掲示板に戻る 全部 前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧



レス数が 1000 を超えています。残念ながら全部は表示しません。

【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ壱

1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/04/23(Sat) 08:22
桜の花綻び、早くも儚げに花の嵐舞う様は殊の外美しゅうございますね
日本の春、長閑にして麗らかなる陽の光がこの身を包むことの何と嬉しいことでございましょう
異国より参りまして明るい青空の下、小路を染める花びらを箒で掃うのも情緒を誘うものがございます

わたくし、イタリアより参りました吸血鬼のアーチェロ・カルミーニオと申します
何卒よろしくお願いいたします

709 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/08/07(Sun) 11:21
『今日のアーチェロちゃん』というタイトルで観察日記を付けてみた

710 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/07(Sun) 19:23
>>686(柚葉さん)
>確かに…価値観は人それぞれでしょうけれど、同年代の子達には羨ましく思えてしまうでしょうね。

そのようでございますね…
わたくしとしましては、クラスメイトのどの方のお胸も、美しい曲線を描いたふくよかな美しさだと思うのですが
…といくら言葉を費やしても納得できないものなのでございましょうが

>実際に私も小さい頃、母やサクヤさんみたいになりたいと思った事はありましたから。(汗)

今は柚葉さんもこうして立派に、そしてお美しくお育ちなのです
クラスメイトの方も焦ることは無いと存じますわ

ですが、過去に女性が肌を晒すことを破廉恥とされた時代を思えば、美しい肌を誰もが披歴できる今の世はとても良いと思うのです
それぞれの曲線美の素敵なことを、皆さまもっと自信を以てご披露いただきたいものでございます

お母様やサクヤ様も豊かな胸でいらっしゃるのですね
いずれは共に水浴の場でご一緒させていただきたいですわね

>私が試着した後レイナさんも試着されたのを見たのですが、私も、友人も、圧倒されましたね…。
>お嬢様のお言葉をお借りするなら、正に「眼福」…。
>同性でありながら、私も視線を逸らす事が出来ませんでしたね。

左様でございましたか
レイナさんがそうして積極的に水着をお召しになったのは誠に喜ばしいことですわ
わたくしを護ることを第一義として、常時武器を携行することを旨としてこられたのです

それが柚葉さんのことを思われて、水着で浜辺にいらっしゃると仰るのですから
わたくしの自衛の力を信頼していただけたのか、この国の治安に安心されたのか
いずれにしましても、そうして普通の女性としての振る舞いを良しとされるようになりましたこと、慶賀に堪えませんわ

>友人が、
>「これで柚葉の所のお嬢様まで揃ったら、そんじょそこらのアイドルユニットでも太刀打ちできないよ。」
>と言ってましたね…。

あらあらまあまあ、何とも勿体ないお言葉でございます…
柚葉さんとレイナさんの水着姿に対し、気後れしないよう、何とか奮起しているところでございますのに
ましてや、アイドルユニットと比較されますのは面映ゆいですわ

…もしも、アイドルなるものに我が身を置くなどという大胆極まりないことをいたすとしましたら…それはこの街、この地元に貢献することを目的としてのこと以外考えられませんわ
今は日本各地でローカルアイドルなるというものが活躍していると聞いております
徳波市や流川市のローカルアイドルは、たいそう人気でありますとか

いえ、もちろん仮定に仮定を重ねてのお話でございますわ
わたくしなどお呼びでないのは承知の上のざれ事でございます
この街にも市民フェスタに登場されるローカルアイドルがいらっしゃいますし、そうした方々を応援するのがわたくしの為すべきことと存じております

>そんな事はありませんよ…。御自身の魅力とは、御自身では気付いていないものです。
>それと…お恥ずかしい事を口にしてしまうかも知れませんが、私も見てみたいです、お嬢様の水着姿…。
>今度商店街に行った際、例のお店で選ぶ事に致しましょう。

ありがとうございます
柚葉さんの曇りの無い瞳でそう仰っていただけるのは、とても励みになりますわ
無闇に『わたくしなど』と申してばかりでは、そのお心より外れてしまいましょう
少しでも…自信を持ってまいりたいと存じますわ
では、勇気を出して水着を買いに参りますわ

…どうか、ご一緒してくださいまし
わたくしの水着姿につきまして、忌憚なきご感想をお聞かせくださいね
レイナさんもどうかご一緒に…
ああ、胸の鼓動が…高鳴ってなりませんわ

711 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/07(Sun) 19:42
>>695

…あらあら、随分と良心的なお値段で販売しているのですね。
でも、商売としては大丈夫なのでしょうか?

…成程、比較的小さいカップで販売しているみたいですね。
あの御値段であの量でしたら、気軽に買いに来る方も多いようです。
一人で、平均して2杯は買っていますね。
訪れるお客さんの、回転力で勝負という訳ですか。

この暑さですから、次から次へとお客さんが気軽な涼を求めて買いに来ていますね。
では私も、レイナさんと共に御相伴に預からせて頂きましょう。

…あら?お嬢様?丁度良い所に…。
しかも使い魔さん達も一緒とは、実にタイミングが良いですね。
あそこのかき氷屋さんで、同族の方々が頑張っているみたいですよ。
私達も、少し涼を取らせて頂きましょう。

>>696

>案外そうでもない。同族の血を取り込むことでその力を自分のものにできる奴もいるらしいし

そうなのですか?もしかしたら、>>54の方のように、戦いに生きる方でしたら
そのような力をもっていても不思議ではないですね。

…でも、私の知る吸血鬼の方々は、お嬢様を初めとして戦いとは無縁の平穏な日々を望まれている方が多いですね。
ソフィー・トワイライトちゃんも同様に。

ですが、貴方の仰るような力の持ち主の方達は、同族の平穏の為に敢えて過酷な戦いと運命に
身を投じているのかも知れませんね。
そのためにも、必要な力なのでしょう。

その苛酷さを私には知る由もありませんが、いずれそのような方達にも平穏が訪れることを願っています…。



712 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/07(Sun) 19:42
>>697 アーチェロお嬢様

>…柚葉さんは最初から、フワッとわたくしの心に、いとも軽やかに入ってこられて、それまでずっとそうであったかのように、わたくしの家族の様にお迎えいたしましたわ
>この家にいらっしゃった来歴を敢えて知ろうとは思わなかったのです

既にレイナさんがいるにも関わらず、お嬢様も私の事を自然に受け入れて下さいましたね。
そして、人間である私が此処で働くとなれば、自ずと来歴も気になろうというもの。
それでも、お嬢様はそれを詮索することなく、「家族」として受け入れてくれた…。

…私は、本当に嬉しかったですよ。
無論私も、御尋ねになるのでしたら包み隠さずお話するつもりではいました。
ですが、「禁血」を貫いているお嬢様と、娘の身を案じておられる旦那様…。
双方の事を思いますと、口にするには少々躊躇うものがあったのも本音です…。

>なんということでございましょう…
>それはその方に感謝してもしきれませんわ
>柚葉さんとお会いできたことは、わたくしが日本に参りましてよりの最高の宝と申してよいのですから

…少々御学友の方々や、御近所の方々には失礼かも知れませんが…。
「人間」の立場として、最もお嬢様に身近に接する事が出来て、それをお嬢様も自然に受け入れてくれた…。
このお屋敷で共に生活する中で、その事に私も喜びを感じずにはいられませんでした。

>日本の退魔集団を束ねるお立場の方が、イタリアの有力魔族の長と、協力されているのですね
>カルミーニオ家とイタリア政界の長きに渡る交渉につきましては、その一端を存じてはおりますが、日本で左様な人脈が在ろうとは存じませんでした

詳しくは存じませんが、きっと旦那様も一族のために、そしてお嬢様のためにも自らの一族と人間との関わり方に
長きに渡り御心を砕かれてきたのだと思います。

そしてこの国におきましては、人と魔は時として対立することはあろうとも、互いの共存の立場を理解して
その歴史と共に歩んできた事に旦那様は御理解を示しているのだとも思います。
それは、「鬼斬り頭」である若杉家も同様…。
だからこそ、共に歩む道を選ぶ事が出来たのだと思います。
…お互いを知る事無しには、何も生まれてはこないのですから。

>柚葉さんの貴い血を提供する…献血する立場になってほしい、と頼むのは、やはり娘としていささか憤怒の情を覚えずにはいられないのですが
>繰り返しになりますが、柚葉さんのご両親に対しても申し訳なくて…

いえ…そんな…。旦那様は、お嬢様の御父上は、私にそのような立場を強制したわけではありません。
今の私の立場と仕事を受けるか受けないかは、あくまでも最後は私の判断によるものなのですから。
旦那様は、お嬢様の身を案じながらも全ては私が決めてほしい、と仰っていました。

…私は、私の意思でこうしてお嬢様にお仕えする立場にあるのです。
そして、その事に喜びさえ感じているのですよ。
お嬢様が気に病むことなど、何一つありません…。


713 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/07(Sun) 21:58
>>698

>…お父様に心配をかけていること、そのことの責はわたくしが負わねばなりないこと
>ですのに、柚葉さんの親御様は、父の心配とわたくしの生きてきた在り方を知り、柚葉さんが来てくださることをお認め下さったのですね
>その…その、有り難いお気持ち、わたくしはどのように応えたら良いものでしょうか…あまりに有り難くてならないのですわ

親が子を想う気持ちは、如何なる種族であろうと違いはありません。
そして…私の両親がお嬢様の御父上の心情に理解を示したのも、
同じ親としての立場故…ですね。

もし、お嬢様や私がその気持ちに応えることができるとすれば…。
それは、共に息災でこの日常を歩み続けること…。それが一番だと思います。
お嬢様は社会的にも、そして種族としてもやんごとなき立場故に、悩まれる事も
時として壁にぶつかることもあろうかと思います。

そのような時、レイナさんや私がその心情を理解し、支えていける間柄である事が大切ですね。
深まった絆が掛け替えの無いものとして、私達を結び付けるものとして歩んでいけることを願わずにはいられません…。

>いえ…、感謝だけではなく…、わたくしは、もうどうしようもなく、貴女のことが好きで…愛しくてならないのですわ
>この気持ちも我儘ととっていただいてかまいません
>これはただ、わたくしの偽らざる心
>誰に認められなくても、まごうことのないわたくしの、わたくしだけの気持ちなのですから

それは…私も同じですよ、お嬢様…。
私も、お嬢様の事が、貴女の事が、大好きです…。
家族として、友として…いえ、そういった枠にも捉われない、掛け替えの無い存在として…。

出会いというものは、いつでも唐突かもしれません。
でも…お嬢様の事を聞かされて、私は思いました。
お嬢様が人間の事を知りたいと思ったように、私もお嬢様の事を知りたいと思ったのです…。
そして、お嬢様の事を深く知る度に、その想いもまた強まっていきます…。

一度はお嬢様に哀しい思いをさせてしまいましたが、あれもまた、一つの切っ掛けになったのかも知れませんね…。
私達を結んだ赤い糸が、終の時まで共に結ばれている事を信じ、共に歩んでまいりましょう…。
この絆もまた、お嬢様と私だけのものなのですから…。

714 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/08(Mon) 23:39
>>699

>今は特にご要望がないとしましても、何か新たにご希望が出てきましたら、どうか仰って下さいましね?

…お気遣い、誠にありがとうございます。
少なくとも、今は何か改善等を希望する事はありません。
もし新たに希望が出てくるような事がありましたら、その際には宜しくお願いします。

>まあ、そうなのですか?
>叔母様にもそのような不思議な縁を結んだ方がいらっしゃるのですね
>叔母様は…その方と一緒にいらして、そのことを良き絆とお認めになっていたと…?
>それでしたら、わたくしにとりまして、とても喜ばしいことですわ

はい…最初は確か、蛇神の使い魔として、叔母の血を狙う鬼としての存在であったらしいです。
叔母も二回程、その血を吸われてしまったとか。
…ただ、その際にその娘と叔母の意識が同調し、主である蛇神の思惑を知ることになり、
叔母の優しさに惹かれて消えゆく筈だったその身をお守りに宿され、 救われたそうです。
…少々素直じゃないのが玉に瑕ですが、本当は叔母の事を今尚大切に想っているんですよ。

その守護霊の娘ですが、若杉の総裁によればその出自は貴族の藤原氏の家の一つであるとか。
…ただ、病弱で双子という事で忌み子として育った事が、鬼となる一因ともなってしまったそうです…。
その娘をも救った叔母の優しさは、私の母と同じものだと思います。

…そういえば、叔母が高校の京都の修学旅行の際、名前の雰囲気が似たクラスメイトと間違われて営利目的で誘拐されるという災難に見舞われた際、
その娘のお陰で誘拐犯達から救われたそうです。

これから私達も京都に向かう訳ですが、私もくれぐれも用心しなければいけませんね。

>はい、伝わってまいりますとも
>この血の中に普く在るどこまでも清らかで 柚葉さんと私を繋げてくれたな命の煌き…
>どれほど、それがわたくしの心を悦びで満たすことでしょう
>その一部がわたくしの中に流れ込んだ時より永久に、繋がりの分かち難さは疑うべくもなく
>わたくしたちがずっとずっと一緒であることが、わたくしの望みでございますわ

……………。
ぎゅっ………。

(お嬢様の背中を、優しく抱擁しています。)

715 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/08(Mon) 23:59
すみません、>>714は、>>699への返答になります…。

>>705 久我原雪姫さん

まあ…久我原さんの家は、日本の終戦に貢献されていたのですね?
確か、日本には広島、長崎に続く新たな悲劇が起きる可能性もあったと聞いた事があります…。
そのような更なる悲劇を食い止める事に貢献されていたとすれば、感謝の言葉もありません…。

そして、その後の復興にも御力を尽くされたのでしょうね。
その時に想いを馳せるのであれば、その後に生まれた私達はあの時の悲劇を繰り返さぬ為のたゆまぬ努力を
一丸となって続けていかねばなりませんね。

>>704

>あの、ナンセンスでしかも大らかな、読んでいてふんわりとした心地になれる物語、きっと多くの方の心を和ませてくれているのでしょうね

はい、私が初めてこのシリーズを読んだのは物語形式のものではなく、「あいうえおうさま」という
子どもが「あいうえお」を気軽に覚えるのに適した絵本でした。
「あ」ならそのページに「あ」の付くものが色々と描かれたりしていて、または文章もすべて「あ」で始まる形式になっているという
実にユニークな本でした。(笑)

このおうさまのシリーズが、絵本形式になっているのを知ってからは色々と読みましたね。
面白そうなものがあれば、一度あの子達にも読み聞かせてあげることにしましょう。

>作品の受け取り方は人によりまして千差万別のことでございますが、柚葉さんを楽しませてくれる作品でしたら、わたくしにもなお一層素敵な作品となりますわ

ええ、読んでいる途中、時には思わず笑いを堪える展開もあったりして…。くすくす…(笑いを堪えています)
時に心温まる展開もあれば、笑ってしまいたくなる展開もあり、見ていて飽きませんね。
ソフィーちゃんたちの物語に続いて、実に良き作品を紹介して頂き、ありがとうございます。
もし私も見つける事が出来ましたら、紹介させて頂きますね。

(すみません、本日はここまでになります。)

716 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/09(Tue) 22:23
>>687(柚葉さん)

>あらあら…。確かにそれでは、軽部さんのような可愛らしい方でも、職務質問になってしまっても無理は無いですね…。(苦笑)
>でも、そのようにお互いに笑い合えるようになれた事は、私にとっても嬉しい事です。
>お互い焦らず、急がずの距離の縮め方が、確実に実を結びつつあるという事ですね。

この一件以来、文字通り距離がずい分と縮まりましたわ
10mくらい離れて歩いていらっしゃったのが、一気に5mくらいに…
通学路の途中に交番がございますが、婦警様もわたくしたちの間隔を見てうんうんと頷いていらっしゃました
心の距離も縮まったのではないか、と思えるのですよ

>夏休みは町内のイベントも色々とありますし、その中で軽部さんとお会いする機会があるかも知れません。
>その時は、互いに良き思い出が作れる事を願っています。

はい、それでございますが、>>570で申しておりましたこども会の肝試し、軽部様もご参加になるそうでございます
軽部様のお母様が子ども会の役員をなさっているため、ご自分の娘にも協力願ったのだそうです

軽部様はまだ何に変装なさるか考え中のようでございます
ぜひ何か協力させていただきたいですわ
今週催されます嵐電妖怪電車に乗ることが出来ましたなら、そこで見たことをお伝えすることも出来ましょう
それに、嵐山駅では妖怪仮装セット・グッズの販売が行われるそうですから、何かお土産を買ってお持ちしたいと存じますわ

◇◆◇◆◇◆◇◆

>はい、それはもう…。
>お嬢様と私が血の絆で結ばれるきっかけとなり、私の傍にいて下さったあの時に…。
>お嬢様に心配をかけてしまった事は申し訳ありませんが、あの時の安らいだ気持ちは今もこの胸の中に残っています…。

いえいえいえいえ!
お待ちくださいな…
あの時のことを思うと、本当に胸が痛みます
わたくしのせいで柚葉さんにまで血を流させてしまったのです
わたくしが傍にいて寄り添わずして何といたしましょうか

確かにあの時は、わたくしが柚葉さんとの絆をしかと頂きました忘れがたい時でございました
ですが…ですが、二度と柚葉さんを傷つけることは嫌でございます
大切な方が傷つける恐ろしさを分からずしては、柚葉さんが感じられた安らぎを我が事と喜ぶ資格すらないではございませんか…

男女がエンゲージリングを交わすことだって、一生に一度と思えばこそ、それは掛け替えのない貴重なものになるのではありませんか
い、いえいえ、別に柚葉さんに対してそのような感情を抱いているとかそういうことではございませんが

これから柚葉さんと寄り添うのは、もっと心穏やかに日々の中のことといたしたいですわ…


717 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/09(Tue) 22:24
>>687(柚葉さん)(つづきでございます)

◇◆◇◆◇◆◇◆

>いずれはお嬢様にも、素敵な出会いが訪れる事を私も願っています。
>でも、その時も出来ればお嬢様にお仕えする立場でありたいですね。

ありがとうございます
正直、まだ実感が涌かないことでございますが

柚葉さんが神父様と結ばれてなおお世話頂く…そんなありがたい生活を送るとなれば、わたくしと二世を誓う方も柚葉さんに対して恥ずかしくない方でなければいけませんね
その様な方と巡り合うためにも、わたくしも自分を磨かなくてはならないのでしょうが…
柚葉さんのように、殿方にときめく自分が中々想像できませんわ

>カァァァァ…。(真っ赤になってます。)
>ぷしゅううう…。(熱が覚める音です。)

>はっ!?わ、私ったら、一体今何を…。
>も、もう、お嬢様ったら…。(赤面)

もう、柚葉さん、可愛いです…
うふふふっ、こんな会話が交わせるなんて、なんと楽しいことでございましょう
故郷の城館では出来なかったことでございます
家族、というものを改めて教えられた気分ですわ

◇◆◇◆◇◆◇◆

>ただ、神父様は信仰と神に仕える立場を貫く者として、生涯独身を貫かれるとか…。
>例え、どのような答えが返ってきたとしても私は構いません。
>…大切なのは、私自身が胸に秘めていた想いを伝えること、それに対して神父様ご自身の答えを頂ける事です…。

>はい、大事なのは、フリューゲル神父様自身のお気持ちですから…。
>もし私に割り込む余地が無いのであれば、その際は身を引く所存です。

お優しく誠実な神父様のことでございます
柚葉さんのお心を真摯に受け止めて、誠の心を以て返してくださるのでしょう

わたくし如きが申すのも口幅ったいですことですが
あの方が、あの立場でいらっしゃらなければあの方にとりましても本当に良き幸せをつかめるお二人となりましょうに

わたくしが口を挟めることではございません
ただ、出された結果を受け止められる柚葉さんを…友として家族として迎えるだけでございます
わたくしのこの身を以て貴女の心の全てを、わたくしは受け止めたい…


718 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/11(Thu) 18:15
>>688(柚葉さん)

>お颯さんより頂いたレモンのお陰で、サッパリとしたデザート作りには事欠きませんね。
>また、新たなデザートをレイナさんと共に御作り致します。

お二人の作られるデザートはいつもわたくしの舌を楽しく驚かせてくださいますわ
お颯様選りすぐりのフルーツがどんな美味しいデザートになってわたくしの舌にコンニチハをしてくださるか、毎回楽しみでございます

イタリアに於きましてもレモンを使いましたデザートをメイドさんに作っていただきましたわ
マチェドニア…レモンやバナナやリンゴをたっぷり使ったフルーツポンチ的な味わいでしたわ
懐かしいです

>今日はいよいよ、土用丑の日ですね。
>実は臨時収入で、行きつけのお魚屋さんで鰻を予約しておいたのですよ。

土用丑の日!
遂にその名を聞く時がやって参りましたのね
日本の夏の味覚…鰻でございますわね
やはり彼の有名なかば焼きでござましょうか?

>ひつまぶし・かば焼 ・佃煮 ・肝煮 ・うまき
> ・うざく ・八幡巻 ・白飯 ・肝吸 ・漬物

………………
まあ…、まあまあまあ…
それは、…さぞや絶景でござましょうね
鰻のフルコースだなんて、思いもよりませんでした
何という心躍る御膳でございましょう
日本の夏を舌で堪能するのに、ここまでのものをいただくなど最高の贅沢でございましょう

>レイナさんとも調べたのですが、丑の日の災厄除けと栄養を摂るために
>「小豆」を食べる習慣が昔から伝わっているそうで、
>デザートには「あんこ餅」「安倍餅」「草餅」「笹餅」などを食べているそうです。
>食後には、緑茶と一緒にこちらを召し上がって頂く事に致しましょう。

まあなんと…日本のスイーツに欠かせぬ「小豆」にそんな意味が込められているのですか
なるほど、生活に根差した食材にはそのように心の平安への願いが籠っているのですね
素敵なお話でございます

>鰻ですが、お嬢様と使い魔のあの子達が召し上がっても、十分な量がありますね。
>そういえば、外では未だに随分と激しい攻防が続いているみたいです。
>…運動の後は、お腹が空きますからね。
>お嬢様、如何致しましょう?

ふふふっ、さようでございますわね
涼音様も雪姫様も、この暑い中のバトル、さぞや汗をかかれ体力を消費されることでしょう
鰻の匂いを嗅ぎましたら、たまらないでしょうね
お近づきのしるしにお呼びすること、柚葉さんとレイナさんが宜しければそういたしましょう

とても賑やかな御膳になりそうです
楽しみですわね

◇◆◇◆◇◆◇◆

…ご馳走様でございました

平賀源内…
『土用丑の日』に鰻を食べようとのキャンペーンを考案したという方…
わたくし、この方に感謝一杯でございますわ
この方のことを『日本のレオナルド・ダ・ヴィンチ』と言われていると伺いまして、「さすがにそれは大げさなのでは?」と思ったものですわ
別にイタリアの方を贔屓にするつもりはございませんが、『万能人』とまで呼ばれた人物に比肩する天才はそうそういないのではないか、と

ですが…平賀源内、素晴らしいですわ
こんな素晴らしい食材を世に広めるキャッチーなイベントを考え付いたのですもの

本当に…美味しい舌の上で繰り広げられる味覚のカーニバルでございますわ
こんなに濃密で心弾む味わい…、ああ、本当にウットリでございます

ああ、そしてこれからまだ和のスイーツが今や遅しとわたくしたちを待っていてくれるのですわね
甘く広がる小豆餡や黄な粉、蓬の味や笹の香りを思うと心がはんなりと和んで参りますわね

はあ…、カーニバルの後には心休まるひと時が嬉しいですわ
鰻の濃厚な味わいの後にいただく甘味の、何と心落ち着きますこと
そして、その甘味を受け止めます緑茶のほろ苦さも素晴らしいですわ…

食卓を囲んだ皆さんのお顔の何と楽し気に輝いていますこと
これが見られるのが、お食事の時の尽きせぬ楽しみでございますわ

本当に柚葉さんの、味覚が人を喜ばせるための創意工夫の演出は実に見事でございます


719 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/11(Thu) 20:15
>>693(柚葉さん)
>ああ…そういえば、私が教会に出向くのをお嬢様が笑顔で見送る際、お嬢様の髪の毛が一部アンテナの様に尖って、
>何やら電波を受信していたような…。恋心電波を受信されていたのでしょうか…?

あらあらうふふ、わたくしの髪がそんな風になりまして?
もう、おからかいになって…
それは寝ている間に付いてしまいました寝癖かと思いますわよ?

アンテナはわたくしのこの胸の内にちゃんとございますわ
何時だって、柚葉さんのことをお気持ちを知りたいと思うわたくしの胸に

>>よりにもよって雇い主が魔族なのです
>>せっかくのご自身の想いを育まれるのを邪魔してしまったりはしなかったでしょうか…?

>そ、そんな事はありません!
>それにあの方は、人か魔族かという表面的な見方をするような方ではなく、
本質を見据える事の出来る慧眼をもった方ですから…。

申し訳ございません
神父様を疑うつもりなど毛頭ございませんわ
あの方とお話しさせていただいて、その慧眼の一端を垣間見たのですから

少しだけ、ほんの少しだけ、柚葉さんのお心の行方を心配したのです
わたくしにご遠慮して、あの方へと向かう心の翼の、どこまでも飛んで参ろうとなさるその翼の羽ばたきを控えてしまわれないかと
だって…、あなたはあまりに優しくて、あまりにわたくしを気遣ってしまわれるから

でも、確かに…
お二人の曇りの無い瞳が見つめ合い、心を通わせ合うなら、わたくしのこともきっと迷いなく包んでしまわれるでしょう
この胸の懸念など何の意味の無いことと反省いたしましたわ

ただ…、神父様のいらっしゃる世界には、その教えに相応しからざる心濁らせた人も居りますのは確かなこと
そのような者たちが神父様に対し、己の物差しでは測れない気高い魂に対し、邪な考えを持つこと、そればかりは少しばかり懸念するのです

シスター・カリーナ様とは全く別の、濁った心の者たち…

720 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/11(Thu) 20:16
>>693(柚葉さん) (つづきでございます)

かつて例によってわたくしが人間に交わろうとした、とある村でのこと
木登りをしていて降りられなくなり泣いていた女の子を、飛んで行って抱いておろしてあげたら、泣き声を聞いて血相を変えた母親が必死の形相で駆けてきましたので、その娘を渡しました
母親がわたくしに頭を下げて礼を仰るという、当時としては珍しい友好的な雰囲気で、わたくしも少なからず良い気分でございましたが

しばらくしてより後、その村の上空を飛んでおりましたら、村の広場で何やら大勢の人たちが騒いでいます
その人の輪の中に先日の母娘が抱き合って震えているという、面妖な景色です

そして傍で喚いているのは村の教会の聖職者らしき男
そっと聞いていれば、
『この娘は、女吸血鬼に魅入られ友となったと告白した背徳の者
 既に、血を与えて下僕となる契約をしたに違いない』
と顔を紅潮させて嵩にかかって口から出まかせ、罵詈雑言
母親は弁解するも、疑心暗鬼の村人に囲まれ顔面蒼白…

慌てて急降下して母娘のために弁解しようとしたら背後から声
「姫様、ストレートに庇ったら逆効果ですよ。少しはキャラを作ってください。」
とちょっと冷めた声で言うフィドゥーチャが

彼女のアドバイスを受けて、ゆっくりと降下
せいぜいキャラを作って高慢に高笑いいたしました
「愚か者どもよ。教えておいてやるわ。
 貴様らの如き下賤の者の血、我が舌を悦ばせられると思うてか?
 此処にいる者の誰一人その任に堪えはせぬわ。誰一人、な。
 その母娘の血も、我が家の使い魔の蝙蝠に食らわせるのがせいぜいであろうよ。
 だが、そうだな、そこな尊い神の代理人の血なら我が舌を悦ばせられるかもしれんな。
どうだ、試してみてやろうか?」
聖職者は、文字通り腰を抜かして四つん這いになって、陸に上がったアザラシのようにジタバタしていましたわ
元々、人望も無かったのでしょう
村人も、むしろ母娘に同乗の目を向け、男たちは二人をわたくしから庇う態勢でしたわ

(もうこの村には来られないな)
そう思いながら、わたくし冷笑の高笑いをあげ、フィドゥーチャと共にその場を飛んで去りました…

フィドゥーチャの
「ほら、元気出して。帰ったらお茶を淹れて差し上げます。」
の声が胸に残りましたわ

…また、長々と昔話をしてしまいまして申し訳ございません
ただ、あの聖職者の様な…なんというか、つまらない男が教会にもいるのですわ
それももっと高い地位にも…
そのような者に神父様が付け入られること、それはあってはならないけれども、少し心配にもなるのです

柚葉さんのお心のときめきに水を差すような不快なことを申してしまい、申し訳ありません
本当に、本当に、申し訳ありません…

ただ、あのような鼠輩が神父様の足を掬おうとする、そんなことだけは絶対にあってはならない、そう思うがゆえに詰まらない話をさせていただきました

お二人が手を携えていかれるなら、きっと杞憂ではあろうことと存じてはいるのですが…

ごめんなさいませ、能天気なわたくしらしからぬヘンな心配性になってしまいまして


721 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/12(Fri) 00:12
大変申し訳ございません
>>707(柚葉さん)
の京都旅行の件に対しまして、先にご返事いたします


>はい、渡月橋は嵐山の名物の一つでもありますね。
>朝涼しい時に、ホテルから出てゆっくりと散歩するのが宜しいでしょう。
>夜の風景と川のせせらぎも、また風情を感じさせてくれると思います。

まことに京都らしい風情溢れる情景でございますね
その夜の闇とせせらぎの音にこの身を置いて、出来れば月光を浴びて、夕涼み…いえ、宵涼みを愉しみたいですわね

>少し調べてみたのですが、京福電鉄からは若干離れているようです。
>多少乗り継ぐ形になりますので、人数の事を考えるとホテルからはタクシーの方が宜しいかも知れませんね。
>それから、太秦映画村は最終日にしてもいいかと思います。

そうなのですか
お調べくださってありがとうございます
映画村は外せませんからね
時間を十分とって賑わいの中で、時代劇の情緒を楽しませていただきましょう

>私も、お嬢様とレイナさんの舞妓姿、是非とも見てみたいです。

ふふふ…、嫋やかな意匠は中々お召しいただけないレイナさんですからね
ここは何としてでも優雅な舞妓さんのお姿を記念に撮らせていただきましょう
きっとたいそう照れられるかと思いますが、3人そろってのことですから、何とか納得していただくことにいたしたいですわ

あら、柚葉さんもオーサ様の漫画はお読みなのですね
共通の話題が増えるのは嬉しいものです
わたくしも暇を見つけて、もっとオーサ様の作品を読ませていただくといたしましょう

>はい、私もレイナさんも既に準備は万端です。
>後はお嬢様のご予定次第…。何時でも御一緒させて頂きます。

はい、それでは唐突ではございますが
今日この日を旅立ちの日といたしましょう

本日は
『京都旅行 0日目』
といたしますわね

これから、京都旅行のお話をすることがございましたら、これまでに柚葉さんとレイナさんが立ててくださった日程に基づいて、その都度『京都旅行 ○日目』表させていただきますわ

さても楽しみなことでございます

ただし、お返事の順番は元に戻します
ですので、旅行のお話をいたすとしましても、とびとびになるかと思いますわ

722 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/12(Fri) 01:03
補足しますと、京都旅行の日程は
>>672
のとおり
そして、>>707のとおり最終日には太秦映画村にも参りましょう

夏休みも中盤となりましたので、季節感が変わらないうちにと思い、このように順番を変えさせていただいて出発とさせていただきましたこと、どうぞ御許しくださいませ


723 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/13(Sat) 06:24
>>704 (続きです)アーチェロお嬢様

>…申し訳ございません
>このようなお話、柚葉さんをご不快にさせてしまいましたわね
>わたくしったら、簡単に予想がつくことですのに、斯様にペラペラと…

いえ、お気になさる必要はありませんよ、お嬢様。(微笑)
学生も、社会人の方も、その中で悩みはつきものです。
もし話すことでスッキリするのであれば、それで良いと思いますよ。

それに、私の立場でお嬢様から素直に悩みを打ち明けて頂けるのであれば、その方が嬉しいし、安心します。
私がお嬢様の従者であり、家族として信頼して頂けている証なのですから。

>もっとも、部長様も悪い方ではないのですよ
>後から追っかけてこられた副部長様にきつく叱られて、ぎごちないながら謝ってらっしゃいましたから

部長さんにも、その副部長さんのような方が居てくれて良かったですね。
優れたリーダーには、優れた補佐役が居てくれなければその立場は勤まりませんものね。
リーダーが行き過ぎたり、道を逸脱していると判断したら、迷うことなくそれを正す。
チームや組織には、必要な在り方ですね。

>柚葉さんは、いつも毅然として仰ることは筋を通されていて、いつもすごいな、と思っておりますわ
>やはりお姉さまと申しますか、そんな強さも素敵でございます…
>>334でシスター様に断固として、その思うところを力強く言葉にされたあの時のこと…思い出すたびに憧憬の溜息が漏れてしまいますわ…

うう…。後から思い返すと、ちょっと自己嫌悪気味に…。
私って、皮肉屋だったのでしょうか…?
でも…あの時はお嬢様を傷つけた方の、あの言葉の内容を認めるわけにはいかないという一心でしたから…。

それと、あの時の十字架を手にしたカリーナさんを見ていてふとある方の言葉が頭の中を過りましたね。

「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。」

フリューゲル神父様の出身国、ドイツの哲学者ニーチェ氏の言葉です…。
使命とはいえ、人外の存在を殺めることに快楽すら覚えている様子でしたから…。

ニーチェ氏の思想は、キリスト教徒の方には少々心苦しいものがあるかも知れませんが
恐らくフリューゲル神父様には大きな影響を与えているかも知れませんね。
無論、ニーチェ氏の思想全てが真理であるとは言いませんが、戦う立場の方には学ぶべきものが多いと思います…。

>>709

あらあら…。(苦笑)
私も仕事が終了後、必ず日誌を付けてますけどね。

…でも、お嬢様のプライバシーに立ち入るような事はなさらないで下さいね?
冗談のつもりかも知れませんけど、当の本人にとっては迷惑以外の何物でもありませんから。

あ、蝙蝠さんが、日記を攫って空の彼方へ…。

724 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/13(Sat) 07:05
>>708 アーチェロお嬢様

>長の年月に渡り、一族を上げて人様より血をいただくことを続けてまいりましたのにも関わらず、その行為を人との絆を結ぶよすがとする
>左様な考え方をする者が、果たしてどれだけいたでしょう
>いえ、わたくしにしましても、そのことにずっと思いが及んでいませんでしたわ

いえ、私達の一族も、血を絆とすることは考え方によるものではありません…。
あくまでも運命の糸に導かれ、結ばれた者同士が成し得た事…。
全ては、偶然に過ぎません。

血を頂く事を必要不可欠な糧としながらも、その事を真摯に考え、向き合ってこられたお嬢様の考え方こそ素晴らしいと思います。

>人の血を贄として参りました一族の者ととして、それはとても恋い焦がれるばかりの在り様でございますわ
>大切な命の雫をいただくことで、それに報いるためのどれだけのことが出来るか?…それはわたくしにとりまして、どうしても解いて参りたい『問い』でございます

その「問い」…。恐らくはお嬢様が一族の姫君として、当主として、一族を背負う身として
長きに渡り向かい合うものとなりましょう。
だからこそ、レイナさんや私が傍に寄り添い、支えとなりたいと思っています…。

>…そういえば、フィドゥーチャから…ああ、わたくしが母親ともども眷属にしてしまいました元人間のメイドから暑中見舞いが参ったのですよ

お嬢様が、母や私の身内の方々に会いたいと仰っていたように、
私もフィドゥーチャさんやメイド長さんのようなお嬢様の身内に方々にお会いしたいという気持ちが強くなって参りました。
お嬢様の大切な思い出を聞かせて頂く度に…。

でも、何となくですがフィドゥーチャさんにヤキモチを焼かれてしまわないかが心配です…。(汗)
エリーちゃんと灯さんのお会いしたばかりの時然り…ですね。(汗)

>その尊き愛の結果、今柚葉様がいらっしゃることを思えば、わたくしもお母様や叔母様にどれほど感謝いたしたいことか
>お母様、叔母様、それにそのお兄様…叔父様とももうすぐお会いできるのでございますね
>いろいろなことを伺いまして胸いっぱいのこの気持ち、どのようにお伝えしたら良いものか、困ってしまうほどでございますわ

はい、母が叔母を、叔母が母を、そして叔母の兄である叔父が母や叔母を想う気持ちがあればこそ、
私がこの場にいられるのですね。それを思うと、私が如何に愛情によって育まれ、生まれたかという事を実感します。

それから叔父なのですが、お会いした時に母を未だに「ゆーねえ」と親しげに呼んでくれるのですよ。
これは何となくですが…叔父にとっては母は初恋の人だったのかもしれません…。

でも叔父は、優しいだけでなく憑かれた蛇神の邪心にも屈さず、鬼となりながらも運命と戦い、仇敵とされる鬼斬部の方とも絆を結ばれて
その運命に打ち勝った強く正しい人であると、母が語っていました。
せめてその心の一端だけでも、受け継いでいかなければと思います…。

もし叔父が、お役目を果たして現世に人間として戻られる日が来たら
お嬢様とお会いしてほしいです…。

どのような形であれ、長きにわたる道を歩み続けるお嬢様にとって
この国の一人として支えとなってくれる…。
そんな気がするのですよ。

725 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/13(Sat) 07:25
>>710 アーチェロお嬢様

>今は柚葉さんもこうして立派に、そしてお美しくお育ちなのです
>クラスメイトの方も焦ることは無いと存じますわ

まあ…。うふふふ。(微笑)
お嬢様に褒められると、嬉しさも一入ですね。
私の友人でも、未だに成長してる方もいますから焦る事はないでしょうね。

>お母様やサクヤ様も豊かな胸でいらっしゃるのですね
>いずれは共に水浴の場でご一緒させていただきたいですわね

はい、サクヤさんは特に…。
それと母に関してはサクヤさん曰く、
「恥ずかしいからって自己申告を控えめにしてると、服をプレゼントする時に困るじゃないか。」

と言ってましたね…。(汗)

>それが柚葉さんのことを思われて、水着で浜辺にいらっしゃると仰るのですから
>わたくしの自衛の力を信頼していただけたのか、この国の治安に安心されたのか
>いずれにしましても、そうして普通の女性としての振る舞いを良しとされるようになりましたこと、慶賀に堪えませんわ

はい、仕事の面で先輩として色々と助けてくれるレイナさんですが、私生活の面でも本当に親しく接してくれて
この方と一緒にお仕事ができて良かったと本当に実感しています。

お嬢様をお守りする立場でもある方ですから、常に落ち着いた雰囲気のレイナさんですが
一緒にはしゃぐ事ができる機会を、私も楽しみにしているのですよ。

>…もしも、アイドルなるものに我が身を置くなどという大胆極まりないことをいたすとしましたら…それはこの街、この地元に貢献することを目的としてのこと以外考えられませんわ

うふふふっ、もしそれが実現するのであれば、レイナさんは裏方としてお嬢様を支え、
そして使い魔の子達が共に可愛らしい衣装を着てお嬢様と一緒にステージで…。

想像していて、何だか楽しくなってきました。
衣装は、和装をイメージしたものを見事に着こなして和洋の魅力が見事にマッチして
観客の皆さんを大いに盛り上げることに…。

…すみません、楽しくて妄想が止まりません。(苦笑)

>無闇に『わたくしなど』と申してばかりでは、そのお心より外れてしまいましょう
>少しでも…自信を持ってまいりたいと存じますわ
>では、勇気を出して水着を買いに参りますわ

(当日)

如何ですか?この白地に綺麗な花柄を全体に散りばめたこちらのワンピースの水着…。
水着の上に、全身にパレオを巻く形となりますのでお肌を全体的に多く覆う事も出来るのですよ。
ビーチでは白い帽子をかぶれば更に、日光対策も万全ですね。

…それに、この水着を纏って帽子を被ったお嬢様がビーチに座って風を受けている姿を想像すると、
正に「夏少女」のイメージですね。(微笑)
もし海に入られるのであれば、パレオを取って入ればよろしいかと。

以前お店に入った際に、レイナさんと選んでおいたのですよ。
お気に召したのであれば、是非試着なさってください。(わくわく)
え?何をそんなに期待に満ちた目をしているのですかって?
…だって、お嬢様の素敵な水着姿、見るのは初めてなんですから♪

726 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/13(Sat) 08:07
>>716-718 アーチェロお嬢様

>この一件以来、文字通り距離がずい分と縮まりましたわ
>10mくらい離れて歩いていらっしゃったのが、一気に5mくらいに…

うふふふ…。出来ればこの秋から冬にかけては、共に登校する姿を見たいものです。
私の朝の、新たな楽しみが増えてほしいですね。
まだ時期は早いですけど、寒い時期にはそれが実現してほしいです。
お嬢様の心の温もりを、軽部さんも少なからず感じ取っている筈ですから…。

>今週催されます嵐電妖怪電車に乗ることが出来ましたなら、そこで見たことをお伝えすることも出来ましょう
>それに、嵐山駅では妖怪仮装セット・グッズの販売が行われるそうですから、何かお土産を買ってお持ちしたいと存じますわ

そうですね。是非良きお土産をお選び致しましょう。
それから先程、お嬢様と私、レイナさんが着る仮装用の着物が届きました。
確認後、レイナさんがホテルに送って下さるよう手配をして下さっています。
嵐山散策後、ホテルに戻って御着替え致しましょう。

それから、レイナさんが仮装して嵐山電鉄に乗る際のサービスの
アイスキャンディーを配るサービスの許可も頂いています。
外の方々との折衝も本当に速やかで、レイナさんは本当に凄いです…。

>いえいえいえいえ!
>お待ちくださいな…
>あの時のことを思うと、本当に胸が痛みます

あ、申し訳ありません…。私ったら、お嬢様のお気持ちも考えずに迂闊な事を…。
命に別条はありませんでしたから良かったものの、身近な方が傷つく事は
自分が傷つく以上に辛いですから…。

>男女がエンゲージリングを交わすことだって、一生に一度と思えばこそ、それは掛け替えのない貴重なものになるのではありませんか
>い、いえいえ、別に柚葉さんに対してそのような感情を抱いているとかそういうことではございませんが

え、エンゲージリング…?
あ、あの、その、私…。

(この後、二人とも赤面して黙り込んでしまった挙句に、お茶を運んできたレイナさんに呼びかけられて我に返りました…)

>うふふふっ、こんな会話が交わせるなんて、なんと楽しいことでございましょう
>故郷の城館では出来なかったことでございます
>家族、というものを改めて教えられた気分ですわ

家族…。そう言って頂ける度に、嬉しさを実感しています。
私の母も言っていましたね。好きなものが何かと問われたら、「家族の絆」であると…。
私がこの街でのお嬢様の家族になれた事は、私にとっても掛け替えの無い宝物です。

…「メイドたる者、主従の関係はしっかりと自覚しておかねばなりませんよ。」と
メイド長さんには怒られてしまうかもしれませんが。(汗)


>お優しく誠実な神父様のことでございます
>柚葉さんのお心を真摯に受け止めて、誠の心を以て返してくださるのでしょう

はい…。きっとお気持ちを真っ直ぐに返して下さる事と思います。
私もそれを真摯に受け止める事が、あの方を好きになった者の務めでしょう…。

>マチェドニア

これは、初耳です。
成程…。いろいろな野菜から作られることもあり、冷菜(サラダ)または温菜として供される事もあるのですね。
これは、パスタに合いそうですね。
では早速、今夜お作り致します。

頂いた野菜の中で、茄子もありますし…。
では、今夜は茄子と夏野菜のパスタ、マチェドニアの組み合わせと致しましょう。
お嬢様の城館の時の様にはいかないかも知れませんが、如何でしょうか?

>鰻の匂いを嗅ぎましたら、たまらないでしょうね
>お近づきのしるしにお呼びすること、柚葉さんとレイナさんが宜しければそういたしましょう

>とても賑やかな御膳になりそうです
>楽しみですわね

うふふふ♪今度は刀をお箸に持ち替えて、新たなバトルが勃発しそうですね♪
まあ、お二人とも礼儀を弁えた方ですから必要以上のバトルにはならないと思いますが。
では、一段落しましたらお声をかけてみることにしますね。


727 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/13(Sat) 08:31
(続きです)

>>718 アーチェロお嬢様

>…ご馳走様でございました

>平賀源内…
>『土用丑の日』に鰻を食べようとのキャンペーンを考案したという方…
>わたくし、この方に感謝一杯でございますわ

…お粗末様でした。
片付けもある程度済みましたし、甘味とお茶と共に私も御一緒させて頂きますね。
では、ごゆっくりとお茶飲み話と致しましょう。

平賀源内さんに関しましては、私も昔伝記や漫画で読みました。

…お嬢様の仰る通り、流石にレオナルド・ダ・ヴィンチ氏と並べるのはちょっと大袈裟かと…。(汗)
平賀源内さんといえばエレキテルで有名ですが、「発明」ではなくあくまでも既存の物を修理しただけですからね。
…でも、ダ・ヴィンチ氏とは違い成功を修めたとは言い難い、不遇な方だったんですよね…。

特に、二度目の藩の辞職の際に「仕官お構い」となった事がネックでしたね。
これに大いに落胆していた様子が漫画の中で描かれていました。
これにより、有力な藩や幕府などのスポンサーを得て研究をすることができず、自分で資金を稼ぐしかなく
そこで苦労していた事が多かったそうですから。

その中の副業でダ・ヴィンチ氏と結び付けられるように絵画等の分野でも才能を発揮していたそうですが。
結局エレキテルも医学のために役立てられることが無く見世物小屋の魔術ショーの小道具扱い…。

ご公儀や有力な藩の下で、エレキテルの効果や成果を発揮することが出来ていればと思うと…残念です。
科学というものが一般の方々にはなかなか理解が得難い江戸時代に生まれたのがある意味不幸、
早すぎた天才だったのかも知れませんね…。

あ、長女ちゃん、平賀源内さんに興味を持たれたのですか?
丁度良かったです。古本市で100円で彼の学研漫画の伝記を購入したので良かったらどうぞ。

ちなみに、私が江戸時代の偉人の中で特に好きなのは二宮金次郎さん、二宮尊徳氏です。
あの方の経済や倫理に関する考え方は、現在でも通用するものも多く多くの方に知って頂きたいです。
昔は小学校の銅像として多くありましたが、今は少なくなっているそうでちょっと寂しいですね。
先程お料理の食材に使用する茄子に関して、二宮氏には凄いエピソードがあるのだとか。



728 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/13(Sat) 08:58
>>719-720

>ただ…、神父様のいらっしゃる世界には、その教えに相応しからざる心濁らせた人も居りますのは確かなこと
>そのような者たちが神父様に対し、己の物差しでは測れない気高い魂に対し、邪な考えを持つこと、そればかりは少しばかり懸念するのです

>シスター・カリーナ様とは全く別の、濁った心の者たち…

ええ…聖職者と呼ばれる方々が、表面上口にしている事とはかけ離れた部分を数多くおもちである事は私も存じています。
この国の歴史を紐解いていけば、宗派同士、同じ宗派内でも繰り広げられてきた血で血を洗う勢力、権力抗争…。
それらは東西関係無く、枚挙に暇がありません…。

宗教というものが人間の生活の欠かせないものである以上、その力は国を動かす程に強いのですから
それを扱う事がどれ程影響をもたらすかも、想像するまでもありませんね。

ここでも、ニーチェ氏の言葉を一つ。

「つねに讃美されることを欲している神には、私は信仰をもてない」

>そして傍で喚いているのは村の教会の聖職者らしき男
>そっと聞いていれば、
>『この娘は、女吸血鬼に魅入られ友となったと告白した背徳の者
>既に、血を与えて下僕となる契約をしたに違いない』
>と顔を紅潮させて嵩にかかって口から出まかせ、罵詈雑言
>母親は弁解するも、疑心暗鬼の村人に囲まれ顔面蒼白…

お嬢様とその「聖職者」の方を比較すると、正に「偽悪」と「偽善」ですね…。
なぜ罪も無い親子をそのような目に遭わせるのか…。
何となく、想像はつきますね。

お嬢様が、その方が元々人望も無さそうだったと見抜いているように、
その人望の無さ故に偶然その親子が吸血鬼に関わったという出来事を
己の威光を村人に示し、人望を集めようという魂胆に利用しようと考えたのでしょう…。

「自分が、吸血鬼と背徳者との契りを見抜いたのだ。
この村に災いをもたらす者の存在を私は暴き出した。
村を救った英雄として私を賛美せよ。」

…実に情けない、道化さながらのパフォーマンスでしたね。
本当に村の人々のために尽くす覚悟がお有りなのであれば、お嬢様の演技に対して

「私の血潮が貴様の舌を満たすのであれば、喜んでわが命を主のため、村の為に捧げよう。
その代わり、この村の者達には一切その牙を向けないと誓え!」

位の事が言えないのでしょうか…?
お嬢様を前にした途端、震え上がって何も出来ないとは…。
自己顕示欲と保身しか頭に無い方であったことが、よく分かりますね。

これなら畑の案山子の方が余程良い働きをしているというものです。(溜息)

…でも、そんな時にフィドゥーチャさんが傍にいてくれて良かったです。
お嬢様一人では、傷ついた心を一人抱えたまま城にお戻りになったでしょうから…。

ますます、フィドゥーチャさんに会いたくなって参りました。
お嬢様と悠久の時を過ごしてきたという母国のメイドの大先輩…。
きっと、見習うべき点も多い事でしょうね。

729 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/13(Sat) 09:16
>>721-722 アーチェロお嬢様

>はい、それでは唐突ではございますが
>今日この日を旅立ちの日といたしましょう

>本日は
>『京都旅行 0日目』
>といたしますわね

はい、それでは共に、この国のかつての都、千年王城と呼ばれた地へ参りましょう。
混雑が予想されますから、始発の新幹線をレイナさんと予約しておきました。
駅までは、タクシーで参りましょう。
朝涼しい内に駅まで行く事が出来れば、体力を消耗せず時間も無駄になりませんから。

…こういう時、本当に長女さんに感謝ですね。
こうして経済的な面をある程度気にしなくて済むようにしてくれたのは、他でもないあの子のお陰…。

あら、いけない、何となく表情が綻んでしまいますね。
だって、お嬢様と旅行が出来るなんて、初めての体験なのですから♪

でも、浮足立っている所でトラブルに会うのが旅行の落とし穴…。
少し、気を引き締めなくてはいけませんね。(お仕事モードに切り替え)

忘れ物も無し、機器も充電は十分…。
では、出発致しましょう。
お嬢様、お乗りください…。
荷物は私とレイナさんが後ろに積ませて頂きます。

(予約のタクシーが到着)

730 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/14(Sun) 00:02
>>695
>>711(柚葉さん)

あらあら、賑やかな呼び込みの声が聞こえるから来てみましたら
かき氷の露店でございますか
なるほど、この炎天下、木陰ですぐにかき氷がいただけるなんて、道行く人にとりましてはとてもありがたいことでしょう

かつての日本では自転車に乗ったアイスキャンディー売りがいらっしゃって、道端で子どもたち相手に御商売をしていたとか
ご年配の方には懐かしい光景かも知れませんわね

日本が昔から露店での商いが盛んにおこなわれていたと聞き及んでおりますわ
軽食を取りますのに、とても良いお商売の方法ですわね
とても良いところに目をつけられたものでございます

それに、同族の方がしっかり自活しているのを見られるのは嬉しいことですわ

あら…、そこにいらっしゃるのは
まあまあ、柚葉さんとレイナさんも来ていらっしゃったのですわね
お二人も呼び込みに誘われたのでしょうか?

柚葉さん、レイナさん、暑い中お買い物ご苦労様です

>…あら?お嬢様?丁度良い所に…。
>しかも使い魔さん達も一緒とは、実にタイミングが良いですね。
>あそこのかき氷屋さんで、同族の方々が頑張っているみたいですよ。
>私達も、少し涼を取らせて頂きましょう。

はい、是非ともご一緒に
ふふふっ、皆でこうして表で氷をいただくことになりましょうとは
偶然とは申せ、とても楽しいひと時が過ごせそうですわ

なるほど、本当にいろんシロップを揃えているのですね
それでは、どのシロップでいただきましょう?

みんなもどうぞお好きなシロップを選んでくださいな
もちろん、ここはわたくしが支払わせてくださいませ


>>696

横合いから失礼いたしますね

確かに同族の血から力を得る、ということはございますね
尤も、同族からの吸血は、禁忌ではございませんがハードルが高いのですよ

まずもって、互いの赤誠の証としてのやりとりという意味合いがあり、正に血の盟約という意味合いからの精神的なハードル
それから…多くの場合、力は得られても快感はさほど無いというのが普通でございます

同族相食むことのないように備わった自然の摂理でございましょうが
…魔族たるものに自然の摂理が備わったいるのか、と言われますと弱いですが

もっともエリー様がソフィー様の血を美味しくいただかれたように、相性の良い場合もあるようですわね

わたくしは、幼い頃、ちょっと体を壊しましたときにも、人の血をいただくのを拒みましたゆえに、メイド長から強引に彼女の血を分け与えられたことがございましたわね
採血した血を、よりにもよって哺乳瓶に入れて、それを口に突っ込まれて…
そこまで幼くはなかったのに
そして、お蔭で快復は早かったですが、お味の方は正直…


731 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/14(Sun) 08:53
>>701(柚葉さん)

>そうですね…。広大な領地と一族を束ねていく事はどの国の方であろうと容易い事ではないと思います。
>光の部分と闇の部分、どちらも無視してそれを纏めていく事などできはしない。
>闇の勢力との関係とは、表沙汰にすることが憚れるのは仕方の無い事だとしてもそれもまた、「主君」の器なのでしょうね。

あらためて言われますと、お父様の苦労にも思いを致さねばなりませんわね
当時は、着飾って先方の方々相手にコロコロと笑んで見せて社交辞令を並べるのに内心辟易しておりましたが

我が家が繋ぎをつけなければならないお相手は、他にもいろいろございましたので、あちらこちらに参りましたわね
王族、貴族、政府要人、そして稀ではございますが、法王庁関係者にも

>お嬢様と共に出向きたいと考えている京都も、今尚その闇は底知れぬものとして市民生活の中にさえ根付いているのだとか…。
>(文庫「京都の闇社会」を読んでいます。)

左様でございますか、何処も同じというわけですわね
京都には多くの神々が住まわれ、それに連なる妖怪変化の皆さんもたくさんいらっしゃると伺っておりますわ
人の欲望は、そうした存在にも容易に結びついて参りましょう…
わたくしにはうかがい知れぬことですが、出来ましたら雅な都に似合う平穏が護られて欲しいですわ

>お嬢様、そう謙遜されずとも…。(苦笑)
>お嬢様が着飾って社交の場に出られたとなれば殿方の目を引き、さぞや華やいだ雰囲気となった事でしょうね。

うう…なんと申しましょうか、そのような場で笑っておりますわたくしの姿、柚葉さんに見られるのはとてもとても恥ずかしいですわ
殿方との腹の探り合い、言葉の裏を読み、時に相手の言質をいただくべく、笑みと姿(しな)と阿諛で以て相手のスキを突く…

まったくもって柄ではない振る舞いの数々でしたもの

>…やはり、良家を背負う立場となる方の気苦労というものが偲ばれます…。

もっとも、その都度付き添ってくれて、メイド長やフィドゥーチャの方が気苦労も多かったかもしれませんが…
「もう帰りたい…」
とこぼしてばかりのわたくしを終始なだめ慰めてくれたのですから


わたくしたちも、人様から見れば『闇』でございましょうし、先様から見れば恐ろし気な存在だったでしょうね…
まあ、そんなイメージもまた自身を護るためには利用すべきものでございましたけれど

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

>でも、嬉しいです…。
>立場は家政婦ですから、接する際には公私のけじめをつけて仕事に臨んでいるつもりではありますが、
>長女さんにそのように思ってもらえていたという事は、親しみやすい存在として認識してもらえていたという事ですね?

まあまあ、『親しみやすい存在』どころのお話ではございませんよ?
あの子にとっての最高の『お姉さま』でございましょう

ご存知ですか?
柚葉さんが神父様のところへ行かれるたびに、こっそり蝙蝠の姿で空から付いて行っているのですよ?
『神父様が本当にお姉さまに相応しいかどうか、わたし気になります。』
と言っておりましたわ

柚葉さんのこと、
次女ちゃんは『お姉ちゃん』
三女ちゃんは『姉ぇね(ねえね)』
と呼んでいるのですもの
三姉妹みんな、あなたの妹になりたくて仕方がないのですわ

>そのように思って頂ける事が、私にとっては一層の励みになります。
>だからこそ、家政婦としても、家族としても頑張らなければという気持ちにさせてくれるんです
ありがとうございます
わたくしこそ、柚葉さんと三姉妹が互いに家族と認め合っていただけるのがとても嬉しゅうございますわ

でも、あの子たちはもっと柚葉さんの力になりたいと願っております
あの子たちに手伝えることがありましたら、どうか伝えてやってくださいませ

>はい、それでは行って参ります。
>私もレイナさんも、長女さんが淹れて下さるお茶、楽しみにしておりますよ。
>お土産も持って帰りますから、楽しみにしていて下さいね。

はい、楽しみにさせていただきますわ
長女ちゃんも胸を躍らせていることでございましょう
きっと柚葉のために全身全霊をかけて美味しいお茶を淹れるべく努めることでしょう


732 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/08/14(Sun) 12:29
オリンピックやってるけど見ないの?

733 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/14(Sun) 13:39
>>702(柚葉さん)

>>お客様へのサービスの余地はまだまだあり、とスタッフに教えたのでしょうね
>このオーナーさんの一言、決して他人事ではありませんね。
>立場は違えども、私もサービスを、快適さを提供する立場ですから。
>まだまだ自分に出来る事は無いか、足りないものは無いか、常に考えながら仕事に励まなくては。

あらあらあら…
柚葉さんったら、もう本当にご自分にお厳しいのですね
わたくしはただ、カードのこと自分のアイディアだと思われては、申し訳ないと思って申しただけですのに

そうですわね、柚葉さんは何時もお仕事のこと…わたくしたちのことを心から考えてくださっていますのに
そうして奮起していただくのは本当に有り難いことなのですけれど、柚葉さんのお仕事に対する真摯さに思い至っていないのではないか、と心配になってしまいわすわ

柚葉さんはしっかりした大人の見識をお持ちの方でございます
ご自分を追い詰めるような働き方は為さらないとは存じていますけれど

それを存じた上で申しておきますが
どうかご無理だけはなさらないでくださいね?

…なんでしょう、日本に参って曲がりなりにも『世帯主』の立場になって、初めて家族を守る、ということを意識いたしましたわ
故郷の城館では守られ、時には…と申しますか、かなり頻繁に我儘でメイドさんに手を掛けさせてばかりのわたくしでございましたが

外から参ります、わたくしたちに仇名す者より家族を守るのは『主』として至極当たり前のことでございます
でも、それと同等に、日々普通の暮らしで家族が安らいで暮らせるように、智慧無き身であろうとも努めることなくして、何が『主』なものですか

無闇に心配するのはわたくしの性ではございませんし、そのようなことは柚葉さんに対しても失礼なのは重々承知でございますが
ゆえに、もう何度も申しませんが

どうか、その御身を大切になさってくださいませ

>こういった事を、私もお颯さんも楽しんでいますからね。
>お客さんに喜んでもらえて、そしてお互いに喜びあえる。
>そして、お嬢様にも喜んでもらえる…。
>次の秋の季節にも、お互いに頑張りますね。

既に暦の上では季節は秋でございますね
残暑は厳しかろうと、既に空の雲の形もだんだんと変わってまいりましょう

お颯様も、既に秋野菜の入荷のこともお考えでしょうね
かぼちゃ、さといも、さつまいも、かぶ、かぼちゃ、おくら、いんげん…
きっとまたお店の前を通るたびに、声を掛けられることでしょう
楽しみでございますわ

734 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/14(Sun) 13:41
>>702(柚葉さん)(つづきでございます)

>時には襲われて吸血鬼となってしまった方もいれば、かつてのお嬢様の時のように止むにやまれぬ事情をおもちの方もおられるでしょう。
>私には、一括りにしてそれらに対する結論を出す事は出来ません…。

そうです…そうですわね
わたくしの同族に襲われて…、いえ、それどころかわが一族の者の手に掛けられて、なりたくもない吸血鬼になった人もありましょう

…おぞましい

わたくしもカルミーニオ家の娘、次期当主とも擬せられる女でございます
いつかその報いが参らぬとも限りませんわね

ああ、いけません、また先のことをうじうじと
わたくしらしくもありませんでしたわ

他の例も聞いたことがございましたわ
自分にとって疎ましい人を人間界から放逐するために、その者を吸血してくれ、と吸血鬼に対して望んだ人の話を
普段は穏当な心の持ち主でも、不意に忌まわしい誘惑に囚われ、わたくしたちに頼ってくることもあるのですね
斯様な事態に遭った時のことも、わたくし心せねばならない、とその時思いましたわ

それは『ミッドナイト・ロンリー・モンスター』という書物に載っていました記録でございます
全話読もうとすればお金がかかってしまいますが、一部分でしたらネットで試し読みができるようでございます
このようなことを申すと宣伝しているようで、些か気が引けますけれど

>今尚、その現実を受け入れ難く苦しんでおられる方もいるのでしょう。
>だからこそ、そのような方達のためにお嬢様の進もうとしている道が新たな道筋をなる事を、私は信じています…。

はい…
わたくしなどに何ほどのことが出来ますか、まだ未知の領域ではございますが
人と交わるのは果てることの無いわたくしの望みでございます
これからも…努めてまいりますわ

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

>京都旅行と並んで、町内のお祭りでも皆で仮装を楽しめそうで、何よりですね。
>男女、年齢を問わず人気のある作品ですから、レイナさんがステージに立った時の反応が楽しみです♪
>ちょっと、知り合いの剣道部の人にも声をかけて見たくなりましたね。
>迫力のある殺陣が、披露出来そうです。
>もしあの恰好でレイナさんが京都を歩いていたら、さながら幕末の志士ですね。

まことに、レイナさんの凛々しいお姿は、街の皆様の耳目を惹きますこと請け合いでございましょうね
そして、その剣道部のお知り合いとも認め合えるのではないかと楽しくなりますわ
剣道…サムライの心を今に伝える日本の剣術でございますわね
わたくしは彼の方たちがまだ現にいらっしゃった当時の日本には参れませんでした
今思いますと残念でございます

ですが、今仰った『幕末』、日本が新しい国づくりの道を模索していらっしゃった波乱の時期でございますね
同じころ、イタリアもまたリソルジメント…統一へ向けて動乱の時代でしたから、単に他人事とも思えませんわ

維新の政府で重きをなしながら、権力に恬淡として野に下られた西郷南洲と言う方の事績を日本史の授業で伺いました
それは、リソルジメントで大功を立てながら、サルデーニャ国王陛下に後事を委ねて隠遁したジュゼッペ・ガリバルディを思わせますわね
彼の率いた赤シャツ隊もまたイタリア統一の志士と申すべき人達でしょう
幕末の志士とはきっと美味しいお酒が酌み交わせるのではないでしょうか…

いろいろ連想しますと、さらに夏祭りのステージが楽しみになってまいりますわ


735 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/08/14(Sun) 14:00
アーチェロちゃんファン倶楽部 というモノがあるのをご存知ですか?

736 名前:久我原雪姫 ◆owuEnWbQ 投稿日:2016/08/14(Sun) 22:06
うーん・・。数字IPだとここ書き込めないんだよねー・・。

737 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/15(Mon) 09:21
>>705(雪姫様)

>1945年のあの夏に比べるとまだましー・・。
>あの時は日本を終戦に導こうと裏で必死に駆けずり回ってたからねー・・。
>あの当時はほんとにあつーい夏だったよー。

まあまあまあ…、左様でございましたか
日本の皆さんが塗炭の苦しみの中に在った時、奔走していらっしゃったなんて、なんと尊いことを…
わたくしにとりましても、この国が甦る機会を手にしたことがどれほど嬉しいことでございましたか

イタリアを覆った戦火が収まりました後もなお、遥か東の愛する国の戦いが終わらずに時が過ぎておりましたことに胸を痛めておりましたわ

そして上御一人が戦争の終結をラジオを通じて国民に宣せられたと聞きました時の安堵の気持ちは例えようもございませんでしたわ

雪姫様がどれほどの労苦を味わい、暑い夏を困難なお仕事の内に過ごされてきたことでしょう
今さらながらに感謝申し上げますわ

ありがとうございます…

738 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/15(Mon) 09:22
>>706(柚葉さん)

>シャナさんについても初めてお聞きした方だったのですが、強引な求婚者から逃げてきた時にクエレブレの方と出会ったのがきっかけであるとか。

>「貴女さえいてくれれば、他に何も望まない」ですか…。
>ふふっ、女性にとっては、最高の一言なのかも知れませんね。
>御二人が今尚仲睦まじくいらっしゃるのであれば、本当に嬉しい事です。

ええ、本当に…
その様な言葉、真摯に告白されましたらどれほど胸ときめくことでしょうね

そしてシャナ様はこの願いを聞き入れ、そのお相手の方の力によって長き時を生きられる存在へと転生されたと伺いましたわ
自分の存在を変え、長の年月を共にすることを受け入れられたのです
どれほど、深く伴侶となる方を信頼されていたか
そのような強い絆を手に入れられたこと…、女として、心ある者として、これほどの幸福がございましょうか…

◇◆◇◆◇◆◇◆

>何時までも、そのように私達人間と共にあろうと思って下さるように私達は感謝と畏敬の気持ちを忘れてはなりませんね。
>どんなに文明とその利器が発達しようと、自然の恩恵なしには決して私達は生きてはいけない。
>八百万の神々と共に歩み続けるこの国の在り方に理解を示して下さり、本当にありがとうございます。

人々がそのような気持ちを大切にされること、人ならぬ存在との交わりに変わることなく思いを致されること
そのことこそがこの世界の安寧をもたらしてくれている、心からそう思いますわ

日本には津々浦々、神々の社が、道端には祠がございますわね
そして人々がごく自然にそこに祀られている存在に頭を垂れていかれる
神々の歓びを、その力のいや増すことを感じ取れますわ
人と人ならぬ者が共に世界の平安を導く…なんと嬉しいことでございましょう

魔族なるわたくしにとりましても…

神と祀られている方々は全てが最初より人と睦まじかったわけではございませんでしょうね
今お話しました龍神様も仰っていたそうです
『神と呼ばれていても所詮は龍なのです。』

遠い時代に於いては、怒りに任せて大洪水を起こし、多くの人々の命を奪ってしまったこともあったそうでございます
長い時をかけて人間との信頼を築いたればこそ、今その方は人々に崇められ、
それ以上に、慕われる存在になり得たのでしょう

わたくしにとりましても…憧れてしまいますわね

その神社もいつの日か参ってみたいと思っておりますわ
社号はこの街のご祭神様から伺いましたわ
たしか…
『叢雨神社』
というお名前でしたわね


739 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/15(Mon) 09:23
>>706(柚葉さん)(つづきでございます)

◇◆◇◆◇◆◇◆

>そうですね…。日本を代表するサブカルチャーの一大イベントではありますが、来場者の数と熱気、加えてこの猛暑となれば
>やはりお嬢様のお身体が心配です。
>…あの子達も、それ程の数の人混みに揉まれては楽しむものも楽しめないでしょうから…。
>もし次の機会があれば、その時は綿密な計画を立てることに致しましょう。

コミケ帰りのクラスメイトから伺いましたわ
いずれ、コミケ会場になりますビッグサイトがさらに増築されるとか
さらに会場が広くなり、参加サークルも多くなりますと、いよいよ計画を立てるのも綿密にしなければなりませんわね
小さな子どもたちを連れて歩くとなりますと、なおのことですわ

いっそ、翼を出して空中を移動しては…
柚葉さんはわたくしがだっこするとしまして
周囲の方も
『本当に飛ぶとか、すごいコスプレだ。』
とか思ってくださったりして

…というのはズルになってしまいますわね
やはり汗を拭き拭き自分の足で歩いて回らねば、参加者とは申せないのでしょうね

今年は、西館という場所のブースの配置がだいぶ変わって、移動が楽だった、とも言っていましたわ
スタッフの方もいろいろと考えてくださっているようで、ありがたいことでございます

◇◆◇◆◇◆◇◆

>スケートは私は未体験なので…。
>よろしければ、お嬢様やレイナさんに教わりたいものですね。

まあ、そうなのですか?
わたくしもそれほど長けているわけではございませんが、基本的なことでしたらお教えできると思います

レイナさんは…
護衛のためわたくしの参るところにはどこでもついていけなければ、と考える方ですから、きっとスケートリンクに於いても自由自在であろうかと思いますわ

この街にはスケートリンクはあるのでしょうか?
ちょっと調べてみましょうか
ぜひ家族みんなで行ってみたいですわ

>お嬢様のお話を聞く限り、過ごすのは夏の方が良いかも知れませんね。
>…特別苦手という訳ではありませんが、やはり、寒いのは若干苦手なので…。(汗)
>でも、私もお嬢様と一緒にはしゃいでみたいです。
>…あの子達もいっしょであれば、本当に心弾む一時になりそうですね。

そうですわね、ミズリーナ湖は夏の煌く景色がわたくしも大好きでございます
みんなで吹き渡る涼しい風の爽やかさを感じながら、散策するだけでも心洗われることでございましょう

…などと、わたくしすっかり陽光の輝く昼間の散策を、普通に楽しみにしておりますわ
前にミズリーナ湖をパラソル差して散策しました時は、最初ドキドキしておりましたのよ
とてもとても美しい景色だけれど、闇の魔族であるわたくしをお日様は受け入れてくださるだろうか?…と
尤も、道半ばにもならずすっかり心浮き立たせておりましたが

今ではもう心配などつゆほども感じませんわね
柚葉さんやみんなが一緒であれば、あの地は本当に心から楽しめることでしょう

740 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/15(Mon) 19:27
>>707(柚葉さん)

>ええ…大切な方を失う事は、御自身の命を失うよりも辛いことです。
>無論、そのような思いをしたくはないし、させたくもないのですが。
>でも心のどこかで、そのような「無償の愛」を持ち続けていたいとは思います。

はい…、あのような強く気高い愛の感情がどこから出てまいるのか
あのような体験をするたびに、心が震えてしまいましたわ

ほとんどが、力に於いてはわたくしに抗すべくもないと覚悟している方なのです
そんな方が、わたくしの前に身を投げ出して愛する人を護ろうとする
『なぜ、あなたはそんなに強くていらっしゃるの?』
本当にそう聞いてみたくてなりませんでしたわ

>ただ…やはり相手を理解しようとするだけの心の余裕はもっていたいですね。
>お嬢様にとっては人間の「善」なる部分を理解する機会にはなっても、やはりその御心の中に哀しみを抱いてしまう事は必然ですから。
> …だって、お嬢様が出会った方々をその牙にかけようとしたわけではなく
>お嬢様を目の前にした方々が思い込みを抱いてしまっただけの事ですからね。

ありがとうございます
そうお心遣いをいただけると、あの哀しい記憶もとても癒される思いですわ

正直申しまして、熟練のハンターや退魔師の繰り出す武器や法術よりも、農家の年端も行かない子供が母親を護ろうとしてわたくしに向ける農具のフォークの方が、ずっとわたくしの心に刺さりますから…

愛するものを護ろうとする心は時代を越えて人間の心に宿っているものと感じましたが
その一方で、どうしてもその時代時代の世に在る『思い込み』から逃れるのは難しいのでございましょうね

それでも、故郷でも少数ながら『思い込み』を解いて、わたくしを見てくださった方がいらっしゃいました
ありがたいことでございますわ

そうして、今わたくしの傍に貴女がいてくださる…
回想から今に戻ってまいりますと…とても安心いたしますわ

ああ…ゴロゴロしているうちに本当に猫さんになった気分でございます

>では、お嬢様の御心のままに、存分に我儘になって下さいね。(微笑)
>暑い日が続いて、お疲れかと存じます。
>…よろしければ、膝枕致しますか?

まあ…、嬉しゅうございます
ぜひ、お願いいたしますわ

>今、手元に近所の商店街で頂いた団扇もあります。
>扇いで差し上げますから、ゆっくりとお休み下さい。(微笑)

ああ…、柚葉さんのお膝、柔らかで温かで…気持ちが良いです…
何て安らいだ気分でしょうか…
甘えん坊で恥ずかしいですが…もう少し、このままで…

くう…くう…

(この後につきましては、>>721でお返事済みでございます)

741 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/17(Wed) 07:13
>>709

はいはい、存じておりますわ
視線を感知しましたので、周囲に耳目をそばだたせておりましたの

いけませんよ、小学校の夏休みの自由研究でしたら、見て見ぬ振りも致しますし、何か書いて面白いイベントをいたしても宜しゅうございますが
貴方様個人のなされますことまではご勘弁いただきたいですわね
吸血鬼とて、プライバシーはございますのよ
家族やお友達と出掛けることも迂闊に出来ないではありませんか

ストーキングが過ぎるようでしたら婦警様にご通報しますゆえ、お気を付け下さいまし

本当ならもっと新しい発見のありそうな生き物を観察することをお奨めいたしますわ
最近、青森県の弘前市でマンドレイクが発見された、との風説を耳にいたしましたが
最近、フィールドワークが好きなうちの次女ちゃんが近くの森で樹木子(じゅぼっこ)、ご近所のお寺で二龍松(にりゅうのまつ)が生えていたと言っていましたわ

樹木子(じゅぼっこ)の方は、周囲を立ち入り禁止にしようと町内会で衆議一決いたしましたが…


742 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/17(Wed) 07:13


>>712(柚葉さん)

>既にレイナさんがいるにも関わらず、お嬢様も私の事を自然に受け入れて下さいましたね。
>そして、人間である私が此処で働くとなれば、自ずと来歴も気になろうというもの。
>それでも、お嬢様はそれを詮索することなく、「家族」として受け入れてくれた…。

今だから申せますが、お会いした当初は内心はけっこうドキドキしておりました…
一応、この街に居場所を得、ご近所様とも挨拶をかわせるようになったとはいえ、わたくしは魔族…
故郷に於きましても、人様から忌避されること数知れず
城館に通ってこられる人間の献血係の方も、内心わたくしたちを怖れていることは見て取れていました

それなのに、人間の、こんなにも聡明そうで美しい方が、我が家にたった一人で住み込み、あろうとことか献血係をなさろうというのです

いったい、なのをお考えなのだろう?
わたくしが恐ろしくないのか?
斯様なお仕事は本当は嫌で嫌でたまらないのではないか?
そう感じさせることで、日本での暮らしに圧迫を咥えようというお父様の企てではないのか?
いろいろ頭の中で疑問が飛び交いました

ですが…、柚葉さんの真っすぐにこちらを見つめてこられる瞳、涼やかで凛とした声音、端然として立たれたお姿、そこからは如何なる恐れも迷いも、見て取ることは出来ませんでした
魂胆を詮索しようとする、それ自体が貴女に対する無礼に思えました

『この方を疑い忌避しようとしたら、人と交わろうとする私の想い自体が偽りと言うことになる』
そう思えました
いえ、それ以上に
『この方のことをもっと知りたい』
『わたくしのことを知ってほしい』
そのような思いがふつふつと湧いて…
『貴女にここにいてほしい』
その想いが、わたくしを満たしておりました

…とこのように申すのも、今思い返してあの時の気持ちを言葉にして綴ればそうなる、ということですわね
あの時は、貴女が傍にいらっしゃることをごく自然に受け止めながら、胸に湧いてポカポカとして温かい塊があることを我知らず感じておりましたわ…

>…少々御学友の方々や、御近所の方々には失礼かも知れませんが…。
>「人間」の立場として、最もお嬢様に身近に接する事が出来て、それをお嬢様も自然に受け入れてくれた…。
>このお屋敷で共に生活する中で、その事に私も喜びを感じずにはいられませんでした。

その様に感じていただけて、本当に嬉しゅうございます
最善申しましたように、こちらこそ貴女がいてくださることを望んでいたのですもの
貴女がここでの暮らしとお仕事を少しでも厭われることがありましたら、わたくし…
自分の至らなさにどれほど涙したことでしょう

>詳しくは存じませんが、きっと旦那様も一族のために、そしてお嬢様のためにも自らの一族と人間との関わり方に
>長きに渡り御心を砕かれてきたのだと思います。

そうですわね…
この国の方、それも邪悪な魔を狩る方とも接触を以てまで、柚葉さんをわたくしと出会わせてくれたのですもの
お父様のその気持ちを伺ってはなりませんわね

いずれお父様とはちゃんと話し合いましょう…
柚葉さんとの出会いをいただいたお礼と共に

そして経観塚…そこへ参りましたら、この国の人と魔の関係につきましても伺えれば嬉しいですわ
若杉家の当主様も、幼い頃そこでお暮しであったと聞きますし

>いえ…そんな…。旦那様は、お嬢様の御父上は、私にそのような立場を強制したわけではありません。
>今の私の立場と仕事を受けるか受けないかは、あくまでも最後は私の判断によるものなのですから。
>旦那様は、お嬢様の身を案じながらも全ては私が決めてほしい、と仰っていました。
柚葉さんご自身の判断であること、それがとてもこの胸に染みてまいりますわ
あの時の、わたくしたちが出会ったあの時の、貴女様の瞳、声音、立ち姿から感じたすべてが、愚かなわたくしの勝手な思い込みではなかったのですもの

>…私は、私の意思でこうしてお嬢様にお仕えする立場にあるのです。
>そして、その事に喜びさえ感じているのですよ。
>お嬢様が気に病むことなど、何一つありません…。

そこまで仰っていただけるなんて…
これほどの幸せな出会いを日本に来て感じられようとは…

この嬉しさにどこまでも浸っていたいです
なればこそ、わたくしもわたくしの誠を尽くして、貴女と共に在り続けたいですわ


743 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/17(Wed) 07:37
訂正でございます

>>712(柚葉さん)

>いったい、なのをお考えなのだろう?

×なのを
○何を

>最善申しましたように、こちらこそ貴女がいてくださることを望んでいたのですもの

×最善
○最前

>この国の方、それも邪悪な魔を狩る方とも接触を以てまで、

×以てまで
○持ってまで

失礼いたしました


744 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/17(Wed) 08:04
補足でございます

>>709

不思議植物について少し説明を加えさせていただきます

マンドレイク
薬草の一種ですわね
太い根っこは人に似た形をしているそうです
魔女の方が様々な魔術に使われるそうでございます
引っこ抜くときに大きな悲鳴を上げ、それをまともに聞くと死んでしまうことがあるとか

弘前市の魔女様がたいそう重宝されているそうでございます


樹木子(じゅぼっこ)
妖怪樹木ですわね
外見は普通の樹ですが、戦場だった場所で亡骸の血を吸って妖怪と化しているそうです
通りかかった人を捕まえて血を吸うということです


二龍松(にりゅうのまつ)
御神木ですわね
普通の松の木に見えますが、子どもの姿に変化して硯と紙で文章を書いて災いを祓ってくださるそうでございます


745 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/17(Wed) 11:19
>>713(柚葉さん)

>親が子を想う気持ちは、如何なる種族であろうと違いはありません。
>そして…私の両親がお嬢様の御父上の心情に理解を示したのも、
>同じ親としての立場故…ですね。

左様でございますわね…
今もこうして柚葉餡とお話しして、ようやくお父様の気持ちの一端を理屈ではなく皮膚感覚でそのように感じることが出来ますわ

あの出奔の日…、メイドの皆さんの皆さんの繰り出す剣を突破して、城外へと飛び出しましたことさえ、お父様に試されていたのか知れませんわね
そう思いますと、ちょっと癪に障りますけれど

ですが、城門の外、そして領地への外へと遠く高く飛翔し、広がる地平を見たときゾクゾクする高揚感と共に感じたそこはかとなき不安
お父様はわたくし以上に感じていたかもしれませんわね
あれで、わたくしが生まれるよりはるか以前には、たいそう意気軒昂な若者の時代があった、と聞いていますから…

それゆえにこそ、わたくしもまた自分の本気の証しを、身を以てお父様に立てたいのですわ

>もし、お嬢様や私がその気持ちに応えることができるとすれば…。
>それは、共に息災でこの日常を歩み続けること…。それが一番だと思います。
>お嬢様は社会的にも、そして種族としてもやんごとなき立場故に、悩まれる事も
>時として壁にぶつかることもあろうかと思います。

本当に…良いことを仰って下さますわね、柚葉さんは

この息災で日常を生きてまいりますこと
柚葉さんの日々の為さり様を見ていまして、それに励まされております者として誠に左様思いますわ
それこそが、お父様に立てるべき身の証しそのものでございましょう

やんごとなき立場…、まあまあ、学校のクラスメイトからそのように言われますとただただ面映ゆいばかりでございますが
わたくしを支えてくださる貴女に言われますと、身が引き締まる思いですわ
父に…、母に…、わたくしを慈しんでくれたメイドの皆に対して、恥ずかしくない今を生きてまいることこそが、わたしの為すべきことでございます

>そのような時、レイナさんや私がその心情を理解し、支えていける間柄である事が大切ですね。
>深まった絆が掛け替えの無いものとして、私達を結び付けるものとして歩んでいけることを願わずにはいられません…。

そして、どこまでもわたくしと共に在り続けてくださるお二人、その絆を永久のものにしていくこと
それが出来て初めて、わたくしはお父様に対して胸を張ることが出来ましょう

>それは…私も同じですよ、お嬢様…。
>私も、お嬢様の事が、貴女の事が、大好きです…。
>家族として、友として…いえ、そういった枠にも捉われない、掛け替えの無い存在として…。
>一度はお嬢様に哀しい思いをさせてしまいましたが、あれもまた、一つの切っ掛けになったのかも知れませんね…。
>私達を結んだ赤い糸が、終の時まで共に結ばれている事を信じ、共に歩んでまいりましょう…。
>この絆もまた、お嬢様と私だけのものなのですから…。

どこまでも共に…、ありがとうございます
枠にとらわれない、掛け替えのない存在…同じ想いがこの胸にございます

あの哀しい事件が最初にして最後の、そして最良の血の契りと信じられるように共に笑みを浮かべて歩んで参りたい

わたくしたちの運命が、解けることの無いあざなえる赤い糸となって、共に幸せになれるように、どこまでもこの気持ちを大切にして生きてまいりとうございます


746 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/17(Wed) 11:37
柚葉さん、申し訳ございません…

>今もこうして柚葉餡とお話しして、ようやくお父様の気持ちの一端を理屈ではなく皮膚感覚でそのように感じることが出来ますわ

×柚葉餡

○柚葉さん

大変失礼いたしました…

ですが、
『柚葉餡』

…なんだか、美味しそうな響きでございますわ
柚子の餡の京菓子をいただきたくなってまいります

747 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/18(Thu) 08:30
>>730-731

>もっともエリー様がソフィー様の血を美味しくいただかれたように、相性の良い場合もあるようですわね

そういえば、ソフィーちゃんは灯さんに、自分が血を吸われるのを「ジロジロ見るんじゃない」と
しているのに対し、「やだー、見たいもん」というやり取りがありましたね。(汗)

ちょっと失礼かもしれませんが、食事という以外にも「吸血」という行為には愛情表現もあるのかも知れませんね。
特に、親しい人同士の場合は…。

叔母と、母がオハシラサマだった頃、または叔母と守護霊の女の子の間柄を想像すると、ちょっとドキドキしてしまいます。

>うう…なんと申しましょうか、そのような場で笑っておりますわたくしの姿、柚葉さんに見られるのはとてもとても恥ずかしいですわ
>殿方との腹の探り合い、言葉の裏を読み、時に相手の言質をいただくべく、笑みと姿(しな)と阿諛で以て相手のスキを突く…

>まったくもって柄ではない振る舞いの数々でしたもの

…ええ、お嬢様は何事も素直に、飾ることなく接するのがお好きですから、そのようなお付き合いの仕方は
大変だったと思います。だからこそ、メイド長さんやフィドゥーチャさんの存在は大きいですね。

>ご存知ですか?
>柚葉さんが神父様のところへ行かれるたびに、こっそり蝙蝠の姿で空から付いて行っているのですよ?
>『神父様が本当にお姉さまに相応しいかどうか、わたし気になります。』
>と言っておりましたわ

ええ、存じております…。(微笑)
最初は、「日曜日の気ままな空中散歩かしら?」と思ったのですが、
普段は夕方から行動する筈のあの子が、普段は寝ている時間に起きて私達の教会での活動の様子を見守っているんですもの。
…あの子が、私を気遣っての行動である事はすぐに解りました。

勿論、神父様もそれを解っておられて、「本当に、あの子は柚葉さんの事が大好きなのですね。」
と微笑っておられました。
本当は、共にご一緒したいのですけれど使い魔であるあの子には場所的に中々難しいのでしょうね…。

>次女ちゃんは『お姉ちゃん』
>三女ちゃんは『姉ぇね(ねえね)』
>と呼んでいるのですもの
>三姉妹みんな、あなたの妹になりたくて仕方がないのですわ

うふふふ…。そう呼ばれる度に、実は表情が綻んでしまうのですよ。
従妹同士の間柄ですが、母が叔母を妹の様に慈しんでいて慕われる事に幸せを感じていたのが解ります…。

(買い物から帰りました。)
只今帰りました、お嬢様。
うふふふ、>>746の話題の事もありましたから、行きつけの和菓子屋さんで柚餡のロールケーキを買って参りました。
和風のロールケーキですから、長女さんが淹れて下さる紅茶とも合う事でしょう。

長女さん、いつも有難うございます。(微笑)
(頭を優しくなでなで)

では、お茶の時間に致しましょう。

748 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/18(Thu) 08:35
>>732

ええ、勿論時間がある時は見ていますよ。(微笑)
四年に一度の祭典ですもの。
私も母国の代表が奮闘して結果を出してくれることに一喜一憂している一人ですよ。

…具体的な内容までは、ここでは敢えて触れる事は致しませんが。
意見のぶつけ合いとかそういう事態になってしまうのはこの場所では避けたいし、
そのような話題はやはり他のそういう事に関連した場所でするのが相応しいと思いますので。

ただ、昨晩のお家芸の活躍は見事だったみたいですね。
部屋ではお仕事に差し支える事の無い程度の時間まで見たり、ニュース等を見ていますが
やはり海外ですから時間が異なるのは見るのが大変ですね…。

749 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/19(Fri) 01:04
>>714(柚葉さん)

>はい…最初は確か、蛇神の使い魔として、叔母の血を狙う鬼としての存在であったらしいです。
>叔母も二回程、その血を吸われてしまったとか。

まあ!?叔母様はそのような危険な目に遭われたのですか?
…その蛇神の使い魔というのは、わたくしの同族なのでしょうか?
なんということでしょう…、やはり日本でもそうやって人に対して無体なことをするものが居るのですね
…吸血は我が種族の習いとは申せ、哀しゅうございます

>…ただ、その際にその娘と叔母の意識が同調し、主である蛇神の思惑を知ることになり、
>叔母の優しさに惹かれて消えゆく筈だったその身をお守りに宿され、 救われたそうです。
>…少々素直じゃないのが玉に瑕ですが、本当は叔母の事を今尚大切に想っているんですよ。

それは…宜しゅうございましたわ
叔母様もそうして魔の者と絆を結ばれたこと、我が身を顧みて嬉しゅうございます

心配したのですわ
叔母様にとりついた使い魔の方が、今なお叔母様に害をなしていはしないか、と
そして親族である柚葉さんに累が及びはしないか、と
左様なことがあれば、その方とはわたくしの爪と牙を以て立ち向かわねばならないところでございましたから
その方がどれほどの強い力を持っていましょうとも
幸い、>>564で天城様が仰っていたことによれば、わたくしもそれなりの力を備えているようですし

でも、それも無用の心配だったようですわね
さすが、柚葉さんの叔母様ですわ
叔母様にお逢いしましたら、その方たちにも会えると嬉しいですわ

…なるほど、日本の名族でいらっしゃる藤原氏のご出身なのですか
わたくしたちとは出自が違うのですね
ですが、元は人間で拠所なく魔の者となられた、ことの辛さはわたくしも眷属の中に見出すことが出来ますわ
そこに生まれる心の闇は、どれほど本人を苛むことでございますことか
それを救うことが出来た人の魂の光明は、並みのことではございませんでしょう
叔母様が、どれほど聖いお心をお持ちか、それだけで分かりますわ

それにしましても、誘拐事件とはまた災難でございましたね
でも、それでまたその双子の方々との絆を確認できましたのは不幸中の幸いでございましたわ

まことに、わたくしたちの京都旅行でも気をつけねばなりませんわね
わたくしもレイナさんに任せきりにせず、柚葉さんの御身を守る盾となる所存でございます

そして修学旅行であっても、引率の先生の数も限られていますから、一人一人が気を付けていかねば
軽部様を小柄でいらっしゃるから、目立ちませんし、かどわかすには容易かもしれません
あの方のこと、お守りしたいですがわたくしが付きまとっていては、旅行を愉しめないでしょう
悩みますわ…

>……………。
>ぎゅっ………。
>(お嬢様の背中を、優しく抱擁しています。)

そ、そんな、あの、抱きしめられては照れてしまいますのですよ
でも、温かくて心地よい…
叔母様と共にいらっしゃる双子の方もきっとそうであるように、わたくしもこのぬくもりを下さる柚葉さんのことをどこまでも、いつまでも、護らせていただきたいです…


750 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/19(Fri) 09:11
>>733-734 アーチェロお嬢様

>…なんでしょう、日本に参って曲がりなりにも『世帯主』の立場になって、初めて家族を守る、ということを意識いたしましたわ
>故郷の城館では守られ、時には…と申しますか、かなり頻繁に我儘でメイドさんに手を掛けさせてばかりのわたくしでございましたが

ふふっ、立場が違えば、色々と見えてくるもの、自覚するものも多いかと思います。
でも、城館では当主の娘であり次期当主なのですから。
「守られる」事に引け目を感じる事は無いと思いますよ。

主を「守る」ために、メイド長をはじめとするメイドさん達、そして護衛の騎士のような方々も
いらっしゃるのですから。

>無闇に心配するのはわたくしの性ではございませんし、そのようなことは柚葉さんに対しても失礼なのは重々承知でございますが
>ゆえに、もう何度も申しませんが

>どうか、その御身を大切になさってくださいませ

はい、勿論です。(微笑)
私も、無理な時はレイナさんを頼るようにしていますから。
…それに、陰ながら使い魔の子達も私の事を手助けしてくれています。
息災で、尚且つ元気に日々を送れるよう、今後も務めて参ります。

>お颯様も、既に秋野菜の入荷のこともお考えでしょうね
>かぼちゃ、さといも、さつまいも、かぶ、かぼちゃ、おくら、いんげん…
>きっとまたお店の前を通るたびに、声を掛けられることでしょう
>楽しみでございますわ

うふふふ…。“食欲の秋”そう遠くはありませんね。
私も、お料理やお菓子に新鮮なお颯さんのお野菜を使わせて頂くのを楽しみにしています。
お颯さんも、「何か面白いメニューとかお菓子を思い付いたら、秋も宜しくたのむよ」と仰っていました。

今から、楽しみですね。

>自分にとって疎ましい人を人間界から放逐するために、その者を吸血してくれ、と吸血鬼に対して望んだ人の話を
>普段は穏当な心の持ち主でも、不意に忌まわしい誘惑に囚われ、わたくしたちに頼ってくることもあるのですね
>斯様な事態に遭った時のことも、わたくし心せねばならない、とその時思いましたわ

…自分の手を汚さず、という訳ですか。
ただ…己の力ではどうする事も出来ない無力さから「闇」を頼るという心情も理解できない訳ではないのですが…。
でも…そのような「悪意」をもってお嬢様には接して頂きたくないものです。
悪意を抱えれば抱える程、それは大きなうねりとなり、多くの方を巻き込んでしまうでしょうから…。

有名な某狙撃主のような、決して揺らがない超然とした精神力をお持ちの方はそうは居られないでしょうし…ね。


でも、お嬢様の事です。
見て見ぬ振りなどは決して出来ないでしょう…。
共に生きると決めた以上、私もいずれは向かい合わねばならない事なのでしょうね…。
若杉の総裁は、幼い頃よりそのような「悪意」と向かい合ってきたそうです…。

>ですが、今仰った『幕末』、日本が新しい国づくりの道を模索していらっしゃった波乱の時期でございますね
>同じころ、イタリアもまたリソルジメント…統一へ向けて動乱の時代でしたから、単に他人事とも思えませんわ

遠く離れた地で、どこか似たような経緯を私の母国もお嬢様の母国も歩んできたのですね。
誉められた経緯や歴史ではありませんが、かつての大戦では手を携えた歴史もありましたし…。

>維新の政府で重きをなしながら、権力に恬淡として野に下られた西郷南洲と言う方の事績を日本史の授業で伺いました
>それは、リソルジメントで大功を立てながら、サルデーニャ国王陛下に後事を委ねて隠遁したジュゼッペ・ガリバルディを思わせますわね

あの方は、本当に我が国にとって惜しまれる、残念な最期を迎えてしまいましたが…。
でも、あの方の内乱が我が国においては最後の内乱となりました。
彼ほどの豪傑でも彼を取り巻く大きな力のうねりと爆発寸前の若者達の勢いを抑える事は出来なかったのですね。
…恐らくあの方は、死を覚悟していたのでしょうね。
国をまたしても傾かせるような事態になろうとも、時間の問題だった内乱と
武士(もののふ)の時代を、自分の死と共に完全に幕を下ろさねばならない…。
そう考えていたように思えてなりません…。

あの方とどこか似た運命を辿ったというジュゼッペ・ガリバルディ氏…。
私もまた、どのような方かを知りたくなりました。

751 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/19(Fri) 13:39
>>735

くすっ…。やっぱりですか…。
それって、お嬢様の学校ですか?

お嬢様はもしかしたら、知らないのかもしれませんが。
もし知っていても、恥ずかしがって謙遜なさるかも。(苦笑)

それで、ファンクラブの人数は何人くらいで構成されてるのですか?
男女の比率は?主な活動の内容は?(わくわく)

あら、ごめんなさい、私ったら…。(苦笑)
でも、嬉しいですね。私が慕っている方が、より多くの方に慕われているのですから。
うふふ…。もしお嬢様にとってご迷惑にならない活動でしたら頑張って下さいね。
何か良い催し物がありましたら一度、お茶とお菓子でおもてなししたいですね。(微笑)

>>738-739

>神と祀られている方々は全てが最初より人と睦まじかったわけではございませんでしょうね
>今お話しました龍神様も仰っていたそうです
>『神と呼ばれていても所詮は龍なのです。』


ええ…畏怖されるという事は、時には敬われ、時には恐れられ、対立する事もある…。
聞いた事がありますね。「神」として祀られた方が、人間に対してこのように言っていた事があるそうです。

「勝手に祀り上げておいて、自分達の望みの為に(雨など)こちらが望む望まないに関わらず最初は勝手に供物を、時には生贄を捧げてきたくせに、
時が経てば生贄を求める悪神を退治すると刃を向けてきた。人間とは身勝手にも程がある。」

と…。

以前言った、狒狒や猿神のような、勝手で尚且つ好色な物の怪は許し難いし退治されて然るべきですが、
人間の文化、文明が発達するにつれて畏怖や感謝の気持ちを忘れ、勝手な解釈をして龍のような方を怒らせたのも事実。
双方が、いえ、特に人間の側が「理解」を忘れてはなりませんね。

一度また、「叢雨神社」に共に参りましょう。

>いっそ、翼を出して空中を移動しては…
>柚葉さんはわたくしがだっこするとしまして
>周囲の方も
>『本当に飛ぶとか、すごいコスプレだ。』
>とか思ってくださったりして

うふふ…。「となりの吸血鬼さん」の宣伝になるかも知れませんね。
多少驚くかも知れませんが、案外すんなり受け入れられてしまうかも。
でも…やはり順番待ちは守らなくてはいけませんね。
移動には便利かも知れませんが、やはり混乱になりそうな事態は避けましょう。

>そうですわね、ミズリーナ湖は夏の煌く景色がわたくしも大好きでございます
>みんなで吹き渡る涼しい風の爽やかさを感じながら、散策するだけでも心洗われることでございましょう

お嬢様の故郷を愛するお気持ちが、とても伝わってきます…。
共に愛する故郷へ、必ずや参りましょう。
まずは私からという形になりましたが、京都の次は、経観塚に…。
そして夏が終わりましたら、予定を本格的に考えましょう。

>とてもとても美しい景色だけれど、闇の魔族であるわたくしをお日様は受け入れてくださるだろうか?…と
>尤も、道半ばにもならずすっかり心浮き立たせておりましたが

確かに闇の眷族の方には、太陽の光はきついものがあったでしょう。
でも、それを恐れず踏み出したお嬢様の勇気、そして好奇心…。
神が見ておられるのなら、お嬢様のような方を滅ぼすような無慈悲な方だとは思いたくはありませんし…ね。

752 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/19(Fri) 14:03
>>740 アーチェロお嬢様

>正直申しまして、熟練のハンターや退魔師の繰り出す武器や法術よりも、
>農家の年端も行かない子供が母親を護ろうとしてわたくしに向ける農具のフォークの方が、ずっとわたくしの心に刺さりますから…

お嬢様のような心ある方ならではの、優しい考え方ですね…。
でも、人にも闇の眷族に対して理解を示す方、恐れる方もいるように、逆もまた然り。
八百万の神々も千差万別であるようです…。

かつて叔母の贄の血を狙った邪な蛇神は、例え非力であろうとも大切な人を守るために立ちはだかった叔母を嘲笑したそうです…。
己が「神」であるという傲慢さを剥き出しにして…。
お嬢様とは、余りに対照的ですね。

だからこそ、最終的には嘗てこの国の蛇神の祖を討った荒ぶる弟神の力を宿したサクヤさんに、
完全に還されたそうです。
力に「奢る」者は「守る」者に敗れたという事でしょう…。

紅蓮さんはお嬢様の「力」を理解しておられたようですが、私はお嬢様には「力」を越えた何かがある…。
私はそう信じていますよ。

>ああ…、柚葉さんのお膝、柔らかで温かで…気持ちが良いです…
>何て安らいだ気分でしょうか…
>甘えん坊で恥ずかしいですが…もう少し、このままで…

>くう…くう…

ふふっ、少しばかり気難しい話題を振ってしまい、お嬢様を疲れさせてしまいましたね…。
でも、この安らぎとそれを堪能できる日々が何より尊いものである事を知るお嬢様ですもの。
時に疲れ、歩みを止める事があろうともそれもまた必要な事なのです。
今はただ、何も考えずにゆっくりとお休み下さい…。

753 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/19(Fri) 18:03
>>715(柚葉さん)

>はい、私が初めてこのシリーズを読んだのは物語形式のものではなく、「あいうえおうさま」という
>子どもが「あいうえお」を気軽に覚えるのに適した絵本でした。
>「あ」ならそのページに「あ」の付くものが色々と描かれたりしていて、または文章もすべて「あ」で始まる形式になっているという
>実にユニークな本でした。(笑)

あらあらまあまあ…、その御本、この間我が家の三人娘が大声で音読していました、あの本でございましょうか?
いえ、先日軽部様が下さったのですよ

先日授業中、すぐ前の席の軽部様が、チラとわたくしの方を振り向かれて、そっとメモを渡されました
「この間、図書館で三姉妹さんを見た。
今度は『柚葉お姉さま』にこの本を読んでもらおう、と言って絵本を借りていった。
うちにもわたしが小さい時に読んだ本がたくさんある。
よかったら、プレゼントしたい。」

そう書かれていたので、わたくしが
「でも、軽部様にとっては思い出のご本なのではありませんか?
 いただいてしまっては申し訳ないですわ。」
そう返しましたら、またお返事がありまして。
「三姉妹さんはとても楽しそうに本を選んでいた。
 きっと本を読むのがとても好き。本を読んでもらうのもとても好き。
 読んでもらえた方が本は幸せ。」

それで、ありがたくお言葉に甘えます、とお返事しましたの
そしたら、宅配便でどっさり本が届いたのですよ
お向かいですから、本当ならわたくしが参上して本を受け取らせていただければ宜しいのですが、それはわたくしが怖くて無理でいらっしゃいますからね

そういえば、柚葉さんにはまだお伝えしていませんでした…
申し訳ございません
たくさんありますし、わたくしたちが読んでも楽しそうですので、リビングの本棚に並べておきますわ

>このおうさまのシリーズが、絵本形式になっているのを知ってからは色々と読みましたね。
>面白そうなものがあれば、一度あの子達にも読み聞かせてあげることにしましょう。

あの子たちには
「柚葉さんはみんなのことをお世話してくださっているのです。決してあれも読んで、これも読んで、と無理を言ってはいけませんよ。」
と申しておきました
柚葉さんのお気が向かれました時だけ、あの子たちのお相手をしていただけましたら嬉しゅうございますわ

>ええ、読んでいる途中、時には思わず笑いを堪える展開もあったりして…。くすくす…(笑いを堪えています)
>時に心温まる展開もあれば、笑ってしまいたくなる展開もあり、見ていて飽きませんね。
>ソフィーちゃんたちの物語に続いて、実に良き作品を紹介して頂き、ありがとうございます。
>もし私も見つける事が出来ましたら、紹介させて頂きますね。

いえいえ、そんな…
白神葉子様のお話を楽しんでいただけて、こちらこそ嬉しいですわ
そう、自分の楽しんでいるものを人様も楽しんでくださるということ、人と共感できているということは、とても嬉しいことでございますわ
あのコミケというものが、あれほどの盛大なお祭りになりますのも、創作物を廻って人と共感し、絆を深められる、ということも醍醐味であろうと存じますわ
まして、最も傍にいてくださって親しくさせいただいている方でしたら、なおのことでございます…


754 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/19(Fri) 19:24
>>742-744

>それなのに、人間の、こんなにも聡明そうで美しい方が、我が家にたった一人で住み込み、あろうとことか献血係をなさろうというのです
>ですが…、柚葉さんの真っすぐにこちらを見つめてこられる瞳、涼やかで凛とした声音、端然として立たれたお姿、そこからは如何なる恐れも迷いも、見て取ることは出来ませんでした
魂胆を詮索しようとする、それ自体が貴女に対する無礼に思えました

まあ…。お嬢様ったら…。(照)
でも、やはりお嬢様のような方にそう思って頂けるのは嬉しいです…。(微笑)

>『この方のことをもっと知りたい』 『わたくしのことを知ってほしい』
>そのような思いがふつふつと湧いて…
>『貴女にここにいてほしい』
>その想いが、わたくしを満たしておりました

同感です…。いえ、誰かを好きになり(恋愛感情とはまた別として)、誰かを知りたいと思うのに
理由など無いのかも知れませんね。
それもまた、出会いというものの自然な成り行きなのでしょう。
これ以上、深く考える必要はありませんね。
お嬢様が私を好きでいて下さって、私もお嬢様の事が大好きなのです。
それだけで、十分です…。(微笑)

>この国の方、それも邪悪な魔を狩る方とも接触を以てまで、柚葉さんをわたくしと出会わせてくれたのですもの
>お父様のその気持ちを伺ってはなりませんわね

>いずれお父様とはちゃんと話し合いましょう…
>柚葉さんとの出会いをいただいたお礼と共に

ええ…。私も旦那様とはもう一度、ゆっくりとお話をしてみたいです。
それにまだ、旦那様には私の淹れるお茶を召し上がって頂いた事がありませんし…。
その時には、旦那様にも私がお嬢様の従者としてきちんとした働きが出来ているかを見て頂かなくてはなりませんね。

>マンドレイク

確か、「マンドラゴラ」という別称もあったと思いますね。
人が抜いた時にその声を聞いて死んでしまうのを防ぐために、犬に引かせて抜いたと聞いた事があります。
「魔女」さんの登場するエピソードでは、頻繁に登場していたような…。

>樹木子(じゅぼっこ)
>二龍松(にりゅうのまつ)

この2つは、初耳ですね。後者は有難いものですが、前者は…。
無碍に斬ってしまうのも少々躊躇われるのでしょうね。
人任せにしてしまうのも何ですが、この街には幸い、フリューゲル神父様、紅蓮さん、
涼音さんのような退魔を生業としている方も居られます。
場合によりましては、一度相談致しましょう。

755 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/19(Fri) 19:55
>>749 アーチェロお嬢様

>まあ!?叔母様はそのような危険な目に遭われたのですか?
>…その蛇神の使い魔というのは、わたくしの同族なのでしょうか?
>なんということでしょう…、やはり日本でもそうやって人に対して無体なことをするものが居るのですね
>…吸血は我が種族の習いとは申せ、哀しゅうございます

ええ…。ただ、「吸血鬼」という「種族」ではなく、人から「鬼」となった存在であるようです。
鬼は古来より、人の生き血を啜る存在としてわが国でも恐れられてきましたから…。
見た目は可愛らしい女の子でも、やはり襲われた時は叔母も怖かったそうです…。
その時には、オハシラサマであった母や昔馴染みであるサクヤさん、鬼斬部の女性に助けられて命に別条は無かったそうですが…。

…ただ、「血は神霊(かみ)そのものを表す」と言われているように、それを口にした際に
叔母と鬼の娘の意思が同調し、鬼の娘の過去を知った事が偶然とはいえ、幸いしました…。
相手を知る事が、やはり互いを理解する事に繋がりましたから。
…それにより、寄り添っている双子の妹が実は本当の妹ではなく、蛇神がその娘を手駒として操る為に遣わした分霊(わけみたま)であり、
それを知られた途端、主である蛇神には捨てられ、力の供給を止められて消えゆくだけの所を叔母に救われたのだそうです…。

その過程の中で、鬼の娘が逆に叔母を助ける形になり、力を使い果たして消えゆく中彼女のために涙を流す叔母に対し

「どうして私の様な鬼の為に泣いたりできるの?出会ったばかりで、貴女を傷つけた鬼でしかない私の為に…?」

と、語りかけたそうです。
ですが、咄嗟に彼女が宿るのに最も適した呪物として、携帯電話に付けていたストラップの青珠のお守りが相応しいものであった事に気付き、
彼女をそこに宿らせた事で、今は守護霊的な役割を果たすようになったとの事です。

ただ、彼女は鬼となった事自体には些かの後悔も無いようです。
主である蛇神との出会いと気紛れとはいえ、幽閉された暮らしと病弱な身体に縛られた魂が解放される事には繋がったそうですから。
「幸せ」とは千差万別。でも、今が一番幸せなようで何よりです。(微笑)

>心配したのですわ
>叔母様にとりついた使い魔の方が、今なお叔母様に害をなしていはしないか、と
>そして親族である柚葉さんに累が及びはしないか、と
>左様なことがあれば、その方とはわたくしの爪と牙を以て立ち向かわねばならないところでございましたから
>その方がどれほどの強い力を持っていましょうとも

さ、流石にそれは叔母も母も哀しみますから…。(汗)
でも、私を大切な方として純粋に守りたいと思って頂ける事は素直に嬉しいです。

ちなみにその子は、他の鬼と呼ばれる存在とも話す事が出来るそうですから
それによって無用の争いを避ける事も出来て、本当に有難いと叔母も言っていました。
その子が連れてきた猫又(ねこまた)が、かつての飼い主を鬼から救った事もあったそうですから…。
そして時には助言を与えたりもして、私の家族の中ではすっかり馴染みの存在なのですよ。

>そ、そんな、あの、抱きしめられては照れてしまいますのですよ
>でも、温かくて心地よい…
>叔母様と共にいらっしゃる双子の方もきっとそうであるように、わたくしもこのぬくもりを下さる柚葉さんのことをどこまでも、いつまでも、護らせていただきたいです…

お嬢様、私の我儘で申し訳ないのですが、もう暫くこのままでいさせて下さい…。

756 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/19(Fri) 20:33
『京都旅行 0日目』

(現在、京都へ向かう新幹線の中です)

>>753 アーチェロお嬢様
>あらあらまあまあ…、その御本、この間我が家の三人娘が大声で音読していました、あの本でございましょうか?
>いえ、先日軽部様が下さったのですよ

まあ…。軽部さんも、この絵本に親しまれていたのですね。
共通の話題がある事は、私もやはり嬉しいです…。

それにしても、くすくす…。(笑いを堪えてます)
あの絵本、本当に文章のテンポが良いんですもの。
思わず口にして読みたくなる面白さを、使い魔さん達にも解ってもらえて嬉しいです。
目の前に絵本が無くても、空で言える文章も幾つかありますね。

「げーむにまけて けらいにけちつけ けんかになって けがしたおうさま」
(小さい頃、「家来が王様に怪我させちゃって本当にいいの!?とツッコミを入れた覚えが…。(苦笑))

「ゆうべのゆうれい ゆきおんな ゆきのふるひに ゆめみたおうさま」
(ちょっと幻想的で、切ない感じがよかったです)

「はだしにはだかでぱんつだけ はしゃいではねて はしるおうさま」
(何も考えずに、笑ってしまいましたねこのページは…。(汗))

「たまごをたてたら たからのだいや たしかにあげると だますおうさま」
(王様が、横目で舌を出している顔が何とも…(苦笑))


>「三姉妹さんはとても楽しそうに本を選んでいた。
 きっと本を読むのがとても好き。本を読んでもらうのもとても好き。
 読んでもらえた方が本は幸せ。」

>そういえば、柚葉さんにはまだお伝えしていませんでした…
>申し訳ございません
>たくさんありますし、わたくしたちが読んでも楽しそうですので、リビングの本棚に並べておきますわ

軽部さんの優しさには、本当に感謝ですね…。
あの子達に読み聞かせてあげるのは勿論ですが、私もどのようなシリーズがあるか読みたくなってきました。
きっと、私も知らない作品が色々とある筈ですから…。

そうですね…。そういえば、将来保育士を目指している同級生がいるのですよ。
その子もボランティア等で読み聞かせをする事があるそうなので、一度来て頂いても宜しいでしょうか?
あの子達とも、絵本を通じて楽しい時間を過ごして頂けそうで…。

>白神葉子様のお話を楽しんでいただけて、こちらこそ嬉しいですわ
>そう、自分の楽しんでいるものを人様も楽しんでくださるということ、人と共感できているということは、とても嬉しいことでございますわ

ええ、特に日焼け止めを知らなかったというエピソードに関しましては…。
それと、白神さんが素では関西弁で喋るという点についても、ギャップを楽しませて頂きましたね。

…そういえばお嬢様、メイドさん達の反対にあって実現はしなかったそうですが、京都に住みたかったと仰っていましたね。
という事は、もし京都にお住まいでしたら、お嬢様も…。

え?あ、ごごご、御免なさいお嬢様!申し訳ありませんっ!
け、決して関西弁(京都弁)でお話になるお嬢様を想像して楽しいと思っていたとか、そういうわけでは…。

と、兎に角これから京都に参るのです。
本日泊まるここのホテルと、近場の見所は…。(必死に話を逸らしてます)

それにしても新幹線は、本当に便利ですね…。
滅多に乗る事が無いので、その快適さを実感しています。
普通の列車では何時間もかかるのを、本当に僅かな時間で…。
お喋りしている間に、多分あっという間に着いてしまいますね。

では、そろそろ朝食の駅弁をお召し上がりになりますか?
これもまた、度の醍醐味というものですね。

757 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/08/19(Fri) 20:44
あ、ここでお嬢様に進言を一つ。

これまでも本当に、私の返信に懇切丁寧に話題やエピソードを返して下さり、本当にありがとうございます。
ですが、似た雰囲気の話題が続いてしまいがちであると感じた際には、私の返信であってもそこで切り上げて頂いても宜しいかと思います。
勿論、お嬢様の懇切丁寧な返信が楽しめるのは、私にとってもここでは何よりの楽しみです。(微笑)

お嬢様の温かな心の籠った返信は毎回楽しませて頂いておりますので…。
それがお嬢様の私への心遣いである事は、十二分に伝わっております。(微笑)
そろそろお嬢様の楽しみにしておられる「京都旅行」「経観塚帰省」に移行致しましょう。(微笑)

あ、よく見ると私も誤字脱字が…。

○旅の醍醐味というものですね。

×度の醍醐味というものですね。

758 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/08/20(Sat) 17:06
>>757(柚葉さん)

すみません、先にこちらにご返事させていただきます

ご助言ありがとうございます。
申し訳ございません
どうもわたくし、柚葉さんとお話しするのが楽しくて嬉しくて、ついつい饒舌になってしまうのですよ
わたくしのお喋りを、楽しみと仰っていただいて本当に有り難いことですわ

でも、このところお返事が遅くなってしまっていけませんわね
ちゃんと意を尽くせるように心がけますと共に、時には簡捷を旨としますこと
なるべくバランスを取れるように気を付けてまいりますわ

では、京都旅行に出発いたしましょう
柚葉さんとレイナさんの立ててくださった日程に従って楽しんで参りますわ


>>723(柚葉さん)

>それに、私の立場でお嬢様から素直に悩みを打ち明けて頂けるのであれば、その方が嬉しいし、安心します。
>私がお嬢様の従者であり、家族として信頼して頂けている証なのですから。

柚葉さんとの関係は、わたくしからすればあまり『主従』でくくりたくはないのですが、事実は事実として受け止めないといけませんわね…
その覚悟なくば、本当に自分を弁え為すべきことを為すこともできなくなるでしょうから

でも、柚葉さんも困っていること、悩んでいることがございましたら、どうぞ仰って下さらなくてはイヤですわよ?

>部長さんにも、その副部長さんのような方が居てくれて良かったですね。
>優れたリーダーには、優れた補佐役が居てくれなければその立場は勤まりませんものね。

はい、部長さんは、才気に溢れ前のめりに進んでいかれる豪快な方
副部長さんは、それが間違った方向に向かわないように…言葉は悪いですが、手綱を握ってくださる方
お二人にはこれからも手を携えて、素敵な舞台を作っていただきたいですわね
お二人の関係は、わたくしから見ても学ぶことが多いと思いましたわ

>うう…。後から思い返すと、ちょっと自己嫌悪気味に…。
>私って、皮肉屋だったのでしょうか…?
>でも…あの時はお嬢様を傷つけた方の、あの言葉の内容を認めるわけにはいかないという一心でしたから…。

あの時のお言葉は、わたくしを護るための心よりの異議申し立てとして、わたくしの心に残っております
同時にそのお心の気高さも
たとえお考えは交わることは無くとも、シスターのお心にも響くものはあったのではないかと思います

尤もあの方の場合、それでご自分を省みるというより
「この立派な人の気の迷いを解いて、魔族の手から救済しなければ」
との使命感にお持ちになりそうな気がいたしますが…


掲示板に戻る 全部 前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧

read.cgi ver.4.21.10c (2006/07/10)