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【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ四

1 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2020/07/05(Sun) 08:42
梅雨のしっとりと潤った空気の中、傘を差してのそぞろ歩きは心落ち着きます。
そして晴れ間よりのぞく穏やかな陽光にもまた心安らぐ想いでございます。

わたくし、イタリアより参りました吸血鬼のアーチェロ・カルミーニオと申します。
お蔭をもちましてこの度、ここに新館ノ四を立てさせていただきました
何卒よろしくお願いいたします

(過去スレ)
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ壱
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=461367355&ls=50
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ弐
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=478946904&ls=50
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ参
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=519003578&ls=50

以下、お願い申し上げます

壱.sage進行でお願いいたします。
50以下に下がりましたら、適宜ageさせていただきます。

弐.わたくしとわたくしの家族、ご近所、友人の方々がお話をするスレッドでございます。
世間話などしにお出でいただけたら嬉しゅうございます 。

参.キャラハン(吸血鬼関連もしくは場に合わせたオリジナルキャラクター)も歓迎いたします。
SF系の方は、申し訳ございませんがご遠慮くださいませ。
 キャラハンの方は、初お目見えの際に、大まかでけっこうですので自己紹介くださいませ。
名前「     」
性別「     」
容姿・服装など「     」
備考「     」
また、トリップをお付けくださいますようお願いいたします。

わたくしのプロフィールにつきましては、以下の通り自己紹介させていただきます

名前「正式名称は『アーチェロ・ディ・カルミーニオ=ミズリーナ』でございます。
人間界ではイタリアに領地を持つ侯爵家です。領地にございます『ミズリーナ湖』がその名の由来です。」
性別「女性でございます。」
容姿「身長168cm。体重0〜53kg(『実在のレベル』を変えることで体重も増減するのです)。B85.W55.H82。
髪型はストレートロングの銀髪でございます。
総じて、日本で『外人』とよく言われますところの西洋白人の容貌でございます。
吸血鬼らしい身体的特徴としては、口内の鋭利な牙と必要に応じて背中より出しますコウモリ型の翼がございます。」
年齢「外見の年の頃は17歳、人間で申せばそれくらいの外見でございましょう。
本当の年齢は…、500歳代後半でございます。」
服装「和装が好きで、学校へ参るとき以外はいつもほぼ着ております。
季節に合わせた色柄を着ますよう心掛けています。
籍を置く学校の制服は、ワインカラーを基調としたブレザーです。」
備考「故郷の城館では貴族の娘として暮らしてまいりました。
長らく日本に恋焦がれ、父の反対を押し切って出奔してまいりました放蕩娘でございます。
日本の皆様に初めてご挨拶したのは、平成26年(西暦2014年)師走の初旬でございました。
以後、転居をしつつも皆様方に良くしていただき、今日に至っております。
同居している家族は、メイドとしていらしてくださいました羽藤柚葉さん、故郷より後を追って来てくださったメイドのレイナさん、それから見習いメイドのコウモリ三姉妹がおります。
日々、近隣の男女共学校に通っております。」

四.基本『日常系』とさせていただきます。
 バトルは、もしございましても日常の中の点描の範囲内にとどめ、引っ張ることの無きようお願いいたします。

五.誹謗中傷、過度に攻撃的なご発言、セクハラ等はご遠慮ください。

六.荒らしと思われる発言は無視なさってください。

七.同じ質問や話題の繰り返し、単なる個人的な事情の呟き、意味不明の発言等はお控え下さい。

八.キャラハンであるか否かを問わず、ゲストの方同士の過度な交流(クロストーク)はお控えください。

九.他の方の話題や質問に乗るのもお控え下さい。

十.10ちゃっとの規約を破る行為は厳にお慎み下さい。

十一. お約束事は、必要に応じて随時追加させていただきます。

ご質問に答えにくい場合や記憶違いもあるかもしれませんが、それにつきましてはご容赦ください。

いろいろとお願い申し上げましたが、基本的にこれまでと同じくのんびりと参れましたら幸いに存じます
何卒よろしくお願い申し上げます。


533 名前:人狼メイドグリッタ ◆1hgZO.RI 投稿日:2021/05/04(Tue) 12:18
>>527(アーチェロさん)

ふんふんふ〜ん♪いい匂い〜♪
柚葉さん、ピザが段々と焼き上がってきました。
さすがは本格的なピザ窯、イタリア仕込みですね。

アーチェロさん、柚葉さんとこうして厨房に立つのも一年ぶり、楽しいなあ〜♪
あれ?お客さんが来たみたいですよ。
焼き上がるまでには、まだ余裕がありますね。
私、ご挨拶してきてもいいですか?

>いらっしゃいませ、お母様、もちろん耳など塞いでいませんよ?

いらっしゃいませ。オルキデア様。
人狼メイドグリッタ、昨年と今年の1月、お世話になりましたアーチェロさんのために
御恩返しに参りました。
そして画家のお姉さん、私とご主人様のために素敵なプレゼントをありがとうございました。
お二人に満足して頂けるよう、精一杯ご奉仕致しますっ!

あれ?一人、初めて見る娘がいますね。
もしかして、オルキデア様の新しいメイドさんかな?

>「グリッタさんという人狼の先輩はどちら?
> 『種族別補償』のこと、お礼を言いたいのだけれど。」

初めまして、グリッタといいます。
サライさんっていうんだね。同じメイドさん同士、仲良くしましょうね♪(にぱ♪)

え?お礼?私、あなたとは初対面のはずなんだけど…。
私、何かしてあげたかな?
『種族別保証』?あ、分かった!あなたも私と同じく、『本部』に登録されたメイドさんなんだね!
じゃあ、新しい同僚さんなんだ!
見たところ、獣人族じゃないみたいだね。
そうか、『種族別保証』を提供してもらっているとしたら、アーチェロさんの同族さんなのかな?

うんうん、私たちのような亜人種が人間社会できちんとお仕事をして生きていく上で、
『本部』の人たちの存在には本当に助けられてるよね。
もし誰か、困っている子が他にもいたら教えてね。
きちんとお仕事が出来るようになるまでお世話になれるよう、お話してみるから。

いよいよ千客万来、GMWも本番ですね。
それじゃグリッタ、頑張りますっ!

534 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/05/04(Tue) 13:36
皆さんが得意な料理と苦手な料理を教えてください

535 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/05/04(Tue) 13:40
ツバメの巣は幸運の象徴、皆さんのお家ではツバメが来たりしますか?

536 名前:吸血姫メイド・アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/05/04(Tue) 16:14
>>531(グリッタちゃん)

>はい!アーチェロさんも柚葉さんも、是非一度いらして下さいね♪
>店長さんもだいぶ良くなってきたそうですし、まだ無理は禁物ですけど
>復帰したら頑張るって仰ってました。

そうですか、店長様は快癒に向かっていらっしゃるのですね。
それはまことに良うございました。
店長様とグリッタちゃん、お二人のクロワッサンが揃って店頭に並ぶのを楽しみにしております。

それにしましても、『本部』というところは加入者に対して本当に細やかな心配りができるところなの
ですね。
グリッタちゃんにとってもお店にとっても、これ以上なしの適材適所となりましたもの。
『吸血鬼メイド』の千夜先輩といい、わたくしの知らないうちにこの日ノ本は人間と異種族が共存できる
土壌ができつつあるのかしら?
もしそうなら、本当に嬉しいことですわ。

それを思うと、グリッタちゃんが作られるパンは正にその和合の象徴とも申せましょう。
わたくし、いっそう早く味わいたいとの思いが沸々と湧いてまいります…。


>>532(グリッタちゃん)

そうですか、グリッタちゃんも『吸血鬼ちゃんとメイドさん』もお読みになったと。
とても気に入られたようで、わたくしも嬉しいです。
異種族間の甘々で優しい情愛の世界を語り合える方がまた増えたなんて。

>お互いを本当に大切に思っているというのは共通してますね。

そう仰っていただけるとなおのこと嬉しいですわ。
柚葉さんとわたくしがあのような関係と認めていただけるなんて。
たしかに柚葉さんから血をいただくことは滅多にないですが、通じ合う心の温かさは同じである、と
わたくしもそう思っておりますわ。

>それと、猫耳メイドさん…。えへへ〜♪可愛いな〜♪
>メイド喫茶のお友達と、一緒にじゃれ合ってたのをついつい思い出しちゃう〜♪

グリッタちゃんがいらっしゃるメイド喫茶…それは知らずにいたことが悔やまれますわ。
きっとワーキャットの同僚の方とかいらっしゃったのではないかしら?
その方とグリッタちゃんとのキャッキャウフフが見られたのだろうな、と思うと…。

>それと最後のお話…。
>ジュリア様とナタリーさんのお話も良かったです。

ジュリア様がナタリーさんの消えてしまいかねなかった命と笑顔を救われたのは確かですが、ジュリア様も
また、ナタリーさんの逆境の中でのその笑顔と他人の幸せを願う健気で無垢な魂に多くの大切なものを
もらった、その互いを輝かす絆の強さに胸打たれました。
わたくしも柚葉さんやグリッタちゃんの笑顔に助けられて参りましから、他人事とは思えませんでしたわ。

わたくしが申すのも口幅ったいことですが、グリッタちゃんを助けられた貴族の方もきっとグリッタちゃんの
輝く笑顔をこよなく愛されたことと思います。
一つ一つの優しさが積み重なって幸せの種となっていくつも芽吹き、それらがまた互いに繋がってわたくし
たちの世界をより美しいものにしてくれる…、
グリッタちゃんの思い出、そしてこの漫画からそう思わずにはいられません。

わたくしも多くのものをいただいた身として、その幸せを忘れず『笑顔』を大切にしてまいりますわ。


537 名前:吸血姫メイド・アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/05/04(Tue) 17:28
>>533(グリッタちゃん)

>ふんふんふ〜ん♪いい匂い〜♪
>柚葉さん、ピザが段々と焼き上がってきました。

お二人が並んで楽しそうにピザを焼いていかれる姿を見ていると、わたくしは言うも愚かながら
『まだまだですね、わたくしは』
と思うのですが、
お二人のこの道の先輩二人のキラキラした輝きにあてられて、なんだか心が浮き立ってなおいっそう奮起
する気持ちが湧いてまいります。
本当にお二人のオーラは眩しいですね…。

おや、玄関の呼び鈴が鳴ったようですね。

>いらっしゃいませ。オルキデア様。
>人狼メイドグリッタ、昨年と今年の1月、お世話になりましたアーチェロさんのために
御恩返しに参りました。

「グリッタちゃん、お久しぶりぃ♪
 元気そうで何よりねぇ。
 御恩返し?って義理堅いわねぇ。
 うちの娘が来てもらいたくて、それに応えてくれたんでしょ?
 いいのよぉ、あなた先輩なんだから、ビシビシしごいてやりなさいよぉ。」

>そして画家のお姉さん、私とご主人様のために素敵なプレゼントをありがとうございました。

「…そんなの、全然いいの。
 御馳走してもらった。
 すごく絵になるモデルさんだし。
 あれからまたあなたの絵、描いた。」

…後ろのサライ様が担いでいる荷物はそれですか。
って、さっそく包みを解くのですか?

…これはまた不思議な絵ですね。
背景に大きな夜空を照らす月。
買い物かごを持って歩く人狼の可愛い女の子…グリッタちゃんですね。
幸せそうな笑顔を向ける先にいる誰かと繋ぎ合っていますが、その人の姿は画面には写されていない、
でもグリッタちゃんの笑顔からきっとそれは心から信頼するどなたか、過去のご家族か、それともご主人様
でしょうか。
幻想的でありながらとても温かい血の通った幸せそうな光景…。
タイトルは『ウルムムーン』…1月のお月様の別称ですわね。

「今日のピザのお礼…。」

「ほんと、この娘ったら描き出すと止まらないんだから。
 早くピザを食べられないと干乾しになっちゃうわよぉ。」

た、ただいま、鋭意料理中です、今しばらくお待ちくださいませ…。

>初めまして、グリッタといいます。
>サライさんっていうんだね。同じメイドさん同士、仲良くしましょうね♪(にぱ♪)

うっ、なんか、すっごく眩しいんですけど…。
噂通りのパワフルな笑顔ね。
下級の魔物ならその『にぱ♪』一つで退散するわよ。

>え?お礼?私、あなたとは初対面のはずなんだけど…。
>私、何かしてあげたかな?

「わたしがここに来た経緯は、まあ、ここの羽藤柚葉がらみであんまり大きな顔ができない
んだけど。
お礼を言いたいの。
以前の『主』と手が切れたのは、『本部』派遣のあなたが『種族別補償』ってのの情報を
くれたから
だから。」

>そうか、『種族別保証』を提供してもらっているとしたら、アーチェロさんの同族さんなのかな?

「そうよ。
 血液の支給をもらえたから、わたしも自主的にかつ穏便に元『主』と手を切れたんだ。
 でなかったら今のこの『主』が手切れのために何をしたかと思うと…、
いや、想像すると夢でうなされそうだからやめとく。
とにかく感謝してる、って伝えたかったのよ。」

>もし誰か、困っている子が他にもいたら教えてね。
>きちんとお仕事が出来るようになるまでお世話になれるよう、お話してみるから。

「…そんな明るい笑顔で応えられるとは思わなかった。
 かなり物騒な話だから。
 …うん、そんな子がいたら相談に乗ってもらうわ。
 これからもよろしくね、先輩。」

はあ…、本当にグリッタちゃんの笑顔がすごいです。
本当に相手の幸せを願い行動できる方の笑顔というものの力強さを思い知りました。

そろそろピザも焼きあがる頃です。
GMWもたけなわとなってまいりました。
まだまだその笑顔に魅せられるご主人様がいらっしゃることでしょう。
本当にワクワクしてまいります…。


538 名前:吸血姫メイド・アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/05/04(Tue) 19:35
>>537の訂正でございます。

>幸せそうな笑顔を向ける先にいる誰かと繋ぎ合っていますが、その人の姿は画面には写されていない、

脱字がございました。
「幸せそうな笑顔を向ける先にいる誰かと『手を』繋ぎ合っていますが、その人の姿は画面
には写されていない、」
でした。
失礼いたしました。


>>534

お恥ずかしながら…。
以前『吸血鬼メイド』のお屋敷で申したことがありますが、わたくしはメイドの先輩方についていくのに
ふうふう言っているような次第で。
得意な料理と申しますか、あのお屋敷で造ったものだけでもせめて美味しく作れるようになりたいと
頑張ったのが「カルパッチョ」でございます。
あちらのお屋敷では「牛肉のカルパッチョ」を完成させることができまして、
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=580178062&st=157&to=157&nofirst=true
そこから少し拡げていろいろな「カルパッチョ」を作ってまいりました。
タイ、マグロ、タケノコなどなど、商店街では新鮮なお魚やお野菜が手に入りますので、ずい分レパートリーが
増えましたの。

それから、もう一つはペペロンチーノ。
苦手なニンニクを克服しようとの思い、そしてパスタ料理の第一歩としてそこから色々レパートリーが
拡げたいとの思いから、まずペペロンチーノから挑戦したのです。
味付けは塩とにんにくとオリーブオイルだけですので、シンプルながらその匙加減で美味しさも左右される
のが作っていて楽しいですね。

そういうわけで、後はまだまだ未熟ゆえ苦手な料理と言われますと、枚挙にいとまがない、と申すしか
ございませんわ…。


>>535

日本ではツバメの巣作りは商売繁盛や家内安全をもたらす、と言い伝えられているのでしたね。
わたくしも日本の風習を尊重したいとの思いがございますし、なにしろツバメさんの子育ては見ていて
とても愛らしいので出来れば大事にしてあげたいのですけれど。
やはり…場所を選んでもらわないといろいろ汚れたものを落とされて困ることもございますから、玄関などの
人通りの在る場所は遠慮してもらえるようにお願いいたしましたわ。
はい、ツバメの姿に変化(へんげ)して。
あれがきっかけでいろいろな鳥への変化のコツを掴めましたね。
どちらかというとフクロウさんのような夜の鳥さんの姿になる方がやさしかったですけれど。

今は人通りの少ない場所の壁面に庇と巣台を設けておりまして、ツバメさんはそこに巣が作っていますわ。
今は子育ての真っ最中ですよ。
とても愛らしいですから、よろしければご主人様もご覧くださいませ。


539 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/05/05(Wed) 07:51
>>534

得意なお料理は、やはり和食でしょうか?
母がお料理教室の講師などをしている事もあり、故郷では手ほどきを受けてきましたので
和洋を問わず、一通りのものは作れますが…。

自惚れるわけではありませんが…。
苦手なお料理と言いますと…あまり思いつきませんね…。
例えば河豚(ふぐ)のような、特別に免許が必要な食材は扱えませんし、
本物のプロの料理人が作るものには流石に及びませんし、まだまだ研鑽が必要ですが。

得意不得意に関しては今後も私自身の課題として出てくる筈ですから、
頑張って克服していきたいですね。

>>535

ツバメさんと巣に関するお話は、周知のとおりですね。
以前テレビで見た事があるのですが、
不況で完成を待たずして工事中止となったビルの持ち主が途方に暮れていた所、
そこに多くのツバメが巣を作るようになり、持ち主はそれを貴重な食材として提供する商売を始めて
富豪となられたとか。
商売繁盛をもたらすというのは、ある意味事実ですね。

ですが、お屋敷の衛生を保たなくてはならないメイドとしてはやはりお仕事上の問題が…。(汗)
その件についてはお嬢様が適切な配慮をして下さり、本当に助かりました。
主が鳥や動物と意思疎通する力をお持ちであるのは、これまでにも大きな助けとなっています。

540 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/05/05(Wed) 08:25
質問の順番が前後してしまい、誠に申し訳ありません。

>>529

バブルワッフルですね?
作り方のアドバイスに関しましてはお嬢様とグリッタちゃんが適切なアドバイスをして下さったので
これ以上私が口を挟む余地は無いと思われます。

では私からは、バブルワッフルのアレンジについて…。
無論、そのまま召し上がっても十分美味しいのですが。
グリッタちゃんが仰るように、器に入れてパフェ風に盛り付けるものや
プレートに入れてフルーツやアイスクリームを添えるのがやはり定番のようですね。

ではチョコレート、御贔屓の青果店さんの苺を用いてストロベリー、白玉団子や抹茶、餡子を加えた和風と
三種類を準備させて頂きましょう。
プレートに乗せるかパフェ風に盛り付けるかも、ご主人様のご希望のものをご用意させて頂きますわ。

>>527
>>533

>アーチェロさん、柚葉さんとこうして厨房に立つのも一年ぶり、楽しいなあ〜♪
>あれ?お客さんが来たみたいですよ。

はい、こうしてグリッタちゃんとこのお屋敷の厨房でお料理が出来る日が来る事を
私も心待ちにしていました。
グリッタちゃんの嬉しそうな顔を見ていると、お仕事の最中だというのに自然と表情が綻んでしまいますね。(微笑)

あら…。もう一つ、私にとっても待望の時間の訪れのようですね。
グリッタちゃん、後は私が見ておきますので遠慮なくお客様のお出迎えに行ってらっしゃいませ。
私は、後から参りますわ。

>初めまして、グリッタといいます。
>サライさんっていうんだね。同じメイドさん同士、仲良くしましょうね♪(にぱ♪)

(楽しそうな声を聞きながら)
うふふ…。グリッタちゃんとサライさんの邂逅…。
これもまた、私の待ち望んでいた光景の一つですね。
サライさんの出自と目的については無粋でしょうから敢えて言及しませんが…。

私達がグリッタちゃんと結んだ絆が新たな糸となり、サライさんを日の当たる場所へと連れ出す切っ掛けになったのなら
それは至上の喜びですね。
そして糸に引かれて一条の光を辿る果てに、日輪の元に行き着いた…。
その果てに待ち受ける日輪(グリッタちゃんの笑顔)の、何と眩しい事でしょう。
きっとこれがまた新たな絆となり、笑顔と喜びを生み出していくのですね。(微笑)

さてと…。お支度も一段落しました。
改めて、奥方様にご挨拶に参りましょう。
奥方様、ご機嫌麗しく…。
画家のお嬢様、そしてサライさん、お忙しい中お越し下さり、有難うございます。
お支度が整うまで、今暫くお待ち下さいませ。

541 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/05/05(Wed) 08:50
>>527
>>537(アーチェロお嬢様)

(ピザが焼き上がり、ご主人様の宅配ピザも届きガーデンパーティの開催となりました。)

本日は初夏の陽気に包まれながら、交友を温められる事を誠に嬉しく思います。
ささやかながら宴の準備をさせて頂きましたので、是非楽しんで下さいませ。
それでは、乾杯を…。

>「したじゃないのぉ、悪いこと。
> 土地神様のところで宴会やる時、わたくしたちを呼ばないとかあり得ないでしょう?」

お、奥方様、誠に申し訳ありません…。(汗)
え、桜餅ですか?そ、それはその…。(汗汗)
(グリッタちゃんにお出しした分で最後でした。)

そ、その、今回はご主人様が焼いて下さったバブルワッフルをご用意させて頂きますので…。
それで、目をつぶって下さいますか?

>…これはまた不思議な絵ですね。
>背景に大きな夜空を照らす月。
>買い物かごを持って歩く人狼の可愛い女の子…グリッタちゃんですね。

素敵な絵…。
幻想的で、可愛らしくて…。
一目会っただけで、グリッタちゃんの特徴をこれ程までに捉えていらっしゃるとは…。
毎度ながら、その才能と作品の素晴らしさに感嘆致しますわ。

ところでグリッタちゃん、相談があるのですけど…。
この宴を終えた後、共にこの街の土地神様の神社へ参拝しませんか?

お嬢様も含めてこの屋敷の皆は、土地神様に日頃からお世話になっているんです。
お嬢様がこの街にいらした時から色々とお心を砕いて下さり、
様々な機会を設けて私達の交友の幅を広げて下さっているんです。

グリッタちゃんが既にこの街に来られている事もご存じの筈。
きっと、歓迎して下さいますわ。(微笑)

542 名前:吸血姫メイド・アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/05/05(Wed) 09:31
>>540(柚葉さん)

>あら…。もう一つ、私にとっても待望の時間の訪れのようですね。

『待望』、でございますか…。
今となっては、なんだか柚葉さんとお母様との間にしっかりと『赤い糸』が結ばれてしまっている気がいた
します。
更に申しますならば、お二人が赤い糸で繋がれながらわたくしの周囲でダンスをなされ、わたくしがその
糸に絡めとられているような気が…。

でも、柚葉さんがいらっしゃったから、わたくしがお母様とも穏便な関係でいられている、というのも
また事実なのですよね。
もしそうでなければ、きっとお母様がこのお屋敷を、それこそ我が物顔で闊歩なさっていたでしょうから。

いけないいけない、本日のわたくしはメイドなのです。
お客様としていらっしゃったなら、お母様のことも丁重におもてなししなくては。

>私達がグリッタちゃんと結んだ絆が新たな糸となり、サライさんを日の当たる場所へと連れ出す切っ掛けになったのなら
>それは至上の喜びですね。

本当に、仰るとおりでございます…。
サライ様もわたくしの同族、それも放っておいたら昏き神に使役されるままだったかもしれない方でした。
その方が解き放たれたこと本当に嬉しいですわ。
グリッタちゃんのあの笑顔は、正にお日様ですね。
わたくしたちの結んだ縁が一つ一つ繋がって、救われる方がいらっしゃることに感謝を覚えずにはおられ
ませんわ。

そしてその絆をいただけたのは、昨年柚葉さんが『吸血鬼メイド』の館へと誘ってくれたがゆえ。
柚葉さんはまたわたくしを新たな光明へと導いてくださったのでした。
やはり、わたくしにとって柚葉さんとの縁がすべての始まりで、わたくしにとっての至高の宝物でござい
ます…。

>奥方様、ご機嫌麗しく…。
>画家のお嬢様、そしてサライさん、お忙しい中お越し下さり、有難うございます。

「あらあら〜、柚ちゃん、本日はお招きありがとう〜。「いえ、別に招待したわけでは」あ
ー、口を挟まないの、わが娘よぉ。
わたくしは『待望』されていたはずよぉ。
それが分からないわたくしだと思ってぇ?」

「お招きありがとう、本日はよろしくね、メイド長。
 …え、あなたメイド長じゃないの?嘘でしょ?
 あなたがトップじゃないとか、この屋敷のメイドはどれだけ人材豊富なの?
 まあいいや、それじゃ『ガーデン・ピザ・パーディー』だっけ?
 わたしもお手伝いするから、指示をちょうだい。」

「おなか、空いた…。」

メイド人口がまたまた上がりましたね。
ではわたくしは庭園にテーブルと椅子の用意をいたしましょう。
ご主人様にも喜んでいただけるように頑張らなければ。


543 名前:吸血姫メイド・アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/05/05(Wed) 11:39
>>541(柚葉さん)

>(ピザが焼き上がり、ご主人様の宅配ピザも届きガーデンパーティの開催となりました。)

麗らかな陽気の下、この日のために用意した天然チークのリゾートダイニングテーブルの上に所狭しと
並べられたピザ、そして白磁の三段重ねケーキスタンドに乗せられたバブルワッフルの数々。
まことに見目鮮やかで誠に豪奢でございます。
ご主人様とわれらメイドとの力を結集して、いよいよ開幕でございます。

柚葉さん ― やはり柚葉さんこそメイド長に相応しいです ― の開催宣言でと共に、皆様が掲げた
グラスが涼しげな音を奏でて。
そして、舌鼓を打つ皆様の笑顔が咲き誇る様が、まことにこの晴れやかですわ…。

>お、奥方様、誠に申し訳ありません…。(汗)
>え、桜餅ですか?そ、それはその…。(汗汗)

「あらぁ、柚ちゃんが謝ることはなくってよぉ。
 そんなの『主』の采配ミスじゃない。
 ちょっとぉ、絵師の娘のこの涙目、どうしてくれるのよぉ。」

>そ、その、今回はご主人様が焼いて下さったバブルワッフルをご用意させて頂きますので…。
>それで、目をつぶって下さいますか?

あらあら、お嬢様がバブルワッフルのイチゴとアイスクリーム添えに行かれました。
なんて幸せそうなお顔でしょう。
先ほどまで違う感動の涙が煌いていますわ。
柚葉さんのお陰で、お母様の矛先がこちらに向かずに済みました…。

>素敵な絵…。
>幻想的で、可愛らしくて…。

柚葉さんのお言葉で、お嬢様が頬を赤くしていらっしゃいます。
彼女もグリッタちゃんの『にぱ♪』にすっかり参ってしまったから。
それをちゃんと描きたい、と精魂込められたから認めてもらえて嬉しいのでしょうね。

>ところでグリッタちゃん、相談があるのですけど…。
>この宴を終えた後、共にこの街の土地神様の神社へ参拝しませんか?

ゆ、柚葉さん、今そのお話をされますと…。
ほら、母がまた「してやったり」という表情をしていますが。
いけませんよ、お母様。
今はグリッタちゃんの意向を伺っているのです。
お母様のための二次会じゃありませんからね…。


544 名前:人狼メイドグリッタ ◆1hgZO.RI 投稿日:2021/05/05(Wed) 16:07
>>534

得意な料理というと、私はやっぱり、『お菓子作り』かな?
私を育ててくれた故郷のお家が製菓店だったので、
それが私がお料理をするようになった全ての原点ですね。

苦手な料理というと、昔は香辛料とか匂いのきついものは苦手でしたね。
鼻への刺激がやっぱり辛くて…。
でもそれなりに長生きしている内に、ある程度きついスパイスにも慣れちゃいました。
今は、そんなにお料理で悩むことはないですね。
よほど変わった食材でなければ、大体のものは扱うことは出来ますよ。

>>535

ツバメさんかあ…。
確かに可愛いけど、例えばお店の入り口とかの前に巣を作られちゃったら流石に困りますね。(汗)
衛生上、お客さんに良い印象を与えませんから…。
今まで私がお世話になったお店で、ツバメの巣を見つけたことはないですね。

もし作られちゃったとしたら店長さんの判断次第かな?
でもやっぱり入ってくるお客さんには、良い印象は与えないかなあ。(汗)
傍から見ている分には可愛いですけど、住んでるお家や働いてるお店となるとやっぱり複雑ですね。

545 名前:人狼メイドグリッタ ◆1hgZO.RI 投稿日:2021/05/05(Wed) 16:42
>>537(アーチェロさん)
>>541(柚葉さん)

>…これはまた不思議な絵ですね。
>背景に大きな夜空を照らす月。
>タイトルは『ウルムムーン』…1月のお月様の別称ですわね。

え?私のために絵を?
お姉さん、そしてサライさんありがとうございますっ!

わ〜♪背景がこんなにきれいな月夜で、しかもこんなに可愛く描いてもらえて嬉しいです〜♪
1月にご主人様と一緒に描いてもらえたときの絵もそうでしたけど、今回も本当に素敵ですっ!
『ウルフムーン』かぁ…。今年最初の満月のことですね。

『ウルフムーン』の由来は、お腹を空かせた狼さんの遠吠えらしいですね。
でも私は、絵の中で描かれてるみたいに買い物の後はお料理をして
ご主人様を満たしてあげたいですね。
…でもお姉さん、かなりお腹が空いちゃってるみたい。
じゃあ、頑張ってお腹いっぱいにしてあげなきゃ、ですね。

すぐに準備しますっ!待っててくださいねっ♪
(尻尾をはためかせながらお台所へ)

>(ピザが焼き上がり、ご主人様の宅配ピザも届きガーデンパーティの開催となりました。)

アーチェロさん、柚葉さん、そしてこのお屋敷のメイドさんたちのおかげで準備も整いました。
美味しそうなピザと、ご主人様が焼いてくれたワッフルが並んでいるのを見てたら私もお腹が空いてきちゃった♪
それでは、頂きますっ♪

>ところでグリッタちゃん、相談があるのですけど…。
>この宴を終えた後、共にこの街の土地神様の神社へ参拝しませんか?
>ゆ、柚葉さん、今そのお話をされますと…。
>ほら、母がまた「してやったり」という表情をしていますが。

あ、それいいですね!
私、まだこの街のことを全然知りませんから、出来れば案内してほしいなって思ってたんです。
そういえば去年、アーチェロさんが私のお世話になっていた
ご主人様のお家に来てくれた時のプロフィールで、趣味の項目に『神社巡りと祭神様へのご挨拶』ってありましたね。

アーチェロさんって、普段から着物を身に纏ってるんですよね?
着物姿でお参りするアーチェロさんって、綺麗なんだろうなぁ♪

その…。もし良かったら、一つだけお願いを聞いてもらえますか?
神社に参拝するときに、>>358で着せて頂いた着物、もう一度来てみたいなあ…。
今の日本だと和装ってなかなか機会がありませんから、すごく新鮮に感じられちゃうんですよね。

オルキデア様も、一緒に参拝されたいみたいですね。
さっきお話されてたみたいに、こうして様々な種族の方と交流を持つのがお好きなんですね。

参拝する際には、やっぱり何かお土産を持って行った方がいいのかな?
じゃあお土産に、私にもバブルワッフルを作らせて下さい。
本当は焼き立てのパンがいいんですけど、今からだと時間がかかっちゃいますので。

この後参拝されるかどうかは最終的にアーチェロさんの判断に委ねますが、
私は大歓迎ですっ♪

546 名前:吸血姫メイド・アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/05/07(Fri) 07:04
>>545(グリッタちゃん)

>姉さん、そしてサライさんありがとうございますっ!
>わ〜♪背景がこんなにきれいな月夜で、しかもこんなに可愛く描いてもらえて嬉しいです〜♪

「いや、わたしは絵を担いできただけで何もしていない…、まあ、お嬢は絵を描き始めると
すごく精力を
消費するから料理はたっぷり作ったけど、まあ、それだけ。
…っていうか、グリッタ先輩のお礼と『にぱ♪』で、お嬢が硬直して真後ろに倒れて焦っ
たわ。
本当に貴女の笑顔は破壊力あり過ぎだわ。」

>『ウルフムーン』の由来は、お腹を空かせた狼さんの遠吠えらしいですね。

「へえ、そうなんだ…。
 グリッタ先輩の過去の苦労はわたしたちも聞いたし、このはらぺこお嬢にもきっとメン
タル的にこたえ
たんでしょうね。
いろいろ創るくせに自己表現は不器用な娘だけど、グリッタ先輩には幸せでいて欲しく
て、その気持ちを
絵に託したのね、きっと。」

>…でもお姉さん、かなりお腹が空いちゃってるみたい。
>すぐに準備しますっ!待っててくださいねっ♪

「待ってる…、すごく楽しみ…。」

あらあら、お嬢様が目をパチクリして復活されましたわ。

>アーチェロさん、柚葉さん、そしてこのお屋敷のメイドさんたちのおかげで準備も整いました。

グリッタちゃん、お疲れさまでした。
柚葉さんと並んでピザをご用意なさる姿は本当に見事な手際で、それ自体絵になりそうな光景でしたわ。
やはりわたくしはとても及ばない、と言うも愚か。
今後の精進の励みとさせていただきますわ。

>あ、それいいですね!
>私、まだこの街のことを全然知りませんから、出来れば案内してほしいなって思ってたんです。

良かったですわ。
このこともまたグリッタちゃんがこの街により一層馴染まれる機会になれるなら嬉しゅうございます。
気さくな土地神様ですからもろ手を挙げて歓待なさることでしょう。
むしろグリッタちゃんのモフモフを気に入られて、容易に放してくださらないかも知れませんからご用心
くださいませ。

>ご主人様のお家に来てくれた時のプロフィールで、趣味の項目に『神社巡りと祭神様へのご挨拶』ってありましたね。

まあまあ、覚えていてくださったなんて嬉しゅうございます。
京都の大社から道端の小さな祠まで、日本は津々浦々に神様がおわす国。
いろいろな神様、その神使の方と御縁をいただけるのはすごく嬉しいです。
そういえば狼さんを神使とされる神社に詣でたこともございます。
今度詣でた時はぜひグリッタちゃんのことをお伝えしたいですね。

>その…。もし良かったら、一つだけお願いを聞いてもらえますか?
>神社に参拝するときに、>>358で着せて頂いた着物、もう一度来てみたいなあ…。

ええ、もちろんです。
あのお着物はグリッタちゃんがお召しになってこそいちばん映えるのですもの。
ああ、あの可憐極まるグリッタちゃんがまた見られるなんて、もう楽しみで楽しみで…。

>この後参拝されるかどうかは最終的にアーチェロさんの判断に委ねますが、
>私は大歓迎ですっ♪

それこそ、グリッタちゃんのお心のままに。
むしろわたくしこそぜひぜひお願いしたいです!!
わたくしの大好きな皆さまが集うその中に新たにグリッタちゃんがいらっしゃる…。
このGMW最高のハイライトでございましょう。
ではさっそくにお召替えをなさいますか?
ああ、わたくしの方がすっかり気が急いてしまって、グリッタちゃんをお姫様抱っこして更衣のお部屋まで
お連れしたいです…。

(そうして、皆様支度を調えて、土地神様の神社に向かうのでした。)

547 名前:この投稿は削除されました 投稿日:この投稿は削除されました
この投稿は削除されました

548 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/05/07(Fri) 18:36
姫様やグリッタがバトル系ならこんな感じでしょうか。
10日まで今なら1巻は半額です。

つ【恋する狼とミルフィーユ】

549 名前:人狼メイドグリッタ ◆1hgZO.RI 投稿日:2021/05/08(Sat) 17:28
>>548

無理無理無理〜!絶対無理です〜!
私がアカネちゃんみたいに戦うなんて絶対無理ですよ〜!

(一旦落ち着いて)

すみません、取り乱して…。
同族の方の活躍する作品って、やっぱりシンパシーを感じるからかな。
ついつい気になって読んじゃいますね。
『恋する狼とミルフィーユ』は、私も前から知ってますよ。

でも私は、ああいう世界には極力関わらないようにして生きてきました。
千夜さんが以前、人狼族とは何度もケンカになっちゃったと語ってたように
私たち人狼族と他種族の争いのことは知ってますし、
同族でもアカネちゃんのように狩る者と追われる者がいたりするのも珍しいことではないです。

でも私は幸い、家族がそういう争いに巻き込まれたことはないですし
世の中を渡り歩く中で血生臭いことと全く無縁だったわけじゃないですけど、
何より私自身に誰かと争わなきゃいけない理由がないですから。

今思えば、お母さんが私に「憎むことを決してしないように」と言い聞かせていたのは
他種族、または同族内の争いの恐ろしさを知っていたからかも知れません。
まだ幼かった私に多くを語らなかったけど、今思えばそうだと思います。

でも自分の意志でアカネちゃんと一緒にいる決意をした主人公の麻綾さんは、
とても強い方ですね。
ああいう世界に一度踏み込むと、容易くは抜け出せないことは分かっている筈なのに…。

よくよく考えると、麻綾さんって何処か柚葉さんに似ているところがありますね。
いえ、柚葉さんは不良さんたちと積極的にケンカはしないと思いますけど…。(汗)

私はアカネちゃんみたいなバトルな日々とは出来れば無縁でいたいですけど、
アカネちゃんと麻綾さん、アーチェロさんと柚葉さんみたいな間柄にはやっぱり憧れちゃいますね。

550 名前:人狼メイドグリッタ ◆1hgZO.RI 投稿日:2021/05/08(Sat) 17:58
>>546(アーチェロさん)

>ええ、もちろんです。
>あのお着物はグリッタちゃんがお召しになってこそいちばん映えるのですもの。

本当ですか!?やったぁ♪
アーチェロさん、ありがとうございますっ!
その…和服ってまだ慣れてないので出来れば着付けを手伝ってもらえれば…きゃっ!?

(この後、アーチェロさんにお姫様抱っこで運ばれちゃいました。)

わぁ♪やっぱり素敵!
もう一度この着物を着られるなんて、夢みたいですっ!
アーチェロさん、柚葉さん、着付けまできちんと面倒を見て頂きありがとうございます。

え〜と、お土産のバブルワッフルはちゃんと箱詰め出来ましたし…。
それでは、よろしくお願いします。

(アーチェロさんと柚葉さんの案内で、神社に辿り着きました。)

随分と大きな神社なんですね。
石段もかなりの段数でしたし…。
GWだけあって、参拝される方も多いんですね。

「おお、お稲荷さまじゃ。」

「ありがたやありがたや…。」

あれ?年配の方が何で私に向かって手を合わせてるんだろ…。
え?お稲荷さま?お稲荷さまって、狐さんの神様ですよね?

あわわ、違いますよ、私はそんな偉い方じゃないです。
それに私は狐じゃなくって、狼なんですけど…。

あ、でもアーチェロさんがさっき言っていたように、
日本だと狼さんが神様として祀られている神社もあるんですよね?

狐さんは稲の茎を食いちぎっちゃう鼠を、狼さんは農作物を食い荒らす鹿を食べてくれる
農家の人たちにとってはありがたい存在であることが由来らしいですね。

でも私は神様の使いなんて偉い方じゃないから、
手を合わせて拝まれちゃうと何だか申し訳ない気持ちになっちゃいます〜!(汗)

あ、いけないいけない。
これから、この神社の神様にご挨拶するんでしたね。
きちんと姿勢を正して、気を引き締めなきゃ。

551 名前:吸血姫メイド・アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/05/08(Sat) 18:21
>>548

その漫画は以前から気になっていたのですよ、ご主人様。
愛らしい人狼の女の子、その子が家族を失い危難の中必死で生きていること、そしてパートナーとなる女性を
得て、二人相協力して新たな戦いに身を投じていくこと…。
仰るとおりグリッタちゃんに重ね合わせて見ておりました。

…ただ、以前にも申しましたことがございますが、わたくし『流血』というものが苦手なのですよ。
「吸血鬼のくせに?」
と仰るかも知れませんが、これでも欧州の長き戦乱を見、また人間との戦いで大切な家族を失ってまいりま
したゆえ、同族であれ人間であれ、または他の種族であれ、血を流した者、そしてそれらと縁を結びし多くの
者の悲劇を肌身で感じてしまうのです。
まして、この漫画ではグリッタちゃんを思わせる人狼さんが辛い目に遭うかと思うと、中々てを伸ばすのが
躊躇われたのですわ。
グリッタちゃんの過去の一端を伺った者として、グリッタちゃんが穏やかな普通の生活を送ってくださり、
あのお日様のような笑顔を絶やさないでいてくださることを願っておりますので。

それでも、ご主人様が勧めてくださいましたゆえ、今少しページをめくってみました。
アカネ様と麻綾様はどうやら『狼』や『嵐の猟団』との関りからは逃れられないご様子。
ならば、どうか互いの背中を預けられる朋友同士として、自身に降りかかる災厄に二人で打ち勝っていただき
たいですね。

あってほしくないことですが、わたくしとて柚葉さんやグリッタちゃんと共に彼女らのような災厄と相対する
ならば、我が力の全てを以て戦うでしょう。
真祖直系吸血姫アーチェロ・カルミーニオには憚りながらその力有りと自負しておりますから。


552 名前:吸血姫メイド・アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/05/08(Sat) 21:33
>>550(グリッタちゃん)

>その…和服ってまだ慣れてないので出来れば着付けを手伝ってもらえれば…きゃっ!?
>(この後、アーチェロさんにお姫様抱っこで運ばれちゃいました。)

ああ、この腕に収まった小柄な体(身長156センチ)、ふわふわの金髪ロングヘア、もふもふのケモ耳と尻尾…。
わたくしの膂力でしたら、あと2、3人のグリッタちゃんもお持ち運びできますのに…。
もう、更衣のお部屋に着いてしまいました。
では、柚葉さんと一緒に着付けを手伝わせていただきます。(うっとり)

>アーチェロさん、柚葉さん、着付けまできちんと面倒を見て頂きありがとうございます。

ああ、これです、このお姿が見たかったのです。
では、次は御髪ですね、こちらも綺麗に結い上げさせていただきますわ。
それに、かんざしや和玉、花の髪飾り…、その金髪に映えるお品を選ばなくては。

>アーチェロさん、柚葉さん、着付けまできちんと面倒を見て頂きありがとうございます。

柚葉さんの流石のセンスが光る、ステキな仕上がりになって良かったですわ。
そしてこうなりました以上、もちろん柚葉さんもお着物にお召し替えさせていただきますとも。

(土地神様の神社に参りました。)

>随分と大きな神社なんですね。

はい、土地神様は高きご神徳のゆえ、神々とのお付き合い多く、参拝者も大勢いらして、このように広い境内と
社殿が寄進されて今日に至っているのですよ。

>あれ?年配の方が何で私に向かって手を合わせてるんだろ…。
>え?お稲荷さま?お稲荷さまって、狐さんの神様ですよね?

ふふふ…、参拝客の方々にはちゃんと分かるのですね。
グリッタちゃんがまとわれる高潔なお心の、内側より輝くが如き様子を。
たとえ神族でなくとも、今のお心映えあれば、自然惹きつけられるのも自然のことと思えますわ。
なにしろ、わたくしですら拝まれることがあるのですから。
昨年の旧暦神無月に土地神様が出雲へ行っていらっしゃる間わたくしが臨時神様代行をするよう仰せつけに
なられたのです。
いくら一時的に神性を付与されたにしろ、吸血鬼のわたくしに手を合わせて拝むとか、皆様の寛容に驚きました。

まして、グリッタちゃんがおっしゃったように狼は古来よりの信仰の対象。
狼とはすなわち『大神(おおかみ)』の意なのですもの。
わたくしよりもよほど神様とイメージが重なるのではないかしら?

とはいえ、これではグリッタちゃんが落ち着きませんわよね。
早々に社殿へ参って土地神様にご挨拶いたしましょう。

…それにしましても、不思議ですわ。
たしか先週には桜の花も大方散って葉桜へと模様替えしていたはずですが。
今日はまた季節を遡行したかのようにまた桜花が乱れ舞っているのはどうしてでしょう?

「それはの、佐保がそなたらの奉納品を楽しみにして、ここに留まっておるからじゃよ。」

これは土地神様、先日はお邪魔いたしました。
本日は今現在我が家に逗留してメイドを務めてくださっているグリッタちゃんをお連れいたしました。

「ほほお、これはこれは、何とも愛らしい娘御じゃのう。
 くわえて澄み切った瞳を見れば、良き心映えの娘だと一目でわかるではないか。
 のう、佐保よ。」

「うん、わたしも会えてよかったわ。
 これで従者の白鹿を安心させられる。
 ほらほら、分かるでしょう、白鹿。
 このグリッタと言う愛らしい娘御は、あなたを食べたりなんかしないって。
 あなただって農作物を食い荒らしたりしないのだし、ね。」

あらあら…、それを心配なさっていたのですか、白鹿さん。
それは、もちろんのことでございますとも。
ご安心くださいませ。

では、わたくしは本日メイドとして参りましたゆえ、これよりお茶のご用意をさせていただきますわ…。


553 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/05/09(Sun) 07:53
>>550(グリッタちゃん)
>>552(アーチェロお嬢様)

>わたくしの膂力でしたら、あと2、3人のグリッタちゃんもお持ち運びできますのに…。
>もう、更衣のお部屋に着いてしまいました。

1月のしぶんぎ座流星群の鑑賞会で、社交部の皆様の前でご披露されたグリッタちゃんの着物姿…。
もう一度見たかったのは私も同じです。(微笑)
前回のお披露目はお屋敷の中に留まりましたが、外でのお披露目は初めてという事になりますね。
この街の方々に、そして屋敷神様にも是非見て頂きたいものですね。

あらあら…。お嬢様ったら、はしゃいでいらっしゃいますね。
あのような側面は、やはり奥方様の娘ですね。(笑)
でも嬉しい時もある程度落ち着きを見せているお嬢様があのように無邪気に振る舞われるのは
グリッタちゃんの天真爛漫さに当てられたからでしょう。
ではお嬢様、腕の中に可愛らしいお姫様をこちらへ…。

>ああ、これです、このお姿が見たかったのです。
>では、次は御髪ですね、こちらも綺麗に結い上げさせていただきますわ。

はあ…。可愛らしさと太陽のような眩しさが見事に同居していらっしゃいます。
そしてふわふわの金髪が和のいでたちに…。
これもまた、新鮮でいらっしゃいますね。

>柚葉さんの流石のセンスが光る、ステキな仕上がりになって良かったですわ。
>そしてこうなりました以上、もちろん柚葉さんもお着物にお召し替えさせていただきますとも。

いえいえ、お嬢様が日頃から素敵な品々を取り揃えていて下さるからこそ
私達使用人もお支度に慣れる機会を与えて頂けたのです。
では私は…。かつての母の蒼を基調としたお召し物を…。

あら?奥方様?
ええっ?このような楽しそうな場面で私が蚊帳の外とは寂しいと…。
承知致しました。では、奥方様も…。(汗)

>あれ?年配の方が何で私に向かって手を合わせてるんだろ…。
>え?お稲荷さま?お稲荷さまって、狐さんの神様ですよね?

うふふ…。ある意味、これも待望の光景かしら。
グリッタちゃんの着物姿、可愛らしいだけでなくどこか神使様のような神秘性を纏っていらっしゃいますもの。
あの天真爛漫さと笑顔は、周囲の者にとって陽の光の如き恵みでいらっしゃいますもの。(微笑)

>まして、グリッタちゃんがおっしゃったように狼は古来よりの信仰の対象。
>狼とはすなわち『大神(おおかみ)』の意なのですもの。

お嬢様、実に言い得て妙ですね。(微笑)
異国から参られたお嬢様が、昨年は土地神様より代行を仰せつかり、
そして私たちと昨年縁を結んだグリッタちゃんがこうして導かれた…。
縁の糸が織り成し、そして描かれたかのような不思議で素敵な光景ですね。

>…それにしましても、不思議ですわ。
>たしか先週には桜の花も大方散って葉桜へと模様替えしていたはずですが。

これは、やはり…。
佐保姫様の、歓迎の証であらせられましたか。
お嬢様と同じく異国から参られ、素敵な縁を結んだ可愛らしいお姫様への…。

土地神様、佐保姫様、ご機嫌麗しく…。
そして奥方様も、佐保姫様と待望のご対面を果たされて何よりです。

では本日は、グリッタちゃんお手製のバブルワッフルを召し上がって下さいませ。
グリッタちゃんのお菓子作りの年季と技量は、私など及びもつかないものでいらっしゃいます。
きっと、お気に召すと思いますわ。

ではお嬢様、共にお茶の準備を…。

554 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/05/09(Sun) 08:18
>>548

>『恋する狼とミルフィーユ』

昨日、2巻とも購入させて頂きました。
1巻が半額であるという事も教えて頂けて、感謝しております。

麻綾さんが私に似ていらっしゃるというグリッタちゃんの御言葉も気になっておりましたので、
じっくり読ませて頂きました。
いえ、自惚れるわけではないのですが…。(汗)

成程…。『赤ずきん』としての麻綾さんは、『狼』を惹きつけ、
そしてその血は、『狼』に力を与えるのですか…。
私は血の匂いをお守りで隠していますが…。

ですが、麻綾さんはとてもお強い方でいらっしゃいますね。
お嬢様に守られている私とは違う頼もしさが感じられます。
同性の方が憧れる、格好いい女性ですね。

でもどうやら、アカネさんの家族の仇とされる方と麻綾さんは因縁浅からぬ間柄のようですね。
麻綾さんが自分から巻き込まれたのではなく、必然の流れだったと言えましょう。
麻綾さんとアカネさん、どうか結ばれた手を放さず、最後まで共にあってほしいものですね。

>あってほしくないことですが、わたくしとて柚葉さんやグリッタちゃんと共に彼女らのような災厄と相対する
>ならば、我が力の全てを以て戦うでしょう。

お嬢様の決意は、いつも常に胸の内に秘めております…。
無論、争いは望みません。常に平穏な日々を私も望んでおります。
ですが理不尽な運命も暴力も、望む望まないに関わらず訪れるもの…。
それらに負けない、屈しない『勇気』は持ち合わせていたいものですね。

555 名前:吸血姫メイド・アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/05/09(Sun) 14:49
>>553(柚葉さん)

>あらあら…。お嬢様ったら、はしゃいでいらっしゃいますね。
>あのような側面は、やはり奥方様の娘ですね。(笑)

……。

「あらら、この娘ったらなんで急に硬直してるのよぉ。
 今初めて気づいたみたいに愕然とするとか、失礼でしょ?」

…ええ、もちろん分かっていましたとも。
柚葉さんのお見立てを否定などいたしませんわ。
『伊太利亜から来た大和撫子』と言ってくださったのも柚葉さんですし。
わたくしはどこまでもわたくしなのですもの、逃げも隠れもいたしませんわ。
今はこうしてグリッタちゃんを抱きしめて、ほっぺにスリスリできれば幸せなのですから。

>いえいえ、お嬢様が日頃から素敵な品々を取り揃えていて下さるからこそ
>私達使用人もお支度に慣れる機会を与えて頂けたのです。

わたくしの大事な方たちが見目麗しく着飾ってくれる、それはむしろわたくしの望みでございます。
柚葉さんも、グリッタちゃんも、レイナさんも、三姉妹も…。
わたくし一人の気持ちが暴走してご迷惑をかけていないのでしたら有難いことですわ。
こういうところも、きっとお母様似なのでしょうから素直に認めた上で、お支度をさせていただけることに
感謝いたしますわ。

「だったらあ、親のあたしにもその気持ち、向けてくれても良いんじゃないのぉ?
 今日は着物を用意してこなかったしぃ。
 忘れられると寂しいじゃないのよぉ。」

>ええっ?このような楽しそうな場面で私が蚊帳の外とは寂しいと…。
>承知致しました。では、奥方様も…。(汗)

これはもう…、我が家全員お着替えをした方が良さそうですわね。
このことあるを予想して、画家のお嬢様やサライ様の和装も用意しておいてよかったですわ。

(そして一同和装に着替えて土地神様の神社にご挨拶にまいりました。)

柚葉さん、急な着付けと髪結いでしたがお陰様で準備が整えられましたわ。
ありがとうございます…。

>グリッタちゃんの着物姿、可愛らしいだけでなくどこか神使様のような神秘性を纏っていらっしゃいますもの。
>あの天真爛漫さと笑顔は、周囲の者にとって陽の光の如き恵みでいらっしゃいますもの。(微笑)

吸血鬼のわたくしのことさえも受け容れてくださったこの街の皆様ですもの。
あの『にぱ♪』の笑顔を向けられて歓迎されないはずがございませんわね。

>縁の糸が織り成し、そして描かれたかのような不思議で素敵な光景ですね。

互いを幸せにするような縁がここにもまた結ばれていくのでしょう。
グリッタちゃんとパン屋の皆様がきっとそうであったように。
それがわたくしの目で確かめられる、なんて良き日でございましょうか。

>これは、やはり…。
>佐保姫様の、歓迎の証であらせられましたか。

「ちょっと、お嬢。
 さっそくスケッチブックを拡げて桜を描こうってか?
 あなたらしいけど、ちょっとそれは後にしておきな。
 いちおう、こっちの氏神様に面通ししとこうや。
 まったく、散った桜をまた咲かすとか自然の摂理を、まあひっくり返してくれるよ。
 可愛いふりして神様って言うのは、まさに神ってるよ…。」

あらあら、サライ様、マイペースなお嬢様をちゃんとフォローなさっていて頼もしいですね。
そして今日の氏神様と佐保姫様へのご挨拶もまた素敵な記念の絵になるのでしょうか。
楽しみでございます…。

(申し訳ございません。続きます。)


556 名前:吸血姫メイド・アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/05/09(Sun) 14:51
>>553(柚葉さん)(続きでございます)

(社殿で二柱の神様へご挨拶いたしました。)

「お初にお目にかかります。
 イタリアより参りしオルキデア・ディ・カルミーニオ=ミズリーナにございます。
 お二方のご尊顔を拝し恐悦至極でございます。
 いつも我が娘がお世話になっております。」

「こちらこそいつも世話になっている。
 我は土地神。
 貴女が名にし負う真祖吸血鬼の魔妃であられるか。
 お目にかかれて嬉しく思う。」

「佐保姫です。
 わたくしもお会いできて嬉しいですわ。」

…なぜわたくしはお母様がお二方と会うだけでこんなに身が引き締まってしまうのでしょう?
やはり日本の神々と真祖の末裔が何事もなくお顔を合わせられるか、心配していたのね、自分で気が付かな
かったけれど。

とにかくこれで一つの山は越えられたのです。
今からは、柚葉さんと共にしっかりお茶を淹れることに専念いたしましょう…。

(そして、土地神様と佐保姫様がバブルワッフルをすっかり気に入られ、グリッタちゃんと親しくお話される
のを心安らかに見ていることができたわたくしでした。)


557 名前:人狼メイドグリッタ ◆1hgZO.RI 投稿日:2021/05/09(Sun) 18:05
>>552 >>555(アーチェロさん)
>>553(柚葉さん)

>「それはの、佐保がそなたらの奉納品を楽しみにして、ここに留まっておるからじゃよ。」
>本日は今現在我が家に逗留してメイドを務めてくださっているグリッタちゃんをお連れいたしました。

あれ…?こちらの神社は桜が遅咲きなんですか?
もうGWでしたら、葉っぱが青々としてる時期ですよね…?

佐保姫様…。ええと、すみませんアーチェロさん、佐保姫様とはどのような神様なんですか?
すみません、日本にはとても多くの神様がいますので、勉強不足で…。
(アーチェロさんに、佐保姫様についてお聞きしました。)

この国の春の女神様がいらしているんですか!?私、凄い方に出会っちゃった…。
って、感心してる場合じゃないですね。
初めまして。アーチェロさんのお屋敷でお世話になっている、メイドのグリッタといいます。
今後とも、よろしくお願いします。(ぺこり)

本日はささやかながら、お土産としてバブルワッフルをお持ちしました。
お口に合うか分かりませんが、どうか召し上がって下さい。

>ほほお、これはこれは、何とも愛らしい娘御じゃのう。

い、いえ、そんな…。
それなりに長く生きてはきましたが、未だに子犬みたいって言われる始末です…。(かぁぁ…)

>このグリッタと言う愛らしい娘御は、あなたを食べたりなんかしないって。
>あなただって農作物を食い荒らしたりしないのだし、ね。

あ………。(さっきの失言に気付きました。)
ごめんなさいごめんなさい佐保姫様!そして白鹿さん!(ぺこぺこ)
鹿さんも立派な、神様の使いでしたね…。(奈良の鹿さんとか)
さっきさりげなく、酷いこと言っちゃいました!どうかお許しください!(ぺこぺこ)

(この後、神社の土地神様と佐保姫様に窘められました)

わぁ、白鹿さん可愛い♪(なでなで)
あの…この子にもお菓子をあげていいですか?
え?でしたら一緒にお茶も?きゃっ?

>>502を参照させて頂きました)

わぁ♪白鹿さん、男の子なんだ!こっちの姿も可愛いっ♪
アーチェロさん、柚葉さん、私、お茶のお代わりをお持ちします。
白鹿さん、どうぞ召し上がれ♪

(この後、参拝したアーチェロさんやお屋敷の皆さん、そして土地神様と佐保姫様と一緒に楽しい時間を過ごしました。)

558 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/05/09(Sun) 19:02
>>555-556(アーチェロお嬢様)
>>557(グリッタちゃん)

>柚葉さん、急な着付けと髪結いでしたがお陰様で準備が整えられましたわ。
>ありがとうございます…。

いえ、グリッタちゃんの着物姿のお披露目の時点である程度は心づもりが出来ておりました。
それに、普段はあまりお目にかかれないレイナさんや三姉妹さんの着物姿が見られるのも
新鮮で嬉しいものですね。
それに、このお屋敷の着物の皆様もきっとこのように袖を通してもらえる日を心待ちにしていた事でしょう。
グリッタちゃんの来訪によって、良き機会に恵まれたと思います。

>…なぜわたくしはお母様がお二方と会うだけでこんなに身が引き締まってしまうのでしょう?

…はい、私も自然と心身が引き締まる思いです。
奥方様、やはりイタリアの闇の眷属を束ねる王妃であらせられるのですね…。
普段の気さくなお人柄も十分知っておりますし、威圧的な雰囲気など微塵も感じられないというのに…。

誰もが自然と畏敬の念を抱かずにはいられない…。
「神々しい」とはあの御姿を言うのではないでしょうか…。
和服も黒を基調とした落ち着きのあるものを纏いながら、内に秘めた輝きが滲み出ている…。
宝石に例えるなら、『黒真珠』ですね。

ですが、こうしてご挨拶を終えられた後は自然と打ち解けていかれる事でしょう。
土地神様と佐保姫様も、奥方様との出会いによってまた新たな縁を紡がれていくのですね。
ではお嬢様、御茶の準備を…。

>わぁ♪白鹿さん、男の子なんだ!こっちの姿も可愛いっ♪

クスッ…。グリッタちゃんと男の子の姿に変化した白鹿さん…。
こうして並んで仲良くしているのを見ると、実にお似合いでいらっしゃいますね。
彼氏彼女…というよりも、“仲の良い幼馴染のおままごと”のようですね。(微笑)

初対面ながら、白鹿さんはすっかりグリッタちゃんの笑顔に魅せられていらっしゃるようです。
何とも微笑ましい光景ですね。(微笑)

グリッタちゃんに土地神様への参拝を勧めた事は、誠に良い機会となりました。
お嬢様が先程仰られたように、お嬢様の大好きな皆さまが集うその中に新たにグリッタちゃんがいらっしゃるこの光景…。
また大切な思い出の1ページが、加わりましたね。

559 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/05/09(Sun) 20:19
(神社の参拝から帰宅し、夕食後)

アーチェロお嬢様、グリッタちゃん、お疲れ様でした…。
ハイビスカスティーをお淹れしました。
これを飲んで、1日の疲れを癒して下さいませ。

本日は、実に良き1日となりました…。
佐保姫様も、今年は実に多くの土産話をもって奈良に帰る事が出来ると言っておられて
実に満足げで何よりです。

では、明日の朝食はグリッタちゃんにお任せ致します。
クロワッサン作りに必要なものは準備を終えてありますので、存分に腕を振るって下さいませ。
私はそれ以外のお仕事に回らせて頂きます。
何か困った事、足りない物などがありましたら遠慮なく教えて下さいね。

明日の予定に関してですが、公民館で子ども達の手作り鯉のぼりのお披露目と
柏餅作りのイベントが行われます。
また、端午の節句に関わる昔話の読み聞かせの会に関しましては
お嬢様の予定に差し支えなければ「食わず女房」の読み聞かせをお願いしたいという連絡が
回覧板を通して届いております。

そして都合がよろしければ、明日のイベントにグリッタちゃんにも参加して頂きたいのですが如何ですか?

560 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/05/09(Sun) 20:30
すみません、補足です。
「食わず女房」だけでは少し足りないと思い、端午の節句に関する昔話について調べたところ
「節句のたんぼすき」「鯉のぼりのはじまり」というものもあるようですね。
イベントの進行上、差し支えなければ私もこれらの読み聞かせをさせて頂きたいと思います。

561 名前:人狼メイドグリッタ ◆1hgZO.RI 投稿日:2021/05/11(Tue) 08:21
>>558-559

>クスッ…。グリッタちゃんと男の子の姿に変化した白鹿さん…。
>こうして並んで仲良くしているのを見ると、実にお似合いでいらっしゃいますね。

えへへ…。(赤面)
あれから実は、文通する約束しちゃいましたっ♪
帰ったら、佐保姫様の神社宛にお手紙を書きますね。

それからまとまったお休みがあれば、奈良にも行ってみたいなあ。
夕方の紅く染まる奈良の町の風景って、趣がありますよね。
でもアーチェロさんや柚葉さんが着物姿で巡るのを想像したら、
もっと似合うと思います。

>ハイビスカスティーをお淹れしました。
>これを飲んで、1日の疲れを癒して下さいませ。

わ、いい香り〜♪
やっぱり柚葉さんの淹れる紅茶は最高ですっ♪
あ〜落ち着くなぁ〜♪(まったり)

>では、明日の朝食はグリッタちゃんにお任せ致します。
>クロワッサン作りに必要なものは準備を終えてありますので、存分に腕を振るって下さいませ。

(まったりからメイドモードへ)

はい、是非とも腕を振るわせて下さいっ!
柚葉さん、必要な材料や道具の準備、ありがとうございました。
これなら、美味しいパンが焼けそうです。

>そして都合がよろしければ、明日のイベントにグリッタちゃんにも参加して頂きたいのですが如何ですか?

わぁ♪面白そうですね!私も是非参加させて下さいっ!
アーチェロさんは本の読み聞かせのお姉さんなんですね。
きっと優しくて、素敵な先生なんだろうなぁ〜。
子どもたちの中には、アーチェロ先生が初恋のお姉さんになっちゃってる男の子が
いると思いますよ。うふふ♪

すみません、それでは明日の準備に備えてこれでお休みします。
コウモリさんたちがお風呂の準備をしてくれましたので、御言葉に甘えさせて頂きます。
では、失礼します。(ぺこり)

(翌日の朝)

おはようございます、アーチェロさん、柚葉さん。
もうすぐ、クロワッサンとバターロールが焼けます。
おかずはトマトサラダとハムエッグ、コーンスープです。

もしご希望であれば、クロワッサンやバターロールはハムとキャベツ、卵を挟んで
サンドにも出来ますので、遠慮なく申しつけて下さいね。

(朝食の準備が出来ました。)

アーチェロさん、柚葉さん、そしてお屋敷の皆様、お待たせしました。
それでは今日は、私の朝食を召し上がって下さい。
今日も素敵な一日にするために、しっかり栄養を摂って下さいね。

562 名前:吸血姫メイド・アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/05/12(Wed) 20:56
>>557(グリッタちゃん)

>この国の春の女神様がいらしているんですか!?私、凄い方に出会っちゃった…。

「ほほう…、これはまた美しい毛並みの狼の娘御ね。
 この子は、土地神の眷族の大口真神(おおくちのまがみ)?
 …え、違うの?こんなにキラキラしているのに?」

大口真神…、狼の神様のことですわね。
たしかに、グリッタちゃんのキラキラした快活さと可愛さはそう思われても不思議ではありませんね。

>それなりに長く生きてはきましたが、未だに子犬みたいって言われる始末です…。(かぁぁ…)

「いやいや、『子犬』のごとくあるは、まことにけっこう。
 愛らしく、生気に満ちていて、見ているこちらに実に心地よい。
 それにこの国に狼の姿が絶えて久しく、今は神界にても見るのは稀のこと。
 そなたのように若々しい人狼が健在でいるのは、それだけでこの国の霊気をより良きも
 のにしてくれて、
 実にありがたいよ。」

>鹿さんも立派な、神様の使いでしたね…。(奈良の鹿さんとか)
>さっきさりげなく、酷いこと言っちゃいました!どうかお許しください!(ぺこぺこ)

「おやおや、尻尾をそんなに垂れさせて恐縮することではないよ。
 野の鹿が人間の作物を喰うて困らせることもあるのは本当だからね。
 ただ、そなたは狼との縁が濃いゆえ、うちの白鹿に限らず怖がるものは少なくない。
 そなたの心根の美しいことは誰も疑念を差し挟む余地などないけれど、草食獣由来の者
 にはそれを得心
 するのに少し時間がかかることもあることは知っていて欲しい、それだけよ。』

「そうじゃな、申し訳ないがそこは少ぉしだけ分かってくりゃれ。
 そこな吸血姫なぞ、そこが多少無自覚であったゆえ、最初かなりの者を怖がらせとったか
 らのう。」

…ううう、土地神様〜。
それは言わないでくださいませ。

>わぁ、白鹿さん可愛い♪(なでなで)

あらあら…、最初生まれたての子鹿のようにプルプル震えていた白鹿さんがだんだん安心したようですね。
自分の方からグリッタちゃんにスリスリしていますわ。
ふふっ、可愛らしいこと…。

>わぁ♪白鹿さん、男の子なんだ!こっちの姿も可愛いっ♪

「ありがとう…狼のお姉さん。
 ん…、すごく、美味しいです。」

まあまあ、本当にすっかり気分が落ち着いたようですね。
まるで、実の姉を慕う弟のように信頼が瞳に浮かんでいるかのようでございます。
本当にグリッタちゃんの『にぱ♪』は無敵ですわね。

(申し訳ございません。今宵はここまでとさせていただきます。)


563 名前:吸血姫メイド・アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/05/14(Fri) 07:25
>>558(柚葉さん)

>いえ、グリッタちゃんの着物姿のお披露目の時点である程度は心づもりが出来ておりました。
>それに、普段はあまりお目にかかれないレイナさんや三姉妹さんの着物姿が見られるのも
>新鮮で嬉しいものですね。

そうですか、柚葉さんにはわたくしの考えがお見通しなのですね。
はい、わたくしもみんなと一緒にお着物でお出かけができる、なんと申しましてもそのことが嬉しいのですわ。
故郷の城館にいた時、メイドの皆がドレスを着せてくれる時も、それは嬉しくはあるのですけれど
「みんなも一緒にドレスを着られたらもっと嬉しいのに。」
とか
「わたしもメイド服でみんなのお手伝いができたらいいのに。」
とか、良く思っておりました。
それを口に出すと
「貴族として、主人として、の自覚が足りない」
と叱られてしまいましたけれど…。

こうして今回皆で着物を着る機会が得られたことがとても嬉しくて。
そして…柚葉さんはお着物の皆の気持ちもちゃんと分かっておられたんですね。
実を申しますと…わたくしは彼らの声まで気づいてはいなかったのです。
魔族の耳は人の耳より敏いもの、などと思い込んでいた自分が本当に恥ずかしい…。
今の柚葉さんのお言葉で、初めて彼(女)らの声に気づきましたわ。

『早く袖を通してほしい。わたしたちは貴方たちを綺麗に見違えさせてあげられるんだから。』

そんな声がわたくしにも聞こえてまいります…。
柚葉さんがいてくださるから、こんな粗忽なわたくしにも気づくことができました。
グリッタちゃんが来てくださったことで得られた大切なきっかけでしたのに、うっかり逸してしまうところ
でしたわ。
ありがとうございます、柚葉さん…。

>…はい、私も自然と心身が引き締まる思いです。
>奥方様、やはりイタリアの闇の眷属を束ねる王妃であらせられるのですね…。

人間界では侯爵夫人ですけれど、魔族界では『無冠の王妃』と言われる、その方が母の本質に近いのでしょう
ね…。
娘のわたくしが申すものもなんですが。
誰かから地位を認められたからではなく、好き放題に振る舞っているようにしか見えないのに、誰もこの方を
掣肘せず、近づく者は誰もが一歩下がって道を譲る…。
あんな奔放でいていいのか、とわたくしには思えるのですが…。

「なあによぉ。
 わたくしが日頃アンタがお世話になっている方にご挨拶しているのにぃ。
 こんな折り目正しく謙虚な母親を、なんかとんでもない放蕩者みたいに言わないでくれるぅ?
 あ、柚ちゃんはいいのよぉ?
 もう、『王妃』だなんてぇ、わたくしの滲み出るような気品をちゃあんと分かってくれるのは貴女だけよぉ。」

柚葉さんの手を取って愛し気に囁かれるのはお控えくださいませ、

「神々の御前だからこれでも控えてあげてるのだけどぉ?
 ねえ、柚ちゃん。
 わたくしを黒真珠に例えてくれるなんてとても嬉しいわ。
 
…昔、わたくしが神様を相手にやんちゃをしていた不良娘だった時にも、わたくしをそのように言って、
わたくしのおバカを少しお直ししてくれた方がいたっけねえ…。
 
貴女は本当に、優しくて聡い子ね…。
 貴女がうちの娘の嫁に来てくれたら本当に安心難だけどなぁ…。」

…なんだかいろいろ仰っているようですが。
柚葉さんに心配をかけないように努めますので、それ以上口説かれませんようにお願いいたしますわ。

>初対面ながら、白鹿さんはすっかりグリッタちゃんの笑顔に魅せられていらっしゃるようです。
>何とも微笑ましい光景ですね。(微笑)

はい、人狼の方と白鹿の神使の方がこんなに仲睦まじくされるなんて、本当に絵になる光景で…。
と申しますか、画家のお嬢様、さっそくスケッチを始めていらっしゃるのですか。
神様の御座所ですので、まずはお許しをいただかないと…。

「ああ、かまわぬ、かまわぬ。
 このように和やかな景色、まことに見ていて飽きぬ。
 その者は優れた絵師なのであろう?
 ぜひ良き絵にしてもらいたい。
 のう、佐保よ。」

「ええ、白鹿に友達ができるなんて嬉しいことだね。
 二人の笑顔を絵に留めておいてくれるのは、願っても無いことだよ。」

(かくて、お嬢様の筆が走るうちにも和やかに時が過ぎていきました。)


564 名前:吸血姫メイド・アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/05/14(Fri) 07:31
訂正でございます。

>貴女がうちの娘の嫁に来てくれたら本当に安心難だけどなぁ…。

×)安心難だけどなぁ…。
○)安心なんだけどなぁ…。

失礼いたしました。

565 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/05/14(Fri) 21:30
皆さん、ヨーグルトは好きですか?ちなみに好みのヨーグルトも教えてください

566 名前:吸血姫メイド・アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/05/15(Sat) 16:04
>>559-560(柚葉さん)

柚葉さん、グリッタちゃん、レイナさん、三姉妹ちゃんたち、皆さんお疲れさまでした。
お陰様で、神々様のもと和やかで素晴らしい春の宴を楽しませていただけました。
わたくしも拙いながらメイドの末席を務めさせていただけましたこと、先輩の皆々に感謝申し上げますわ。

鳥居をくぐって奈良へと帰られる佐保姫様と白鹿さん、とても満ち足りたお顔で良かったですわ。
ただ白鹿さんのグリッタちゃんを見る目が名残惜しそうでしたけれど…。

画家のお嬢様も遅咲きの桜花の絢爛さに大いに刺激されたのでしょう、
絵筆の運びも滑らかに素敵な絵を描いてくださいました。それも二枚も。

一枚は、皆さん揃っての賑やかな宴の絵。
以前pixivで見た『飲めや歌えや大騒ぎ!パーティーを描いたイラスト特集』の絵の数々を思わせる賑々しく
心浮き立つ絵でございます。

そしてもう一枚はグリッタちゃんと白鹿さんが仲睦まじく寄り添った絵、本当にほのぼのと温かい素敵な絵ですわ。

今、お屋敷のアトリエで二枚の絵を同時並行で仕上げるという、離れ業をしていらっしゃいまして、まさに
天才の所業と申せましょう…。
完成が待ち遠しゅうございます。

>ハイビスカスティーをお淹れしました。
>これを飲んで、1日の疲れを癒して下さいませ。

まあまあ、これはまた真紅の鮮やかなお茶ですのね。
素晴らしい…。
そして効能は『疲労回復』『むくみ解消』『美肌』…、
ん…、喉を通るごとに体の疲れが退いていく感覚、真紅の色合いと相まって、とても気持ちが清々しいですわ。

これでまた明日の公民館でのイベントに英気充実して臨めますわね。
柏餅のお餅をこねるコツも練習しておりますので、子どもたちにしっかりとお手本を示せるでしょう。

そしてわたくしも楽しみな読み聞かせ、柚葉さんもお気に入りの「食わず女房」のご希望ですか。
ではでは、この後しっかりリハーサルいたしませんと。
それに「節句のたんぼすき」「鯉のぼりのはじまり」も追加ですのね。
こちらはわたくしも初めてのお話ですね。

…というわけでさっそくお手本を鑑賞させていただきました。
「まんが日本昔ばなし」の「節句のたんぼすき」。
「絵本読み聞かせ」の「鯉のぼりのはじまり」。

「節句のたんぼすき」はドキドキさせられますわ。
禁忌を破ってしまったがために神様の怒りに触れた若者がどうなってしまうのか、と。
結果は…ホッといたしました。
あれは家畜にも感謝を忘れてはならない、という教えでしたのかしら…。
節句という季節の巡りの節目の日に、他者への感謝を思い起こす、良きことだと思いますわ。

そして「鯉のぼりのはじまり」には子供が儚くならないように、といういつの時代も変わらない親御さんの
切なる願いが籠められていて、胸が痛くなりました…。
子どもの日にこそ親の愛もまた思い出されるべき、と思わされましたわ。

>イベントの進行上、差し支えなければ私もこれらの読み聞かせをさせて頂きたいと思います。

ステキな物語をありがとうございます、柚葉さん。
もちろん柚葉さんに読み聞かせいただくのは嬉しいですわ。
当日グリッタちゃんもご参加なさるのでしたら、一話ずつ三人で分担して読む、ということも考えられましょうか。
もちろん、柚葉さんのご判断こそ最優先でございますわ。


567 名前:吸血姫メイド・アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/05/15(Sat) 18:22
>>561(グリッタちゃん)

>えへへ…。(赤面)
>あれから実は、文通する約束しちゃいましたっ♪
>帰ったら、佐保姫様の神社宛にお手紙を書きますね。

まああっ、それは素敵なことでございます。
白鹿さん、グリッタちゃんの『にぱ♪』に真っ赤になってお口をもぐもぐされていましたが、お二人の心がもう
そんなにも通じ合っていたなんて!

>それからまとまったお休みがあれば、奈良にも行ってみたいなあ。
>夕方の紅く染まる奈良の町の風景って、趣がありますよね。

それは宜しゅうございますね。
奈良はわたくし未だ行ったことはございませんが、イタリアに居りましたときから
『柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺』
という有名な一句を聞いて、短い詩形の中に籠められた色鮮やかな秋の風景に想いを馳せておりました。
グリッタちゃんの仰る美しい奈良の町の風景をぜひ訪ねてみとうございます。

その気になれば、先ほど佐保姫様方がなさったようにこちらの鳥居からあちらの鳥居へと異空間を通って
すぐに参れましょうが、やはり旅情を感じるには鉄道の旅がよろしいかしら?
ぜひグリッタちゃんと白鹿さんの逢瀬の旅にお供させてくださいませ。
その時はまた季節に合ったお着物をご用意させていただきますわ。

>はい、是非とも腕を振るわせて下さいっ!
>柚葉さん、必要な材料や道具の準備、ありがとうございました。

わあ…、グリッタちゃんお手製のクロワッサンでございますか。
今いらっしゃるパン屋様で仕込まれた手腕を味わわせていただけるなんて素敵です!
あの美しい三日月形のフォルムがわたくしの前に…ウットリですわ。

>わぁ♪面白そうですね!私も是非参加させて下さいっ!
>アーチェロさんは本の読み聞かせのお姉さんなんですね。
>きっと優しくて、素敵な先生なんだろうなぁ〜。

ああ、そんなことを仰られますと、今から目の前に子どもたちが沢山座っている光景が思い浮かんで、胸の高鳴りが
抑えられません。
吸血鬼のわたくしの前に恐れることなく子どもたちが座って話に聞き入ってくれる、わたくしにとって本当に
感慨深いです。
…と、わたくしときたら、今から有頂天になっていてどうするのでしょう。
子どもたちにちゃんと耳を傾けてもらえるよう、今夜もしっかり朗読のお稽古ですわ…。

>子どもたちの中には、アーチェロ先生が初恋のお姉さんになっちゃってる男の子が
>いると思いますよ。うふふ♪

はううっ!
お、お願いでございます、グリッタちゃん、これ以上わたくしを舞い上がらせないでくださいませ。
昔の故郷では、少し人間の男の子と話をしただけで
『うちの子どもをたぶらかすつもりか、吸血鬼めが!』
と面罵されたこと一再ならず…。
正に文字通り隔世の感がありますが、明日こそはこの夢のような幸せを静かに噛みしめたいのです。
わたくしのごとき者に思いを寄せてくれる男の子がいたらと想像すると、それはまことにありがたいですが。
今は虚心坦懐に物語と向き合い、子どもたちを楽しい世界へといざなう案内人役であることを肝に銘じていたいです…。

(一夜明けまして朝食のテーブルに着きましてございます。)

…すばらしいですわ、グリッタちゃん。
ああ、芳しい香りが胸いっぱいに満ちてまいります。
パンの香り、トマトサラダ、ハムエッグ、コーンスープ…。
色とりどりのお食事がわたくしを手招きしております。
それではグリッタちゃんの心籠ったメニューの数々、いただきます…。

ああ、このパンの焼き具合、やわらかでフカフカで、噛むたびに芳香が鼻をくすぐります。
ハムもキャベツもトマトも素材の繊細な味わいがパンの程良い甘味としっかり溶け合って舌に馴染んで蕩けます。
一噛みするごとにグリッタちゃんの繊細な調理の妙を感じますわ。

ありがとうございます、グリッタちゃん。
本当に美味しゅうございました。
この美味しいお食事を活力に、本日の公民館での子どもたちとの交流もしっかりと果たしてまいりますわ。


568 名前:吸血姫メイド・アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/05/15(Sat) 20:34
>>565

はい、ヨーグルトは大好きでございますよ。
美味しい牛乳から作られた、コクのある酸味は爽やかで、舌の上でフルフルと震える食感が魅惑的で、喉越しが
心地良くて…。
食するタイプも良いですが、飲むタイプもすっきりした口当たりが素敵でございます。

ご近所のコンビニで売っている品々も十分美味しゅうございます。
最近は種類も多く効能もいろいろ書かれていて体を内からきれいにしてくれると感じれば、いただく気持ちも
さらに増しますわ。

ですが、一つだけ特に推しの銘柄を上げるとしましたら、
『伊都物語』
これでございますわ。
最初はこの名前がわたくしの故国の懐かしの都市を思い出させて嬉しかったのですが、試しに購入してみた
ところ、その妙なる滋味にすっかり魅せられましたわ。
大切に育てられた乳牛さんからいただいた乳をこれまた独自の製法で精製したという搾りたての味わいに
仕上げられた深い味わいが大のお気に入りになりました。

ですが、ヨーグルトの食し方はそれ単体でいただくだけではございません。
日本が誇る発酵飲料の雄・甘酒を使った『ホットヨーグルト甘酒』、白玉や苺、バナナなどにヨーグルトを
かけた『ヨーグルト白玉』、ヨーグルトにお抹茶をかけたシンプルな『ヨーグルト抹茶』…、いろいろな組み
合わせでまた美味しくいただけるのですよ。

どれも今家にある材料ですぐにできますわ。
『伊都物語』を使ってご主人様に今作ってさし上げますので、少しお待ちくださいませ。

余談ですが、最近はさらにヨーグルトの素晴らしさを再認識いたしました。
最近よく見ているアニメの一つに「はたらく細胞」がございますが、二期では可愛らしい乳酸菌が体のために
頑張って悪玉菌をやっつけてくれていますわ。
ヨーグルトをいただくたびにあの子たちを体に摂り入れると思うと、なんだか嬉しくなってくるのですよ。


569 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/05/17(Mon) 18:33
>>561(グリッタちゃん)
>>566-567(アーチェロお嬢様)

>あれから実は、文通する約束しちゃいましたっ♪
>帰ったら、佐保姫様の神社宛にお手紙を書きますね。

まあ、それは良かったですね。
こうして佐保姫様と白鹿さん、グリッタちゃんの間に新たな縁が、絆が生まれていくのでしょう。
今は便利な連絡手段が幾つも生まれておりますが、手書きのお手紙こそやはり一番素敵だと思うのですよ。

私も素敵な思い出が出来た時には、必ず実家に手紙を書くようにしております。
佐保姫様、グリッタちゃんと過ごした思い出はきちんと両親に手紙で伝えましょう…。

>その気になれば、先ほど佐保姫様方がなさったようにこちらの鳥居からあちらの鳥居へと異空間を通って
>すぐに参れましょうが、やはり旅情を感じるには鉄道の旅がよろしいかしら?

うふふ…。(微笑)
想像しただけで、楽しくなって参りますね。
お嬢様とは以前、京都を旅した事があるのですよ。
次はグリッタちゃんも一緒に奈良の旅…。
是非とも実現したいものですね。

もしお嬢様と私達お屋敷の一同、そしてグリッタちゃんの予定さえ合えば
是非ともセッティングさせて下さいませ。
その際には、きっと奥方様もご一緒に…。

>一枚は、皆さん揃っての賑やかな宴の絵。
>そしてもう一枚はグリッタちゃんと白鹿さんが仲睦まじく寄り添った絵、本当にほのぼのと温かい素敵な絵ですわ。

ええ、私も完成が待ち遠しいです。
ですが、ご無理は禁物。
画家のお嬢様のためにすぐに紅茶(ハイビスカスティー)の準備を致します。
少し疲れを癒した上で、また創作に取り組んで頂きたく存じます。

(アトリエから戻りました)

アーチェロお嬢様、2枚の絵は8割方完成し最後の仕上げに取り掛かっておられるそうです。
はあ…一目見ただけで癒される、ずっと見ていても飽きない素晴らしい出来栄えでした。
あのお嬢様、私達とお知り合いになってから実に多くの作品を描かれてきましたが
そろそろ個展を開いてもおかしくないだけの数を仕上げておられるかと思いますね。

そうなりましたら奥方様からお話が来るかと思いますが、一度実現してほしいものですね。

(翌日の朝食の時間です)

さてと、早朝のお仕事はこれで終了ですね。
それにしても、外からでも分かるこの香ばしい香り…。
いよいよ、グリッタちゃんのパンのお披露目ですね。
うふふ…何だか足取りが弾んでしまいます。
(さりげなくスキップで食堂に向かいます)

え?お嬢様?いえいえいえ、何でもありません!
…少々、はしたない姿を見られてしまいましたね。(汗)
グリッタちゃんのパン、昨晩から私も楽しみで…。
その香ばしい匂いに嬉しさが込み上げてきて…。(赤面)

それでは改めて、グリッタちゃん、朝食の準備を有難うございました。
では、頂きます…。

はあ…グリッタちゃんの丹精込めて作られたパン、ふわふわで本当に美味しいです。
何と申しましょうか、グリッタちゃんをもふもふした時の温かさと柔らかさが
この身に感じられてくるようです。
改めて、グリッタちゃんが作ったものだという事を実感致します。

>もしご希望であれば、クロワッサンやバターロールはハムとキャベツ、卵を挟んで
>サンドにも出来ますので、遠慮なく申しつけて下さいね。

そのまま食べても十分に美味しいのですけど、サンドも捨て難いですね。
ではグリッタちゃん、御言葉に甘えて、お願いできますか?

(一旦切ります)

570 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/05/17(Mon) 19:33
(続きです)

>ステキな物語をありがとうございます、柚葉さん。
>もちろん柚葉さんに読み聞かせいただくのは嬉しいですわ。

はい、お嬢様にも気に入って頂けたようで何よりです。
ちょっとハラハラドキドキな「食わず女房」
きちんと大人になるための教訓めいた「節句のたんぼすき」
親御さんのお子様の健やかな成長を願う思いの込められた「鯉のぼりの始まり」
5月の読み聞かせに、相応しいものが揃えられたと思います。

そういえば私がこのお屋敷に来て間もない頃、「食わず女房」を三姉妹さんにしてあげた所

「まさかお姉様が髪を解くと、口があったりするの!?」

と、怖がられた事がありましたね。
あの後3人とも、部屋の隅で震え上がっちゃって…。(意地悪な笑み)

三姉妹さん:「柚葉お姉様の意地悪〜!」

あらあら、ごめんなさい、ちょっと調子に乗り過ぎたかしら?(微笑)

>子どもたちの中には、アーチェロ先生が初恋のお姉さんになっちゃってる男の子が
>いると思いますよ。うふふ♪

まあ、グリッタちゃんったら…。(微笑)
私も何度か読み聞かせの会にはご一緒させて頂いているのですけど、
的外れというわけでもありませんよ?

兎も角、グリッタちゃんにも参加を快諾して頂いて何よりです。
子ども達に喜んでもらえるよう、共に頑張りましょう。
では改めて、朗読の練習を…。

それでは子どもたちにとっては怖いお話は正に花形。
「食わず女房」はアーチェロお嬢様に担当して頂けますか?
私は「節句のたんぼすき」を、そしてグリッタちゃんは「鯉のぼりの始まり」を…。
ちなみに「鯉のぼりの始まり」は有名動画サイトでも見る事が出来ますわ。
一度鑑賞しておくと、より朗読がし易くなりますよ。

>>568

ヨーグルトですね?
普通に召し上がっても美味しいのですけど、スイーツやデザート作りにも重宝する
お屋敷の食生活に欠かせないものですね。

市販のものでしたら、「明治ブルガリアヨーグルト」ですね。
実家にいた頃から、砂糖抜きでよく食べていました。
砂糖を入れても美味しいのですけど、そのままの酸味がまた癖になるのですよ。
そういえば砂糖の添付が終了して大分経つのですが、味は一層美味しくなったと思います。

それからお嬢様の紹介なさっている『伊都物語』。
これはお嬢様から教えて頂いたのですけど、これも大好きな商品になりました。
今は定期的に配送して頂いております。
確か残りのストックは…。もう無くなりかけておりますね。
明日また届く予定なので、楽しみに待ちましょう。

571 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/05/18(Tue) 21:41
(翌日の公民館で)

皆さん、おはようございます。
中にはご家族での予定がある子もいたかも知れない中、こうして集まってくれて
本当に嬉しく思います。

今日は柏餅作り、鯉のぼりのお披露目、5月の絵本の読み聞かせを楽しんでいって下さいね。
その前に、今日は素敵なゲストの方を紹介したいと思います。
GWの間、アーチェロお姉さんのお家にメイドさんとして来て下さったグリッタお姉ちゃんです。

今日はグリッタお姉ちゃんも、皆さんのお手伝いをしてくれます。
それでは一緒に、頑張りましょうね。

(まずは鯉のぼりのお披露目です)

皆さん、学校の宿題や習い事などもあってお忙しい中、
昨日まで鯉のぼり作りを手伝ってくれて本当に有難うございました。
お陰様で今日は本当に快晴になり、鯉のぼりさんも気持ちよく空を泳ぐ事が出来ます。

(自治会の皆様によって、無事鯉のぼりが上がりました。)

この街の地域の方々が、子どもたちの集まりや行事を今尚大事にしてくれているのは
実に良いものですね。
この手作りの鯉のぼり…。子どもたちの頑張りの結晶ですもの。
皆で協力して一つのことを成し遂げる事の喜びと大切さ、ずっと忘れないでいてほしいですね。

それでは皆さん、お部屋に戻りましょう。
鯉のぼり作りを通して、皆で協力して頑張ったり何かを作ったりする事の喜びを知ったと思います。
でも、なぜ子どもの日に鯉のぼりを飾るのかを知らない子も多いのではないでしょうか?

今日は鯉のぼりについて分かる本、それから5月の節句について分かる面白い話、それから怖いお話も紹介します。
アーチェロお姉さん、グリッタお姉さん、それから私の3人がこれから本を読んでいきますので、じっくり聞いて下さいね。

(絵本の読み聞かせの後は、親御さんたちも一緒に柏餅作りになります)

572 名前:人狼メイドグリッタ ◆1hgZO.RI 投稿日:2021/05/20(Thu) 18:17
>>565

私もヨーグルトは好きですよ。
宅配で「明治プロビオヨーグルト」の飲むタイプと、食べるタイプを
良く届けてもらってました。

朝早起きしてお外を掃除してる時に、宅配の方とご挨拶するのって気持ちがいいんですよね。
それに美味しくて健康にもいいし…。

お引越しして落ち着いたから、また注文を再開しようかな?

>>567(アーチェロさん)
>>569(柚葉さん)

良かった〜♪
アーチェロさんたちにも喜んでもらえて♪

>ではグリッタちゃん、御言葉に甘えて、お願いできますか?

はい、サンドですね。少々お待ち下さい。
柚葉さんたちが材料も良いものを揃えておいてくれましたので、
より一層満足のいくものが作れました。

パンもワッフルも、やっぱり焼き立てが一番美味しいですよね。
焼き立てのパンを美味しいっていってもらえる瞬間、作り手としては一番嬉しいひと時ですね。

たくさん焼きましたから、遠慮せずに食べて下さいね。
あ、でもこれから公民館で柏餅作りもするんでしたね。
食べ過ぎちゃうと、ちょっと苦しいかな?

では残りのパンはきちんと保存しておきます。
幾つかは卵とハム、レタスを挟んでサンドにしておきますので
夜食などでも召し上がって下さい。

それじゃ食べ終わったら、お出かけの支度ですね。
あ、和菓子作りとかするんでしたら、メイド服のままでも良いですか?

573 名前:人狼メイドグリッタ ◆1hgZO.RI 投稿日:2021/05/20(Thu) 18:30
>>570-571(柚葉さん)

>ちなみに「鯉のぼりの始まり」は有名動画サイトでも見る事が出来ますわ。
>一度鑑賞しておくと、より朗読がし易くなりますよ。

分かりました。早速視聴してみたんですけど、なるほどって思いましたね。
滝を昇る鯉は龍になるっていうのは私も聞いたことがありますけど、
落ちてくる滝の水の強さにも負けずに昇っていくような、
強い男の子に育ってほしいっていう意味が込められてるんですね。
鯉の滝登りの掛け軸も、鯉のぼりも共通した意味をもっているのかな。

今では動画サイトでも、昔の紙芝居とか絵本の朗読が見られるのは便利ですね。
でも、やっぱり先生やお兄さんお姉さんが目の前で気持ちを込めて読んでくれるのを見るのが一番だと思います。
気持ちがこもっている分、子どもたちにもそれが伝わりますから。

それじゃ、「鯉のぼりのはじまり」は私に任せて下さい。

>その前に、今日は素敵なゲストの方を紹介したいと思います。
>GWの間、アーチェロお姉さんのお家にメイドさんとして来て下さったグリッタお姉ちゃんです。

初めまして皆さん、アーチェロさんのお屋敷でお世話になっているグリッタです。
普段はこの格好で色々なお家でメイドさんをしていたり、パン屋さんとかで働いたりしています。
今日は皆さんのために、色々とお手伝いをさせて下さい。
それじゃ、よろしくお願いしますっ♪

え?この尻尾と耳ですか?
いえ、これはアクセサリーやカチューシャじゃなくて本物ですよ♪
え〜?触りたいんですか〜?
うふふ、触ってくれるのは構いませんけど、それはもうちょっと後にして下さいねっ♪

>(まずは鯉のぼりのお披露目です)

わぁ♪みんな今日までにこんなに素敵な鯉のぼりを作っていたんですね。
みんなも学校の宿題とか部活動とかで忙しいのに、えらいえらい♪
(子どもたちの頭をなでなで)

きゃ〜♪さっそく尻尾とかもふもふされちゃう〜♪
あはは…私は全然いいですけど、今は鯉のぼりさんを見てあげて下さいね。
ほら、青い空をこんなに元気に泳いで…。
柚葉さんの言うとおり、みんなで頑張って何かを作るって本当にいいものですね。

574 名前:人狼メイドグリッタ ◆1hgZO.RI 投稿日:2021/05/20(Thu) 21:11
>>566

>一枚は、皆さん揃っての賑やかな宴の絵。
>そしてもう一枚はグリッタちゃんと白鹿さんが仲睦まじく寄り添った絵、本当にほのぼのと温かい素敵な絵ですわ。

1枚目の絵は、1月にアーチェロさんの学校の皆さんと過ごした時を思い出しますね。
沢山の人たちを描くのって大変なのに、一緒に過ごした後でもあんなに正確に皆さんの様子や特徴を捉えて描けるなんて
本当に凄いですね。
アーチェロさんのお母さんが認めてる方ですから、きっと凄い画家になるんだろうなあ。

もう一つの絵は…。
えへへ、嬉しいです…♪
白鹿さんと私の絵までわざわざ描いてくれるなんて…。

この絵をどうするかはお姉さんの判断だと思いますけど、出来れば白鹿さんと佐保姫様に届けてあげたいなあ…。
アーチェロさん達と一緒に、奈良へ行く機会があれば…。
きっと佐保姫様もお喜びになると思います。

あ、いけないいけない。
感心してばっかりじゃなくて、ちゃんとメイドさんとしてお仕事しなきゃ。
すみません、またお台所をお借りします。

(約1時間後)

お姉さん、少し休憩した方がいいですよ。
良い作品を仕上げるためにも、身体を大切にして下さいね。
今、パウンドケーキを焼いてきました。
柚葉さんの紅茶と一緒に、召し上がって下さい。
疲れた身体には、適度な当分補給が必要です。

もし他にも欲しいものがありましたら、遠慮なく言って下さいね。

575 名前:吸血姫メイド・アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/05/21(Fri) 07:34
>>569(柚葉さん)

>次はグリッタちゃんも一緒に奈良の旅…。
>是非とも実現したいものですね。

ええ、また我が家の皆と、そしてグリッタちゃんと、思い出を積み重ねる素敵な機会になることでしょう。
グリッタちゃんの笑顔が育んだ縁を、わたくしも一緒に大事にしてまいりとうございます。

去年のGMW、年始の流星群観望、そして二度目のGMW…。
イヴェントを重ねていくたびに縁が深まってまいることが本当に嬉しいですね。

>もしお嬢様と私達お屋敷の一同、そしてグリッタちゃんの予定さえ合えば
>是非ともセッティングさせて下さいませ。

ありがとうございます柚葉さん、京都に続いてまたお世話になってしまいますけれど。
柚葉さんにお任せできれば、何一つ気兼ねなくこのくにの『まほろば』…『素晴らしい場所』を満喫できましょう
から。
どうかよろしくお願いいたしますね。

>その際には、きっと奥方様もご一緒に…。

…はい、もはやそれも覚悟の上…いえいえ、画家のお嬢様やサライ様もご一緒ですもの。
さらなる楽しい旅になること間違いありませんとも。
こうして幾重にも新たに縁を結んでいけるこの街こそ、わたくしにとっての『まほろば』でございますわ。

>アーチェロお嬢様、2枚の絵は8割方完成し最後の仕上げに取り掛かっておられるそうです。
>はあ…一目見ただけで癒される、ずっと見ていても飽きない素晴らしい出来栄えでした。

お嬢様の筆が乗っているようで、何よりですわ。
わたくしは完成するまで様子を見に行くのは控えましょう。
以前でしたらお料理をお届けしてエネルギー補給をさせていただきましたけれど。
今はサライ様がそのお役目を担っていらっしゃるから大丈夫ですわ。

>そろそろ個展を開いてもおかしくないだけの数を仕上げておられるかと思いますね。

まあ、それは良い考えですね。
お嬢様の作品をたくさんの方に見ていただきたいです。
わたくしたちを描いた作品が展示されるのは気恥ずかしゅうございますが。
グリッタちゃんを描いた作品は、あの『にぱ♪』で子どもたちをもきっと魅了するでしょう。

恐らくご自宅の方にも多くの絵や彫刻があるはずですから、それらと合わせて個展を開いては、とそれとなく
伺ってみましょうか。
そのおつもりがおありなら、お嬢様の作品にふさわしい良い画廊も探しておきたいですね。

(翌朝でございます)

あらあら、柚葉さん足取りの軽やかでなんだか可愛らしいですわ。
いえいえ、はしたない、だなんてとんでもございません。
わたくしもあの香ばしい匂いに、ステップを踏んでしまいましたもの。
さすがはグリッタちゃんのパンですね。
パンはパンでもギリシャ神話の神様の『パン』の如く、わたくしたちの心を浮き立たせ踊らせてしまう、そんな
魅力を持っているようですわ。

では、今日の朝餉はジョヴァンニ・ベリーニの描く『神々の祝宴(バッコス祭)』の如く楽しくいただき
ましょう…。

(申し訳ございません。いったん切らせていただきます。)


576 名前:吸血姫メイド・アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/05/21(Fri) 23:28
>>570(柚葉さん)

>そういえば私がこのお屋敷に来て間もない頃、「食わず女房」を三姉妹さんにしてあげた所
>「まさかお姉様が髪を解くと、口があったりするの!?」
>と、怖がられた事がありましたね。

あらあら…、『綺麗な薔薇には棘がある』、わたくしたち吸血鬼にも伝わる箴言をあの子たちも知っていたの
かしら?
そういえば有名な小泉八雲翁の『雪女』を読み聞かせて上げた時も、あの子たちは震えていましたわね。
美しい存在はときに相手の心の深いところの情動を揺さぶりますものです。
それが憧れの対象ならなおのこと、己の心に収まりがたい深淵を心に感じてしまうのでしょう。
でも今は柚葉さんのお優しさや親しみやすさも知っていますから、あんなふうに怯えることもないでしょう
けれど。

でも、柚葉さんがそんなに子供を怖がらせる演技力があるとは存じませんでしたわ。
夏になりましたら、また町内会の企画で『納涼肝試し会』が催されますから、ご一緒におばけを演じられたら
嬉しいですわ。
いえ、わたくしはもともとが『おばけ』なのですけれど、どうも子どもに怖がってもらう自信が無くて。

>私も何度か読み聞かせの会にはご一緒させて頂いているのですけど、
>的外れというわけでもありませんよ?

もう、柚葉さんまで…。
子どもたちにしてみましたら、こんな何百年も昼行燈をしているのんびり吸血鬼が想い人になったりするもの
でしょうか…。
もちろん幼心に少しでも慕情の想いを灯してもらえたのでしたら光栄ですけれど。
…なんだか、お二人でちょっと胸がドキドキしてしまいますが、いけませんね、今は読み聞かせのことを
しっかり考えませんと。

>それでは子どもたちにとっては怖いお話は正に花形。
>「食わず女房」はアーチェロお嬢様に担当して頂けますか?

まあまあ、大役を仰せつかってしまいましたね。
これは責任重大でございます。
しっかり読み聞かせして子どもたちにハラハラドキドキしてもらえるように頑張りますわ。
三姉妹たちを怖がらせた柚葉さんに負けないように、もてる力を尽くしてご覧に入れましょう…。


577 名前:吸血姫メイド・アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/05/22(Sat) 20:49
(申し訳ございませんが、お返事の順番を変えさせていただきます。)

>>572(グリッタちゃん)

ふう…、美味しいパンを堪能させていただきました。
わたくしもメイドの素養としてパン生地をこねてパンを焼いたりもしましたが、これは同じ材料から作られた
とは信じられないほどの馥郁として心をウットリとさせてくれる、美味しい美味しいパンでございました。
もとより付け焼刃のわたくしなど比較の対象でないのは承知しておりますが。
グリッタちゃんのその手は何か魔法の手のようで。
植物を育てるのが上手な手を『緑の手』ということがございますが、グリッタちゃんの手はこんがり焼かれた
パンの色合いに例えて『黄金の手』と申したくなりますわ。
もっといただきたいですが、柏餅のことを考えて残念ですがここまでにさせていただきましょう。

>それじゃ食べ終わったら、お出かけの支度ですね。
>あ、和菓子作りとかするんでしたら、メイド服のままでも良いですか?
そうですわね、わたくしも柏餅づくりがありますからメイド衣装も用意してまいりましょう。
GMWもまさにたけなわ、子どもたちを歓待するため、あらためてメイド衣装に身を包みご奉仕の心で事に
当たりましょう。

でも読み聞かせの時のために、皆の分の和装も用意させていただきますね。
どうかよろしくお願いいたしますね…。


578 名前:吸血姫メイド・アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/05/22(Sat) 21:45
>>574(グリッタちゃん)

>アーチェロさんのお母さんが認めてる方ですから、きっと凄い画家になるんだろうなあ。

「うふふふ…、グリッタちゃんったらよく分かってくれてるじゃないのぉ。
 レオやミケも、最初に習作を見た時に『これは伸びる』と思ったけどね、あの娘にも同じ
くビビッときた
から、ほんとこれからが楽しみよねぇ。」

『レオ』に『ミケ』…、何となく誰だか想像がつきますが、聞き返すと話が止まらなくなり
そうですから、
スルーいたしましょう…。

「だけど、それもあの娘のお腹を満たしてくれるメイドがいてこそよねぇ。
 サライにはこれからも頑張ってもらわないとぉ。」

「ああ…、グリッタ先輩みたいなできた人が身近にいると、頑張んなきゃな、って思うし。
 少なくとも飯がうまいメイドって言われるように努力するよ。」

>もう一つの絵は…。
>えへへ、嬉しいです…♪
>白鹿さんと私の絵までわざわざ描いてくれるなんて…。

よかったですわ、グリッタちゃんが気に入られて。
これでまた素敵な縁の記念の絵が増えました。
ではこの絵はグリッタちゃんのお部屋に飾っていただくということになるのかしら?

>この絵をどうするかはお姉さんの判断だと思いますけど、出来れば白鹿さんと佐保姫様に届けてあげたいなあ…。

「これは、グリッタさんにあげる絵。
 だから、グリッタさんが決めてくれてかまわない…。」

では、皆で奈良旅行に行くときにぜひお届けいたしましょうね。
これでいよいよ奈良旅行は確定かしら。
すてき、楽しみですわ…。

>今、パウンドケーキを焼いてきました。
>柚葉さんの紅茶と一緒に、召し上がって下さい。

「わたし…、すごくお腹空いてた?
 美味しそう…、食べるのが楽しみ…、ありがとう…。」

グリッタちゃんのケーキと柚葉さんの紅茶と。
これはまた何とも贅沢なティータイムでしょう。
画家のお嬢様も絵を描いているときの憑かれたような真剣なお顔から、心から寛いだお顔へ変貌されて
頬張っていらっしゃいます。
これこそが真のメイドの為せる業なのでしょうか。
もてなされた方の本当に嬉しそうな表情…、これこそがメイドだけが得られる醍醐味なのでしょうね。


579 名前:g1SPxrtM 投稿日:2021/05/23(Sun) 09:58
Name=久我原雪姫(くがはらゆき)
Sex=女
Age=見た目19歳、実年齢400歳
Appearance=イギリス人の先祖返り。日本人離れした金髪碧眼で、金髪をポニーテールにしている。
代々吸血姫のお世話をする魔法使いの一族である久我原家の生まれである。
容姿の続き
着ている服はイギリスメイドの服装


580 名前:吸血姫メイド・アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/05/23(Sun) 12:13
>>571(柚葉さん)

(いよいよ、公民館での読み聞かせに臨むときが参りました。)

ああ、緊張しますわ…。
柚葉さんが子どもたちと親御さんにご挨拶なさっています。
にこやかに、堂々と、良く通る涼やかなお声で…、あれも大学での修学の成果でしょうか。
子どもたちのワクワク顔、期待が高まっているのが見て取れますわね。
そして、にぱっ♪と笑顔で挨拶しているグリッタちゃんに見惚れています…。

…さて、皆様に交じってニコニコしていらっしゃるお母様、何をお考えなのかしら?
数日前に仰られていましたね。

『柏餅の材料はうーんとたくさん用意しておいてねぇ。
 実はわたくしの知り合いが当日来られることになってねぇ。
 彼女にも食べさせてあげたいのよぉ、
なにせとっても健啖な人だからぁ。』

今、お母様の隣にいらっしゃる大きなつば広の帽子をかぶって顔が隠れている方かしら?
『あんたも知ってる人よぉ。』
とお母様が仰っていたけれど…、どなたかしら?

(子どもたちお手製の鯉のぼりがお空にはためいています)

>お陰様で今日は本当に快晴になり、鯉のぼりさんも気持ちよく空を泳ぐ事が出来ます。

はい、五月の風に力強く泳いでいますね。
子どもたちが本当に頑張って作った鯉のぼり、まるで生命を得たように元気でございます。
綺麗に塗られたカラフルな鯉のぼりたち…、子どもたちに作ってもらえたことのお礼の気持ちを表したいが
ため、思い切り元気な姿を見せているかのようですわ。

>この街の地域の方々が、子どもたちの集まりや行事を今尚大事にしてくれているのは実に良いものですね。

ええ…、子どもの日は子どもたちの健やかな成長を願う日でございます。
その趣旨を大事にして大人の方々がしっかりと子どもたちが楽しむ行事を企画し催す…。
このお心をずっと続けていってほしいですね。

>皆で協力して一つのことを成し遂げる事の喜びと大切さ、ずっと忘れないでいてほしいですね。

はい、人と人とが縁を結ぶそのことを自身の体験からしっかり心に刻む、とても良き今日の日です。
きっとその喜びは子どもたちの心に残っていくことでしょう。

わたくしも、ずっと長くこの命が続いていくのなら、何時の時代の子どもたちもそうであり続けるように
お手伝いしてまいりたい…。
それがきっと吸血鬼として生を享けたこの身の歓びとなるだろうから。

>今日は鯉のぼりについて分かる本、それから5月の節句について分かる面白い話、それから怖いお話も紹介
します。

さて…、いよいよですわ。
練習をしてまいりました読み聞かせ、「食わず女房」を語るといたしましょう。

(申し訳ございません、いったん切らせていただきます。)


581 名前:吸血姫メイド・アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/05/23(Sun) 13:48
>>571(柚葉さん)(つづきでございます)

むかしむかし、ある村の村はずれに一人の若者が住んでおりました。
その若者は、とてもけちんぼだと評判でした。
「お前もそろそろ嫁をもらわんか?」
と村人がすすめても、
「めんどうじゃから、そんな者はいらん。
 だけど、飯を食わない嫁ならもろうてもええな。」
と答えて、あきれられる始末でした。

ある日一人の若い女が訪ねてまいりまして
「わたくしはご飯を食べませんので、お嫁にして下さい。」
と申しました。
若者は
「そうか、それなら嫁にしてやってもええ。」
と喜んで、その女をお嫁さんにしました。

そのお嫁さんは、若者のために三度のご飯を作っても、本当に自分はただ黙ってご飯を他所って差し出す
ばかりでした。
若者は
「ええ嫁をもろうた。飯を食わずに元気で働く、ほんに良い嫁をもろうた。」
と喜んでおりました。

ですが奇妙なことに、お嫁さんが来てから米びつの米がどんどん減っていくのです。
若者は不思議に思って、ある日畑仕事に行くふりをして、こっそり戻ってきて天井裏に隠れると、お嫁さんの
様子をじっと眺めておりました。

そうしましたら、お嫁さんは米びつの米を大釜にどさっと入れてご飯を炊き始めました。
ご飯が炊けると、大釜から取り出しておにぎりを作り始めました。
たくさんたくさん作りますと、頭の髪の結いを解きました。
するとどうでしょう、頭のてっぺんに大きな口がぽっかりと空いているではありませんか。
お嫁さんはその中におにぎりを次々と入れて食べ始めたのでした。
どんどんどんどんおにぎりを放り込んで、とうとう全部食べてしまいました。
お嫁さんは、なんと妖怪『二口女』だったのです…。

若者はびっくりしました。
あわてて屋根裏部屋からこっそり出ていき、何食わぬ顔で戻ってきますと
「まことにすまぬが、お前、里に戻ってはくれないか?」
と申します。

お嫁さんは驚くこともなく
「はい、お前様がそうおっしゃるなら ― 」

(あ、あら、なんでしょう、急に視線を感じてまいりました。
 …お母様、なぜか表情を消してこちらをご覧になって。
 それに、隣の女性が髪に隠れた奥の瞳が射すような視線を…?)

「…いいえ、そのようなことを仰られても困ります。
 わたくしはずっとお前様のお傍にいたいのです。」

(ええっ、わたくしなぜ、このようなことを言っているの?)(汗汗)

若者が
「聞き分けの無いことを言わんでくれ、俺はお前と一緒にはおられん。」
と言いますと、お嫁さんはしょんぼりして
「分かりました。わたくしは出ていきます。
 ですが、里への土産に大きな樽を一つください。」
そう言いますので、若者がそれならといちばん大きな樽をかついできました。
と、お嫁さんは若者を担ぎ上げると樽の中に放り込み、樽を担いで家の外に走り出ました。

(申し訳ございません。さらにつづきます。)

582 名前:吸血姫メイド・アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/05/23(Sun) 14:11
>>571(柚葉さん)(さらにつづきでございます)

お嫁さんは走りながら
「米を食われて嫌なら、山の中に棲もう。
 山には木の実、草の実、獣もたくさんいる。
 いくらでも腹いっぱい食わせてやる
二人でずっと暮らそう。」
と、そう申しました。

そうしましたら森の中から木霊のように声が響きました。
「生きのいい人間を連れてきたのに、独り占めはさせん。
 そいつはみんなで食うのじゃ。」
そう言って目の前に次々と怪しい影が ― 多くの二口女が現れ立ちふさがったのです。
お嫁さんは腕を振るうとすごい力で二口女たちをなぎ倒し、なおも走り続けました。

若者はとっさに樽から飛び出すと、走って走って、近くの沼に転がり落ち、丈の高い草の間に隠れました。
遠くから叫び声、打ち合う音が聞こえてきましたが、やがてそれも静まりました。

若者がじっとしていると、足音が近づいてきます。
それはお嫁さんのものでした。
草むらの隙間にじっと目を凝らしたお嫁さんは言いました。

「山の中ならお前様に食べ物のことで苦労をかけないと思ったが、どうやら仲間の者たちがほおっておいて
くれぬようじゃ。
 もう村に帰ってくれていい。
 すまなかったな、こんな妖怪の相手をさせてしもうて。」

「ちがう!」

若者は大声で答えました。

「俺が小さい時、俺の村はひどい不作で大勢飢え死にした。
 俺の父母も…。
 俺一人、他所の村の親族に助けられかろうじて生き延びた。
 この村だって貧しく、いつ不作で多くの人が死ぬかもわからぬ。
 そんな場所で女房子供を持って、いつか食わせてやれない日がくるのが怖かったのだ。
 お前は優しくて良い嫁だった…。」

そう言うと、お嫁さんは優しい顔になって言いました。

「そうか…。
 一つ、教えておこう。
 お前様が今隠れているその草は『菖蒲』と言ってな、魔除けの力がある。
 それを持って帰るがいい。
 それを植えておけば、仲間たちも手が出せまいよ。」

それから寂しげに

「昔、人の子のふりをして出歩いて迷子になり行き倒れていたわしに、自分も腹を減らしながら握り飯を
恵んでくれたこと、覚えておるか?」

若者が驚いた顔で見つめてくるのを見ると、女は少しだけ微笑んで去っていきました。
お嫁さんはそれから二度と現れることはありませんでした。

おしまい


(控室に戻ってまいりました…。)

「お疲れさまぁ。
 あらら、本当に疲れているようねぇ。
 ぐったりしちゃってぇ。」

…怖い話をするはずでしたのに、途中から趣旨が変わってしまいましたわ。
親御さんたちも不思議そうな顔をしてらっしゃいましたし。

「まあまあ、良いじゃないのぉ。
 それなりに聞き入ってもらえたんじゃないかしらぁ。
 わたくしの昔の『土産話』。」

二百年ぶりぐらいに思い出しましたわ。
昔、故郷の城館で聴かせていただいたのを。

「そうよぉ、ちゃんと覚えていてくれて嬉しいわぁ。
 本人たちの前で改ざんされた話を聞かせるのも申し訳ないしぃ。」

『本人』って、ま、まさか!?
ええっ、『あんたも知ってる人よぉ。』って、そういう意味でしたの?

「さらに言うなら、『本人』だけじゃないけどねぇ。」

あ…、よく見ると『ご本人』のスカートの後ろに女の子が。

「母親の血を濃く継いだもので、長生きなのよねぇ。
 かわいいでしょ?
 いや〜、くだんの若者とは仲睦まじくてこんな一粒種までできちゃってぇ。
 嬉しいわぁ。
 今日は、たっくさん柏餅を用意するからたっぷり食べてねぇ。」

(その後、わたしはたくさんの柏餅づくりにかかりきりになったのでした。)


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