い経験と申すと語弊がありますが、人間と言うもののまことに善き心を持った存在であることが実感できましたわ
>我が子を、友を、恋人や連れ添いを、わたくしより懸命に守ろうとする、その心の在り様はとても美しいと思いました

ええ…大切な方を失う事は、御自身の命を失うよりも辛いことです。
無論、そのような思いをしたくはないし、させたくもないのですが。
でも心のどこかで、そのような「無償の愛」を持ち続けていたいとは思います。

ただ…やはり相手を理解しようとするだけの心の余裕はもっていたいですね。
お嬢様にとっては人間の「善」なる部分を理解する機会にはなっても、やはりその御心の中に哀しみを抱いてしまう事は必然ですから。

…だって、お嬢様が出会った方々をその牙にかけようとしたわけではなく
お嬢様を目の前にした方々が思い込みを抱いてしまっただけの事ですからね。

>何度も申したと思いますが、わたくし我儘でございますから
>ええ、誇り高いと言っていただけて嬉しいことではございますが、我儘、それがわたくしの本性でございましてよ?

>ですから、柚葉さんに対しましても
>もう、子猫のようにゴロゴロとすり寄りたくなりますわね
>うふふふ

では、お嬢様の御心のままに、存分に我儘になって下さいね。(微笑)
暑い日が続いて、お疲れかと存じます。
…よろしければ、膝枕致しますか?

今、手元に近所の商店街で頂いた団扇もあります。
扇いで差し上げますから、ゆっくりとお休み下さい。(微笑)

…あら?お嬢様、もう眠ってしまわれたのですか?
ふふっ、可愛らしい顔で眠っておりますね。
普段の「美しさ」とは異なる魅力に溢れています。
では、今宵は暑さを忘れて安らぎの中に…。

>1日目の嵐山…

「野宮神社」は私も初耳です。
わざわざ私のために…ありがとうございます。

はい、渡月橋は嵐山の名物の一つでもありますね。
朝涼しい時に、ホテルから出てゆっくりと散歩するのが宜しいでしょう。
夜の風景と川のせせらぎも、また風情を感じさせてくれると思います。

>京福電鉄に乗れば、太秦映画村にも足を延ばせますかしら?
>あそこは是非とも参りたいところでございます

少し調べてみたのですが、京福電鉄からは若干離れているようです。
多少乗り継ぐ形になりますので、人数の事を考えるとホテルからはタクシーの方が宜しいかも知れませんね。
それから、太秦映画村は最終日にしてもいいかと思います。

17時閉館なので、初日は少々楽しむには時間が足りないかも知れません。
あの子達が楽しんで、お土産などを選ぶにもホテルからチェックアウト後にすぐ向かわれた方がよろしいかと思います。

多少は混んでいるかも知れませんが、多少であればそれもまた良き賑わいとなる事でしょう。
私も、楽しみです。

>それに祇園と申せば、舞妓さんの街でございますね
>なんでも、『舞妓さん体験』が出来るお店がありますとか
>舞妓さん…わたくしも、そして柚葉さんやレイナさんとご一緒に体験したいですわ!

はい、それはもう…。(微笑)
三人で体験できたとなれば、最高の思い出となるでしょう。
私も、お嬢様とレイナさんの舞妓姿、是非とも見てみたいです。

オーサさんの漫画は、一度友人に見せてもらった事があるのですよ。
絵柄も内容も可愛らしくて、微笑ましかったですね。
是非これからも、日本を楽しんでもらいたいです。

>でも何よりも、お二人とご一緒であることがわたくしの喜びでございます
>共に楽しい思い出を作ってまいりたい、心からそう願いますわ

はい、私もレイナさんも既に準備は万端です。
後はお嬢様のご予定次第…。何時でも御一緒させて頂きます。

708 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/07(Sun) 10:04
>>685(柚葉さん)

>はい…。そしてサクヤさんも、叔母から贄の血を…。
>叔母の周りには、母やサクヤさん、そして良き友人となった若杉グループの現総裁、
>傍らでお守りに宿る妖の娘…。
>多くの方が、その血と絆で結ばれているのです。
>そして、血だけでなく絆そのものも…。

叔母様が結ばれた様々な絆
伺えば伺うほど、その強くまことの縁に結ばれた絆の素晴らしさに心打たれます

殊に、その縁の淵源に贄の血が正に赤い糸となっていますことに、胸が打ち震えてしまいますわ
人が人を活かすための術として血を分かち、その血を享けた者もまたそれに籠められた赤誠をゆめ忘れることなく、自らの誠情を以て応える…

人間界に於いて、血が左様な絆とされてまいった、少なくとも柚葉さんのご一族やご友朋にとってはそうであったこと
一方ならぬ感慨と同時に、我が身を顧みて恥ずかしさを覚えますわね

長の年月に渡り、一族を上げて人様より血をいただくことを続けてまいりましたのにも関わらず、その行為を人との絆を結ぶよすがとする
左様な考え方をする者が、果たしてどれだけいたでしょう
いえ、わたくしにしましても、そのことにずっと思いが及んでいませんでしたわ

わたくし個人は「禁血」をしていても、そして幼い頃より人の輪の中に飛び込んで参りましたとしても、種族として吸血を為すがゆえの互いの隔たりは宿命的なものと思わずにはいられませんでしたから

>それらが今はお嬢様やレイナさん、そしてお嬢様の一族とを結ぶものになっていく事を
>私も願っております。

人の血を贄として参りました一族の者ととして、それはとても恋い焦がれるばかりの在り様でございますわ
大切な命の雫をいただくことで、それに報いるためのどれだけのことが出来るか?…それはわたくしにとりまして、どうしても解いて参りたい『問い』でございます

…そういえば、フィドゥーチャから…ああ、わたくしが母親ともども眷属にしてしまいました元人間のメイドから暑中見舞いが参ったのですよ
日本にその様な風習がある、と昔わたくしが申したことを覚えていてくれたのですわ
その中に、暑中見舞いらしからぬ言葉がございましたの

『わたしは家臣である以上に貴女の友達であったこと、そのことを忘れたことは一度もない。
友としてあなたと同じ時間を生き続けることが出来るようになった、そのことはわたしの喜びだった。
そのことはアーチェロにも分かっていて欲しい。』

わたくしが鈍くて、大切なことは言ってやらないと分からないだろう、そう思ったのでしょうね…
わたくし手紙を胸に抱きしめて…しばらく何も申せませんでしたわ

此度の経観塚…そこにお住いの柚葉さんのご親族の方々とお会いできることで、皆様方の絆をよりよく知りますこと、それは鈍いわたくしが少しでもマシになれます機会といたしたいです…

>…実は、叔母が幼き頃封じられた蛇神の封印が綻びかけた時、その役割を担ったのは私の母なのです。
>その別れの辛さと共に、叔母は母に関する記憶も封じられてしまったそうです。
>ですが、月日が巡り、訪れた再会と巡り合い、封印と贄の血を巡る戦いの中で
>叔母は嘗ての記憶を取り戻し、生き別れた叔母の双子の兄が、母とオハシラサマの役目を代わり
>今に至っているのだとか…。

お母様がその身を挺してオハシラサマに…
人としての生を封じて左様な役目を自らに引き受けられる
そのお志のなんと気高いことでございましょう
なのに、叔母様のその記憶が封じられてしまいましたことは、とても辛いことでございましょうに
それでもそのお役目を貫き通されたなんて、どれほど叔母様…妹を愛しておられたことか分かろうと申すものですわ

その尊き愛の結果、今柚葉様がいらっしゃることを思えば、わたくしもお母様や叔母様にどれほど感謝いたしたいことか

お母様、叔母様、それにそのお兄様…叔父様とももうすぐお会いできるのでございますね
いろいろなことを伺いまして胸いっぱいのこの気持ち、どのようにお伝えしたら良いものか、困ってしまうほどでございますわ


709 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/08/07(Sun) 11:21
『今日のアーチェロちゃん』というタイトルで観察日記を付けてみた

710 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/07(Sun) 19:23
>>686(柚葉さん)
>確かに…価値観は人それぞれでしょうけれど、同年代の子達には羨ましく思えてしまうでしょうね。

そのようでございますね…
わたくしとしましては、クラスメイトのどの方のお胸も、美しい曲線を描いたふくよかな美しさだと思うのですが
…といくら言葉を費やしても納得できないものなのでございましょうが

>実際に私も小さい頃、母やサクヤさんみたいになりたいと思った事はありましたから。(汗)

今は柚葉さんもこうして立派に、そしてお美しくお育ちなのです
クラスメイトの方も焦ることは無いと存じますわ

ですが、過去に女性が肌を晒すことを破廉恥とされた時代を思えば、美しい肌を誰もが披歴できる今の世はとても良いと思うのです
それぞれの曲線美の素敵なことを、皆さまもっと自信を以てご披露いただきたいものでございます

お母様やサクヤ様も豊かな胸でいらっしゃるのですね
いずれは共に水浴の場でご一緒させていただきたいですわね

>私が試着した後レイナさんも試着されたのを見たのですが、私も、友人も、圧倒されましたね…。
>お嬢様のお言葉をお借りするなら、正に「眼福」…。
>同性でありながら、私も視線を逸らす事が出来ませんでしたね。

左様でございましたか
レイナさんがそうして積極的に水着をお召しになったのは誠に喜ばしいことですわ
わたくしを護ることを第一義として、常時武器を携行することを旨としてこられたのです

それが柚葉さんのことを思われて、水着で浜辺にいらっしゃると仰るのですから
わたくしの自衛の力を信頼していただけたのか、この国の治安に安心されたのか
いずれにしましても、そうして普通の女性としての振る舞いを良しとされるようになりましたこと、慶賀に堪えませんわ

>友人が、
>「これで柚葉の所のお嬢様まで揃ったら、そんじょそこらのアイドルユニットでも太刀打ちできないよ。」
>と言ってましたね…。

あらあらまあまあ、何とも勿体ないお言葉でございます…
柚葉さんとレイナさんの水着姿に対し、気後れしないよう、何とか奮起しているところでございますのに
ましてや、アイドルユニットと比較されますのは面映ゆいですわ

…もしも、アイドルなるものに我が身を置くなどという大胆極まりないことをいたすとしましたら…それはこの街、この地元に貢献することを目的としてのこと以外考えられませんわ
今は日本各地でローカルアイドルなるというものが活躍していると聞いております
徳波市や流川市のローカルアイドルは、たいそう人気でありますとか

いえ、もちろん仮定に仮定を重ねてのお話でございますわ
わたくしなどお呼びでないのは承知の上のざれ事でございます
この街にも市民フェスタに登場されるローカルアイドルがいらっしゃいますし、そうした方々を応援するのがわたくしの為すべきことと存じております

>そんな事はありませんよ…。御自身の魅力とは、御自身では気付いていないものです。
>それと…お恥ずかしい事を口にしてしまうかも知れませんが、私も見てみたいです、お嬢様の水着姿…。
>今度商店街に行った際、例のお店で選ぶ事に致しましょう。

ありがとうございます
柚葉さんの曇りの無い瞳でそう仰っていただけるのは、とても励みになりますわ
無闇に『わたくしなど』と申してばかりでは、そのお心より外れてしまいましょう
少しでも…自信を持ってまいりたいと存じますわ
では、勇気を出して水着を買いに参りますわ

…どうか、ご一緒してくださいまし
わたくしの水着姿につきまして、忌憚なきご感想をお聞かせくださいね
レイナさんもどうかご一緒に…
ああ、胸の鼓動が…高鳴ってなりませんわ

711 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/07(Sun) 19:42
>>695

…あらあら、随分と良心的なお値段で販売しているのですね。
でも、商売としては大丈夫なのでしょうか?

…成程、比較的小さいカップで販売しているみたいですね。
あの御値段であの量でしたら、気軽に買いに来る方も多いようです。
一人で、平均して2杯は買っていますね。
訪れるお客さんの、回転力で勝負という訳ですか。

この暑さですから、次から次へとお客さんが気軽な涼を求めて買いに来ていますね。
では私も、レイナさんと共に御相伴に預からせて頂きましょう。

…あら?お嬢様?丁度良い所に…。
しかも使い魔さん達も一緒とは、実にタイミングが良いですね。
あそこのかき氷屋さんで、同族の方々が頑張っているみたいですよ。
私達も、少し涼を取らせて頂きましょう。

>>696

>案外そうでもない。同族の血を取り込むことでその力を自分のものにできる奴もいるらしいし

そうなのですか?もしかしたら、>>54の方のように、戦いに生きる方でしたら
そのような力をもっていても不思議ではないですね。

…でも、私の知る吸血鬼の方々は、お嬢様を初めとして戦いとは無縁の平穏な日々を望まれている方が多いですね。
ソフィー・トワイライトちゃんも同様に。

ですが、貴方の仰るような力の持ち主の方達は、同族の平穏の為に敢えて過酷な戦いと運命に
身を投じているのかも知れませんね。
そのためにも、必要な力なのでしょう。

その苛酷さを私には知る由もありませんが、いずれそのような方達にも平穏が訪れることを願っています…。



712 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/07(Sun) 19:42
>>697 アーチェロお嬢様

>…柚葉さんは最初から、フワッとわたくしの心に、いとも軽やかに入ってこられて、それまでずっとそうであったかのように、わたくしの家族の様にお迎えいたしましたわ
>この家にいらっしゃった来歴を敢えて知ろうとは思わなかったのです

既にレイナさんがいるにも関わらず、お嬢様も私の事を自然に受け入れて下さいましたね。
そして、人間である私が此処で働くとなれば、自ずと来歴も気になろうというもの。
それでも、お嬢様はそれを詮索することなく、「家族」として受け入れてくれた…。

…私は、本当に嬉しかったですよ。
無論私も、御尋ねになるのでしたら包み隠さずお話するつもりではいました。
ですが、「禁血」を貫いているお嬢様と、娘の身を案じておられる旦那様…。
双方の事を思いますと、口にするには少々躊躇うものがあったのも本音です…。

>なんということでございましょう…
>それはその方に感謝してもしきれませんわ
>柚葉さんとお会いできたことは、わたくしが日本に参りましてよりの最高の宝と申してよいのですから

…少々御学友の方々や、御近所の方々には失礼かも知れませんが…。
「人間」の立場として、最もお嬢様に身近に接する事が出来て、それをお嬢様も自然に受け入れてくれた…。
このお屋敷で共に生活する中で、その事に私も喜びを感じずにはいられませんでした。

>日本の退魔集団を束ねるお立場の方が、イタリアの有力魔族の長と、協力されているのですね
>カルミーニオ家とイタリア政界の長きに渡る交渉につきましては、その一端を存じてはおりますが、日本で左様な人脈が在ろうとは存じませんでした

詳しくは存じませんが、きっと旦那様も一族のために、そしてお嬢様のためにも自らの一族と人間との関わり方に
長きに渡り御心を砕かれてきたのだと思います。

そしてこの国におきましては、人と魔は時として対立することはあろうとも、互いの共存の立場を理解して
その歴史と共に歩んできた事に旦那様は御理解を示しているのだとも思います。
それは、「鬼斬り頭」である若杉家も同様…。
だからこそ、共に歩む道を選ぶ事が出来たのだと思います。
…お互いを知る事無しには、何も生まれてはこないのですから。

>柚葉さんの貴い血を提供する…献血する立場になってほしい、と頼むのは、やはり娘としていささか憤怒の情を覚えずにはいられないのですが
>繰り返しになりますが、柚葉さんのご両親に対しても申し訳なくて…

いえ…そんな…。旦那様は、お嬢様の御父上は、私にそのような立場を強制したわけではありません。
今の私の立場と仕事を受けるか受けないかは、あくまでも最後は私の判断によるものなのですから。
旦那様は、お嬢様の身を案じながらも全ては私が決めてほしい、と仰っていました。

…私は、私の意思でこうしてお嬢様にお仕えする立場にあるのです。
そして、その事に喜びさえ感じているのですよ。
お嬢様が気に病むことなど、何一つありません…。


713 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/07(Sun) 21:58
>>698

>…お父様に心配をかけていること、そのことの責はわたくしが負わねばなりないこと
>ですのに、柚葉さんの親御様は、父の心配とわたくしの生きてきた在り方を知り、柚葉さんが来てくださることをお認め下さったのですね
>その…その、有り難いお気持ち、わたくしはどのように応えたら良いものでしょうか…あまりに有り難くてならないのですわ

親が子を想う気持ちは、如何なる種族であろうと違いはありません。
そして…私の両親がお嬢様の御父上の心情に理解を示したのも、
同じ親としての立場故…ですね。

もし、お嬢様や私がその気持ちに応えることができるとすれば…。
それは、共に息災でこの日常を歩み続けること…。それが一番だと思います。
お嬢様は社会的にも、そして種族としてもやんごとなき立場故に、悩まれる事も
時として壁にぶつかることもあろうかと思います。

そのような時、レイナさんや私がその心情を理解し、支えていける間柄である事が大切ですね。
深まった絆が掛け替えの無いものとして、私達を結び付けるものとして歩んでいけることを願わずにはいられません…。

>いえ…、感謝だけではなく…、わたくしは、もうどうしようもなく、貴女のことが好きで…愛しくてならないのですわ
>この気持ちも我儘ととっていただいてかまいません
>これはただ、わたくしの偽らざる心
>誰に認められなくても、まごうことのないわたくしの、わたくしだけの気持ちなのですから

それは…私も同じですよ、お嬢様…。
私も、お嬢様の事が、貴女の事が、大好きです…。
家族として、友として…いえ、そういった枠にも捉われない、掛け替えの無い存在として…。

出会いというものは、いつでも唐突かもしれません。
でも…お嬢様の事を聞かされて、私は思いました。
お嬢様が人間の事を知りたいと思ったように、私もお嬢様の事を知りたいと思ったのです…。
そして、お嬢様の事を深く知る度に、その想いもまた強まっていきます…。

一度はお嬢様に哀しい思いをさせてしまいましたが、あれもまた、一つの切っ掛けになったのかも知れませんね…。
私達を結んだ赤い糸が、終の時まで共に結ばれている事を信じ、共に歩んでまいりましょう…。
この絆もまた、お嬢様と私だけのものなのですから…。

714 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/08(Mon) 23:39
>>699

>今は特にご要望がないとしましても、何か新たにご希望が出てきましたら、どうか仰って下さいましね?

…お気遣い、誠にありがとうございます。
少なくとも、今は何か改善等を希望する事はありません。
もし新たに希望が出てくるような事がありましたら、その際には宜しくお願いします。

>まあ、そうなのですか?
>叔母様にもそのような不思議な縁を結んだ方がいらっしゃるのですね
>叔母様は…その方と一緒にいらして、そのことを良き絆とお認めになっていたと…?
>それでしたら、わたくしにとりまして、とても喜ばしいことですわ

はい…最初は確か、蛇神の使い魔として、叔母の血を狙う鬼としての存在であったらしいです。
叔母も二回程、その血を吸われてしまったとか。
…ただ、その際にその娘と叔母の意識が同調し、主である蛇神の思惑を知ることになり、
叔母の優しさに惹かれて消えゆく筈だったその身をお守りに宿され、 救われたそうです。
…少々素直じゃないのが玉に瑕ですが、本当は叔母の事を今尚大切に想っているんですよ。

その守護霊の娘ですが、若杉の総裁によればその出自は貴族の藤原氏の家の一つであるとか。
…ただ、病弱で双子という事で忌み子として育った事が、鬼となる一因ともなってしまったそうです…。
その娘をも救った叔母の優しさは、私の母と同じものだと思います。

…そういえば、叔母が高校の京都の修学旅行の際、名前の雰囲気が似たクラスメイトと間違われて営利目的で誘拐されるという災難に見舞われた際、
その娘のお陰で誘拐犯達から救われたそうです。

これから私達も京都に向かう訳ですが、私もくれぐれも用心しなければいけませんね。

>はい、伝わってまいりますとも
>この血の中に普く在るどこまでも清らかで 柚葉さんと私を繋げてくれたな命の煌き…
>どれほど、それがわたくしの心を悦びで満たすことでしょう
>その一部がわたくしの中に流れ込んだ時より永久に、繋がりの分かち難さは疑うべくもなく
>わたくしたちがずっとずっと一緒であることが、わたくしの望みでございますわ

……………。
ぎゅっ………。

(お嬢様の背中を、優しく抱擁しています。)

715 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/08(Mon) 23:59
すみません、>>714は、>>699への返答になります…。

>>705 久我原雪姫さん

まあ…久我原さんの家は、日本の終戦に貢献されていたのですね?
確か、日本には広島、長崎に続く新たな悲劇が起きる可能性もあったと聞いた事があります…。
そのような更なる悲劇を食い止める事に貢献されていたとすれば、感謝の言葉もありません…。

そして、その後の復興にも御力を尽くされたのでしょうね。
その時に想いを馳せるのであれば、その後に生まれた私達はあの時の悲劇を繰り返さぬ為のたゆまぬ努力を
一丸となって続けていかねばなりませんね。

>>704

>あの、ナンセンスでしかも大らかな、読んでいてふんわりとした心地になれる物語、きっと多くの方の心を和ませてくれているのでしょうね

はい、私が初めてこのシリーズを読んだのは物語形式のものではなく、「あいうえおうさま」という
子どもが「あいうえお」を気軽に覚えるのに適した絵本でした。
「あ」ならそのページに「あ」の付くものが色々と描かれたりしていて、または文章もすべて「あ」で始まる形式になっているという
実にユニークな本でした。(笑)

このおうさまのシリーズが、絵本形式になっているのを知ってからは色々と読みましたね。
面白そうなものがあれば、一度あの子達にも読み聞かせてあげることにしましょう。

>作品の受け取り方は人によりまして千差万別のことでございますが、柚葉さんを楽しませてくれる作品でしたら、わたくしにもなお一層素敵な作品となりますわ

ええ、読んでいる途中、時には思わず笑いを堪える展開もあったりして…。くすくす…(笑いを堪えています)
時に心温まる展開もあれば、笑ってしまいたくなる展開もあり、見ていて飽きませんね。
ソフィーちゃんたちの物語に続いて、実に良き作品を紹介して頂き、ありがとうございます。
もし私も見つける事が出来ましたら、紹介させて頂きますね。

(すみません、本日はここまでになります。)

716 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/09(Tue) 22:23
>>687(柚葉さん)

>あらあら…。確かにそれでは、軽部さんのような可愛らしい方でも、職務質問になってしまっても無理は無いですね…。(苦笑)
>でも、そのようにお互いに笑い合えるようになれた事は、私にとっても嬉しい事です。
>お互い焦らず、急がずの距離の縮め方が、確実に実を結びつつあるという事ですね。

この一件以来、文字通り距離がずい分と縮まりましたわ
10mくらい離れて歩いていらっしゃったのが、一気に5mくらいに…
通学路の途中に交番がございますが、婦警様もわたくしたちの間隔を見てうんうんと頷いていらっしゃました
心の距離も縮まったのではないか、と思えるのですよ

>夏休みは町内のイベントも色々とありますし、その中で軽部さんとお会いする機会があるかも知れません。
>その時は、互いに良き思い出が作れる事を願っています。

はい、それでございますが、>>570で申しておりましたこども会の肝試し、軽部様もご参加になるそうでございます
軽部様のお母様が子ども会の役員をなさっているため、ご自分の娘にも協力願ったのだそうです

軽部様はまだ何に変装なさるか考え中のようでございます
ぜひ何か協力させていただきたいですわ
今週催されます嵐電妖怪電車に乗ることが出来ましたなら、そこで見たことをお伝えすることも出来ましょう
それに、嵐山駅では妖怪仮装セット・グッズの販売が行われるそうですから、何かお土産を買ってお持ちしたいと存じますわ

◇◆◇◆◇◆◇◆

>はい、それはもう…。
>お嬢様と私が血の絆で結ばれるきっかけとなり、私の傍にいて下さったあの時に…。
>お嬢様に心配をかけてしまった事は申し訳ありませんが、あの時の安らいだ気持ちは今もこの胸の中に残っています…。

いえいえいえいえ!
お待ちくださいな…
あの時のことを思うと、本当に胸が痛みます
わたくしのせいで柚葉さんにまで血を流させてしまったのです
わたくしが傍にいて寄り添わずして何といたしましょうか

確かにあの時は、わたくしが柚葉さんとの絆をしかと頂きました忘れがたい時でございました
ですが…ですが、二度と柚葉さんを傷つけることは嫌でございます
大切な方が傷つける恐ろしさを分からずしては、柚葉さんが感じられた安らぎを我が事と喜ぶ資格すらないではございませんか…

男女がエンゲージリングを交わすことだって、一生に一度と思えばこそ、それは掛け替えのない貴重なものになるのではありませんか
い、いえいえ、別に柚葉さんに対してそのような感情を抱いているとかそういうことではございませんが

これから柚葉さんと寄り添うのは、もっと心穏やかに日々の中のことといたしたいですわ…


717 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/09(Tue) 22:24
>>687(柚葉さん)(つづきでございます)

◇◆◇◆◇◆◇◆

>いずれはお嬢様にも、素敵な出会いが訪れる事を私も願っています。
>でも、その時も出来ればお嬢様にお仕えする立場でありたいですね。

ありがとうございます
正直、まだ実感が涌かないことでございますが

柚葉さんが神父様と結ばれてなおお世話頂く…そんなありがたい生活を送るとなれば、わたくしと二世を誓う方も柚葉さんに対して恥ずかしくない方でなければいけませんね
その様な方と巡り合うためにも、わたくしも自分を磨かなくてはならないのでしょうが…
柚葉さんのように、殿方にときめく自分が中々想像できませんわ

>カァァァァ…。(真っ赤になってます。)
>ぷしゅううう…。(熱が覚める音です。)

>はっ!?わ、私ったら、一体今何を…。
>も、もう、お嬢様ったら…。(赤面)

もう、柚葉さん、可愛いです…
うふふふっ、こんな会話が交わせるなんて、なんと楽しいことでございましょう
故郷の城館では出来なかったことでございます
家族、というものを改めて教えられた気分ですわ

◇◆◇◆◇◆◇◆

>ただ、神父様は信仰と神に仕える立場を貫く者として、生涯独身を貫かれるとか…。
>例え、どのような答えが返ってきたとしても私は構いません。
>…大切なのは、私自身が胸に秘めていた想いを伝えること、それに対して神父様ご自身の答えを頂ける事です…。

>はい、大事なのは、フリューゲル神父様自身のお気持ちですから…。
>もし私に割り込む余地が無いのであれば、その際は身を引く所存です。

お優しく誠実な神父様のことでございます
柚葉さんのお心を真摯に受け止めて、誠の心を以て返してくださるのでしょう

わたくし如きが申すのも口幅ったいですことですが
あの方が、あの立場でいらっしゃらなければあの方にとりましても本当に良き幸せをつかめるお二人となりましょうに

わたくしが口を挟めることではございません
ただ、出された結果を受け止められる柚葉さんを…友として家族として迎えるだけでございます
わたくしのこの身を以て貴女の心の全てを、わたくしは受け止めたい…


718 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/11(Thu) 18:15
>>688(柚葉さん)

>お颯さんより頂いたレモンのお陰で、サッパリとしたデザート作りには事欠きませんね。
>また、新たなデザートをレイナさんと共に御作り致します。

お二人の作られるデザートはいつもわたくしの舌を楽しく驚かせてくださいますわ
お颯様選りすぐりのフルーツがどんな美味しいデザートになってわたくしの舌にコンニチハをしてくださるか、毎回楽しみでございます

イタリアに於きましてもレモンを使いましたデザートをメイドさんに作っていただきましたわ
マチェドニア…レモンやバナナやリンゴをたっぷり使ったフルーツポンチ的な味わいでしたわ
懐かしいです

>今日はいよいよ、土用丑の日ですね。
>実は臨時収入で、行きつけのお魚屋さんで鰻を予約しておいたのですよ。

土用丑の日!
遂にその名を聞く時がやって参りましたのね
日本の夏の味覚…鰻でございますわね
やはり彼の有名なかば焼きでござましょうか?

>ひつまぶし・かば焼 ・佃煮 ・肝煮 ・うまき
> ・うざく ・八幡巻 ・白飯 ・肝吸 ・漬物

………………
まあ…、まあまあまあ…
それは、…さぞや絶景でござましょうね
鰻のフルコースだなんて、思いもよりませんでした
何という心躍る御膳でございましょう
日本の夏を舌で堪能するのに、ここまでのものをいただくなど最高の贅沢でございましょう

>レイナさんとも調べたのですが、丑の日の災厄除けと栄養を摂るために
>「小豆」を食べる習慣が昔から伝わっているそうで、
>デザートには「あんこ餅」「安倍餅」「草餅」「笹餅」などを食べているそうです。
>食後には、緑茶と一緒にこちらを召し上がって頂く事に致しましょう。

まあなんと…日本のスイーツに欠かせぬ「小豆」にそんな意味が込められているのですか
なるほど、生活に根差した食材にはそのように心の平安への願いが籠っているのですね
素敵なお話でございます

>鰻ですが、お嬢様と使い魔のあの子達が召し上がっても、十分な量がありますね。
>そういえば、外では未だに随分と激しい攻防が続いているみたいです。
>…運動の後は、お腹が空きますからね。
>お嬢様、如何致しましょう?

ふふふっ、さようでございますわね
涼音様も雪姫様も、この暑い中のバトル、さぞや汗をかかれ体力を消費されることでしょう
鰻の匂いを嗅ぎましたら、たまらないでしょうね
お近づきのしるしにお呼びすること、柚葉さんとレイナさんが宜しければそういたしましょう

とても賑やかな御膳になりそうです
楽しみですわね

◇◆◇◆◇◆◇◆

…ご馳走様でございました

平賀源内…
『土用丑の日』に鰻を食べようとのキャンペーンを考案したという方…
わたくし、この方に感謝一杯でございますわ
この方のことを『日本のレオナルド・ダ・ヴィンチ』と言われていると伺いまして、「さすがにそれは大げさなのでは?」と思ったものですわ
別にイタリアの方を贔屓にするつもりはございませんが、『万能人』とまで呼ばれた人物に比肩する天才はそうそういないのではないか、と

ですが…平賀源内、素晴らしいですわ
こんな素晴らしい食材を世に広めるキャッチーなイベントを考え付いたのですもの

本当に…美味しい舌の上で繰り広げられる味覚のカーニバルでございますわ
こんなに濃密で心弾む味わい…、ああ、本当にウットリでございます

ああ、そしてこれからまだ和のスイーツが今や遅しとわたくしたちを待っていてくれるのですわね
甘く広がる小豆餡や黄な粉、蓬の味や笹の香りを思うと心がはんなりと和んで参りますわね

はあ…、カーニバルの後には心休まるひと時が嬉しいですわ
鰻の濃厚な味わいの後にいただく甘味の、何と心落ち着きますこと
そして、その甘味を受け止めます緑茶のほろ苦さも素晴らしいですわ…

食卓を囲んだ皆さんのお顔の何と楽し気に輝いていますこと
これが見られるのが、お食事の時の尽きせぬ楽しみでございますわ

本当に柚葉さんの、味覚が人を喜ばせるための創意工夫の演出は実に見事でございます


719 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/11(Thu) 20:15
>>693(柚葉さん)
>ああ…そういえば、私が教会に出向くのをお嬢様が笑顔で見送る際、お嬢様の髪の毛が一部アンテナの様に尖って、
>何やら電波を受信していたような…。恋心電波を受信されていたのでしょうか…?

あらあらうふふ、わたくしの髪がそんな風になりまして?
もう、おからかいになって…
それは寝ている間に付いてしまいました寝癖かと思いますわよ?

アンテナはわたくしのこの胸の内にちゃんとございますわ
何時だって、柚葉さんのことをお気持ちを知りたいと思うわたくしの胸に

>>よりにもよって雇い主が魔族なのです
>>せっかくのご自身の想いを育まれるのを邪魔してしまったりはしなかったでしょうか…?

>そ、そんな事はありません!
>それにあの方は、人か魔族かという表面的な見方をするような方ではなく、
本質を見据える事の出来る慧眼をもった方ですから…。

申し訳ございません
神父様を疑うつもりなど毛頭ございませんわ
あの方とお話しさせていただいて、その慧眼の一端を垣間見たのですから

少しだけ、ほんの少しだけ、柚葉さんのお心の行方を心配したのです
わたくしにご遠慮して、あの方へと向かう心の翼の、どこまでも飛んで参ろうとなさるその翼の羽ばたきを控えてしまわれないかと
だって…、あなたはあまりに優しくて、あまりにわたくしを気遣ってしまわれるから

でも、確かに…
お二人の曇りの無い瞳が見つめ合い、心を通わせ合うなら、わたくしのこともきっと迷いなく包んでしまわれるでしょう
この胸の懸念など何の意味の無いことと反省いたしましたわ

ただ…、神父様のいらっしゃる世界には、その教えに相応しからざる心濁らせた人も居りますのは確かなこと
そのような者たちが神父様に対し、己の物差しでは測れない気高い魂に対し、邪な考えを持つこと、そればかりは少しばかり懸念するのです

シスター・カリーナ様とは全く別の、濁った心の者たち…

720 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/11(Thu) 20:16
>>693(柚葉さん) (つづきでございます)

かつて例によってわたくしが人間に交わろうとした、とある村でのこと
木登りをしていて降りられなくなり泣いていた女の子を、飛んで行って抱いておろしてあげたら、泣き声を聞いて血相を変えた母親が必死の形相で駆けてきましたので、その娘を渡しました
母親がわたくしに頭を下げて礼を仰るという、当時としては珍しい友好的な雰囲気で、わたくしも少なからず良い気分でございましたが

しばらくしてより後、その村の上空を飛んでおりましたら、村の広場で何やら大勢の人たちが騒いでいます
その人の輪の中に先日の母娘が抱き合って震えているという、面妖な景色です

そして傍で喚いているのは村の教会の聖職者らしき男
そっと聞いていれば、
『この娘は、女吸血鬼に魅入られ友となったと告白した背徳の者
 既に、血を与えて下僕となる契約をしたに違いない』
と顔を紅潮させて嵩にかかって口から出まかせ、罵詈雑言
母親は弁解するも、疑心暗鬼の村人に囲まれ顔面蒼白…

慌てて急降下して母娘のために弁解しようとしたら背後から声
「姫様、ストレートに庇ったら逆効果ですよ。少しはキャラを作ってください。」
とちょっと冷めた声で言うフィドゥーチャが

彼女のアドバイスを受けて、ゆっくりと降下
せいぜいキャラを作って高慢に高笑いいたしました
「愚か者どもよ。教えておいてやるわ。
 貴様らの如き下賤の者の血、我が舌を悦ばせられると思うてか?
 此処にいる者の誰一人その任に堪えはせぬわ。誰一人、な。
 その母娘の血も、我が家の使い魔の蝙蝠に食らわせるのがせいぜいであろうよ。
 だが、そうだな、そこな尊い神の代理人の血なら我が舌を悦ばせられるかもしれんな。
どうだ、試してみてやろうか?」
聖職者は、文字通り腰を抜かして四つん這いになって、陸に上がったアザラシのようにジタバタしていましたわ
元々、人望も無かったのでしょう
村人も、むしろ母娘に同乗の目を向け、男たちは二人をわたくしから庇う態勢でしたわ

(もうこの村には来られないな)
そう思いながら、わたくし冷笑の高笑いをあげ、フィドゥーチャと共にその場を飛んで去りました…

フィドゥーチャの
「ほら、元気出して。帰ったらお茶を淹れて差し上げます。」
の声が胸に残りましたわ

…また、長々と昔話をしてしまいまして申し訳ございません
ただ、あの聖職者の様な…なんというか、つまらない男が教会にもいるのですわ
それももっと高い地位にも…
そのような者に神父様が付け入られること、それはあってはならないけれども、少し心配にもなるのです

柚葉さんのお心のときめきに水を差すような不快なことを申してしまい、申し訳ありません
本当に、本当に、申し訳ありません…

ただ、あのような鼠輩が神父様の足を掬おうとする、そんなことだけは絶対にあってはならない、そう思うがゆえに詰まらない話をさせていただきました

お二人が手を携えていかれるなら、きっと杞憂ではあろうことと存じてはいるのですが…

ごめんなさいませ、能天気なわたくしらしからぬヘンな心配性になってしまいまして


721 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/12(Fri) 00:12
大変申し訳ございません
>>707(柚葉さん)
の京都旅行の件に対しまして、先にご返事いたします


>はい、渡月橋は嵐山の名物の一つでもありますね。
>朝涼しい時に、ホテルから出てゆっくりと散歩するのが宜しいでしょう。
>夜の風景と川のせせらぎも、また風情を感じさせてくれると思います。

まことに京都らしい風情溢れる情景でございますね
その夜の闇とせせらぎの音にこの身を置いて、出来れば月光を浴びて、夕涼み…いえ、宵涼みを愉しみたいですわね

>少し調べてみたのですが、京福電鉄からは若干離れているようです。
>多少乗り継ぐ形になりますので、人数の事を考えるとホテルからはタクシーの方が宜しいかも知れませんね。
>それから、太秦映画村は最終日にしてもいいかと思います。

そうなのですか
お調べくださってありがとうございます
映画村は外せませんからね
時間を十分とって賑わいの中で、時代劇の情緒を楽しませていただきましょう

>私も、お嬢様とレイナさんの舞妓姿、是非とも見てみたいです。

ふふふ…、嫋やかな意匠は中々お召しいただけないレイナさんですからね
ここは何としてでも優雅な舞妓さんのお姿を記念に撮らせていただきましょう
きっとたいそう照れられるかと思いますが、3人そろってのことですから、何とか納得していただくことにいたしたいですわ

あら、柚葉さんもオーサ様の漫画はお読みなのですね
共通の話題が増えるのは嬉しいものです
わたくしも暇を見つけて、もっとオーサ様の作品を読ませていただくといたしましょう

>はい、私もレイナさんも既に準備は万端です。
>後はお嬢様のご予定次第…。何時でも御一緒させて頂きます。

はい、それでは唐突ではございますが
今日この日を旅立ちの日といたしましょう

本日は
『京都旅行 0日目』
といたしますわね

これから、京都旅行のお話をすることがございましたら、これまでに柚葉さんとレイナさんが立ててくださった日程に基づいて、その都度『京都旅行 ○日目』表させていただきますわ

さても楽しみなことでございます

ただし、お返事の順番は元に戻します
ですので、旅行のお話をいたすとしましても、とびとびになるかと思いますわ

722 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/12(Fri) 01:03
補足しますと、京都旅行の日程は
>>672
のとおり
そして、>>707のとおり最終日には太秦映画村にも参りましょう

夏休みも中盤となりましたので、季節感が変わらないうちにと思い、このように順番を変えさせていただいて出発とさせていただきましたこと、どうぞ御許しくださいませ


723 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/13(Sat) 06:24
>>704 (続きです)アーチェロお嬢様

>…申し訳ございません
>このようなお話、柚葉さんをご不快にさせてしまいましたわね
>わたくしったら、簡単に予想がつくことですのに、斯様にペラペラと…

いえ、お気になさる必要はありませんよ、お嬢様。(微笑)
学生も、社会人の方も、その中で悩みはつきものです。
もし話すことでスッキリするのであれば、それで良いと思いますよ。

それに、私の立場でお嬢様から素直に悩みを打ち明けて頂けるのであれば、その方が嬉しいし、安心します。
私がお嬢様の従者であり、家族として信頼して頂けている証なのですから。

>もっとも、部長様も悪い方ではないのですよ
>後から追っかけてこられた副部長様にきつく叱られて、ぎごちないながら謝ってらっしゃいましたから

部長さんにも、その副部長さんのような方が居てくれて良かったですね。
優れたリーダーには、優れた補佐役が居てくれなければその立場は勤まりませんものね。
リーダーが行き過ぎたり、道を逸脱していると判断したら、迷うことなくそれを正す。
チームや組織には、必要な在り方ですね。

>柚葉さんは、いつも毅然として仰ることは筋を通されていて、いつもすごいな、と思っておりますわ
>やはりお姉さまと申しますか、そんな強さも素敵でございます…
>>334でシスター様に断固として、その思うところを力強く言葉にされたあの時のこと…思い出すたびに憧憬の溜息が漏れてしまいますわ…

うう…。後から思い返すと、ちょっと自己嫌悪気味に…。
私って、皮肉屋だったのでしょうか…?
でも…あの時はお嬢様を傷つけた方の、あの言葉の内容を認めるわけにはいかないという一心でしたから…。

それと、あの時の十字架を手にしたカリーナさんを見ていてふとある方の言葉が頭の中を過りましたね。

「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。」

フリューゲル神父様の出身国、ドイツの哲学者ニーチェ氏の言葉です…。
使命とはいえ、人外の存在を殺めることに快楽すら覚えている様子でしたから…。

ニーチェ氏の思想は、キリスト教徒の方には少々心苦しいものがあるかも知れませんが
恐らくフリューゲル神父様には大きな影響を与えているかも知れませんね。
無論、ニーチェ氏の思想全てが真理であるとは言いませんが、戦う立場の方には学ぶべきものが多いと思います…。

>>709

あらあら…。(苦笑)
私も仕事が終了後、必ず日誌を付けてますけどね。

…でも、お嬢様のプライバシーに立ち入るような事はなさらないで下さいね?
冗談のつもりかも知れませんけど、当の本人にとっては迷惑以外の何物でもありませんから。

あ、蝙蝠さんが、日記を攫って空の彼方へ…。

724 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/13(Sat) 07:05
>>708 アーチェロお嬢様

>長の年月に渡り、一族を上げて人様より血をいただくことを続けてまいりましたのにも関わらず、その行為を人との絆を結ぶよすがとする
>左様な考え方をする者が、果たしてどれだけいたでしょう
>いえ、わたくしにしましても、そのことにずっと思いが及んでいませんでしたわ

いえ、私達の一族も、血を絆とすることは考え方によるものではありません…。
あくまでも運命の糸に導かれ、結ばれた者同士が成し得た事…。
全ては、偶然に過ぎません。

血を頂く事を必要不可欠な糧としながらも、その事を真摯に考え、向き合ってこられたお嬢様の考え方こそ素晴らしいと思います。

>人の血を贄として参りました一族の者ととして、それはとても恋い焦がれるばかりの在り様でございますわ
>大切な命の雫をいただくことで、それに報いるためのどれだけのことが出来るか?…それはわたくしにとりまして、どうしても解いて参りたい『問い』でございます

その「問い」…。恐らくはお嬢様が一族の姫君として、当主として、一族を背負う身として
長きに渡り向かい合うものとなりましょう。
だからこそ、レイナさんや私が傍に寄り添い、支えとなりたいと思っています…。

>…そういえば、フィドゥーチャから…ああ、わたくしが母親ともども眷属にしてしまいました元人間のメイドから暑中見舞いが参ったのですよ

お嬢様が、母や私の身内の方々に会いたいと仰っていたように、
私もフィドゥーチャさんやメイド長さんのようなお嬢様の身内に方々にお会いしたいという気持ちが強くなって参りました。
お嬢様の大切な思い出を聞かせて頂く度に…。

でも、何となくですがフィドゥーチャさんにヤキモチを焼かれてしまわないかが心配です…。(汗)
エリーちゃんと灯さんのお会いしたばかりの時然り…ですね。(汗)

>その尊き愛の結果、今柚葉様がいらっしゃることを思えば、わたくしもお母様や叔母様にどれほど感謝いたしたいことか
>お母様、叔母様、それにそのお兄様…叔父様とももうすぐお会いできるのでございますね
>いろいろなことを伺いまして胸いっぱいのこの気持ち、どのようにお伝えしたら良いものか、困ってしまうほどでございますわ

はい、母が叔母を、叔母が母を、そして叔母の兄である叔父が母や叔母を想う気持ちがあればこそ、
私がこの場にいられるのですね。それを思うと、私が如何に愛情によって育まれ、生まれたかという事を実感します。

それから叔父なのですが、お会いした時に母を未だに「ゆーねえ」と親しげに呼んでくれるのですよ。
これは何となくですが…叔父にとっては母は初恋の人だったのかもしれません…。

でも叔父は、優しいだけでなく憑かれた蛇神の邪心にも屈さず、鬼となりながらも運命と戦い、仇敵とされる鬼斬部の方とも絆を結ばれて
その運命に打ち勝った強く正しい人であると、母が語っていました。
せめてその心の一端だけでも、受け継いでいかなければと思います…。

もし叔父が、お役目を果たして現世に人間として戻られる日が来たら
お嬢様とお会いしてほしいです…。

どのような形であれ、長きにわたる道を歩み続けるお嬢様にとって
この国の一人として支えとなってくれる…。
そんな気がするのですよ。

725 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/13(Sat) 07:25
>>710 アーチェロお嬢様

>今は柚葉さんもこうして立派に、そしてお美しくお育ちなのです
>クラスメイトの方も焦ることは無いと存じますわ

まあ…。うふふふ。(微笑)
お嬢様に褒められると、嬉しさも一入ですね。
私の友人でも、未だに成長してる方もいますから焦る事はないでしょうね。

>お母様やサクヤ様も豊かな胸でいらっしゃるのですね
>いずれは共に水浴の場でご一緒させていただきたいですわね

はい、サクヤさんは特に…。
それと母に関してはサクヤさん曰く、
「恥ずかしいからって自己申告を控えめにしてると、服をプレゼントする時に困るじゃないか。」

と言ってましたね…。(汗)

>それが柚葉さんのことを思われて、水着で浜辺にいらっしゃると仰るのですから
>わたくしの自衛の力を信頼していただけたのか、この国の治安に安心されたのか
>いずれにしましても、そうして普通の女性としての振る舞いを良しとされるようになりましたこと、慶賀に堪えませんわ

はい、仕事の面で先輩として色々と助けてくれるレイナさんですが、私生活の面でも本当に親しく接してくれて
この方と一緒にお仕事ができて良かったと本当に実感しています。

お嬢様をお守りする立場でもある方ですから、常に落ち着いた雰囲気のレイナさんですが
一緒にはしゃぐ事ができる機会を、私も楽しみにしているのですよ。

>…もしも、アイドルなるものに我が身を置くなどという大胆極まりないことをいたすとしましたら…それはこの街、この地元に貢献することを目的としてのこと以外考えられませんわ

うふふふっ、もしそれが実現するのであれば、レイナさんは裏方としてお嬢様を支え、
そして使い魔の子達が共に可愛らしい衣装を着てお嬢様と一緒にステージで…。

想像していて、何だか楽しくなってきました。
衣装は、和装をイメージしたものを見事に着こなして和洋の魅力が見事にマッチして
観客の皆さんを大いに盛り上げることに…。

…すみません、楽しくて妄想が止まりません。(苦笑)

>無闇に『わたくしなど』と申してばかりでは、そのお心より外れてしまいましょう
>少しでも…自信を持ってまいりたいと存じますわ
>では、勇気を出して水着を買いに参りますわ

(当日)

如何ですか?この白地に綺麗な花柄を全体に散りばめたこちらのワンピースの水着…。
水着の上に、全身にパレオを巻く形となりますのでお肌を全体的に多く覆う事も出来るのですよ。
ビーチでは白い帽子をかぶれば更に、日光対策も万全ですね。

…それに、この水着を纏って帽子を被ったお嬢様がビーチに座って風を受けている姿を想像すると、
正に「夏少女」のイメージですね。(微笑)
もし海に入られるのであれば、パレオを取って入ればよろしいかと。

以前お店に入った際に、レイナさんと選んでおいたのですよ。
お気に召したのであれば、是非試着なさってください。(わくわく)
え?何をそんなに期待に満ちた目をしているのですかって?
…だって、お嬢様の素敵な水着姿、見るのは初めてなんですから♪

726 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/13(Sat) 08:07
>>716-718 アーチェロお嬢様

>この一件以来、文字通り距離がずい分と縮まりましたわ
>10mくらい離れて歩いていらっしゃったのが、一気に5mくらいに…

うふふふ…。出来ればこの秋から冬にかけては、共に登校する姿を見たいものです。
私の朝の、新たな楽しみが増えてほしいですね。
まだ時期は早いですけど、寒い時期にはそれが実現してほしいです。
お嬢様の心の温もりを、軽部さんも少なからず感じ取っている筈ですから…。

>今週催されます嵐電妖怪電車に乗ることが出来ましたなら、そこで見たことをお伝えすることも出来ましょう
>それに、嵐山駅では妖怪仮装セット・グッズの販売が行われるそうですから、何かお土産を買ってお持ちしたいと存じますわ

そうですね。是非良きお土産をお選び致しましょう。
それから先程、お嬢様と私、レイナさんが着る仮装用の着物が届きました。
確認後、レイナさんがホテルに送って下さるよう手配をして下さっています。
嵐山散策後、ホテルに戻って御着替え致しましょう。

それから、レイナさんが仮装して嵐山電鉄に乗る際のサービスの
アイスキャンディーを配るサービスの許可も頂いています。
外の方々との折衝も本当に速やかで、レイナさんは本当に凄いです…。

>いえいえいえいえ!
>お待ちくださいな…
>あの時のことを思うと、本当に胸が痛みます

あ、申し訳ありません…。私ったら、お嬢様のお気持ちも考えずに迂闊な事を…。
命に別条はありませんでしたから良かったものの、身近な方が傷つく事は
自分が傷つく以上に辛いですから…。

>男女がエンゲージリングを交わすことだって、一生に一度と思えばこそ、それは掛け替えのない貴重なものになるのではありませんか
>い、いえいえ、別に柚葉さんに対してそのような感情を抱いているとかそういうことではございませんが

え、エンゲージリング…?
あ、あの、その、私…。

(この後、二人とも赤面して黙り込んでしまった挙句に、お茶を運んできたレイナさんに呼びかけられて我に返りました…)

>うふふふっ、こんな会話が交わせるなんて、なんと楽しいことでございましょう
>故郷の城館では出来なかったことでございます
>家族、というものを改めて教えられた気分ですわ

家族…。そう言って頂ける度に、嬉しさを実感しています。
私の母も言っていましたね。好きなものが何かと問われたら、「家族の絆」であると…。
私がこの街でのお嬢様の家族になれた事は、私にとっても掛け替えの無い宝物です。

…「メイドたる者、主従の関係はしっかりと自覚しておかねばなりませんよ。」と
メイド長さんには怒られてしまうかもしれませんが。(汗)


>お優しく誠実な神父様のことでございます
>柚葉さんのお心を真摯に受け止めて、誠の心を以て返してくださるのでしょう

はい…。きっとお気持ちを真っ直ぐに返して下さる事と思います。
私もそれを真摯に受け止める事が、あの方を好きになった者の務めでしょう…。

>マチェドニア

これは、初耳です。
成程…。いろいろな野菜から作られることもあり、冷菜(サラダ)または温菜として供される事もあるのですね。
これは、パスタに合いそうですね。
では早速、今夜お作り致します。

頂いた野菜の中で、茄子もありますし…。
では、今夜は茄子と夏野菜のパスタ、マチェドニアの組み合わせと致しましょう。
お嬢様の城館の時の様にはいかないかも知れませんが、如何でしょうか?

>鰻の匂いを嗅ぎましたら、たまらないでしょうね
>お近づきのしるしにお呼びすること、柚葉さんとレイナさんが宜しければそういたしましょう

>とても賑やかな御膳になりそうです
>楽しみですわね

うふふふ♪今度は刀をお箸に持ち替えて、新たなバトルが勃発しそうですね♪
まあ、お二人とも礼儀を弁えた方ですから必要以上のバトルにはならないと思いますが。
では、一段落しましたらお声をかけてみることにしますね。


727 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/13(Sat) 08:31
(続きです)

>>718 アーチェロお嬢様

>…ご馳走様でございました

>平賀源内…
>『土用丑の日』に鰻を食べようとのキャンペーンを考案したという方…
>わたくし、この方に感謝一杯でございますわ

…お粗末様でした。
片付けもある程度済みましたし、甘味とお茶と共に私も御一緒させて頂きますね。
では、ごゆっくりとお茶飲み話と致しましょう。

平賀源内さんに関しましては、私も昔伝記や漫画で読みました。

…お嬢様の仰る通り、流石にレオナルド・ダ・ヴィンチ氏と並べるのはちょっと大袈裟かと…。(汗)
平賀源内さんといえばエレキテルで有名ですが、「発明」ではなくあくまでも既存の物を修理しただけですからね。
…でも、ダ・ヴィンチ氏とは違い成功を修めたとは言い難い、不遇な方だったんですよね…。

特に、二度目の藩の辞職の際に「仕官お構い」となった事がネックでしたね。
これに大いに落胆していた様子が漫画の中で描かれていました。
これにより、有力な藩や幕府などのスポンサーを得て研究をすることができず、自分で資金を稼ぐしかなく
そこで苦労していた事が多かったそうですから。

その中の副業でダ・ヴィンチ氏と結び付けられるように絵画等の分野でも才能を発揮していたそうですが。
結局エレキテルも医学のために役立てられることが無く見世物小屋の魔術ショーの小道具扱い…。

ご公儀や有力な藩の下で、エレキテルの効果や成果を発揮することが出来ていればと思うと…残念です。
科学というものが一般の方々にはなかなか理解が得難い江戸時代に生まれたのがある意味不幸、
早すぎた天才だったのかも知れませんね…。

あ、長女ちゃん、平賀源内さんに興味を持たれたのですか?
丁度良かったです。古本市で100円で彼の学研漫画の伝記を購入したので良かったらどうぞ。

ちなみに、私が江戸時代の偉人の中で特に好きなのは二宮金次郎さん、二宮尊徳氏です。
あの方の経済や倫理に関する考え方は、現在でも通用するものも多く多くの方に知って頂きたいです。
昔は小学校の銅像として多くありましたが、今は少なくなっているそうでちょっと寂しいですね。
先程お料理の食材に使用する茄子に関して、二宮氏には凄いエピソードがあるのだとか。



728 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/13(Sat) 08:58
>>719-720

>ただ…、神父様のいらっしゃる世界には、その教えに相応しからざる心濁らせた人も居りますのは確かなこと
>そのような者たちが神父様に対し、己の物差しでは測れない気高い魂に対し、邪な考えを持つこと、そればかりは少しばかり懸念するのです

>シスター・カリーナ様とは全く別の、濁った心の者たち…

ええ…聖職者と呼ばれる方々が、表面上口にしている事とはかけ離れた部分を数多くおもちである事は私も存じています。
この国の歴史を紐解いていけば、宗派同士、同じ宗派内でも繰り広げられてきた血で血を洗う勢力、権力抗争…。
それらは東西関係無く、枚挙に暇がありません…。

宗教というものが人間の生活の欠かせないものである以上、その力は国を動かす程に強いのですから
それを扱う事がどれ程影響をもたらすかも、想像するまでもありませんね。

ここでも、ニーチェ氏の言葉を一つ。

「つねに讃美されることを欲している神には、私は信仰をもてない」

>そして傍で喚いているのは村の教会の聖職者らしき男
>そっと聞いていれば、
>『この娘は、女吸血鬼に魅入られ友となったと告白した背徳の者
>既に、血を与えて下僕となる契約をしたに違いない』
>と顔を紅潮させて嵩にかかって口から出まかせ、罵詈雑言
>母親は弁解するも、疑心暗鬼の村人に囲まれ顔面蒼白…

お嬢様とその「聖職者」の方を比較すると、正に「偽悪」と「偽善」ですね…。
なぜ罪も無い親子をそのような目に遭わせるのか…。
何となく、想像はつきますね。

お嬢様が、その方が元々人望も無さそうだったと見抜いているように、
その人望の無さ故に偶然その親子が吸血鬼に関わったという出来事を
己の威光を村人に示し、人望を集めようという魂胆に利用しようと考えたのでしょう…。

「自分が、吸血鬼と背徳者との契りを見抜いたのだ。
この村に災いをもたらす者の存在を私は暴き出した。
村を救った英雄として私を賛美せよ。」

…実に情けない、道化さながらのパフォーマンスでしたね。
本当に村の人々のために尽くす覚悟がお有りなのであれば、お嬢様の演技に対して

「私の血潮が貴様の舌を満たすのであれば、喜んでわが命を主のため、村の為に捧げよう。
その代わり、この村の者達には一切その牙を向けないと誓え!」

位の事が言えないのでしょうか…?
お嬢様を前にした途端、震え上がって何も出来ないとは…。
自己顕示欲と保身しか頭に無い方であったことが、よく分かりますね。

これなら畑の案山子の方が余程良い働きをしているというものです。(溜息)

…でも、そんな時にフィドゥーチャさんが傍にいてくれて良かったです。
お嬢様一人では、傷ついた心を一人抱えたまま城にお戻りになったでしょうから…。

ますます、フィドゥーチャさんに会いたくなって参りました。
お嬢様と悠久の時を過ごしてきたという母国のメイドの大先輩…。
きっと、見習うべき点も多い事でしょうね。

729 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/13(Sat) 09:16
>>721-722 アーチェロお嬢様

>はい、それでは唐突ではございますが
>今日この日を旅立ちの日といたしましょう

>本日は
>『京都旅行 0日目』
>といたしますわね

はい、それでは共に、この国のかつての都、千年王城と呼ばれた地へ参りましょう。
混雑が予想されますから、始発の新幹線をレイナさんと予約しておきました。
駅までは、タクシーで参りましょう。
朝涼しい内に駅まで行く事が出来れば、体力を消耗せず時間も無駄になりませんから。

…こういう時、本当に長女さんに感謝ですね。
こうして経済的な面をある程度気にしなくて済むようにしてくれたのは、他でもないあの子のお陰…。

あら、いけない、何となく表情が綻んでしまいますね。
だって、お嬢様と旅行が出来るなんて、初めての体験なのですから♪

でも、浮足立っている所でトラブルに会うのが旅行の落とし穴…。
少し、気を引き締めなくてはいけませんね。(お仕事モードに切り替え)

忘れ物も無し、機器も充電は十分…。
では、出発致しましょう。
お嬢様、お乗りください…。
荷物は私とレイナさんが後ろに積ませて頂きます。

(予約のタクシーが到着)

730 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/14(Sun) 00:02
>>695
>>711(柚葉さん)

あらあら、賑やかな呼び込みの声が聞こえるから来てみましたら
かき氷の露店でございますか
なるほど、この炎天下、木陰ですぐにかき氷がいただけるなんて、道行く人にとりましてはとてもありがたいことでしょう

かつての日本では自転車に乗ったアイスキャンディー売りがいらっしゃって、道端で子どもたち相手に御商売をしていたとか
ご年配の方には懐かしい光景かも知れませんわね

日本が昔から露店での商いが盛んにおこなわれていたと聞き及んでおりますわ
軽食を取りますのに、とても良いお商売の方法ですわね
とても良いところに目をつけられたものでございます

それに、同族の方がしっかり自活しているのを見られるのは嬉しいことですわ

あら…、そこにいらっしゃるのは
まあまあ、柚葉さんとレイナさんも来ていらっしゃったのですわね
お二人も呼び込みに誘われたのでしょうか?

柚葉さん、レイナさん、暑い中お買い物ご苦労様です

>…あら?お嬢様?丁度良い所に…。
>しかも使い魔さん達も一緒とは、実にタイミングが良いですね。
>あそこのかき氷屋さんで、同族の方々が頑張っているみたいですよ。
>私達も、少し涼を取らせて頂きましょう。

はい、是非ともご一緒に
ふふふっ、皆でこうして表で氷をいただくことになりましょうとは
偶然とは申せ、とても楽しいひと時が過ごせそうですわ

なるほど、本当にいろんシロップを揃えているのですね
それでは、どのシロップでいただきましょう?

みんなもどうぞお好きなシロップを選んでくださいな
もちろん、ここはわたくしが支払わせてくださいませ


>>696

横合いから失礼いたしますね

確かに同族の血から力を得る、ということはございますね
尤も、同族からの吸血は、禁忌ではございませんがハードルが高いのですよ

まずもって、互いの赤誠の証としてのやりとりという意味合いがあり、正に血の盟約という意味合いからの精神的なハードル
それから…多くの場合、力は得られても快感はさほど無いというのが普通でございます

同族相食むことのないように備わった自然の摂理でございましょうが
…魔族たるものに自然の摂理が備わったいるのか、と言われますと弱いですが

もっともエリー様がソフィー様の血を美味しくいただかれたように、相性の良い場合もあるようですわね

わたくしは、幼い頃、ちょっと体を壊しましたときにも、人の血をいただくのを拒みましたゆえに、メイド長から強引に彼女の血を分け与えられたことがございましたわね
採血した血を、よりにもよって哺乳瓶に入れて、それを口に突っ込まれて…
そこまで幼くはなかったのに
そして、お蔭で快復は早かったですが、お味の方は正直…


731 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/14(Sun) 08:53
>>701(柚葉さん)

>そうですね…。広大な領地と一族を束ねていく事はどの国の方であろうと容易い事ではないと思います。
>光の部分と闇の部分、どちらも無視してそれを纏めていく事などできはしない。
>闇の勢力との関係とは、表沙汰にすることが憚れるのは仕方の無い事だとしてもそれもまた、「主君」の器なのでしょうね。

あらためて言われますと、お父様の苦労にも思いを致さねばなりませんわね
当時は、着飾って先方の方々相手にコロコロと笑んで見せて社交辞令を並べるのに内心辟易しておりましたが

我が家が繋ぎをつけなければならないお相手は、他にもいろいろございましたので、あちらこちらに参りましたわね
王族、貴族、政府要人、そして稀ではございますが、法王庁関係者にも

>お嬢様と共に出向きたいと考えている京都も、今尚その闇は底知れぬものとして市民生活の中にさえ根付いているのだとか…。
>(文庫「京都の闇社会」を読んでいます。)

左様でございますか、何処も同じというわけですわね
京都には多くの神々が住まわれ、それに連なる妖怪変化の皆さんもたくさんいらっしゃると伺っておりますわ
人の欲望は、そうした存在にも容易に結びついて参りましょう…
わたくしにはうかがい知れぬことですが、出来ましたら雅な都に似合う平穏が護られて欲しいですわ

>お嬢様、そう謙遜されずとも…。(苦笑)
>お嬢様が着飾って社交の場に出られたとなれば殿方の目を引き、さぞや華やいだ雰囲気となった事でしょうね。

うう…なんと申しましょうか、そのような場で笑っておりますわたくしの姿、柚葉さんに見られるのはとてもとても恥ずかしいですわ
殿方との腹の探り合い、言葉の裏を読み、時に相手の言質をいただくべく、笑みと姿(しな)と阿諛で以て相手のスキを突く…

まったくもって柄ではない振る舞いの数々でしたもの

>…やはり、良家を背負う立場となる方の気苦労というものが偲ばれます…。

もっとも、その都度付き添ってくれて、メイド長やフィドゥーチャの方が気苦労も多かったかもしれませんが…
「もう帰りたい…」
とこぼしてばかりのわたくしを終始なだめ慰めてくれたのですから


わたくしたちも、人様から見れば『闇』でございましょうし、先様から見れば恐ろし気な存在だったでしょうね…
まあ、そんなイメージもまた自身を護るためには利用すべきものでございましたけれど

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

>でも、嬉しいです…。
>立場は家政婦ですから、接する際には公私のけじめをつけて仕事に臨んでいるつもりではありますが、
>長女さんにそのように思ってもらえていたという事は、親しみやすい存在として認識してもらえていたという事ですね?

まあまあ、『親しみやすい存在』どころのお話ではございませんよ?
あの子にとっての最高の『お姉さま』でございましょう

ご存知ですか?
柚葉さんが神父様のところへ行かれるたびに、こっそり蝙蝠の姿で空から付いて行っているのですよ?
『神父様が本当にお姉さまに相応しいかどうか、わたし気になります。』
と言っておりましたわ

柚葉さんのこと、
次女ちゃんは『お姉ちゃん』
三女ちゃんは『姉ぇね(ねえね)』
と呼んでいるのですもの
三姉妹みんな、あなたの妹になりたくて仕方がないのですわ

>そのように思って頂ける事が、私にとっては一層の励みになります。
>だからこそ、家政婦としても、家族としても頑張らなければという気持ちにさせてくれるんです
ありがとうございます
わたくしこそ、柚葉さんと三姉妹が互いに家族と認め合っていただけるのがとても嬉しゅうございますわ

でも、あの子たちはもっと柚葉さんの力になりたいと願っております
あの子たちに手伝えることがありましたら、どうか伝えてやってくださいませ

>はい、それでは行って参ります。
>私もレイナさんも、長女さんが淹れて下さるお茶、楽しみにしておりますよ。
>お土産も持って帰りますから、楽しみにしていて下さいね。

はい、楽しみにさせていただきますわ
長女ちゃんも胸を躍らせていることでございましょう
きっと柚葉のために全身全霊をかけて美味しいお茶を淹れるべく努めることでしょう


732 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/08/14(Sun) 12:29
オリンピックやってるけど見ないの?

733 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/14(Sun) 13:39
>>702(柚葉さん)

>>お客様へのサービスの余地はまだまだあり、とスタッフに教えたのでしょうね
>このオーナーさんの一言、決して他人事ではありませんね。
>立場は違えども、私もサービスを、快適さを提供する立場ですから。
>まだまだ自分に出来る事は無いか、足りないものは無いか、常に考えながら仕事に励まなくては。

あらあらあら…
柚葉さんったら、もう本当にご自分にお厳しいのですね
わたくしはただ、カードのこと自分のアイディアだと思われては、申し訳ないと思って申しただけですのに

そうですわね、柚葉さんは何時もお仕事のこと…わたくしたちのことを心から考えてくださっていますのに
そうして奮起していただくのは本当に有り難いことなのですけれど、柚葉さんのお仕事に対する真摯さに思い至っていないのではないか、と心配になってしまいわすわ

柚葉さんはしっかりした大人の見識をお持ちの方でございます
ご自分を追い詰めるような働き方は為さらないとは存じていますけれど

それを存じた上で申しておきますが
どうかご無理だけはなさらないでくださいね?

…なんでしょう、日本に参って曲がりなりにも『世帯主』の立場になって、初めて家族を守る、ということを意識いたしましたわ
故郷の城館では守られ、時には…と申しますか、かなり頻繁に我儘でメイドさんに手を掛けさせてばかりのわたくしでございましたが

外から参ります、わたくしたちに仇名す者より家族を守るのは『主』として至極当たり前のことでございます
でも、それと同等に、日々普通の暮らしで家族が安らいで暮らせるように、智慧無き身であろうとも努めることなくして、何が『主』なものですか

無闇に心配するのはわたくしの性ではございませんし、そのようなことは柚葉さんに対しても失礼なのは重々承知でございますが
ゆえに、もう何度も申しませんが

どうか、その御身を大切になさってくださいませ

>こういった事を、私もお颯さんも楽しんでいますからね。
>お客さんに喜んでもらえて、そしてお互いに喜びあえる。
>そして、お嬢様にも喜んでもらえる…。
>次の秋の季節にも、お互いに頑張りますね。

既に暦の上では季節は秋でございますね
残暑は厳しかろうと、既に空の雲の形もだんだんと変わってまいりましょう

お颯様も、既に秋野菜の入荷のこともお考えでしょうね
かぼちゃ、さといも、さつまいも、かぶ、かぼちゃ、おくら、いんげん…
きっとまたお店の前を通るたびに、声を掛けられることでしょう
楽しみでございますわ

734 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/14(Sun) 13:41
>>702(柚葉さん)(つづきでございます)

>時には襲われて吸血鬼となってしまった方もいれば、かつてのお嬢様の時のように止むにやまれぬ事情をおもちの方もおられるでしょう。
>私には、一括りにしてそれらに対する結論を出す事は出来ません…。

そうです…そうですわね
わたくしの同族に襲われて…、いえ、それどころかわが一族の者の手に掛けられて、なりたくもない吸血鬼になった人もありましょう

…おぞましい

わたくしもカルミーニオ家の娘、次期当主とも擬せられる女でございます
いつかその報いが参らぬとも限りませんわね

ああ、いけません、また先のことをうじうじと
わたくしらしくもありませんでしたわ

他の例も聞いたことがございましたわ
自分にとって疎ましい人を人間界から放逐するために、その者を吸血してくれ、と吸血鬼に対して望んだ人の話を
普段は穏当な心の持ち主でも、不意に忌まわしい誘惑に囚われ、わたくしたちに頼ってくることもあるのですね
斯様な事態に遭った時のことも、わたくし心せねばならない、とその時思いましたわ

それは『ミッドナイト・ロンリー・モンスター』という書物に載っていました記録でございます
全話読もうとすればお金がかかってしまいますが、一部分でしたらネットで試し読みができるようでございます
このようなことを申すと宣伝しているようで、些か気が引けますけれど

>今尚、その現実を受け入れ難く苦しんでおられる方もいるのでしょう。
>だからこそ、そのような方達のためにお嬢様の進もうとしている道が新たな道筋をなる事を、私は信じています…。

はい…
わたくしなどに何ほどのことが出来ますか、まだ未知の領域ではございますが
人と交わるのは果てることの無いわたくしの望みでございます
これからも…努めてまいりますわ

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

>京都旅行と並んで、町内のお祭りでも皆で仮装を楽しめそうで、何よりですね。
>男女、年齢を問わず人気のある作品ですから、レイナさんがステージに立った時の反応が楽しみです♪
>ちょっと、知り合いの剣道部の人にも声をかけて見たくなりましたね。
>迫力のある殺陣が、披露出来そうです。
>もしあの恰好でレイナさんが京都を歩いていたら、さながら幕末の志士ですね。

まことに、レイナさんの凛々しいお姿は、街の皆様の耳目を惹きますこと請け合いでございましょうね
そして、その剣道部のお知り合いとも認め合えるのではないかと楽しくなりますわ
剣道…サムライの心を今に伝える日本の剣術でございますわね
わたくしは彼の方たちがまだ現にいらっしゃった当時の日本には参れませんでした
今思いますと残念でございます

ですが、今仰った『幕末』、日本が新しい国づくりの道を模索していらっしゃった波乱の時期でございますね
同じころ、イタリアもまたリソルジメント…統一へ向けて動乱の時代でしたから、単に他人事とも思えませんわ

維新の政府で重きをなしながら、権力に恬淡として野に下られた西郷南洲と言う方の事績を日本史の授業で伺いました
それは、リソルジメントで大功を立てながら、サルデーニャ国王陛下に後事を委ねて隠遁したジュゼッペ・ガリバルディを思わせますわね
彼の率いた赤シャツ隊もまたイタリア統一の志士と申すべき人達でしょう
幕末の志士とはきっと美味しいお酒が酌み交わせるのではないでしょうか…

いろいろ連想しますと、さらに夏祭りのステージが楽しみになってまいりますわ


735 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/08/14(Sun) 14:00
アーチェロちゃんファン倶楽部 というモノがあるのをご存知ですか?

736 名前:久我原雪姫 ◆owuEnWbQ 投稿日:2016/08/14(Sun) 22:06
うーん・・。数字IPだとここ書き込めないんだよねー・・。

737 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/15(Mon) 09:21
>>705(雪姫様)

>1945年のあの夏に比べるとまだましー・・。
>あの時は日本を終戦に導こうと裏で必死に駆けずり回ってたからねー・・。
>あの当時はほんとにあつーい夏だったよー。

まあまあまあ…、左様でございましたか
日本の皆さんが塗炭の苦しみの中に在った時、奔走していらっしゃったなんて、なんと尊いことを…
わたくしにとりましても、この国が甦る機会を手にしたことがどれほど嬉しいことでございましたか

イタリアを覆った戦火が収まりました後もなお、遥か東の愛する国の戦いが終わらずに時が過ぎておりましたことに胸を痛めておりましたわ

そして上御一人が戦争の終結をラジオを通じて国民に宣せられたと聞きました時の安堵の気持ちは例えようもございませんでしたわ

雪姫様がどれほどの労苦を味わい、暑い夏を困難なお仕事の内に過ごされてきたことでしょう
今さらながらに感謝申し上げますわ

ありがとうございます…

738 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/15(Mon) 09:22
>>706(柚葉さん)

>シャナさんについても初めてお聞きした方だったのですが、強引な求婚者から逃げてきた時にクエレブレの方と出会ったのがきっかけであるとか。

>「貴女さえいてくれれば、他に何も望まない」ですか…。
>ふふっ、女性にとっては、最高の一言なのかも知れませんね。
>御二人が今尚仲睦まじくいらっしゃるのであれば、本当に嬉しい事です。

ええ、本当に…
その様な言葉、真摯に告白されましたらどれほど胸ときめくことでしょうね

そしてシャナ様はこの願いを聞き入れ、そのお相手の方の力によって長き時を生きられる存在へと転生されたと伺いましたわ
自分の存在を変え、長の年月を共にすることを受け入れられたのです
どれほど、深く伴侶となる方を信頼されていたか
そのような強い絆を手に入れられたこと…、女として、心ある者として、これほどの幸福がございましょうか…

◇◆◇◆◇◆◇◆

>何時までも、そのように私達人間と共にあろうと思って下さるように私達は感謝と畏敬の気持ちを忘れてはなりませんね。
>どんなに文明とその利器が発達しようと、自然の恩恵なしには決して私達は生きてはいけない。
>八百万の神々と共に歩み続けるこの国の在り方に理解を示して下さり、本当にありがとうございます。

人々がそのような気持ちを大切にされること、人ならぬ存在との交わりに変わることなく思いを致されること
そのことこそがこの世界の安寧をもたらしてくれている、心からそう思いますわ

日本には津々浦々、神々の社が、道端には祠がございますわね
そして人々がごく自然にそこに祀られている存在に頭を垂れていかれる
神々の歓びを、その力のいや増すことを感じ取れますわ
人と人ならぬ者が共に世界の平安を導く…なんと嬉しいことでございましょう

魔族なるわたくしにとりましても…

神と祀られている方々は全てが最初より人と睦まじかったわけではございませんでしょうね
今お話しました龍神様も仰っていたそうです
『神と呼ばれていても所詮は龍なのです。』

遠い時代に於いては、怒りに任せて大洪水を起こし、多くの人々の命を奪ってしまったこともあったそうでございます
長い時をかけて人間との信頼を築いたればこそ、今その方は人々に崇められ、
それ以上に、慕われる存在になり得たのでしょう

わたくしにとりましても…憧れてしまいますわね

その神社もいつの日か参ってみたいと思っておりますわ
社号はこの街のご祭神様から伺いましたわ
たしか…
『叢雨神社』
というお名前でしたわね


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