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【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ四

1 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2020/07/05(Sun) 08:42
梅雨のしっとりと潤った空気の中、傘を差してのそぞろ歩きは心落ち着きます。
そして晴れ間よりのぞく穏やかな陽光にもまた心安らぐ想いでございます。

わたくし、イタリアより参りました吸血鬼のアーチェロ・カルミーニオと申します。
お蔭をもちましてこの度、ここに新館ノ四を立てさせていただきました
何卒よろしくお願いいたします

(過去スレ)
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ壱
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=461367355&ls=50
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ弐
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=478946904&ls=50
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ参
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=519003578&ls=50

以下、お願い申し上げます

壱.sage進行でお願いいたします。
50以下に下がりましたら、適宜ageさせていただきます。

弐.わたくしとわたくしの家族、ご近所、友人の方々がお話をするスレッドでございます。
世間話などしにお出でいただけたら嬉しゅうございます 。

参.キャラハン(吸血鬼関連もしくは場に合わせたオリジナルキャラクター)も歓迎いたします。
SF系の方は、申し訳ございませんがご遠慮くださいませ。
 キャラハンの方は、初お目見えの際に、大まかでけっこうですので自己紹介くださいませ。
名前「     」
性別「     」
容姿・服装など「     」
備考「     」
また、トリップをお付けくださいますようお願いいたします。

わたくしのプロフィールにつきましては、以下の通り自己紹介させていただきます

名前「正式名称は『アーチェロ・ディ・カルミーニオ=ミズリーナ』でございます。
人間界ではイタリアに領地を持つ侯爵家です。領地にございます『ミズリーナ湖』がその名の由来です。」
性別「女性でございます。」
容姿「身長168cm。体重0〜53kg(『実在のレベル』を変えることで体重も増減するのです)。B85.W55.H82。
髪型はストレートロングの銀髪でございます。
総じて、日本で『外人』とよく言われますところの西洋白人の容貌でございます。
吸血鬼らしい身体的特徴としては、口内の鋭利な牙と必要に応じて背中より出しますコウモリ型の翼がございます。」
年齢「外見の年の頃は17歳、人間で申せばそれくらいの外見でございましょう。
本当の年齢は…、500歳代後半でございます。」
服装「和装が好きで、学校へ参るとき以外はいつもほぼ着ております。
季節に合わせた色柄を着ますよう心掛けています。
籍を置く学校の制服は、ワインカラーを基調としたブレザーです。」
備考「故郷の城館では貴族の娘として暮らしてまいりました。
長らく日本に恋焦がれ、父の反対を押し切って出奔してまいりました放蕩娘でございます。
日本の皆様に初めてご挨拶したのは、平成26年(西暦2014年)師走の初旬でございました。
以後、転居をしつつも皆様方に良くしていただき、今日に至っております。
同居している家族は、メイドとしていらしてくださいました羽藤柚葉さん、故郷より後を追って来てくださったメイドのレイナさん、それから見習いメイドのコウモリ三姉妹がおります。
日々、近隣の男女共学校に通っております。」

四.基本『日常系』とさせていただきます。
 バトルは、もしございましても日常の中の点描の範囲内にとどめ、引っ張ることの無きようお願いいたします。

五.誹謗中傷、過度に攻撃的なご発言、セクハラ等はご遠慮ください。

六.荒らしと思われる発言は無視なさってください。

七.同じ質問や話題の繰り返し、単なる個人的な事情の呟き、意味不明の発言等はお控え下さい。

八.キャラハンであるか否かを問わず、ゲストの方同士の過度な交流(クロストーク)はお控えください。

九.他の方の話題や質問に乗るのもお控え下さい。

十.10ちゃっとの規約を破る行為は厳にお慎み下さい。

十一. お約束事は、必要に応じて随時追加させていただきます。

ご質問に答えにくい場合や記憶違いもあるかもしれませんが、それにつきましてはご容赦ください。

いろいろとお願い申し上げましたが、基本的にこれまでと同じくのんびりと参れましたら幸いに存じます
何卒よろしくお願い申し上げます。


458 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/03(Sat) 16:58
>>453(柚葉さん)(続きでございます)

>奥方様が初めて参加される『桜名所巡り』…。
>また新たな思い出が、皆様の胸の中に刻まれる事でしょう。(微笑)

…お母様も受け容れてくださったこの国の皆々様は、本当に本当に寛容でいらっしゃるのでしょうね…。

「ちょっとぉ、なんで溜息交じりで言っているのかしらぁ?」

…それは空耳ですわよ、きっと。
お母様、本日はようこそお出で下さいました。
…これはまた豪奢な…お母様、お着物を新調なさったのですね。
なんとも見事な夜桜ですわね。
闇の中舞い散る桜花がなんだかすごく躍動感があって。

「んふふふふ〜、そりゃあねえ、この娘がデザインした柄をこの街の腕利きの職人に染め上げさせた
からねぇ。」
「お腹空いた…。」

お嬢様、お久しぶりでございます。
母のためにお骨折りいただき、どうもありがとうございました。
…あら、その隣にいらっしゃる女性は?

「…ども。」

ん、あら?
ノゾミ様?…ではないですね。
でも、なんだか面影が似ているような…。

「ああ、これはうちの『皿洗い』よぉ。」

えっ、ということは、例のあの『蛇神』様がらみと言う?

「ん〜、さあ?
なぁんか、ヘンな糸がついていたから、こう、ね。」
(そう言って母が手をチョキの形にして、ものを切るしぐさをします。)

「もっとも、糸の端はまだちゃあんと掴んでいるからねぇ。
気が向いたらそのうち糸を手繰ってこの『皿洗い』を放ったヤツと遊んでやっても良いわよぉ。」

…ほんと、やめてくださいね、トラブルを持ち込むのは。
下手を打つとご母堂様にご迷惑になるかも知れませんから。

「そんなつもりはないから、そんな顔を曇らせるんじゃないわよぉ。
 さあさあ、今日はみんなで柚ちゃんのランチを楽しむんだから、笑って笑って。
 今宵この着物の柄みたいな夜桜を見るまで楽しむのよお。」

どうやら長い一日になりそうですわね…。
でも、柚葉さんとご一緒なら目いっぱい楽しめると信じておりますわ。


459 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/04/03(Sat) 20:50
>>457(アーチェロお嬢様)

>娘から見ても無闇に子煩悩なところがある方ですので、柚葉さんに何か失礼を言わなかったか、と
>心配になってまいりますわ。

面談の時以来、残念ながらカルミーニオ家の旦那様とお会いする機会はありませんでしたが、
貴族の名家の当主としての風格を備えながらも
今は離れて暮らすお嬢様の事を心底大切に思っていらっしゃるのを母も私も感じ取っておりました。

実はあの時、旦那様は…。

「娘が長年“禁血”に耐えてきたとはいえ、慣れぬ異国の暮らしで心身が弱っていないか心配でならない。
娘自身はお主の血を決して望まぬであろうが、
もし娘の命に関わるような事態に陥った時にはお主のような者が側にいてくれれば心強い。
どうかこの国で、娘の傍にいて支えてやってほしい。」

と、頭を下げられたのです。
初対面で私達のような庶民に、貴族の末裔の名家の当主様が頭を下げられるとは並大抵の事ではないと思いました。
一人の父親として、娘を想う旦那様の真摯な姿に母も私も心を打たれました…。

若杉の当主様も、

「異国の方、それも西欧の魔族出身の方が“贄の血”を得るかも知れないというのは歴史的にも前代未聞です。
我々鬼斬部としても看過出来ない事なのは間違いありません。
ですが、カルミーニオ家のお嬢様は困難を覚悟で自ら道を切り拓こうとこの国に足を運ばれました。
その志を無碍にするのではなく、誠意をもって見守るのが私達の役目であると考えます。
結論はあくまでも柚明さんと娘さんですが、私達に依存はありません。」

と言って下さいました。

>気づいていらっしゃいましたか…。
>あの、わたくしの生涯で最も忘れ難いであろうあの日を思い出したくて、召してまいりました。

そしてこの桜舞う小路を歩いて、私達は…。(微笑)
思えば私達の出会いと縁や絆も私達を取り巻く大切な方々が織り成す形で生まれたのですね。

あれから変わらないものも、そして変わっていくものも私達には沢山ありました。
そして変わらないのは、この季節の桜舞う小路と私達の出会いの記憶…。
幾度季節が廻ろうとも、それは決して色褪せる事は無いでしょう。

460 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/04/03(Sat) 21:19
>>458

>お母様、本日はようこそお出で下さいました。
>…これはまた豪奢な…お母様、お着物を新調なさったのですね。

奥方様、ご機嫌麗しく…。
ああ…これまでもドレス、和服と問わず見事なお姿を披露されてきましたが
桜を身に纏った姿は初めてですね。
お嬢様と並び立つと…。正に『満開』の一言ですね。

このデザインは、画家のお嬢様が…。
絵画のみならず、様々な分野でご活躍されているのですね。
流石は奥方様が見込まれた芸術家です。

>「ああ、これはうちの『皿洗い』よぉ。」
>えっ、ということは、例のあの『蛇神』様がらみと言う?

お初にお目にかかります。羽藤柚葉と申します。
私はお嬢様に…貴女は奥方様に…。
お仕えする立場として、私達は同士という事になりますね。
互いの主のために、共に尽くして参りましょう。

…確かにどこか、ノゾミさんと似ていらっしゃいますね。
でも奥方様が、呪縛からその身を解き放って下さったのですね。
慣れぬ事も多いかと思いますが、『自由な翼』をお持ちの奥方様の傍にいるのですもの。
自らの意志で、いずれはきっと自らの道を歩まれていくのでしょう。
その時まで、頑張って下さいね。(微笑)

>どうやら長い一日になりそうですわね…。
>でも、柚葉さんとご一緒なら目いっぱい楽しめると信じておりますわ。

はい、それはもう…。
行き交う人々の楽し気な光景、そして春のこの街を彩る桜吹雪…。
ゆっくりと歩みながら、堪能致しましょう。

461 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/03(Sat) 22:36
>>454(柚葉さん)

柚葉さんもあの作品をお読みになったのですね。
まだサンプルを読んでいらっしゃるところのようですけれど。
それでもわたくしと同じくドキドキとしていらっしゃるということは、ヒロインお二人の関係に
…その思い当たるところがあったの…ですね。

もちろんわたくしも我が身と柚葉さんになぞらえてドキドキと…って、いえ、その、ほんの少しですのよ?
わ、わたくしはあのように艶めかしく迫って柚葉さんの血を毎日耽溺したりしませんから。

>吸血鬼の方の「吸血」に対して「お礼(口づけ)」を頂くという行為は残念ながら未経験ですので…。

それも、もちろんですわ!
柚葉さんのその如何にも弾力に富んで瑞々しく、重ねればきっと陶酔と悦楽をもたらしてくれそうな
唇をいただくなど、ああ、いえ、これは思ったままを言ったまでで、いえいえいえ…。

>い、いえ、お嬢様さえお嫌でなければ私は何時でも受け入れるつもりでおりますが…。

はううっ!!
わ、わ、わたくしの心臓が跳ねて、血が逆流してしまいそう…。
い、何時でも、とおっしゃるのはつまり、あのお嬢さまとメイド様のように献血が行われたときに、
ということですわよね?
まさか日常的にしても良いとか…、いやいやいや、何を言っているのでしょう、わたくし。
さすがにそれは神父様に対して申し訳が立ちませんわ。

で、では、今度何時か、またその大切な血をいただく、そんな時が訪れましたら、わたくしも…それを
望みます。
どうか…その時はそのお美しい唇にわたくしの唇を重ねることをお許しになって…。

あああ、お客様の前でわたくしったら。
すっかり想いの丈を披露してしまいました。
今すぐにでも閉じこもって布団をかぶってしまいたい…。

(申し訳ございません。今宵はここまでとさせていただきます。)


462 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/04(Sun) 17:36
>>459(柚葉さん)

>貴族の名家の当主としての風格を備えながらも
>今は離れて暮らすお嬢様の事を心底大切に思っていらっしゃるのを母も私も感じ取っておりました。

…お父様、ごめんなさい。
『柚葉さんにわたくしの献血係になるように居丈高に申したのでは?』
などと疑ったりいたしまして。
お父様が『贄の血』を知っていることがずっと気になっていたのですよ。
『蛇神』様のことは、ご母堂様とその知己の方々を信じていれば大事無い、でもカルミーニオ家が
『贄の血』を無心するならば、断然実家との関係を断って柚葉さんをお護りする、この命に代えて
できることなら喜んでそうする、そう思っていましたけれど。
どうやら、お父様は紳士的に柚葉さんにお頼みくださったとのこと。
心より安心いたしましたわ…。

そして、わたくしと柚葉さんを繋ぐ糸を手渡してくださったことに心から感謝いたします。
娘として心から愛していますわ。

>初対面で私達のような庶民に、貴族の末裔の名家の当主様が頭を下げられるとは並大抵の事ではないと思いました。

父の想いを汲んでくださってありがとうございます。
魔族の大身(たいしん)の者が接触されてきて、不安をお持ちになったかと心配でしたけれど。
子煩悩なうえ、わたくしが人間と何とか仲良くなりたいと思い続けていたことを良く知る父なのです。
人間のお嬢様、それも妖に狙われやすい方に接触しようとしていることをわたくしが知ったなら、
わたくしに怒られる、と内心ドキドキだったかと思いますよ?
今となっては容易に想像できますわね…。

ご母堂様…、ご自身が『贄の血』を狙う妖と戦っておられながら、吸血鬼の頼みを受け容れて愛娘の
柚葉さんがわたくしのもとにいらっしゃることを許してくださるなんて…。
あらためて柚葉さんから教えていただくと本当に身の縮む思いです。
経観塚で初めてご挨拶させていた時も自然と頭が下がって平伏いたしましたが。
感謝の想いは高まるばかりでございます。

若杉のご当主様にも感謝申し上げなければなりません。
たしかに鬼斬部としては看過できないどころか断固断ってもおかしくない事態でしたでしょう。
今も見守られている、ということはわたくしに不義があれば即座に断罪されることでしょうね。
それは重々心に留めておきましょう。
もっとも鬼斬の方々が動く前に、朱珠のお守りがこの身を遠慮なく焼いてくれるでしょうけれど。

そして誰よりも、まだ見たこともない吸血鬼のわたくしのもとへ、献血をなすために来てくださった、
柚葉さんのお優しさと…勇気に、どんなに感謝してもしきれません。
どのような負担が待っているかも知れない場所へ独り参られたわたくしと、今はこうして並んで
歩いていてくださるのですから。

>思えば私達の出会いと縁や絆も私達を取り巻く大切な方々が織り成す形で生まれたのですね。

なんだか物騒な話になってしまいましたけれど、大切なのはそのことですわね。
多くの方々のお心遣いをいただいて、今のわたくしたちがあるのです。
この形を決して失うことのないように、心通わせて大切にしてまいりましょう。


463 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/04(Sun) 17:39
>>460(柚葉さん)

>奥方様、ご機嫌麗しく…。
>お嬢様と並び立つと…。正に『満開』の一言ですね。

「ありがとう〜。
 ほらほら、我が娘よ、もっとこちらに寄って寄って。
 柚ちゃん、写真お願いねぇ。」

お母様、少し離れていただけませんか?
暑苦しいのですけど…。

>このデザインは、画家のお嬢様が…。
>絵画のみならず、様々な分野でご活躍されているのですね。
>流石は奥方様が見込まれた芸術家です

「あらあら、この子ったら、頬を赤らめて何々?」

「この次は…もっと頑張る。」

「ん?ああ〜、そうそう、この娘この着物は『手描き友禅』の図案作成(デザイン画描き)から下絵描きまではやったんだけどぉ。
それだけじゃ飽き足らず、これからは全工程自分でやって、その後の『友禅流し』、そして
着物の仕立ても自分で、って言い出してさぁ。」

『友禅流し』って、昔の京都の川の風物詩だったアレですね?
水のきれいな川で糊や余分な染料を落とすための。
でもそういうのは専門の業者がやるものなんじゃ…。

「それも全部やりたい、って聞かないのよねぇ。
 なので、まあ手はずは整えてあげるんだけどさぁ。
 …あ、この娘ったら、また。」

え?あ、あの、お嬢様、わたくしの着物をじっと見て、つまんでいらっしゃいますけど。
いえいえ、これはわたくしにとって特別なお着物で替えは利きませんから!(汗汗)
う…、そんな残念そうなお顔なさらないで。
別の時に着る別の柄の置き物でしたら、いつかお願いしますから…。

>お初にお目にかかります。羽藤柚葉と申します。
>私はお嬢様に…貴女は奥方様に…。
>お仕えする立場として、私達は同士という事になりますね。

「はい、お初に…って、あなた、なんでそんなに落ち着いてるの?
 『同士』??
 聞いたでしょ、わたし今は切れたとはいえ『紐付き』だったのよ?
 わたしが何しに来たか、だいたい想像がつかない?
 少しは警戒とかしなさいよ。」

「あはは、ダメよぉ、柚ちゃんには表面的なごまかしも虚勢も無駄なんだからぁ。
 なんたって仮にも真祖直系の我が家のドラ娘のところへ独りで行って餌付けしちゃった子なんだ
 からぁ。」

…言葉の端々に引っかかりを覚えないではないですが、嘘ではないから何も言えませんわね。

>慣れぬ事も多いかと思いますが、『自由な翼』をお持ちの奥方様の傍にいるのですもの。
>自らの意志で、いずれはきっと自らの道を歩まれていくのでしょう。
>その時まで、頑張って下さいね。(微笑)

「…はああ。
 たしかに、わたしが突っ張っるのがバカバカしくなる器量の持ち主みたいね。
 わたしの『姉様』もこの人の親戚に陥落したらしいけど、今ならその気持ちがよく分かるわ。
 柚葉さん、だっけ?
 …まだしばらくこの奥方様のところで『皿洗い』を務めさせていただくから、いろいろよろしくね。」

…よかったですわ。
お母様の魔法の『チョッキン』はありましたけれど、柚葉さんのお陰でまた一人本当に心から『解放』
された方がいらっしゃるなんて。

今日の日の春の日差しがまた一段と明るく柔らかくわたくしたちを照らしてくださっている心地です。
柚葉さんと共にこの新たな春の息吹を感じられる今日この日が、幸せに満たされていきます…。


464 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/04(Sun) 20:57
訂正でございます。

>>463

>どのような負担が待っているかも知れない場所へ独り参られたわたくしと、今はこうして並んで
>歩いていてくださるのですから。

「どのような負担が待っているかも知れない場所へ独り参られ『た』」

ではなくて、

「どのような負担が待っているかも知れない場所へ独り参られ『て、』」

でしたわ。

わずかの文字の違いですが、全然意味が違ってしまいました。
申し訳ございません。

465 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/04/05(Mon) 21:10
最近は季節の変わり目で寒暖差が激しいですが、お嬢様達は大丈夫でしょうか?

466 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/07(Wed) 19:35
>>465

お客様、お気遣いくださってありがとうございます。
さりげなくおっしゃって下さるそういったお言葉が相手の胸を温める。
そんな優しさに触れられるのが嬉しゅうございます。
わたくしはご存じのとおり吸血鬼。
他人様から大切なものを奪って生きてまいった身だからこそ、他人を気遣うことを心してまいりたい、
あらためてそう思わされますわ。

せっかく桜が喜びを表現するように花開いていましたのに、本当に急にまた寒さが戻ってまいり
ましたね。
お客様もどうかお体をおいたわり下さいませ。

せっかく衣替えをしたと思ったら、また冬物のお世話になってしまう今日この頃です。
冷えた北風にショールが手放せず、帰り道も少し急ぎ足。
それでも、日本の三寒四温を体験するのもずい分と年を重ねましたので、心構えはしておりましたわ。
そしてせっかくまた寒くなったのだから、この際冬の暖を取ることをまた楽しもうと考えて。
これこのとおりまた炬燵を使っておりますの。
温かい甘酒も用意して、ぬくぬくを味わうこの楽しさよ…。
お客様もどうかお入りなさいませ。

そういえばかつて我が城館を訪ねてこられたオーストリア帝国の吸血姫の方に、あちらの三寒四温を
表現する言葉を教えていただきましたわ。
いわく、
“April, der macht was er will.”
(4月、アイツはやりたいことをやる。)
4月の気まぐれな天候を上手く表していますわね。

わたくしたちもそんな気まぐれな春の女神…日本で申せば『佐保姫(さおひめ)』様、彼女に翻弄され
ないように、上手におつき合いしてまいりたいですわね。


467 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/07(Wed) 21:30
わたくしの大好きな画家である甲斐千鶴さまが『佐保姫(さおひめ)』の御神影(おみえ)を
描いていらっしゃいますね。

『甲斐千鶴 春媛神』で画像検索するとヒットいたします。
この方が気まぐれに三寒四温をもたらされていると思いますと、ここしばらくの天候もふと
苦笑しながらも穏やかな心地で過ごせそうでございます。

468 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/04/09(Fri) 07:11
>>465
>>466(アーチェロお嬢様)

コトコトコト…。(小鍋で甘酒を温めています)

お客様、お気遣い有難うございます。(微笑)
朝晩と昼間の寒暖の差の激しさ…。
早朝は特にそれを実感致しますね。

主な対策としましては、インナーは未だに冬用のものを着用し、
日中大学に通う時は上着を必ず持参しております。

お仕事の際に着用するメイド服に関しましては既に春用のものを着用しておりますが、
こちらは春の寒暖の差を想定したきちんとした造りになっております。
私達メイドに対する、お嬢様の御心遣いですわ。(微笑)

そしてお出かけする前、またはお仕事を始める前に温かい飲み物を飲む事です。
お嬢様がこよなく愛する甘酒は、ほっとする温かさを身体にもたらしてくれるのですよ。
どうぞお客様、召し上がって下さいませ。

お嬢様や私は特に寒い朝は、甘酒に少しすり下ろした生姜を加えて飲むようにしております。
生姜は健康に良く、身体を温めてくれます。
喉や鼻をすっきりとさせてくれますし、この時期の花粉症対策にもなりますよ。
お客様さえよろしければそちらもご用意させて頂きますが、如何ですか?

>わたくしの大好きな画家である甲斐千鶴さまが『甲斐千鶴 春媛神』の御神影(おみえ)を
>描いていらっしゃいますね。

佐保姫(さおひめ)様の御姿、拝見させて頂きました。
桜の背景、そして傍らの鹿さんと共に微笑むお姿…。
誠に美しい方ですね。

お嬢様が仰るように、女神様としての余裕故か何処か気紛れな一面もお有りなのでしょうか。
でもこの朝晩の冷え込みも、
「春だからと浮かれるだけでなく、この寒さをもって気を引き締めよ。」
という私達に対する啓示なのかも知れませんね。

「春眠暁を覚えず」と申しますが、この冷え込みはお仕事を始める前の爽やかな意気込みももたらして下さいます。
『佐保姫(さおひめ)様』のご加護に感謝しながら、今日もお嬢様とお客様にご奉仕致しますわ。

469 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/04/10(Sat) 08:09
>>463

>ほらほら、我が娘よ、もっとこちらに寄って寄って。
>柚ちゃん、写真お願いねぇ。

奥方様、お嬢様、それではシャッターを切らせて頂きます。(カシャ)
ん…これなら上出来ですね。
背景の満開の桜、青空、そしてその中心におられる奥方様とお嬢様…。
今年の桜名所巡りの最初を飾るに相応しい一枚となりました。

昨年よりアルバムには奥方様、そして画家のお嬢様もご一緒の写真も増えて参りました。
これからも素敵な思い出の数を増やしていけるよう、よろしくお願い致します。

>それだけじゃ飽き足らず、これからは全工程自分でやって、その後の『友禅流し』、そして
>着物の仕立ても自分で、って言い出してさぁ。

…絵の才能に関しましては今までお描きになった作品から重々承知しておりますが…。
それ以外の技術と言い、知識と言い、私と然程変わらない年齢の方の筈なのに
どれ程のものをお持ちなのかしら…。
『感心』を超えて、『驚愕』の一言ですね。
イタリアにおいて芸術の歴史と共に歩んできたであろう奥方様が御贔屓になさる理由が、改めて分かりました。

>わたしが何しに来たか、だいたい想像がつかない?
>少しは警戒とかしなさいよ。

我が家の血族の系譜を知る者としましては、確かに想像がつきますね。
ですが、あの守護霊的な娘と旧知の間柄の私としてはその性格も大体知っております。
あの娘の面影を宿しているのなら、奥方様によって解き放たれたとしても一所に落ち着いておられないかと。
でも貴女は貴女の意志で、奥方様の所に留まっておられるのでしょう?

奥方様は誠に器の大きな方です。
確かに圧倒的な御力をお持ちだとは思いますが、あの娘の性格であればそれに対して傅く(かしずく)とは思えません。
その器をもって、そして“母”として受け止めて貰えた事に『居場所』を見つけたと感じておられるのではないですか?
もし私の想像が正しければ、その奥方様の前でご無礼はなさらないかと思いますわ。(微笑)

何より、この澄み切った青空と舞い散る桜吹雪の爽やかな光景の中で
疑念を抱くのは野暮というもの…。
今日は共に、こうしてお会い出来た事に感謝致します。

もし奥方様の所に足を運ぶ機会があれば、是非ご一緒させて下さいね。
共に奥方様のために、ご奉仕させて頂きます。

(様々な名所を巡りながら)

そろそろ、お昼時ですね。
では社交部の皆様、おにぎり、桜サンドイッチ、好きなものをお取り下さいませ。

ところで貴女は、こういった食べ物を口になさる事は出来ますか?
もしよろしければ、お一つどうぞ…。

あら?奥方様、お嬢様、背後の木の枝の上に…。
(リスさんが2匹、それぞれ様子を窺っています)

あらあら、あっという間に奥方様とお嬢様の肩に飛びついて、甘えていらっしゃいますね。
やはり私達よりも、動物さんを惹きつけるものをお持ちなのですね。
…何となく今年も予想していた展開ですので、菜園で取れたお豆を用意しております。
よろしければ、そちらをあげて下さいませ。

…ふふっ、社交部の皆様もリスと戯れる奥方様とお嬢様に見惚れていらっしゃいますね。(微笑)

470 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/04/10(Sat) 17:32
家のインテリアは、どんなコーディネートをしていますか?

471 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/10(Sat) 21:22
>>468(柚葉さん)

>コトコトコト…。(小鍋で甘酒を温めています)

ありがとうございます、柚葉さん。
炬燵に入って柚葉さんがお燗して下さった甘酒をいただく。
古き時代の日本の夫婦の姿は斯くあった、と聞いたことがございますが、こんな素敵な御内儀様がいたなら、
それは往年の日本のご主人方も幸せであったことでしょうね。
甘酒がコクリと喉を通るごとに幸せをいただいているような想いですわ。

>私達メイドに対する、お嬢様の御心遣いですわ。(微笑)

いえいえ、そんな…。
日本の春夏秋冬は本当に天候も気温も湿度も千変万化、同じ温帯といってもイタリアともまたずい分と
違うと実感してまいりましたから。
仕えていただくメイドさんのお体に気を配るのは『主』の務め、と申すものです。
それぞれの季節に合った服を着ていただいて気持ちよく働いていただく、ましてそれが柚葉さんなら
良き衣装を用意するのはむしろ嬉し楽しいことですわ。

>お嬢様や私は特に寒い朝は、甘酒に少しすり下ろした生姜を加えて飲むようにしております。

故郷でも生姜紅茶は清々しい香りを楽しみ、心和ませる味わいでしたが。
日本で柚葉さんに生姜入りの甘酒を入れていただいて、すっかり虜になりましたわ。
そして、生姜の花言葉は「信頼」「慕われる愛」…。
密かな親愛のメッセージ?と思ったりして、それはもう生姜の効能と相まって心がポカポカと温まった
ものでございます…。

>お嬢様が仰るように、女神様としての余裕故か何処か気紛れな一面もお有りなのでしょうか。
>でもこの朝晩の冷え込みも、
>「春だからと浮かれるだけでなく、この寒さをもって気を引き締めよ。」
>という私達に対する啓示なのかも知れませんね。

なるほど、さすが柚葉さん。
女神様の深い神意をちゃんとお考えなのですね。
たしかに温かい一方では、わたくしのような昼行燈娘は陽だまりの猫のように、ふにゃあとくつろぎ
過ぎて蕩けてしまいそう。
わたくしも女神様のご加護に感謝しながら、気持ちにメリハリをつけて毎日を過ごしてまいりましょう。

(申し訳ございません。今宵はここまでとさせていただきます。)


472 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/11(Sun) 09:28
>>469(柚葉さん)

>背景の満開の桜、青空、そしてその中心におられる奥方様とお嬢様…。
>今年の桜名所巡りの最初を飾るに相応しい一枚となりました。

もう、お母様ったら。
柚葉さんもご一緒になってこその桜名所に相応しいお写真ではありませんか!
さあ、柚葉さん、今度はわたくしとご一緒に。
二人の写真をまた撮れたことを嬉しい思い出として、ずっとアルバムに残してまいりましょう。

(その後も、三姉妹ちゃん、レイナさん、画家のお嬢様、『皿洗い』様、社交部の皆様と写真を撮ってまいりました。)

たくさんの写真、大勢の皆様の姿…、桜舞い散る花見日和はまた忘れられない思い出が積み重なって
参って…。
佐保姫様がようやく温かい春を爛漫と花開かせて、祝福してくださっているかのようですわ。

>それ以外の技術と言い、知識と言い、私と然程変わらない年齢の方の筈なのに
>どれ程のものをお持ちなのかしら…。

「わたしは…これしかできないから。
 いつも何かがわたしの中に降りてきて…創り続けずにはいられないだけ。
 貴女みたいにお家のこと、お料理とか全然ダメだから…。
 貴女のこと…すごいと思う。
 いつも、ありがとう…。」

「この娘に取っちゃあ、柚ちゃんのことが『驚愕』なのかもねぇ。
 まあ、そんなわけだからこれからもよろしく頼むわよぉ。」

>あの娘の面影を宿しているのなら、奥方様によって解き放たれたとしても一所に落ち着いておられないかと。
>でも貴女は貴女の意志で、奥方様の所に留まっておられるのでしょう?

「いや…、この奥方は本気で『皿洗い』のためにわたしを手放さないんだと思うけど?」

「あら?なんなら、解雇してあげようか、『皿洗い』?
 家事手伝いなら他から引っ張ってくることもできるしぃ。
 たしか、グリッタちゃんは今フリーなのよねぇ。」

「くっ…。」

…お母様、『皿洗い』様がちょっと不安そうに唇を噛んでいらっしゃいますから、その辺で。

「いっそ、うちの娘の家に引っ越せば、柚ちゃんに全部お任せできるしぃ。」

『皿洗い』様!わたくしからもお願いいたします!
これからもお嬢様と母のお世話、どうか、よ・ろ・し・く、お願い申し上げます!!!

>その器をもって、そして“母”として受け止めて貰えた事に『居場所』を見つけたと感じておられるのではないですか?

「あああ、もう!
 分かったわよ!
 恥ずかしいから、もうそれ以上は禁止!
 まだしばらくは居てあげてもいいから…、ちょっと黙っていてよね。
 ほんと、西洋吸血鬼もその従者も変わり者ばかりね…。」

「お腹空いた…。」

お嬢様は安定のお腹ペコペコで、なんだか安心いたしますわ。
…そういえば、『皿洗い』様は、今お食事は…その、血は摂取していらっしゃるのですか?

「ああ、この娘はグリッタちゃんの所属する『本部』に加入の手続きを取ってあるわ。
 ほら、あそこは『種族別補償』があって瓶入り血液を届けてくれるからね。
 くわしくは、グリッタちゃんのスレッドのレス51をご覧なさいな。
 つまりこの娘はグリッタちゃんの後輩、ってことね。」

「おかげで、『本部』からも水晶玉で働きぶりを監視されてるとか…。
 ったく、本当にわたし『自由』になったんだかどうなんだか…、はあ。」

まあまあ、画家のお嬢様のお腹も進退窮まっていらっしゃったようですから、そろそろお食事にいたしませんか?
『皿洗い』様もどうか今日は羽を伸ばされませ。

>あら?奥方様、お嬢様、背後の木の枝の上に…。
>(リスさんが2匹、それぞれ様子を窺っています)

まあまあ、この方々は、最近小動物への変身のおけいこの際に親しくさせていただいているリスさんたちですわ。
耳元で囁いていらっしゃいます。
『お弁当を持ってお出かけするなら、わたしたちも誘いなさいよね!』
とかなんとか。
柚葉さんが美味しいお豆をご用意してくださっていて良かったですわ。

ふふふ…、お二方ともさっそくお気にいられて、こんなに頬張って可愛らしいですわ。
社交部の皆様ともすぐに打ち解けられて。
また素敵な想い出の写真をいただけました…。


473 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/11(Sun) 12:53
>>470

わたくしの屋敷は元々、古いお武家様のお屋敷を土地ごと買い取ったものです。
ですので、純粋な古い日本家屋、武家の世にできました『書院造り』が本来の形だったのです。
わたくしも日本古来のライフスタイルをできるだけ踏襲したい、と考えましたので、その家屋の持ち味を
大事にしてまいりました。
それが、最初の『新館の壱』でしたわ。
わたくしの私室も障子や襖で仕切られていて、床の間や書院、欄間もございます。
家具は漆塗りのものを置き、床の間にはわたくしが買い集めました掛け軸を飾っております。
『月に照らされる夜桜』や『月見兎』など、とても気に入っているのですよ。
障子も季節の花を描いた柄物を四季それぞれ張り直し、襖には可愛い金魚さんの柄が入っておりますの。
床の間にはわたくしの生けた花など置いておりますが、こちらの方はまだまだ満足のいく出来ではなく、
お恥ずかしい限りです。

その後、『新館の弐』以降を建て増ししてまいりましたが、こちらはより現代的な『和モダン』を旨と
しております窓を、現代アートを描いたガラス障子にしたり、
藤色の壁をアーチ状に繰り抜いた床の間に紅葉や夜桜を描いたタペストリーを飾ったり…。
紅茶をいただくカップなども、『新館の壱』では有田焼の古式ゆかしいものを、『新館の弐』以降では、
彩り鮮やかな美濃焼を良く使ったりしますわね。
春から始まったアニメでまた脚光を浴びておられる『豊川 姫菜(とよかわ ひめな)』様の作品は、
本当に素晴らしゅうございますわ…。

もっとも、わたくしの希望を汲んで本当にインテリアに調和をもたらして心地良い生活空間を作るに
つきましては、我が家の家政を与るメイドの皆さんのセンスに依るところが大きいと申せますわ。


474 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/11(Sun) 12:58
訂正でございます。

>その後、『新館の弐』以降を建て増ししてまいりましたが、こちらはより現代的な『和モダン』を旨と
>しております窓を、現代アートを描いたガラス障子にしたり、
>藤色の壁をアーチ状に繰り抜いた床の間に紅葉や夜桜を描いたタペストリーを飾ったり…。

この一文は、二行目の『しております』で一旦『。』で切って、そのご改行して『窓を』以降の文となります。
失礼いたしました。

475 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/04/11(Sun) 18:40
>>472(アーチェロお嬢様)

>(その後も、三姉妹ちゃん、レイナさん、画家のお嬢様、『皿洗い』様、社交部の皆様と写真を撮ってまいりました。)

これで今年のアルバムの、『春の章』の分は撮り終えましたね。
後日、写真屋さんに持っていきましょう。
完成した写真をアルバムに収め、お茶を飲みながら眺めるのが楽しみですね。

>佐保姫様がようやく温かい春を爛漫と花開かせて、祝福してくださっているかのようですわ。

もしかすると、土地神様の所にいらしているかも知れませんね。
御顔の広い土地神様の事ですもの。一度いらしていても不思議ではないですね。
後日、ご挨拶に伺いましょう。
その際には、手作りの桜餅を持参致します。

>…お母様、『皿洗い』様がちょっと不安そうに唇を噛んでいらっしゃいますから、その辺で。

…少し照れ屋さんで意地っ張りな所も、ノゾミさん譲りかしら。
でも、奥方様がやはり何枚も上手ですね。(微笑)

(小声)
奥方様、差し出がましいようで失礼致しますが…。
あの娘によろしければ、名前を付けてあげて下さいませ。
もし奥方様の住まいにご一緒した際には、あの娘と共に協力してお料理などをしてみたいですわ。

>ああ、この娘はグリッタちゃんの所属する『本部』に加入の手続きを取ってあるわ。
>ほら、あそこは『種族別補償』があって瓶入り血液を届けてくれるからね。

良かった…。
命を繋ぐためとはいえ、血液となるとやはり入手するのは容易な事ではありませんので。
グリッタちゃんと出会えた事は、この娘が人の世で生きていく上で良き御縁となりました。
グリッタちゃんには、感謝ですね。

>まあまあ、この方々は、最近小動物への変身のおけいこの際に親しくさせていただいているリスさんたちですわ。

まあ♪初対面にしては随分と懐いていらっしゃると思いましたが、そうだったのですね。
うふふ…リスさん用のお弁当を用意していた甲斐がありました。
どうぞお嬢様、こちらをリスさんに…。

社交部の皆様も、間近でリスさんを見られるとあって嬉しそうですね。
ですが、あまり大勢で騒ぐとリスさんが怖がってしまいます。
よろしければ一人ずつ、お嬢様と共にリスさんを愛でてあげて下さいませ。

(名所を巡り終え、少し日が傾き始めた頃に解散となりました。)

奥方様、画家のお嬢様と『皿洗い』様、社交部の皆様、本日は有難うございました。
今年もまた、この街の桜と共に素敵な思い出を作る事ができました。
写真に関してはもしご希望のものがあれば、後日焼き増ししてお渡し致しますわ。
それでは、本日はこれで失礼致します。
皆様も、どうぞお気を付けて…。

お嬢様、帰りに一度お颯さんのお店に寄ってもよろしいですか?
桜餅に使うための、桜の葉の塩漬けを注文してあるんです。
それと、幾つか買っておきたいお野菜も…。

今宵のお茶菓子として、桜餅も既に準備してあるんです。
桜の葉で包めば、完成です。
土地神様の所に持参するのに相応しいかどうかの品定めも兼ねて、
是非ご賞味下さいませ。

476 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/04/15(Thu) 09:50
桜も散ってしまいましたね。
自分は桜を見ると「桜を見たら俺を思い出してくれないか」
という台詞と共に去っていった鬼武者を思い出します。

477 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/04/15(Thu) 21:32
>>470

詳細に関しましては、お嬢様が仰る通りです。
まずは館の主であるお嬢様のご希望をお聞きした上で、先輩のメイドさん、
そして三姉妹さんの助言も交えながら生活空間を作って参ります。

今思い返すと、お嬢様が御客様からの助言を切っ掛けに「社交部」を立ち上げられた事は
このお屋敷に大きな変化をもたらしたと思います。

離れの広間をダンスホールとして生かしたり、そして「新館ノ四」における星見台は
お嬢様の社交部の皆様をお招きする上で欠かせない場所となりました。

今の「和モダン」を旨とした生活空間は、屋敷神様からも好評なのですよ。
本来の良さを失わず、それでいてどこか新しさも感じられるお屋敷の在り方には

「古きも新しきも見事に調和していて、実に気に入った。
時の移ろいと共に、どのように変わっていくかがこれからも楽しみよのう。
これからも、よろしく頼むぞ。」

と、労いの言葉を頂きました…。
ではお客様、お茶と桜餅の準備が出来ております。
よろしければ、召し上がって下さいませ。

478 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/04/15(Thu) 22:42
>>476

はい、お屋敷へと続く小路を、そしてこの街を彩っていた満開の桜の季節もそろそろ終わりですね。
ですがその後に訪れる逞しい若葉の季節も、私は好きなのですよ。
初かな爽やかな風に揺れる若葉は、私達の心に涼やかな気持ちをもたらして下さいます。

>「桜を見たら俺を思い出してくれないか」

「鬼武者」、有名な作品ですね。
タイトルを少し聞いただけで、作品によっては若くして故人となられた伝説の俳優さんや
外国の有名な俳優さんが出演しているのを知っている程度ですが…。

そちらの台詞を検索して分かったのですが、その台詞の主はあの結城秀康公だったのですね。
武勇の誉れ高くも、それを発揮する機会に恵まれず不遇であったと聞いておりますが
人知れず、実はこのような活躍をされていたのですか…。

随分と格好いい方でいらっしゃいますね。
さながら世を乱す悪を討つヒーローではありませんか。
動画を拝見させて頂きましたが、

「悪党にはわかるまい…。俺達人間の、最後の…。
そしてたった一つの武器…。絆ってやつだっ!」

力でも、手にした刃でもなく、『絆』をもって悪に打ち勝つ…。
実に良い言葉ですね。
そしてその後は、此度紹介して頂いたその言葉と共に一人去っていく…。
切なくも、秀康公の優しさと強さを感じる美しい台詞です。
彼を引き留めようとする女の子の叫びが、胸を打ちますね…。

私とお嬢様にとっては桜は出会いの象徴…。
秀康公と彼を慕う女の子にとっては別れの象徴…。
ですが、そこに秀康公の申された『絆』があるのは同じですね。

ならば私も心に留め、そして桜を見る度に思い出す事に致しましょう…。
人知れず人の世を、人の絆を守る為に戦ったという一人の武者の伝説を…。

479 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/17(Sat) 07:06
>>475(柚葉さん)

>これで今年のアルバムの、『春の章』の分は撮り終えましたね。

『春の章』、ですか。
良いですね、新たな一ページの一区切り。
いずれは『夏の章』、『秋の章』、『冬の章』、そしてまた『春の章』へと。
想い出をみんなと共に、そして新たな出会いも、きっとアルバムに積み重なっていくと思うと、とても
楽しみですわ。

>もしかすると、土地神様の所にいらしているかも知れませんね。

ああ、それはそうですよね。
お会いしたい…、是非お目にかかりたいです。

そう言えば…たしか秋の女神様、『竜田姫』様という方もいらっしゃるとか。
『竜田姫』で画像検索すると、甲斐千鶴さまをはじめ大勢の方がその尊貴の御神影(おみえ)を描いて
いらっしゃいますわ。
広く日ノ本の皆様に愛されていらっしゃるのですね。

そして夏の女神『筒姫(つつひめ)』様、冬の女神『宇津田姫(うつたひめ)』様…、こちらのお二方は
情報も画像も少ないですけれど、人の世に知られていなくても土地神様ならご存知かもしれません。
お伺いできたら嬉しいですわ。

>奥方様、差し出がましいようで失礼致しますが…。
>あの娘によろしければ、名前を付けてあげて下さいませ。

「あらぁ、『皿洗い』じゃダメかしらぁ?
 そうねぇ、柚ちゃんがそう言うのならぁ。
 ん〜、『皿洗い』、さらあらい、サラアライ、サラ…イ。
 それじゃ、『サライ』でどうかしらぁ?」

「ちょ、適当すぎるでしょ。
『皿洗い』から離れてくれない?」

「そうじゃないわよぉ。
 『サライ』、この言葉はねぇ、イタリア語で『小悪魔』の意味で使われるわ。
 可愛くてこまっしゃくれたアンタには似合いだと思うけどぉ。
 それにペルシャ語では『家』とか『宿』っていう意味。
 嘘だと思うなら、この町にいるペルシャ渡りの子に確かめてごらん。
 >>396で登場して、うちの娘や柚ちゃんと話してる子よ。
 ほら、この画家の娘、なぁんか浮世離れしちゃってちょっと危なっかしいしぃ、あんたもこの子の
 帰る家を守れる娘、って期待してあげてるんだけどぉ?


「あの、あの。それなら、それなら!」

三女ちゃん?
急に手を上げてどうしたの?

「『サライ』って近未来SF漫画がある。
ヒロインの名が『神薙サライ』で、お仕事は護衛メイド!」

まあ、さすが三女ちゃん、それは素敵なお仕事ではありませんか。
ねえ、レイナさん?
(レイナさんは何もおっしゃいませんが、微妙に誇らしく顔を上げたようです。)
これはまさに芳名ではないでしょうか?

「あ〜、分かったわよ。
 ご主人の命名なら受けるのにやぶさかではないわね。
 『サライ』、今日からわたしをそう呼んでくれて良いよ。」

あらあら、『皿洗い』…もといサライ様、少し頬を赤くしていらっしゃるわ。
柚葉さん、ステキな提案をして下さいましたね。
お蔭で、サライ様との距離がずっと縮まったように思いますわ。

>グリッタちゃんと出会えた事は、この娘が人の世で生きていく上で良き御縁となりました。
>グリッタちゃんには、感謝ですね。

はい…、サライ様がまた人と繋がっていけて、グリッタちゃんとの縁もまた深まった思いです。
グリッタちゃんにぜひお礼を申したいですわね。
グリッタちゃん先輩、どこにいらっしゃるか分かりませんが、ありがとうござます…。

(申し訳ございません。続きます。)

480 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/17(Sat) 07:08
>>475(柚葉さん)(続きでございます)

(桜の名所めぐりも散会し、家路をたどるわたくしたちです。)

ああ…、まことに良い一日となりました。
想い出となるステキな写真もたくさん撮れて、これらをまた飽かず眺める日が来るのが楽しみですわ。

>お嬢様、帰りに一度お颯さんのお店に寄ってもよろしいですか?
>桜餅に使うための、桜の葉の塩漬けを注文してあるんです。

まあまあ、さすがは柚葉さん、芳しい食材をもう準備してくださっていたのですか。
そしてお颯様、巡る季節の恵みをそうしてしっかりご用意くださるのですね。

ご用意いただいた桜餅は、きっと土地神様にもご満足いただけることでしょう。
そしてもし春の女神様がお出でならば、まさに春爛漫の花の宴、どんなにか楽しいことでしょうね。

ああ、月が柔らかく空を照らしています。
誠にステキな朧月。
唱歌『朧月夜』…、著作権が消滅していますから、わたくしが口ずさんでも怒られませんわよね?

菜の花畠に、入り日薄れ
見わたす山の端(は)、霞ふかし
春風そよふく、空を見れば
夕月かかりて、におい淡(あわ)し

里わの火影(ほかげ)も、森の色も
田中の小路(こみち)を、たどる人も
蛙(かわず)のなくねも、かねの音も
さながら霞(かす)める、朧月夜

中島美嘉様が歌う『-朧月夜〜祈り』も帰ったら聞いてみましょう…。

481 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/17(Sat) 19:53
>>476

一面の花吹雪がひと際の乱舞を見せてくれたのが見事なフィナーレでございました。
ですが、一抹の寂しさと共に到来するのは新たな美しき芽吹きに心は新たな晴れやかさを感じませんか?
そう、葉桜の、陽の光を空かして見える若緑の何と活き活きと命の輝きに満ちていることか。

「桜を見たら俺を思い出してくれないか」
はて…、それはどなたのお言葉なのでしょう?
あら、三女ちゃんモニターに何を表示させているの?
『ストーリーを教えてもらうスレ暫定Wiki 新 鬼武者 DAWN OF DREAMS』?
まあまあ、この言葉は『新鬼武者』というゲームにて伝えられて参った言葉なのですね。
では、このサイトで物語をあらすじを読んでみますわね。

…なんともこれは勇壮にして悲愴な物語なのでしょう。
結城秀康…お名前は伺っておりますが、このように波乱に富んだ生涯を送られた方でしたか。
接近する妖星を撃破すべく、ただ独り旅立たれる秀康さまが最後に遺された言葉でしたのね。
大切な方々を救うべく苦難に立ち向かわれ、たとえその身を滅せられようと、その仲間の心に生き続けたい、
その想いはどれだけ深かったことでしょう。
そのお仲間、茜さまもどれほど辛い想いを抱きながらその言葉を胸深く刻まれたことでしょう。
苦楽を共にしてきた方同士の、固い固い信頼の絆…、聞いてしまって涙を禁じ得ませんわ…。
ずっとずっと朋友の心に残れたことを確信できたことが、どれほど秀康さまの心の支えになったこと
でしょう。

良き言葉をお教えくださり、ありがとうございます。
三女ちゃんも、良いサイトを教えてくれましたね、ありがとう。
わたくしのお兄様も散華された戦場の跡地に薔薇の若木を残していかれましたが、このお話を知って、
あらためてこの胸の記憶を大事にしてまいりたい、と思わされましたわ。

日ノ本の桜は分かれと出会いの季節に咲く花。
きっと多くの人々が桜舞う中で互いの心を伝えあったことでしょう。
わたくしと柚葉さんの出会いの想い出をも彩るこの花に、今一度感謝の想いを捧げましょう。


482 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/17(Sat) 20:19
>>477(柚葉さん)

>まずは館の主であるお嬢様のご希望をお聞きした上で、先輩のメイドさん、
>そして三姉妹さんの助言も交えながら生活空間を作って参ります。

わたくしでは、とてもあのように調和のとれた心落ち着けられるコーディネートはできなかったでしょう。
見ていて心和む襖の意匠、その場その場に相応しい花瓶や飾り皿の配置、などなどあたかもずっと前から
その場に所を得ていたかのような見事な配置の空間を作ってくださっていましたから。

>今思い返すと、お嬢様が御客様からの助言を切っ掛けに「社交部」を立ち上げられた事は
>このお屋敷に大きな変化をもたらしたと思います。

はい、本当に…。
他人様が寛いでいられる場所を作ること、おもてなしの基本を考える大きなきっかけでございましたわ。
離れの広間をダンスホールとして調えてくださったときなど、社交部の部員さんからも
『昔の鹿鳴館にタイムスリップしたみたい』
などとおっしゃっていただけて。
わたくしも古式ゆかしい伝統の中に不思議と溶け込む近代日本のワンシーンを見る思いでした。

>今の「和モダン」を旨とした生活空間は、屋敷神様からも好評なのですよ。

屋敷神様からお褒めの言葉をいただけたこと、本当に嬉しゅうございましたね。
昔よりこの屋敷に住まわれて、お武家様を見守り続けてこられた方にまで認めていただけたこと、
わたくしもこの地に居を構えることを本当にお許しいただけたと感じましたわ。
この屋敷の変化と調和を司ってくださった柚葉さんはじめメイドの皆さんには、本当に心からお礼
申し上げます…。


483 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/04/18(Sun) 09:52
何てステキな唄声♪
アナタ、児童コーラスサークルのコーチになって下さらないかしら?

484 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/18(Sun) 10:30
>>483

まあ、今のわたくしの歌…聞かれてしまいましたの?
お月様の美しさについつい心昂ぶって思わず歌ってしまいましたが。
他人様に聞かれるなんて、恥ずかしいですわね。
道すがら歌っていたわたくしの自業自得ですが。

はい?
児童コーラスグループ…ですか。
そういえば、この街にそういうグループがあって盛んに活動していらっしゃいますよね。
大きなイベントで歌声を披露されたりして。
七夕祭りの野外音楽堂での声楽の夕べ、児童筝曲楽団と共同での舞台公演、あれらを行っていらっしゃる
コーラスグループかしら?
あれらはわたくしも聞き惚れてしまいましたわ。
もしそうであるなら、コーチ役のご指名だなんて、まことに光栄でございます。

それでしたら…とにかく一度お引き受けいたしたく存じます。
少し前のわたくしでしたら、
「めっそうもない、わたくしなどとてもその任に堪えません。」
とご辞退申し上げるところだったでしょう。
ですが、こうしてお声をかけていただいた、御縁をいただいた、そのことを大事にいたしたいと思いますわ。
ここでお断りしてしまえばそれっきりのこと。
でも、一度でもお歌を披露させていただければ、たとえそこで
『これではコーチは無理ね。お引き取りくださってけっこうです。』
と言われても、わたくしに悔いは残らないでしょう。
まして、日本の美しい唱歌を歌わせていただけるなら願ってもないことですわ。

そちら様のご練習の予定を伺って、都合をつけて参じたく存じます。
どうぞよろしくお願いいたしますね。


485 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/04/18(Sun) 15:07
最近血吸ってるかい?

486 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/18(Sun) 20:40
>>485

わたくし、もうずいぶんと長いこと他人様の血をいただくのを控えております。
真祖直系吸血鬼ではございますが、吸血が必須であるのは赤子の時より成長期までのこと。
もちろん人の血、特に健康な方の血の芳醇な味わいは今なお単なる味覚を越えて、わたくしの心を揺さぶる
ものですけれど。
人の世に生き人と交わりをなすことを我が望みとして以来、『禁血』は我が身に課した戒めなのですよ。

ただし、人の身にしてただ一人でわたくしの許に来てくださった大切な方…。
我が家のメイドの柚葉さんとの間のことは特別とさせていただいています。
互いの心が求め合い、その魂の煌きにじかに触れたい、その渇望がどうしようもなく高まったその時だけ、
彼女の血をいただくことを許していただいています。
そしてその時は血の芳しさだけではなく、わたくしの姿を映してくださっている瞳、わたくしを受け容れて
くださる彼女の笑みもまた、わたくしに歓びをもたらしてくれますわ。

余談ですが、異種族メイドを派遣する『本部』なるものがあるそうで、吸血鬼がメイドとして働くならば
『種族別補償』として定期的に血液が支給されるシステムがあるそうでございます。
ですが、わたくしにはメイド職に長期就職する気はございませんので関係ないですわね。
もっとも、仮に支給されたとしても自分ではいただかずにこの街の献血ルームに寄付させていただく
でしょうね。


487 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/04/19(Mon) 06:35
>>479(アーチェロお嬢様)

>あらあら、『皿洗い』…もといサライ様、少し頬を赤くしていらっしゃるわ。
>柚葉さん、ステキな提案をして下さいましたね。

こちらこそ有難うございます、お嬢様、奥方様…。
これでまた私に、先輩メイドさんや三姉妹さんと同じく共に働く「同士」の方が出来たのですね。
私はお嬢様に…。『サライ』さんは奥方様に…。
仕える主人は違えども、共に尽くして参りましょう。

>『サライ』、この言葉はねぇ、イタリア語で『小悪魔』の意味で使われるわ。
>可愛くてこまっしゃくれたアンタには似合いだと思うけどぉ。

まあ、奥方様ったら…。(微笑)
でも、実に的を射ていらっしゃると思いますわ。
その可愛い『小悪魔』さんを手玉に取りながらも、その実優しく愛おしんで下さる優しさもまた
奥方様の魅力ですね。
だからこそ、先日いらっしゃった人猫(ワーキャット)族の方も含めてこの国におきましても
奥方様をお慕いする者が絶えないのでしょう。
では改めて『サライ』さん、今後ともよろしくお願いしますね。(微笑)

488 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/04/19(Mon) 07:02
(続きです)
>>479
>>480(アーチェロお嬢様)

>そう言えば…たしか秋の女神様、『竜田姫』様という方もいらっしゃるとか。

私も甲斐千鶴様のものを含め、『竜田姫』様の御神影(おみえ)を拝見させて頂きました。
誠に雅な御姿の方でいらっしゃいますね。
中にはゲームのキャラクターとしても採用されているようで…。
甲斐千鶴様を含め、多くの方の個性が存分に表れた竜田姫様のイラスト、楽しませて頂きました。

>ご用意いただいた桜餅は、きっと土地神様にもご満足いただけることでしょう。
>そしてもし春の女神様がお出でならば、まさに春爛漫の花の宴、どんなにか楽しいことでしょうね。

はい、お颯さんに桜の葉の塩漬けについて相談したところ、快く引き受けて下さいました。

「ああ、この時期は和菓子屋さんからはよく頼まれるのさ。
任せときな。とびっきりのやつを用意しておいてやるよ。
お嬢様に美味しい桜餅、ご馳走してやんな。(ウィンク)」

と、自信満々に仰って下さいました。
お颯さんにはいつもお世話になっておりますし、桜餅はお颯さんの所にもお裾分け致しましょう。

(その後お買い物を済ませ、夕食後には桜餅の準備に取り掛かりました。
そして翌日…。)

お颯さん、少し戸惑いながらも快く受け取って下さって何よりですね。(微笑)
いつもお嬢様や私に素敵な心遣いをして下さる方ですもの。
機会を見つけてお礼をさせて頂くのは、至極当然ですね。
こうしてまた、お嬢様と共にこの街で共に暮らす方との絆を確かめ合えるというものです。

(土地神様の神社の前の階段に立ちました)

こうして桜餅も重箱に詰めてご用意しましたし、準備は万端です。
それではお嬢様、共に参りましょう。
それにしても…。昨日廻った名所の中には葉桜が目立つ場所もそれなりに見受けられましたが
この神社の境内の桜はまるで昨日今日満開になったようでいらっしゃいますね。

これは…。嬉しい予感が当たる気がして参りました。(微笑)

489 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/21(Wed) 07:25
>>487(柚葉さん)

>私はお嬢様に…。『サライ』さんは奥方様に…。
>仕える主人は違えども、共に尽くして参りましょう。

『主人』と言われた身としてはとても照れくさいですけれど。
サライ様、柚葉さんがこう申しています。
目を丸くしていらっしゃいますけれど、よろしければ彼女の手を取っていただけませんか?

「お、おう…。」

ふふふっ、向かい合わせになられたお二人ですが。
一方は気圧され、一方は意気込まれ。
おずおずと差し出された片手が両の手で優しく包まれ。
とても好対照なお姿が微笑ましいですわ。
サライ様のお姉様方とご母堂様との過去の衝突を思いますと、このお姿は何とも嬉しく感慨深いものが
ございますわ…。

「いや、アンタの、こんな情熱的に眼を輝かせていられる従者もちょっと怖いんだが。
 羽藤…柚葉だったか?
 まあ、その、従者としては貴女が先輩ということらしいからな。
 よろしく…頼む。
 うちの主に名前を付けるように言ってくれて感謝するよ。
 自分でもだんだん『皿洗い』って呼び名に慣れそうで困っていたんだわ。
 まったく、妖怪『小豆洗い』じゃないんだから…。」

「女の人だから、『小豆婆』…、『ゲゲゲの鬼太郎』で見た。」

「そういう話じゃないわよ!」

三女ちゃん、今は、アニメの話はちょっと控えましょうね…。

>その可愛い『小悪魔』さんを手玉に取りながらも、その実優しく愛おしんで下さる優しさもまた
>奥方様の魅力ですね。

「そうよぉ〜。
 わたくしの有り余る慈愛を一身に浴びていられるなんて、この娘は幸せよねぇ〜。」

「遠慮なく他の誰かにお譲りしたいけどね、『慈愛』。」

>では改めて『サライ』さん、今後ともよろしくお願いしますね。(微笑)

「ああ、よろしくね、先輩。
 …貴女、顔広いんでしょう?
 この主の『慈愛』を分担してくれる人、絶賛募集中だから、良い人いたら紹介してね。
 その『グリッタ』って人狼、可愛がられてたみたいだから、来てくれるなら歓迎するわ。」

そう言いつつ、お母様が頭を撫でまわしているのを止めようとなさらないけれど…。
柚葉さんが頼りにされているのは、わたくしも嬉しいですわ。
柚葉さんのそのお人柄が新たな絆を得ていかれるのですわね…。

(申し訳ございません。いったんここまでとさせていただきます。)


490 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/04/21(Wed) 09:52
>>480(アーチェロお嬢様)
>>483

>唱歌『朧月夜』…、著作権が消滅していますから、わたくしが口ずさんでも怒られませんわよね?

懐かしい歌ですね…。
私は中学生の時の音楽の授業でこの歌を習いました。
少し歌詞を忘れかけていましたが、お嬢様のお陰で思い出す事が出来ました。

ふふっ…。お嬢様の御召し物と夜桜、そしてそれらを優しく照らす朧月夜の淡く優しい光…。
そして舞い踊るかの如く響き渡るお嬢様の唄声…。
この一日の締めの光景に相応しいですね。

あら?どちら様でしょうか?
はい、この街の児童コーラスのグループの方でいらっしゃいますか?
それで、お嬢様の唄声をお聞きになってコーチを務めて頂きたいと?

それは嬉しい提案ですね。
名刺に書かれたこのグループ名、この街のイベント会場にお嬢様と共に足を運んだ際に
何度も目にした事がございます。
子ども達の素敵な唄声には、お嬢様も私も感嘆しておりました。
そのようなグループの方からお嬢様にお声をかけて頂けるとは、光栄の至りです。

子ども達との触れ合いと申しますと、お嬢様はこの街の公民館、児童館等で
本の読み聞かせの会にも参加しております。
こうして新たな機会に恵まれる事、誠に嬉しく思います。

では後日、お嬢様の御都合の良い日時を見つけて共に参りたいと思います。
その際には、私も同行する事をお許し頂けますか?

(もしよろしければ、子ども達への差し入れとなるお菓子も持参したいですね。)


491 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/04/23(Fri) 22:24
>>485

この国におけるお嬢様への献血は、契約上私のお役目となっております。
ですが、お嬢様自身は『禁血』を己に課し、日常的に血を頂く事はなさっておりません。
少なくとも、今年はまだです。

お嬢様が仰っているように、お嬢様が私の血を頂く時は
『互いの心が求め合い、その魂の煌きにじかに触れたい、その渇望がどうしようもなく高まったその時』
に限られております。

私の一族の血は力を欲する『妖(あやかし)』が欲してきたものとされておりますが、
邪(よこしま)な者には奪わせまいと己自身誓っております。

何故私が叔母以来の濃い血を受け継いだのか…。少なからず疑問に思う事はありました。
そしてそれはお嬢様との出会いを経て、私の血は人との絆を何より欲してこの国に渡ってこられたお嬢様と
『絆の証』とするために受け継いだものと今は実感しております。

いずれ機会が訪れた際には、再び私達の絆を確かめそれを育み大切にしていく決意を新たにするために
お嬢様にこの身を捧げたいですね。(微笑)

492 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/23(Fri) 22:33
>>488(柚葉さん)

>甲斐千鶴様を含め、多くの方の個性が存分に表れた竜田姫様のイラスト、楽しませて頂きました。

佐保姫様の御神影がしばしば淡い桜色に彩られるのと対照的に、竜田姫様は深い紅葉色と共に麗しく
映えておられます。
対照的ながら共に日ノ本の美しい景色と共に在るお姿は、溜息が出るほど美しゅうございます。
桜と紅葉、日本の美を、山野をカンバスに描いてくださるお二方はご自身もまたお美しいのですね。
古来多くの方々か憧れてきたのも頷けますわ。

「佐保姫の霞の衣ぬきをうすみ花の錦をたちやかさねむ」 (後鳥羽院)

「見るごとに秋にもなるかな竜田姫もみぢ染むとや山も着るらん」(よみ人知らず)

二柱の女神様に憧れる気持ちは脈々と受け継がれ、今のわたくしたちもその末にいるのがとても嬉しゅう
ございますわ。

>お颯さんにはいつもお世話になっておりますし、桜餅はお颯さんの所にもお裾分け致しましょう。

お颯様が選りすぐって店頭に並べられる食材をお客様に買ってもらうのを
「柄にもなく、大事に育てた娘を嫁に出す気分になることがあるよ。」
と仰ったことがございます。
柚葉さんの手で桜餅になって戻ってきた娘様の艶姿に、お颯様もさぞ喜ばれることでしょうね。

(青果店からの帰り道でございます。)

桜餅に舌鼓を打たれるお颯様…。
頬が蕩けるかと思うほどの満面の笑みで、柚葉さんのお腕前を存分に味わっていらっしゃっているのが
分かって、傍目にも幸せをお裾分けいただいた気分でしたわ。

これから参る土地神様のお社でもきっと同じ表情を見ることができそうですね。

>この神社の境内の桜はまるで昨日今日満開になったようでいらっしゃいますね。
>これは…。嬉しい予感が当たる気がして参りました。(微笑)

はい、もう花びらが舞い散る頃かと思っていたのですが。
今が満開、まさに今を盛りの花の賑わいですが…。
なんだか花びらがいつになく濃くて深い、紅がかった桜色ですわね…?

(神社の石段を登り切ったところにいらしたのは…。)

まあまあ、土地神様の隣で盃を傾けていらっしゃるお美しい方が。
そして、その隣には白鹿が寄り添っていて、これはもしや…。

「遅いっ!待ちかねたっ。近う寄りなさい!!」

きゃっ!?急に叱られてしまいました。
何事でしょう…?

「落ち着け、佐保。別に本日いついつまでに、との約定はしておらぬ。
 …すまぬな、この者、そなたらが来るのを心待ちにしておってのう…。
 ちびちびやっていたのじゃが、だいぶ出来上がってしもうたわ。」

やはりそちらは佐保姫様でいらっしゃったのですね。
なるほど、桜花がとても色濃いのは御飲みになったからであると。
はじめました、わたくし土地神様の氏子のアーチェロ・カルミーニオでございます。

「それ、ずるいっ!」

…はい??
あの、土地神様とわたくしを交互に指さされて、いったい「ずるい」とは何ゆえに…。

「去年の神在月!
 わらわの神社はわたしが不在ゆえ参拝客がまばらだった。
 だから、帰ってきたとき『信心の気』が少なくて寂しかったのに。
 この土地神ときたら、吸血姫を留守居役にして評判を高めて!
 『信心の気』をいっぱい享けられた、民の信仰をいっそう高めたって聞いた!
 それってずるい…。
 そなた、今年の神在月はうちの神社で留守居役をしなさい!」

ええ…?
いえいえいえ!
>>171で土地神様から仰せつかった臨時神様代理でしたら、わたくしなど、ろくにお役に立てません
でしたわ!
吸血鬼がお社に鎮座しているなんて畏れ多い限りで。
物見高い野次馬の方がそこそこ来はしましたが、『信心の気』がさほど集まったわけでは決して。

「…そんなこと言って、わらわを仲間はずれにするのか…。
 悲しい、飲まずにおられない…。」

「おい、もうその辺にしておけ。
 …すまぬの、吸血姫。
 この者がこんな絡み酒だとは思わなんだ。
 だが、羽藤の娘が一緒でいてくれて助かった。
 なんぞ美味なるものを持ってまいったのであろう?
 早う佐保に食させてやってくれ。
 それと、酔い醒ましにお茶ももらえぬか?」

(なんだか思いもよらない賑やかな宴になりそうな予感がしました…。)


493 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/25(Sun) 09:34
>>490(柚葉さん)

>懐かしい歌ですね…。
>私は中学生の時の音楽の授業でこの歌を習いました。

大正の御代に初めて小学校の教科書に載ったと伺っていますから、何世代にもわたって日本の皆様の
心に響いてきたのでしょうね。
ご母堂様や叔母上様も、その親御様も、皆様が聴かれたのだと思うと、時を越えて思いを同じにしたの
ではないか、と嬉しくなりますわ。

わたくしにとっても懐かしい歌…、故郷の城館にいらっしゃった日本のとある声楽家の方がこの曲を
披露してくださったのですが、大広間で朗々と歌われたのを聴いていて、身が震える思いがいたしました。
一瞬にして眼前に広がる、春の山野や農村が淡い月光に包まれる美しい情景。
まさに『耳で聴く名画』を鑑賞する思いでした。

>子ども達の素敵な唄声には、お嬢様も私も感嘆しておりました。
>そのようなグループの方からお嬢様にお声をかけて頂けるとは、光栄の至りです。

故郷であの歌を聴いたがため、自分でも歌いたくなったわたくし、ぐうたらなわたくしが声楽のレッスンを
嬉々として受けましけれども。
お蔭でこうして有難くもお声をかけていただけました。
あの声楽家の方にお礼を申したいですわ。
このような縁を結んでいただいたことに…。

>子ども達との触れ合いと申しますと、お嬢様はこの街の公民館、児童館等で
>本の読み聞かせの会にも参加しております。

はい、子どもたちの前でお話を語り、子どもたちが目を輝かせて耳を傾けてくれる。
吸血鬼であるわたくしの前で、ですよ?
こんな嬉しいことがございましょうか…。
楽しいお話、悲しいお話、ドキドキするお話、こちらの一挙手一投足が子どもたちの反応を左右する
こともありますので、気を抜くことができませんが、本当にやり甲斐がありますわ。
淀みなく滑らかに、心を籠めて、でもオーバーにはならないように。
演劇部の部長様にも教えていただいて、より良い語りができるよう頑張っております。

もっとも、「吸血鬼カーミラ」のさわりを聞かせて、とねだられた時ははなはだ困りましたけれど。
恐いシーンはどうしても躊躇ってしまい、棒読みにならないようにするのに苦労いたしました。

>では後日、お嬢様の御都合の良い日時を見つけて共に参りたいと思います。
>その際には、私も同行する事をお許し頂けますか?

まあ、柚葉さんがご一緒してくださるなら、わたくしにとりまして心強いことこの上もございません。
それに、柚葉さんは大学で家政を専門に学ばれて、児童学や育児支援についても深い教養をお持ちのことと
存じます。
子どもたちへのわたくしの接し方について、ご指導してもらえればとても嬉しゅうございますわ。

ああ、コーラスサークルへ参るのが、とてもとても楽しみになってまいりました…。


494 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/04/25(Sun) 10:18
>>492(アーチェロお嬢様)

>(青果店からの帰り道でございます。)

はい、喜怒哀楽の激しさはお颯さんの魅力の一つではありますが
お菓子がもたらす笑顔は本人のみならず周囲の方々にも等しく幸せを分けて下さいます。
…お颯さんが照れ臭さでちょっと怒るかも知れませんけど、
あの子どものように無邪気なお颯さんの笑顔が見られて私も幸せでした。(微笑)

また良いお菓子が作れましたら、是非お買い物と一緒にお裾分けに参りたいですね。

>まあまあ、土地神様の隣で盃を傾けていらっしゃるお美しい方が。
>そして、その隣には白鹿が寄り添っていて、これはもしや…。

もしやとは思いましたが、やはり…。
日ノ本の春を象徴する女神さまが降臨されていたのですね。
こうして私達が、このような機会に巡り合えたのも土地神様の導きと申せましょう。
今一度、お手を清めた上できちんと作法に則って…。
(二礼二拍手一礼をきちんと終え、ご挨拶に参りました。)

>「遅いっ!待ちかねたっ。近う寄りなさい!!」
>きゃっ!?急に叱られてしまいました。
>何事でしょう…?

きゃっ!?さ、佐保姫様、ご機嫌斜めでいらっしゃるのかしら…?
何か非礼がありましたなら、心よりお詫びを…。

>なるほど、桜花がとても色濃いのは御飲みになったからであると。
>はじめまして、わたくし土地神様の氏子のアーチェロ・カルミーニオでございます。

それを聞いて安心しました。土地神様…。
お初にお目にかかる佐保姫様のご機嫌を主の前で損ねてしまったとあっては、従者失格ですから。
では改めて…。
初めまして。アーチェロ・カルミーニオに仕える従者で羽藤柚葉と申します。
以後、お見知りおきを…。

>…はい??
>あの、土地神様とわたくしを交互に指さされて、いったい「ずるい」とは何ゆえに…。

ああ、昨年の神無月におきましてお嬢様が土地神様より留守居役を仰せつかった事ですね。
はい、我が主は立場上最初はご遠慮されましたが、これもまたこの街の、いえ、この国の方々との親交を深める良き機会として
無事に大役を果たされました。

出自は闇の眷属なれど、その心次第で相反する立場に身を置き役目を果たす事も出来る…。
お嬢様がこの国におわす八百万の神々に、共に生き共に在る事を認められた出来事として
従者の私としましても誇らしく感じております。

>この土地神ときたら、吸血姫を留守居役にして評判を高めて!
>そなた、今年の神在月はうちの神社で留守居役をしなさい!

さ、佐保姫様…。どうぞ気をお鎮めに…。(汗)
かねてよりお嬢様が尊敬と憧憬の念を抱く佐保姫様より大役を仰せつかるとは光栄の至りですが…。
突然の申し出に、お嬢様も少々困惑しておられます…。
どうか返答に関しましては、今暫くお待ち頂ければと…。

>羽藤の娘が一緒でいてくれて助かった。
>なんぞ美味なるものを持ってまいったのであろう?
>早う佐保に食させてやってくれ。

従者の私がお嬢様のために、そして土地神様に働きを期待して頂けるとは光栄の至りです。
本日は、麗らかな春の訪れと桜の満開を祝して桜餅を持参致しました。
桜の葉は、御贔屓の青果店様の目利きの一品です。
土地神様、佐保姫様、是非召し上がって下さいませ。

すぐに、桜茶も準備して参ります。
社務所をお借りしてもよろしいですか?

(この後桜茶をお淹れし、持参した桜餅と共に宴の始まりとなりました。)

495 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/04/25(Sun) 10:47
>>492(続きです)

>「…そんなこと言って、わらわを仲間はずれにするのか…。
> 悲しい、飲まずにおられない…。」

(佐保姫様、意外と子どもっぽい一面もお有りなのですね。
こうしてちょっと拗ねてみせるところなど、どこか可愛らしく見えてしまいますね。)

「…そこの従者、何か失礼なこと考えてない?」

いえいえいえ!!!そのような事は決して…。
そ、それよりもすぐに準備をして参りますので…。(汗)

(申し訳ありませんお嬢様…。準備が出来るまで今暫く佐保姫様のお相手をお願いします…。
ああ…今宵は心を落ち着ける紅茶を厳選してお出ししなくては…。)

佐保姫様、こちらの白鹿さんもまた姫様にお仕えする方でいらっしゃいますか?
ふふっ…可愛い…。こうして私の膝に顎を乗せて甘えて下さるなんて…。(微笑)

佐保姫様、もしこの白鹿さんのお身体に差し障りなければ桜餅を差し上げてもよろしいですか?
お餅が駄目でも、桜の葉であればよろしいでしょうか?

ああ…このつぶらな瞳…。
この温かな日差しの中、ずっとこうして優しく見つめていたい気持ちになってしまいますね。(微笑)

496 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/25(Sun) 15:54
>>491(柚葉さん)

(横から失礼いたします。)

柚葉さんがわたくしのために、毅然としてお客様に返事してくださっています。
わたくしは吸血鬼ゆえ、他人様が関心を持たれるのも吸血のことがまず最初に来るのは当然と言えば
当然なのですけれど、
そこは少しドキリとしてしまうのですよ。
やはりわたくしは闇に住まう魔族であり、それも最も人間に原初的な恐怖を抱かせる、血を奪う存在と
自覚して。
恐れられているのではないか、という不安を感じてしまうことが時にはございます。
『気にしたりする方が良くない』
と言われればそれまでなのですが。

でも、柚葉さんが進んでわたくしの思うところを述べてくださるのが、とてもとても嬉しくて。
同時にこれでまた他人様の不安を払拭できたのではないかと、そう安堵できるのですわ。
いつもありがとうございます、そう申すしかないわたくしでございます。

>私の一族の血は力を欲する『妖(あやかし)』が欲してきたものとされておりますが、
>邪(よこしま)な者には奪わせまいと己自身誓っております。

柚葉さんのその誓いを無にしないため、そして誓いを守るためのご負担をかけないようにするため、
わたくしこそがあらゆる邪な者を斥けて、決して引かないと、その想いを新たにいたします。

『絆の証』は、我が身、我が牙、そして我が魂を以て証明し続けてまいりますわ。
忘れ得ぬ桜の季節の出会いの日の想い出を、決して曇らすことのない様に。

>いずれ機会が訪れた際には、再び私達の絆を確かめそれを育み大切にしていく決意を新たにするために
>お嬢様にこの身を捧げたいですね。(微笑)

…こうして柚葉さんのわたくしに下さる慈しみのお心に触れれば触れるほど、わたくしは自分に問いかけずにいられない。
羽藤柚葉、この尊き魂よりいただく想いの深さに相応しい我が想いをこの牙に乗せて、貴女のうなじを
穿つ資格が今の自分にあるのか、と。
たとえ柚葉さんが許容されようと、我が心に恥じぬ吸血を為せるのか、と。

ですが、またきっと、恥じぬ自分の想いを胸に、その血をいただく者として、貴女を抱きしめて見せ
ますわ…。


497 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/04/25(Sun) 17:36
そろそろアイスクリームが恋しくなる時期ですね・・・
景気付けに新作の新しい種類のアイスを召し上がられてはいかが?

498 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/04/27(Tue) 19:14
>>497

アイスクリームですか?そうですね…。
日中はかなり暑い日もありますし、休憩の時に欲しいなと思う機会は増えましたね。
ですが実際に召し上がる時間帯となると、大抵は夜の食後の時間…。
1日を終えてゆっくりする時間帯なんですよね。

私自身冷え性なものですから、日中暑くても夜となるとまだまだ寒い日が続いているので…。
まだアイスよりも、どちらかと言えば温かいものが欲しくなってしまうんです。(汗)

でもコンビニのアプリ等を見てみると、新作のアイスなどの情報が入ってくるのは目にしますね。
この時期は、やはり苺系のアイスが多い気がします。
この機会に買ってみるのもいいかも知れませんね。

お客様、ところで今時間に余裕はお有りですか?
もしよろしければ、私の手作りアイスでよろしければ召し上がっていかれますか?
先程スイーツの材料にと購入した苺もありますので、そちらを使ったものを作ろうかと考えていたんです。

どうぞお客様…。
こちらは『苺と甘酒のアイス』になります。
甘酒はアーチェロお嬢様のこよなく愛する飲み物でもあるんです。
甘酒と季節の果物である苺を用いて、作らせて頂きました。
砂糖を用いていないので、健康にもよろしいかと思いますわ。

もうすぐお嬢様もお帰りになられるかと思いますし、
よろしければお嬢様とご一緒に召し上がって下さいませ。(微笑)



499 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/04/27(Tue) 21:50
お嬢様達も『ピンクムーン』をご覧になりましたか?
桜の花が散って久しいですが、満月は相変わらず美しいですね

500 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/04/27(Tue) 23:16
>>499

はい、先程『ピンクムーン』を鑑賞しながらお嬢様との家路を楽しんでいたんです。
嬉しい偶然と申しましょうか、実は>>483の方からのお誘いで
この街の児童コーラスサークルのコーチとして招かれたお嬢様と共に
街の公民館での練習に参加させて頂きました。

その際にお嬢様が歌われたのが『朧月夜』で、今宵が『ピンクムーン』…。
不思議でロマンチックな偶然の組み合わせに、嬉しくなってしまいました。(微笑)

練習後のお茶の時間には子どもたちとも一緒にピンクムーンを堪能し、
その美しさに見惚れておりました。
その際には私の持参した『甘酒クッキー』を喜んでもらえて、嬉しかったですね。
そして子どもたちのお見送りの際、練習に参加していた女の子の『月明かりの下のアーチェロ先生、お姫様みたい』
という一言には、私も感激を隠せませんでしたね。(微笑)

まだ初日ながら、お嬢様の唄声は子どもたちの心も掴むことに成功しまして
サークルの先生からも「次もまた、是非参加してほしい」と頼まれました。
次は指導の方法についても改めて勉強した上で、臨むように致しましょう。
こういう時に大学で学んだことが生かせるのは、嬉しいものですね。

素敵なひと時の後にこうして眺める『ピンクムーン』…。
時間を忘れて、ずっと見ていたい気持ちになりますね。

501 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/29(Thu) 12:24
>>494(柚葉さん)

お颯様のあの溌溂とした表情と態度が魅力的ですが。
ふと見せられるとても愛らしい繊細な表情が印象的ですわ。
柚葉さんの仰る喜怒哀楽の激しさも、いろんな『本物』の経験に裏打ちされた心からのものであるからこそ、
お菓子を食された時の笑顔もとても生気に満ちていらっしゃるのでしょう。
柚葉さんの心を籠めた桜餅を、その心ごと目いっぱい堪能されている様が素敵でございましたわ。

>また良いお菓子が作れましたら、是非お買い物と一緒にお裾分けに参りたいですね。

そういえば、お野菜を使ったチョコがあると伺ったことがございます。
キノコ、オニオン、赤パプリカ、オリーブ。
意外な取り合わせですが、不思議とマッチしていて新鮮な味わいだとか。
それをパリの高級チョコレートショップで販売しているそうですわ。
もし柚葉さんがお颯様のお店のお野菜でお野菜チョコを作ってさし上げたら、きっとお颯様は大喜び
なさるのではないかしら?
バレンタインデーにお贈りなさったら、それはもう極上の笑顔を見せてくださるかと思いますよ?

あ、もちろん、あくまで『友チョコ』である、とハッキリおっしゃって下さいましね?
『本命チョコ』だと思われてしまったら…、わ、わたくしが困ってしまいますから。

>お初にお目にかかる佐保姫様のご機嫌を主の前で損ねてしまったとあっては、従者失格ですから。

いえいえ、柚葉さんが原因ということはあり得ませんでしょう。
だとすると、わたくしが何か無作法をしてしまったということなのかしら?
ですが、う〜ん、心当たりがありませんわね。

>出自は闇の眷属なれど、その心次第で相反する立場に身を置き役目を果たす事も出来る…。
>お嬢様がこの国におわす八百万の神々に、共に生き共に在る事を認められた出来事として
>従者の私としましても誇らしく感じております。

あああ…、今になってあの時のことが話題になるなんて、とても恥ずかしいのですけれど。
あの時はふだんの土地神様と同じく姿を見せないように、『実在のレベル』を最小限にして、参拝客の前に
着座していようと思いましたのに。

それなのに、巫女の方たちが神社のホームページで
「今年のお社は出雲と同じ『神在月』です!
わたくしたち、土地神様の代理の神様を勧請いたしました。
 皆様のご参拝を一同お待ち申しております。」
と書いてしまわれるから…。
本当に代理の神様がいると分かっていただくために、畏れ多くも土地神様に準じた衣装を着て拝殿にて
皆様の前に座っている羽目に…。
とにかく参拝客の願いごとに耳を傾けるだけはいたしましたけれど。
今でも皆様の願いが叶っていて欲しい、と思わずにはいられませんわ。

>突然の申し出に、お嬢様も少々困惑しておられます…。
>どうか返答に関しましては、今暫くお待ち頂ければと…。

たしか、佐保姫様のお社は、奈良の佐保姫神社ですわね?
わたくしたち、京都まで足を延ばしたことはございますが、それよりさらに遠くとなりますと…。

>本日は、麗らかな春の訪れと桜の満開を祝して桜餅を持参致しました。

「おお…、これじゃ、これ。
 ほおお、あの元気娘の店の桜葉か、相変わらず良い仕事をしておる。
 あの店の契約農家にまた加護を与えておかねばのう…。
 ほれ、佐保よ。そなたが運んでまいった春が育んだ茶と餅じゃ。
 拗ねておっては桜が泣くぞ。」

「むー、お菓子や茶ごときでわらわの機嫌は…、
……。
って、え、なに、なんじゃ、これは??」

あらあら、佐保姫様、お茶を飲まれた途端に瞳が輝いていらっしゃいましたわ。
そうですよね、桜は佐保姫様より特に可愛がられる花でございます。
それが、こうして極上の美味しさに仕上がっているのですもの。
ふふっ、佐保姫様のお顔が誇らしげになって。
境内の桜も紅が再び元の桜色に…、でも、さらに爛漫に咲き誇っていますわ。


502 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/29(Thu) 12:25
>>495(柚葉さん)

>そ、それよりもすぐに準備をして参りますので…。(汗)

あ、ちょっと、柚葉さん…、ああ、行ってしまわれた。
佐保姫様のお相手は…わたくしですよねー。

「なんじゃ、その困ったような面は?
 そんな湿気た顔でわらわの神社の留守居役をされては困るぞ。」

いえ、ですから、奈良は遠うございますから…。
…そういえば、佐保姫様は如何にしてこちらの神社にお出でになられたのですか?
あ、もしや…。

「知れたことじゃ。
 わが神社の鳥居よりこちらの鳥居まで異空の近道を通して、そこを歩んでくるのは造作もない。」

ああ、やはりそうでございましたか。
以前我が家でも話題になりました、世話焼きお狐様の『仙狐』様、
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=519003578&st=645&to=645&nofirst=true
彼の御方のアニメの第7話で出てきた御業でございますわね。

「やれやれ、吸血姫よ、わざわざ佐保にそれを聞くかのう…。
 そなたは我の氏子だというのに。
 留守居役を断りにくくなってしもうたではないか。」

ああっ、そうでございました。
…ですが、せっかく春の女神様と御縁をいただいたのでございます。
決してこちらのお社の留守居役を蔑ろにいたしたりしませんから、掛け持ちさせていただくわけにはまいりませんか?

「なんじゃ、わしが留守居を頼んだ時に比べて積極的ではないか?
 じゃあ、この美味い餅と茶を味わえたのも春の女神の神助あってのことと申せよう。
 よかろう、認めようぞ。
 じゃが、うちの方もよろしく頼むぞ。」

(話がつきましたので、桜茶を持ってこられた柚葉さんに事情を説明いたしました。)

>佐保姫様、こちらの白鹿さんもまた姫様にお仕えする方でいらっしゃいますか?
>ふふっ…可愛い…。こうして私の膝に顎を乗せて甘えて下さるなんて…。(微笑)

「うん、長きにわたるわらわの長年のともがらで神使としてよく仕えてくれているわ。
 それにしても、そなたは甘やかせ上手ね。
 この子がこんなに易々と心を許すなんて珍しいわ。」

>佐保姫様、もしこの白鹿さんのお身体に差し障りなければ桜餅を差し上げてもよろしいですか?

「うん、そうしてやって。
 その子の好みならわらわは良く知っている。
 きっと気に入ると思うわ。」

あらあら、本当に…佐保姫様と嗜好が似ていらっしゃるようですわね。
とても美味しそうに頬張って、可愛いですわ。

>ああ…このつぶらな瞳…。
>この温かな日差しの中、ずっとこうして優しく見つめていたい気持ちになってしまいますね。(微笑)

「ほお、そんなに気に入ったの?
 ならば、せっかくだから変化の姿も見てみるかしら?」

え?これは…。
まあ、白鹿さんが急に光に包まれて…。
…なるほど、神使のキツネの仙狐様も人の姿になられます。
我が家のコウモリの三姉妹もまたしかり。
ならば神使の白鹿さんが人に姿になるのも不思議はございませんでしたね。
そして甲斐千鶴さまの絵の如く角を持ったシカの方ですから…男の子なのですね。
紅顔の美少年が柚葉さんを見つめる姿はなんと愛くるしいことでしょう。
…これはまた柚葉さんのファンがまた増えたようですわね。

(それからも、春の宴はのどかに、そして和やかに続いてゆきました。)


503 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/29(Thu) 17:59
>>497
>>498(柚葉さん)

舞い踊る桜花に誘われるかのように、陽気日々高まり、昼日中には汗ばむ人々がカフェでアイスを嗜む、
そんな光景も見られるようになってまいりましたね。

夏は新たなアイスクリームとの出会いの季節…。
そして日本にまいって以来、この国ならではの新作を楽しんで参りましたわ。
抹茶アイスはもちろんのこと、小倉黄な粉アイス、柚蜜アイス、アイスを挟んだどら焼き…。
昨年は、くみあげ湯葉と豆乳と苺ジャムをかけた京風アイスがまことに美味しゅうございましたわ。
和の味わいは毎年姿も味も新たな創意工夫で、わたくしの心に芳しい涼風を送ってくれます。

天然の氷に頼らず、硝石を使って水の温度を下げられることを発見したのは、イタリアで二番目に古い
大学 ― いちばん古いのは我が母校であるボローニャ大学です ― の教授マルク・アントニウス・
ジマラで、それゆえイタリアはいち早くアイスクリームを発展させたと申します。
ですが、この日本はイタリアには無い雅なアイスの花々を見事開花させてまいったのですわ…。

その一方で、商店街のスイーツのお店屋様はわたくしがお庭で育てた紫の薔薇をお使いになって、目にも
鮮やかなローズソフトクリームを作って多くのファンを獲得なさっています。
あの薔薇ならではの神秘の色合いと清楚で上品な味わい…。
わたくしが日欧の味の文化交流の少しだけお役に立てたと思うと感無量でしたわ…。

ですが今年は何ということでしょう。
まるで童話の青い鳥の如く、他ならぬ我が家で新たな素晴らしい和のアイスをいただくことができる
のですね。
『苺と甘酒のアイス』…、柚葉さん、本当に心から感謝申し上げますわ。
この夏最初のアイスの楽しみの開幕をこのような最高の一品で飾ってくださるなんて。
甘味豊かな中にわずかに爽やかな酸味が彩る苺と、わたくしの大好きな優しい味わいの甘酒とが、共に
アイスと手と手を取り合い、渾然一体の地味として舌の上で蕩けていきます…。

ああ、わたくし一人で感動していてはいけませんね。
お客様も、この逸品どうぞごゆっくりお楽しみくださいませ…。


504 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/29(Thu) 22:47
>>499

柚葉さんが申しました通り『ピンクムーン』はコーラスサークルの子どもとも一緒に、そして柚葉さんと
二人の帰り道で仰ぎ見ておりました。
公民館の敷地にも桜はまだ散りやまず、美しい一面の桜色を空かして見える月『ピンクムーン』はまさに
絶佳の眺望でございました。
『ピンクムーン』は北米の先住民族がフロックスというピンク色の花が咲く頃の満月との意味で呼び
ならわしたそうですが。
公民館より仰ぎ見たお月さまは、まさに夜桜に化粧された淡紅色に染められたかのようでしたわ…。

嬉しいことに子どもたちがわたくしの歌声に聞き入ってくれたのですけれど。
そこで、あの『ピンクムーン』を目の当たりにしたわたくしの心の踊ることと言ったら。
公民館のドアを開けて表に出て、もう一度昂揚する心のままに『朧月夜』を声高らかに歌いました。
今思い出すととても恥ずかしゅうございますけれど。

途中から子どもたちも少しずつ口ずさんで、やがてみんなで合唱いたしたのですよ。
沖天のお月様もなんだか微笑んでわたくしたちを照れているかのようでしたわ。
まことに良き月夜でございました…。

そういえば、月ごとのお月様の名前には、他にもいろいろありまして、まことに我が意を得た思いをする
ことがございます。
6月に低い高度に輝く紅がかったお月様は『ストロベリームーン』、『ローズムーン』と呼ばれますわね。
日本の秋の中秋の名月の素晴らしさは申すまでもございませんが、苺に薔薇、優雅な名付きのお月様も
とても素敵でございます。
その時期が参りましたら、またお月様を眺めて夜を過ごしたいですわね。


>>500(柚葉さん)

柚葉さん、コーラスサークルへのご同行、ありがとうございました。
柚葉さんがいてくださってとても心強かったですわ。
故郷の城館で声楽をある程度修めたとはいえ、それも昔のこと。
子どもたちのコーチが果たして務まるかと思えば腰も引けてしまいそうなところを、『身を捨ててこそ
浮かぶ瀬もあれ』の心で思い切ってあの場に飛び込めましたのも、柚葉さんがいてくださったから。
せっかくの『甘酒クッキー』が無駄になるようなことはできない、とそうお腹を括れたからですわ。

>そして子どもたちのお見送りの際、練習に参加していた女の子の『月明かりの下のアーチェロ先生、お姫様みたい』
>という一言には、私も感激を隠せませんでしたね。(微笑)

はい、わたくしもあの一言に涙ぐみたくなりました。
あ、いえ、『お姫様みたい』というのは面映ゆかったですが、『アーチェロ先生』の一言に胸が撃ち抜かれた
ような感動を覚えました…。
わたくしが人から『先生』と呼ばれることがあろうとは…数百年の時の中でも初めてだったはず。
子どもたちに、自分たちの手本となり得ると認めてもらえる日が来ようとは…。
わたくし、今日のこの日の感激を決して忘れることは無いでしょう。

>次は指導の方法についても改めて勉強した上で、臨むように致しましょう。
>こういう時に大学で学んだことが生かせるのは、嬉しいものですね。

はい、子どもたちの師範であろうとするなら、指導の方法をしっかり学ばねば。
『先生』という言葉をくれたあの子たちを裏切ることはできません。
柚葉さん、どうかよろしくご指導くださいませ。

>素敵なひと時の後にこうして眺める『ピンクムーン』…。
>時間を忘れて、ずっと見ていたい気持ちになりますね。

柚葉さんと二人でこうして眺める今宵の月のなんて美しいことでしょう。
桜花の季節も間もなく終わります。
名残りの桜と一緒にゆっくり月を眺めながら二人の時を過ごしたいです…。


505 名前:人狼メイドグリッタ ◆1hgZO.RI 投稿日:2021/04/30(Fri) 21:09
お久しぶりです、アーチェロさん、柚葉さん。
1月は私とご主人様を、素敵な集まりに招待してくれてありがとうございましたっ!
この場所ももう500なんですね。
お二人ともお元気そうで、そして仲睦まじい様子で何よりです。

そして今年も、私たちが出会ったGWがやってきましたね。
昨年私とご主人様のところにお二人が来て下さったお礼に、
今年のGWは私がGMW(ゴールデンメイドウィーク)としてこちらの場所でご奉仕させて頂いてもいいですか?

その…毎日は来られないかも知れませんが少しでもアーチェロさんたちに恩返しがしてみたいです。

506 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/04/30(Fri) 21:50
おお、グリッタじゃないか!あの後は元気にしてたかい?

507 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/04/30(Fri) 22:47
>>505(グリッタちゃん先輩!)

まあ…、まあまあまあ!
グリッタちゃん先輩ではございませんか!
ようこそお出で下さいました!
なんて嬉しいことでしょう。
五月を間近にして、昨年のGMWを懐かしく思い返しいたところだったのですよ。
あの懐かしの忘れ難い日々、そして年の初めの流星群観望会、グリッタちゃんと過ごした楽しいが次々と
思い出されて…。
それだけに今はいずこの旅の空の下にいらっしゃるのだろう、と思いをはせてまいりました。

ああ…、またこうしてお会いできるだなんて!
わたくしの想いの丈のありったけを籠めて歓迎させていただきますわ!
(矢も楯もたまらずグリッタちゃんを抱きしめてしまいます。)

さあさあ、どうぞお上がりくださいませ。
長らくの旅路でお疲れではございませんか?
すぐに柚葉さん特製の桜餅と桜茶をお出ししましょうね…。

恩返しだなんて、それはわたくしの方こそいたさねばならないところでございます。
わたくしがあれほどお世話になりましたのに、こちらで新たなるGMWのお申し出をいただけるの
ですか?
もう嬉しくて嬉しくて、目頭が熱くなってまいります。
この屋敷を我が家と思ってお寛ぎいただいても嬉しいですが、メイドとしてのご本領を発揮されて
わたくしにご垂範くだされるならまこと望外の喜びですわ。

ああ、今はまだ宵の口だというのに、早くも明日の五月晴れがわたくしの心に宿ったかのような心持ちで
ございます…。


>>506

まあまあ、早くもお客様がグリッタちゃんのご帰還をお悦びになっていらっしゃるのですね。
我が家にいらっしゃるご近所の皆様にもグリッタちゃんの盛名が浸透しているなんて嬉しいですわ。
『吸血鬼メイド』の館をグリッタちゃんが去られた時も惜しむ声が引きも切りませんでしたから、
彼女の愛らしい姿をまた見ることができて歓呼の声が巻き起こりそうですわね…。


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